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島田市の神社 10 番生寺の八幡神社

(番生寺の八幡神社)


4日連続で講座や行事が続き、その中、二つの講座では講師役だったので、その事前解読や準備で、一週間ほど身動きが出来なかった。昨日の芋汁会では水物ばかり飲んでいたので、夜中2度もトイレに起きた。しかし、寝起きは爽やかな気分である。今日は久し振りに身体が空き、ノープレッシャーの晴れやかな気分である。お天気は快晴、やや寒いけれども、風が無いから、6回目の島田市の神社巡りに出掛けることにした。遅い朝食後、10時半ごろから、大代方面を巡ろうと思った。最後に大代の「ジャンボ干支」を見物する積りであった。

今日は、2万5千分の一地図を持って行こうと思いながら、忘れて来たことに、しばらく歩いてから気付いた。まあ、凡その見当は付いているから、分らなければ聞けばよいと思った。最初に、大代川を渡って、番生寺、2ヶ所目の神社、八幡神社に参った。日蓮宗の円融寺というお寺に向かう途中の右側に、番生寺の八幡神社はあった。簡素な小規模の神社だった。

金谷町史によると、
金谷町番生寺147番地にある。祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)であり、例祭日は10月17日である。寛文10年(1670)社殿を創建し、正徳5年(1715)社殿を再建した。


(円融寺と露座の仁王石像)

これと言って特筆すべきことも発見できないまま八幡神社を後にし、序でに円融寺に立ち寄った。このお寺へは初めて来た。日蓮宗であることは、独特の髭題目の石碑で判った。山門はなく、露座の仁王像が左右に立っていた。比較的新しい石像であった。

そういえば、昨日の芋会で、Wさんが、かつて宮惣代になったとき、自分で色々勉強した知識を披露していた。神社の狛犬は、実は右は犬ではなくて獅子で、左が狛犬だという。どちらも同じように見えるが、「阿」の像が獅子、「吽(うん)」の像が狛犬だと聞く。お遍路で、狛犬の代りに、鶴や鬼瓦や狸などの像が、やはり阿吽の形で左右に立っているのを見たと自分も話した。今、石の仁王像を見て気付いたのだが、鶴は20番札所の鶴林寺、鬼瓦は番外の遍照院、狸は84番屋島寺の蓑山大明神で、鶴と鬼瓦はお寺だから、仁王像の代りであって、狛犬の代りと云うわけではなかった。蓑山大明神は神か仏か微妙な所である。

神社の狛犬、お寺の仁王像、何れも役割は同じで、阿吽二像であることも共通。明治の廃仏毀釈までは、区別があいまいで、自分でもごちゃ混ぜになっていた。円融寺の隣りにあった、稲荷社には狛犬の代りに狐の像が左右を守護していた。
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