これが、今回作る能面だ。お題は「鬼}。上の写真は桃山時代の河内井関家重作と伝えられている。もっとも、分類としては能面とはちょっと違って狂言面のようだ。この手の面は過去にも何個か作ってはいる。「武悪(ぶあく)」もそのようだから、狂言面としては今回が初めてでないのかも知れない。しかし、だ。実はそんな細かい分類など気にもしなかったけど、これまでたくさん作ってきた面を詳しく分類すれば、いろいろあったようである。なんと言ってもすでに40数個は作っているから、その種類もいろいろだろう。
と、能書きは別にして、実際に作業を始めたのが今日2日からだ。
今日までの作業。半日でこのぐらい。今回はひと月で完成させる気はなく、せいぜい12月末まで使って、少し長めの作業予定を考えている。毎日暇なのはこれまで通りではあるが、あえて急ぐつもりはない。そのために、わざわざ細工の難しい面、手間のかかりそうな面を選んだのだ。しかし、もっと手の込んだ能面、神楽面などもあるが、それはまた次の機会に取っておこうと思う。
参考に、先生が作った鬼を紹介する。