わいはまいね 能面三昧

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能面 その後

2011年11月01日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数ヶ月の能面作成記事は、中将以降は「黒式尉」だった。で、黒式尉が完成した後はまだ次の目標は決めていなかったが、これが決まった。その前に、ちょっとお知らせを。

小面が7月末に完成していた。で、8月に入ってすぐに中将が完成した。ブログによれば、その後は黒式尉の作成になっているが、実はその間に中将をもう一個作っている。更には小面も追加で作っているのだ。だから、8月以降一時的には中将と小面、そして黒式尉の3個の面を同時に作業をしていたことになる。黒式尉が完成した事はすでに書いているが、今回は小面と中将が完成した報告を書こう。

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今日11月1日に完成した「小面」。仕上げ塗りをして、彩色(と言うより化粧と言うらしい)しないまま放置していたが、ここ数日に化粧をした。で、今日完成したものである。8月から作成作業を始めているから、おおむね2ヶ月かかったことになるのかな。が、しばらく放置していたから、実質の作業時間は1ヶ月ちょっとというあたりだろう。

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7月末に完成した小面と、今日完成した小面を並べてみた。右が7月末完成のもの。こうして並べてみると、同じ型紙を使って同じひとが作ったにもかかわらず、表情が違う。本来は同じものが出来るはずが、こうも違ってくるのだ。ま、似ていると言えばそうだが、やはり違うね。特に目のあたり口のあたりの造作がどうしても違ってしまうのだ。ここは表情の一番大事な部分だから、ここが違えば全体の表情も違ってくることになる。

自分の好みとしてかわいい方が良いのだが、そのつもりで作ったにしてもちょっと違う。目尻をちょっと上げたり口元をきゅっと持ち上げたりしようとしたつもりでも、出来上がってみればなんだかかわいくない。うーん。

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これも、完成した中将を並べてみたところ。左が今回(今日)完成した中将だ。こっちは口元がいくらか違っているが、だいぶ似ている。全体的な雰囲気が似ているから、同一人物が作ったと行っても違和感はない。

さて、中将では2個の面は違和感のない範囲で似ていたが、小面では随分と違っていた。この違いは何だろうか。同じように気合いを入れて作っていたのに、こんなに差が出たと言うことは、気合いの入り方が違うのかな?よく言われているのは「小面は難しい」「小面に始まって小面に終わる」など。一見、のっぺりしている面の方が、ちょっとした手加減で随分と表情が変わってくる事を言い表しているのかも知れない・・・

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