リットンの演奏会の後、都響のサポーターズ・パーティーにうかがいました。
2015年6月7日(日) 4:00pm ,two hours long レストラン「アル・テアトロ」
開会
理事長挨拶、乾杯
歓談
スペシャル・ライブ 弦楽四重奏
歓談、質問コーナー
閉会
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リットンさんとつのる話を長々と300秒、思い出話に浸りました。
ダラス響掌握しまくり、光り輝いていた時代、その前、マンハッタンでふけていた時代があったのかどうか、そのガーシュインの心髄、ダイェットも必要よとは言わなかったが、コツコツと買ったCDは今でも神棚に飾ってますよと。
楽しいひとときをありがとうございました。
ひとつだけ、
途中、弦四のスペシャルライブなどもあり楽しい歓談でしたけれど、バーバーのアダージョを長々と演奏したのは何か特別な意図があったのかどうかわかりませんが、あの雰囲気には全くふさわしくないもので興ざめ。間断なき歓談を止める力は無かったし、そのようなことをする意味もない。まことに不思議なライブでした。
おわり
2015年6月7日(日) 2:00pm 東京芸術劇場
バーバー 序曲「悪口学校」 8′
ガーシュウィン ピアノ協奏曲へ調 12′11′7′
ピアノ、アンドリュー・リットン
(encore)
オスカー・ピーターソン編曲 ラウンド・ミッドナイト 6′
Int
コープランド クワイエット・シティー 9′
バーンスタイン ディヴェルティメント 15′
(encore)
バーンスタイン ディヴェルティメントより終曲の一部 20″
アンドリュー・リットン 指揮 東京都交響楽団
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いやぁ、アメリカもの4曲、リットンの弾き振りあり、それにスモーキーなアンコール、全て満喫しました。楽しかった。格別です。
ガーシュウィンの各フレーズ後半の膨らみ、なでるような響き、それにギザギザと刺さるような刻み、そしてスモーキーなフレーバー、最高!
リットンは弾き振りでオケの分まで一人で全部表現してくれました。
ガーシュウィンの心を表現するリットン、ガーシュウィンが自身で弾いたであろうめくるめく鍵盤サウンド、音の行間の名状し難い雰囲気、最高!
たぶん、ダラスの前にマンハッタンでふけていた頃もあったかと、そのようなこともフツフツと伝わってきそうな具合で!
一度は生聴きしたいと思っていたリットンのピアノを聴けて良かった。それも、弾き振りとソロアンコールということで、最高!
ガーシュウィンのコンチェルトの弾き振りですけれど、電子楽譜がセットアップしてあり、手で譜めくりしなくて済むので、より正確な弾きが出来ると推測されます。いいものだと思います。最近は演奏会でそこそこ見かけますね。
左足で何か踏んでいましたのでそのタイミングで譜がめくれると思いますけれど、これはこれでペダルと兼務でややこしいということはないんですかね。
リットンのソロアンコール、ラウンド・ミッドナイト、これ昔見た同名タイトルの曲なのかな。そこらへんにことはよくわかりませんが、タバコの煙むんむんのあの映画ちょっと思い出しました。
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小澤征爾ボストン響が世界初演したバーンスタインのディヴェルティメント。本当に面白い曲です。終曲「BSOよ永遠なれ」て、ピッコロが立つ前からスーザの星条旗よ永遠なれのパロディというかほとんど変奏曲みたいな感じ。
コープランドのクワイエット・シティーは当地で聴くのとはちょっと趣が異なる感じ。喧騒とその対になるものは個別の街の風景により色合いが様々でてくるのかもしれない。落ち着きました。
このオーケストラはスーツ姿見てると、出来るサラリーマンと言う雰囲気なのだが、この日の音楽のアトモスフィアはリットンのものであり、唯一満足できたのはトランペットのソロ。アメリカ音楽を真似することなく自分なりに噛み砕いた演奏が説得力ありました。
さっぱりだったのがホルン。存在感さえ危ぶまれるような感じで、表現したい何かが本当にあるのかさえわからない状態。
ほかはおしなべていつも通りの硬いサウンドで表面的にはアメリカミュージックには合っていると思う。
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平成がはじまった頃のリットン&ダラス響は破竹の勢い(日本にいるとわからない)で、DORIANやDELOSレーベルでたくさん聴きました。ご本人の弾き振りCDも2枚ともよく聴きましたね。
この組み合わせのCDは30~40枚ほど持ってます。ほとんどが本屋のBarnes & Nobleから自分で直接取り寄せたもの。
演奏会後のパーティーでサインをいただいたCDをアップしておきます。
おわり