平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
ブログの力(「かさぶた日録」10年にあたって) 3
新年は穏やかに明けた。世界的なテロの脅威も、今のところニュースにはなっていない。
写真は、今や当地の歳時記には欠かせない、島田市大代の王子田会の手になるジャンボ干支の写真である。年末に出掛けて撮影してきた。今回で21回目になるという。写真を年賀状の図柄に使う人も多い。今年は特に猿の一匹が五郎丸のポーズを取っていて、話題を呼んでいる。
長く続けることは、それだけで存在感が増すと思う。この「かさぶた日録」も丸十年、続けてきた。最初は、2006年1月1日、娘と大井神社へ初詣でに行った話から始まった。十年の間には、色々なことがあったが、現在3,593回を数える。10年で割れば、平均、年に6日ほどしか休載していない計算になる。今や生活のリズムに、組み込まれてしまっているから、それほど重圧ではない。ただ、健康で無ければ続けられなかっただろうから、健康に感謝である。
当初は写真が小さかった。ネット環境で、写真が大きいと表示に時間がかかるという事情があり、自重していた。その後、段々ネット環境が調うとともに、写真も大きくしてきた。昨年の暮から更に写真を大きくするようにした。やはり、写真が大きいと迫力を増す。
「ブログの力」という題で書いている。極ローカルな話であるが、ブログで自分の思いを書いていると、いつの間にか、その思いが叶うことを、10年の間に幾度か経験した。「一豊堤」の話もその1つだが、そのいくつかを挙げてみる。
2006年3月27日の記事で、大井川鉄道のSLが帰りは機関車がバックする形で、帰ってくるのを見て、金谷にターンテーブルがあれば、往復ともに機関車が前を向いて走れるから、是非金谷にもターンテーブルを設置すべきだと書いた。もちろん大井川鉄道の経営が厳しく、そんな余裕がないことは承知していたが、つい、筆がすべり、「お尻を向けて走るのは、お客様に失礼ではないか」と書いた。
さっそくお叱りのコメントが入り、「そんなに思うならあなたがお金を出せばよい」とあった。これはまずいと、少し語調を改めたことを覚えている。それから5、6年して、町の予算が付いて、観光資源のひとつとして、金谷にターンテーブルが出来ることになった。今では往復ともに、普通に前向きに走っている。「機関車トーマス」もターンテーブルが出来て、実現したものである。もちろん、このブログが発端で、町の予算が付いたわけではないだろう。同じ思いの人がたくさんいた結果だと思うが、自分のブログもその一つであったと思いたい。
(さらに続く)
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新年明けましておめでとうございます。
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