河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2710- ガランタ、エジプト風、ドゥバルグ、オケコン、ナナシ、読響、2019.7.11

2019-07-11 23:24:24 | コンサート

2019年7月11日(木) 7pm

コダーイ ガランタ舞曲  16

サン=サーンス ピアノ協奏曲第5番ヘ長調op.103 エジプト風 10-10+6
 ピアノ、リュカ・ドゥバルグ

(encore)
サティ グノシエンヌ第1番   3

Int

バルトーク 管弦楽のための協奏曲  9+6-7-4-10


ヘンリク・ナナシ 指揮 読売日本交響楽団



3品、聴きごたえありました。
ガランタは出だしが難しいと思うが、果たして証明した感じ、案の定。
ナナシは時折ショルティばりのどぎつい振りになるところがあって面白いが、出てくる音は読響の正三角錐音場がいつにもましてよく動くもので、この機動性にバルトークもびっくりだろうね。
経歴見ると、コーミシェ・オーパーでコスキーと組んだりで5シーズン振ったりと、それやこれやでオペラ歴凄い。オペラ著名指揮者が来日してオーケストラル・コンサートのプログラムやっても、聴くほうは毎晩夜な夜な多数のオケ指揮者を見てしまって見慣れ聴きなれしてしまっている方々も少なからずいて、どうも、ふ~んてなもんで、オペラバックボーンを知りつつ聴くとまた別の音が聴こえてきそうなときもある。
オーケストラ・コンサート棒が余技的なオペラ指揮者も割といると思うの。

ピアノのドゥバルグはお初で聴きます。長身痩躯。スッと弾き始める肩ひじの張らないもの。サンサーンスの音がはっきりと聴こえてくる。理解が進む。叩きつけることのないピアノで、物凄く集中して弾いている。この曲に一歩近づいた。オーケストラの動きがこれほど面白かったかとちょっとびっくり実感。オケもピアノも明晰でわくわくな響きに満たされました。
アンコールのサティは空間に漂うようなところがあって、微妙に、こちらのピントが合うまで少し時間がかかった。集中した響きに支配された見事なものでした。
おわり