2019年7月12日(金) 2pm トリフォニー
ニーノ・ロータ 組曲 道 より抜粋 21
ヒナステラ ハープ協奏曲op.25 9-11+5
ハープ、吉野直子
(encore)
マルセル・トゥルニエ 朝に 3
Int
ファリャ 三角帽子 全曲 16-25
メッゾ、池田香織
(encore)
プッチーニ 妖精ヴィッリ より 間奏曲 3
ベアトリーチェ・ヴェネツィ 指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
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お初の指揮者です。
ニーノ・ロータの第4曲目のザンパノの怒りは割愛、5ピースで約20分。今日のNJPはその昔を思い出させるようなビャー・バシャー・ブンブンのチューニングでどうしちゃったんだろうと、ルビコンもずっといい内容が続いているので油断大敵、褌の締め直しでお願いします。まあ、どうなることかと思ったが、そのまま道へ。やっぱりちょっとブラスセクションのピッチに問題ありで、少しずつ持ち直し、最後は軽くなった。この最後の部分のあたりのコンディションに初めからなっていなければならない。ルーチンワーク定期の日常の姿も垣間見えた感じで、これはどこのオケでも見られますね。普段の日常の営み、これはこれでいいものです、のアフタヌーン。
ヴェネツィさんはブロンドのロングヘア、それを薄めた色のノースリーブロングドレス。かなり鍛えこんでいる感じ。
今日はハープの吉野さん、後半出演の池田さん、指揮のヴェネツィさんと、女性陣ワールド。
ヒナステラのハープ協は、1,2楽章がともに10分ほどで結構な大きさ。、聴きもののカデンツァでつなぎ、5分ほどの終楽章が面白い。パーカッションがポッコンポッコンと踊り、ハープは高音で歌う、これも踊る感じ。オーケストラの色彩がハープと似ている。
ルビコンではエンプティーシート目立つ1階の後方席、今日は学生達で全部埋まっていて賑やか。例えば、ペイを考えずに、とにかくこのトリフォニーを満席にする、という目の前の目標を一度立てそれをクリアする、クリアするには何をどうしなければならないか、その試みが新たな企画の発見につながるかもしれない。ふと思った。
メインディッシュのスリー・コーナード・ハット。お仕舞の熱狂がローマの祭り風な所があるもののあすこまではいかない。ヴェネツィさんは過度な歌い節はせず丁寧に進める。オケがもっとシャープに鳴れば丸ごとスケールデカく動き回る総動員演奏となっていたことだろうが、まあ、別の追い込みかもしれない。池田さんは少しだけの出番でa piece of cake。
コンマスの崔さん、一人で5人分ぐらいの音出してますよね。オケメン達ようやく目覚めてきたところかな。
おわり