河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1113- 怒濤のフライングブラボー、携帯オヤジはモウロク箱へ

2010-11-15 15:00:07 | 日記・エッセイ・コラム


2010.11.12の高関&日フィルのブル8公演のブログをいろいろと読んでおりました。
自分(自分だけ?)とずいぶんと異なる感想が多いなぁ、というのが正直なところですけれど、それとは別に携帯ピーピーとフライングブラボーへの不快感を書いている人が多くおりました。個人的には修行を積んだ結果(笑)、慣れてしまいました。しかし、当の指揮者や演奏家以上に慣れてしまってはいけないとも思います。かたやオペラの指揮者なんてぇのは日常茶飯事なことでそもそも想定して棒を振っている。地震以外何が来ても大丈夫、というか、必ず何かが起こるものだという前提でしょう。
エヴァ・マルトンのあごがはずれた事件なんかもひょっとして想定内?
022‐ エヴァ・マルトンのあご -1-
023‐ エヴァ・マルトンのあご -2-
024‐ エヴァ・マルトンのあご -3-
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それはそれとして、
どうしようもない聴衆は必ずどこかに潜んでいる。本人は悪意だと思っていないので始末が悪いけれど、必ず毎回いるもんだ。地震も来るかもしれない。演奏会は集中して聴いてはいますが、そんなことこんなこと頭のメモリーへ常駐化する必要があるかもしれませんね。
フライングブラボーは人間の意識された行為ですけれど、携帯ピーピーは音楽とは関係ないところでピーピーしますからホント、手に負えません。人間の意識した行動でオフにしなければいけないので、それが出来ない人は、クルナ!
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サントリーホールは携帯電波遮蔽(しゃへい・シールド)していてもアンテナが立ったままのエリアがあります。
私の経験では、2階センター奥。しっかり3本立ってます。他のエリアでも立つ箇所があるかもしれません。
アナウンスで諌めるものの、シールドされている旨もアナウンスしてしまうのでお客もつい油断してしまうのかもしれません。きっちり言えばいいと思います。
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フライングブラボーをする人は、「知ったかぶりの人」と、あとは「音しか聴いていない人」がいるような気がします。
知ったかぶり人間は一人とは限らないので、自己主張の強い知ったかぶりが二人隣席だったりして同時にハモッたら笑えますね。そのあとコイツラ同志親友になるかもしれないので、お説教だけにしておきますけど(笑)
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音しか聴いていない人は音がなくなったら終わりと思っている。棒が止まったら終わりと思っている。そんな人間。舞台を観ていないし空気も読めない。こちらがたちが悪いかも。
お河童さんは、知人と演奏会、オペラ行きますが、指揮者が手をおろすまで我々は動かない。と決めてます(笑)
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あとこれも、音しか聴いていない人に属するかもしれませんけど、「曲を知らない人」。
昔、メータ&イスラエル・フィルでチャイコフスキーの悲愴をカーネギーホールで聴いたことがありますが、第3楽章が終わったところで大爆ブラボー。隣のつがいは席をたって帰り仕度をはじめました。まだ終楽章が残っている旨おしえてあげたらおとなしくなりましたけど、異国人に説教されて、オッ、ソウダッタネ。だって。
メータもアメリカ人がここで拍手、ブラボーをするのは慣れっこみたいで、それを待ってましたからね(笑)今でもアメリカでは同じでしょう。というか第3楽章を終えてシーンと出来る人種は日本人含めそう多くはいないと思いますよ。
ただ協奏曲の第1楽章が終わったところで拍手をするのはヴィルトゥーゾへのイタオペ的自然さのような気もします。
いずれにしても、とにかく、曲を知らなければだまってろと。
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もちろん、たちが悪い客の中にあってネテル連中は上客。終わっても起きるな。
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カラヤン&ベルリン・フィルは1966年の来日公演でブルックナーの8番を演奏しました。
590‐ カラヤン 上野のブルックナー8番1966年
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きわもの録音持ってますけど、フライングブラボーどころの話ではありません。聴衆全員と関係者全員が一度にフライングしたような騒ぎですね。
昔は来日公演が今みたいに多くなく、一年分溜めていた人も多かったのでしょう。

対極が昔のギュンター・ヴァントの棒、現地ハンブルクでのルーチンワーク。何本か録音ももってますけれど、少しずつパラパラと拍手が始まりだんだんと加熱していく。二度三度コールされるごとに騒ぎがでかくなる。ドイツ北部の特性と言う人もおります。拍手とブラボーが真の無意識化した自然行為になっている。日本人にとっては驚きでした。
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でも南のミュンヘンでもクナッパーツブッシュが振ったこのブルックナーはすごい。演奏もすごいが、そのあとも、すごい。
164‐ 拍手がこない!クナのブル8
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ということで文化が違うと言ってしまえばそれまで。レベルと言い換えてもいい。
これほど無知の知と本当の知の行動が一致する業界(演奏界?)もめずらしい。これら知の間にいる嘘の知たちが迷惑千万をかけているわけだ。
どっかの一番湯みたいに御利益はないんだから、一番最初に空気を汚しておいて、今日もオレの声がきっと収録されたはずだ、などと思っていたりしてたら言語道断のさらし首。頭かち割って脳内行動をさらし脳。でもこのての人種、案外いるかも。
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矯正能力がないわけではないんだからちゃんと矯正しろ。さもなくば入場者を名簿式にするぞ。フライングブラボーは決まってホールの天井桟敷とか奥の方からしか聴こえてこないんだからそこらへんを重点的に!
携帯オヤジは、ピーピーごとモウロク部屋で操作の勉強してコイ。できなかったらクロークに預けろ。それもいやなら、クルナ!
オレの自由、と、勝手、を履き違えるな!
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ということで、携帯はホールのシールドの有無にかかわらず、電源をオフにしましょう。
操作がわからなかったら、ホールスタッフに恥ずかしがらずに訊いてくださいね。
フライングブラボーは自殺行為です。オレの自殺ではなく、芸術の自殺行為です。そんなに殺したいのですか。自分の好きなものを殺しにきているのですよ。
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1 コメント

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拙ブログにコメントを賜り、ありがとうございまし... (Yosibei)
2010-11-15 17:21:45
拙ブログにコメントを賜り、ありがとうございましたm(__)m。
興味深い記述をたくさんしていらっしゃるようですので、遡って拝読したいと思います。
ありがとうございました。
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