河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1805- バーバー、ガーシュウィン、コープランド、バーンスタイン、リットン、都響2015.6.7

2015-06-08 00:18:15 | コンサート・オペラ

2015年6月7日(日) 2:00pm 東京芸術劇場

バーバー  序曲「悪口学校」 8′

ガーシュウィン  ピアノ協奏曲へ調 12′11′7′
 ピアノ、アンドリュー・リットン
(encore)
オスカー・ピーターソン編曲  ラウンド・ミッドナイト 6′

Int

コープランド  クワイエット・シティー  9′

バーンスタイン  ディヴェルティメント  15′

(encore)
バーンスタイン  ディヴェルティメントより終曲の一部 20″

アンドリュー・リットン 指揮 東京都交響楽団


いやぁ、アメリカもの4曲、リットンの弾き振りあり、それにスモーキーなアンコール、全て満喫しました。楽しかった。格別です。

ガーシュウィンの各フレーズ後半の膨らみ、なでるような響き、それにギザギザと刺さるような刻み、そしてスモーキーなフレーバー、最高!
リットンは弾き振りでオケの分まで一人で全部表現してくれました。
ガーシュウィンの心を表現するリットン、ガーシュウィンが自身で弾いたであろうめくるめく鍵盤サウンド、音の行間の名状し難い雰囲気、最高!
たぶん、ダラスの前にマンハッタンでふけていた頃もあったかと、そのようなこともフツフツと伝わってきそうな具合で!

一度は生聴きしたいと思っていたリットンのピアノを聴けて良かった。それも、弾き振りとソロアンコールということで、最高!
ガーシュウィンのコンチェルトの弾き振りですけれど、電子楽譜がセットアップしてあり、手で譜めくりしなくて済むので、より正確な弾きが出来ると推測されます。いいものだと思います。最近は演奏会でそこそこ見かけますね。
左足で何か踏んでいましたのでそのタイミングで譜がめくれると思いますけれど、これはこれでペダルと兼務でややこしいということはないんですかね。

リットンのソロアンコール、ラウンド・ミッドナイト、これ昔見た同名タイトルの曲なのかな。そこらへんにことはよくわかりませんが、タバコの煙むんむんのあの映画ちょっと思い出しました。


小澤征爾ボストン響が世界初演したバーンスタインのディヴェルティメント。本当に面白い曲です。終曲「BSOよ永遠なれ」て、ピッコロが立つ前からスーザの星条旗よ永遠なれのパロディというかほとんど変奏曲みたいな感じ。

コープランドのクワイエット・シティーは当地で聴くのとはちょっと趣が異なる感じ。喧騒とその対になるものは個別の街の風景により色合いが様々でてくるのかもしれない。落ち着きました。

このオーケストラはスーツ姿見てると、出来るサラリーマンと言う雰囲気なのだが、この日の音楽のアトモスフィアはリットンのものであり、唯一満足できたのはトランペットのソロ。アメリカ音楽を真似することなく自分なりに噛み砕いた演奏が説得力ありました。
さっぱりだったのがホルン。存在感さえ危ぶまれるような感じで、表現したい何かが本当にあるのかさえわからない状態。
ほかはおしなべていつも通りの硬いサウンドで表面的にはアメリカミュージックには合っていると思う。


平成がはじまった頃のリットン&ダラス響は破竹の勢い(日本にいるとわからない)で、DORIANやDELOSレーベルでたくさん聴きました。ご本人の弾き振りCDも2枚ともよく聴きましたね。
この組み合わせのCDは30~40枚ほど持ってます。ほとんどが本屋のBarnes & Nobleから自分で直接取り寄せたもの。
演奏会後のパーティーでサインをいただいたCDをアップしておきます。
おわり





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