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「家忠日記 一」を読む 26

(庭のジンチョウゲ、開き初める)

朝から一日雨降り。

「家忠日記 一」の解読を続ける。

 天正七年(1579)卯七月

同十六日庚申 
同十七日辛酉 川狩りに越し候。

同十八日壬戌 踊り、寺方へ掛け候。
同十九日癸亥 申刻より酉時まで夕立する。
同廿日 甲子 三光院大坊より踊りも返し候。
       申刻より戌刻まで夕立する。

同廿一日乙丑 卯刻より午時まで雨降り。会下へ参り候。
同廿二日丙寅 
同廿三日丁卯 
同廿四日戊辰 

同廿五日己巳 小算へ川狩りに越し候。岡崎伊東殿、
       刃隼(?)越され候。

同廿六日庚午 保々孫十郎所にふる舞い、同川狩りに越し候て、深溝へ帰り候。
       松平九七郎祝言候。野田、菅沼又左衛門殿より。
同廿七日辛未 卯刻より雨降り。
同廿八日壬申 九七郎所へ祝言、ふる舞いに越し候。同雨降り。
同廿九日癸酉 同雨降り。風吹く。


 天正七年(1579)卯八月
 八月大
一日  甲戌 大雨ふる。家中衆礼に越され候。
同二日 乙亥 夜まで雨降り。永良堤切れ候。
       松平喜平所に月次連歌候。
       発句
        露に香は こぼれぬやなお 萩が花  正佐作 亭主。

同三日 丙子 浜松より家康、岡崎へ越され候。
同四日 丁丑 夜より雨降り
       御親子‥‥仰せられ候て、信康大浜へ退かれ候。
同五日 戊寅 夜より雨降り。
       岡崎へ越し候へば、家康より、早々弓鉄砲の衆連れ候て、
       西尾へ越し候へ、仰せられ候て西尾へ越し候。
       家康も西尾へ移られ候。
       会下に陣取り候。北端城番にあがり候。
同六日 己卯 雨降り。
       北端城番にあがり候。
同七日 庚辰 午時まで雨降り。
       家康、岡崎へ越され候。
       本城(西尾城)番、松平上野、榊原小平太。
       北端城番、松平玄蕃、鵜殿八郎三郎(と家忠)両三人なり。
       善五左衛門所に陣取り候。玄蕃、八郎三郎ふる舞い候。
       平岩七之助所より、大鷹兄弟預り候。
同八日 辛巳 榊原小平太、松平上野、同玄蕃、鵜(殿)八郎三郎、ふる舞い候。
同九日 壬午 勘解由、岡崎大津石川伯耆‥‥へ越し候。
       ‥‥仰せられ、小姓衆五人、信康大浜より遠州堀江城へ被越され候。
同十日 癸未 家康より、岡崎へ越し候へ、の候由、鵜殿善六郎が使いにて、岡崎へ越し候。
       各國衆、信康へ内音信申すまじく候と箇条、起請文候。
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