わいはまいね 能面三昧

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プリンタ騒動 その2

2012年01月10日 | 日記・エッセイ・コラム

Pxg930_01s

注文していたプリンタが届いた。見たとおり旧型のプリンタで、発売開始からすでに6年以上も経っているだろう。従って流通在庫を売り切るための製品と思っていたところ。まあ、それを承知で旧型を注文していたのだから、文句は言わない。素直に新型のカラリオEP804Aを買っていれば、これから数年は安心して使っていられるのに・・・などと今更呟いていたりするが。

さて、これはPX-G900の後継機であり、2006年2月頃の発売で、外観はほぼ同じ。基本的な構造は同じと思われるが、その間、特にノズル周辺の改善が見られている気配。初期型より詰まり具合は軽減されていると言う話もあるようだ。また、付属のソフトも大幅に増えているようだが、これは使わないものも多いと思う。しかも、ソフトも古いはず。

さて、開封して驚いたことが次の写真。

Pxg930_03s


よく見ると、なんと製造日が2011年11月21日。去年と言ってもわずか2ヶ月前だ。インドネシア製造ではあるが、あの最新型EP-804A(2011年9月発売)よりも新しいのでは?・・・・と一瞬目を疑った。6年前の流通在庫のたたき売りではない気配なのだ。これはどういう事なのかと、次の同梱品を確認する。

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同梱品のソフトだ。左側は「フォトショップエレメント9」。よく見るとVer9となっている。私は去年にVer7からVer10に換えたばかりなのだ。もともと、このプリンタにはVer3が付いていたと思う。それがいつの間にか、ほぼ最新のVer9に変更され同梱されていたのだ。うーん。どういうことか。

さらに驚いたのは次の写真。下のチラシが箱に入っていた。今年のチラシだ。これまたうーん。

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まさしく、2011年の年末を狙った商品だ。たしか6年前の製品と考えていたところに、製造月日が最新であり、付属ソフトがほぼ最新のもの。しかも今年の正月を対象としたチラシまで入っていたのだ。これはさすがに驚いたが、エプソンというメーカーがこの機種に対する意気込みが感じられたというあたりだった。

この現状について私なりの感想を述べてみよう。

1 写真愛好家が好む、顔料を使ったA4版のプリンタが、現状ではこの数年間新発売されていない。

2 A3版のプリンタは、新機種も含めて数種類発売されているものの、そこまで大型機種は必要がない写真愛好家がまだたくさんいる。

3 染料インクを使ったプリンタ(多機能機も含む)は多いが、顔料インクを使ったA4版のプリンタはほとんどなく、この種類への需要はまだあるようだ。

などかもしれない。しかも、旧製品にもかかわらずこの機種を扱っている販売店は、価格コムを見る限りでは35店舗もあり、いまだに製品が市場に流通している事を示している。従ってメーカーもホームページから削除せずに現行品として製造し、残しているようだ。そして同梱品も出来るだけ新しいものに更新していると見られる。これは驚きであり、信頼するに値するメーカーの態度であろう。

あとは、消耗品の継続した販売と、修理期間の延長を望む。特に修理(修理部品の保存期限)は「発売から7年」だったかな?それから見ればもう少しで修理期限が終了するが、せめて製造期日から7年ぐらいあれば嬉しいな。なんと言っても写真愛好家御用達のプリンタなのだから・・・

ということで、今回はメーカーの製品に対する姿勢に、随分と感心した事例だった。

さて、分解修理したPX-G900はどうなったか。実は、あの状態のままPX-G930の空箱に収納して、いずれは物置に放置される運命であろう。せっかく自分で苦労しながら、メーカー修理に負けないほどきれいに仕上げた旧型ではあったが、たまたま自分で上手いぐあいに修理完了したからであり、これが何かの手違いで壊れたとしたら、すぐにも諦めていたに違いない・・・と思いつつも、永年楽しませてくれたプリンタは新旧交代したという話でした。

陰の声:実はまだまだ使えたかも知れないね。良いものは修理しながら長く使いたいものだよ。

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