駒子の備忘録

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ふらり、ひっそり、ひとり。旅 その13/山形県

2024年07月06日 | 日記
 初めて、ひとり参加者限定のツアーに参加してきました。福島、宮城も寄りましたが、山形含めていずれも行ったことがある県ですし、メインのさくらんぼ狩りをしたところ、ということで山形の旅カウントしておきます。
 新感線や食事の席は一緒になるので、適度に世間話などが交わされ、でも基本的な移動はバスで、そこはひとり2席が与えられるためおしゃべりが湧かず、ものすごーく静かな旅でした。快適なような、寂しいような…グループ参加している人たちのどーでもいいおしゃべりをなんとなく小耳に挟むのも、嫌いではないからです。でもまあおもしろい経験でした。3分の1くらいは男性で、男性はみんな奥さん連れでツアー参加するものでひとり参加ってあまりしないもんだと思っていたので、それも新鮮でした。
 一日目は雨に見舞われて肌寒いくらいで、旅行はこれまでずっとお天気に恵まれてきたので難儀しました。二日目はピーカンで逆にヤバいくらいに汗をかき、持参の水筒では間に合わずペットボトルを買ってしまいました。エコ的に悔しい…まあでもあちこち元気に回って楽しく買い食いもしたので、満足です。

 ツアーは東京駅スタートでしたが、例によって上野駅から途中乗車。つい先日も降りたばかりの新白河駅まで、まあまあすぐでした。
 小雨の中バスに揺られつつ、テキトーに詰めて持参したお弁当でお昼ごはんにし、まずは「あじさい寺」として知られる高林寺へ。五千株の紫陽花が咲き匂う古刹を散策…という触れ込みですが、今年は暑くて紫陽花は盛りを過ぎて見えましたし、散策路はかなり細くて急な坂も多く道も悪く、そしてお寺だから仕方ないんだけど庭園というよりはお墓だネ…という感じで、ちょっと期待と違っていたかも。そっと撤収…
 またまたバスに揺られて、続いて蔵王の御釜へ。エコーラインをぐねぐね上がっていくごとに雨雲がどこかに行き霧が晴れ視界が開けていって、絶景ドライブでした。そして御釜も綺麗に眺められました。山頂の神社までフウフウ言って登り、お参り。これは爽快でした。
 この日の観光はこれで終わりで、あとは一路お宿のある寒河江温泉へ。ツアー代金のわりにはあまりゴージャスではないホテル(婉曲表現)でしたが、広いツインの洋室をシングルユースさせてもらえて、それは快適でした。
 夕食前にひとっ風呂。ご婦人用大浴場の露天風呂は色とりどりの大輪の薔薇が浮かべられた薔薇風呂仕様になっていました。これは素敵でした…が、お湯が熱い! いくら露天でも熱い! 私は熱いお風呂の方が好きなんですが、それにしても熱い! …なかなかちょうどいい塩梅、というのは難しいようです。
 夕食会場で、山形県産の牛すき焼きがメインの夜ごはん。ごはんも山形のブランド米「つや姫」で、お椀のなめこ汁とも合って美味しかったです。冷酒を追加で頼みつつ、白米も食べられる女S…
 部屋で食休みしたあと、再度お風呂に行って、今度は内湯にしっかり浸かり、洗髪その他も済ませて、部屋でタオルドライしながらちょろっと部屋飲み(笑)。満足して就寝…

 翌日も朝風呂から。男女入れ替えはありませんでしたが、露天の日差しの感じが違うのでまた楽し、でした。
 朝食はフツーのブュッフェ。
 身支度して荷造りして8時過ぎに出発し、まずはさくらんぼ農園に開演前に特別に入れていただいて、30分食べ放題!です。が、実はさくらんぼも時期が過ぎていて、ツアー代はあとから少し返金されたのでした…でも案内していただいた農園にはまだまだ佐藤錦がたわわんと実っていて、種入れ用の小さな紙コップを片手に端からもぎりまくり食べまくり、満足できました。他にあと三種のさくらんぼの木があるようでしたが、二種しか見つけられなかった…そして佐藤錦がやはり甘くて大粒で食べやすくて、美味しかったです。
 売店でドライフルーツや缶ジュースを買い込み、自販機でジェラートも買ってるんるんでバスに戻ったのでした。
 次は松尾芭蕉ゆかりの山寺、立石寺へ。てっぺんまで1015段、一段ずつ心を込めて上がればすべての煩悩から解き放たれるという…いやぁ修行でした。つい先日、親友と行った二度目の群馬県上野村旅行で鍾乳洞に行き、高低差に泣かされまくって、その後ふくらはぎの筋肉痛に悩まされていたのがやっと消えたころだったのに…でも、登り切りました! 上に行くとだんだん木立の日陰がなくなってしまい、風もほぼなくてドピーカンのギンギラ日光が体力を奪いましたね…ずっと日傘を差していましたけど、白い石段の照り返しですっかり日焼けしてしまいました。そして下りもキツかった、マジで膝が笑いました…下山して売店でいただいたかき氷の美味しかったことよ!
 その後は高畠のショッピングモール?のレストランで牛鍋御前ランチ。お肉は昨夜の方が美味しかったかな…お土産物などお買い物して、続いて高畠ワイナリーへ。試飲したり、ボトル詰めなどを覗いたり、またまたお土産物をアレコレ買って(チョロい)、最後の観光は上杉神社でした。
 ちょうどBSの再放送で『天地人』を見ているので、なかなか楽しく境内を散策しました。広々としていて公園としても素敵。山形牛メンチカツの買い食いもできて満足です。
 しかしそろそろ本気で熱中症になりそう…というところで、あとはバスに揺られて再び新白河駅へ。予定の新感線まで小一時間ありましたが、もう買い物はし尽くしたし、駅のラーメンは前回食べたので、駅の反対側へ出てみたら町中華みたいなお店があったのでそこでラーメンと餃子(ベタ!)で早めの夜ごはん。新感線では爆睡し、上野駅でツアーから離脱したのでした。
 お花見とかフルーツ狩りとか、シーズンものはなかなか難しいよね…という学びも得ましたが、楽しかったので満足です。これからお土産をちびちび食べていくのが楽しみです!


〈旅のお小遣い帖〉
ツアー代金 54,900円(のち返金1,400円)
上野駅までの電車賃、入場券代 320円
福島牛コロッケ 300円
ソフトクリーム(チョコ味) 400円
夕食の冷酒 1,392円
部屋飲みの缶チューハイ、つまみ菓子、翌朝の飲むヨーグルト 447円
お土産ドライフルーツ 1,280円
さくらんぼジェラート 500円
かき氷 300円
お土産ドライフルーツ、扇子など 2、819円
桃アイスクリーム 357円
お土産おつまみ 2,185円
米沢牛メンチカツ 300円
ペットボトルの水 160円
扇子袋二種 1,000円
白河ラーメン&餃子 1、150円

 



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