2019年7月18日(木) 7pm サントリー
シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47 18-9-8
ヴァイオリン、クリステル・リー
(encore)
バッハ 無伴奏パルティータ第3番より ガヴォット 3
Int
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調op.95 新世界より 10-13-7+11
(encore)
ブラームス ハンガリー舞曲第1番 3
チョン・ミョンフン 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
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大好きなシベリウスのコンチェルト、演奏はいまひとつでした。譜面の音符位置を踏み外しているところが結構あって、音の移りが不明確になりメロディーラインが丸みを帯びてしまう。不正確多々だとこのような印象となるのかなあと。それに高音がギスギスしていて感興がいまひとつわかない。コンマスの三浦さんが上半身を目一杯動かしてサポートしている。
14-14-12-10型のユラユラと揺れ動くオーケストラ伴奏は奥行き、スケール大きく大したもの。そのなかくっきりと浮かぶソロはやや緊張気味だったか。
後半の新世界、16-16-14-12-10型のド迫力サウンド、切れ味は少し横に置き、とろみ成分全開でヘビー。細やかな表現の機微とあわさり、絶妙なハイブリッドワールドでした。チョンさんの意図通りの演奏と思われ、ベストなパフォーマンスに大満足の様子。最後のユニゾンは天上に吸い込まれるようにフィニッシュ、空白、拍手、ブラボー、と。
1楽章リピートなし。
おわり