河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1632- アゲイン!、シューベルト、ロッシーニ、マリピエロ、アルベルト・ゼッダ、東フィル2014.5.18

2014-05-18 23:03:31 | インポート

2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
.

2014年5月18日(日)3:00pm オーチャードホール
.
シューベルト 交響曲第3番
ロッシーニ(シャリーノ編) ジャンヌ・ダルク 日本初演
  メッゾ、テレーザ・イエルヴォリーノ
.
マリピエロ 交響曲第2番 悲歌
ロッシーニ ウィリアム・テル、
      パ・ド・シス、兵士の踊り
ロッシーニ セミラーミデ序曲
.
アルベルト・ゼッダ 指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
.

前々日と同じ内容の演奏会です。場所が異なります。サントリーからオーチャードへ。
そのせいなのかどうかまるでわからないのですが、マリピエロの交響曲第2番、大納得の演奏で素晴らしい曲だということをあらためて認識しました。
オーチャードは舞台の天井が高くそれが響きにどう影響しているのか知る由もありませんが、例えば第2,3楽章のコントラバスのホールをゆらゆら揺らがすようなあまりに魅力的な響き。このような魅惑的な曲でしたのね。
全4楽章に渡りペイヴメントのようにびっしりと敷き詰められた弦、雨の石畳のような艶。全く素晴らしいとしか言いようがない!
悲歌という副題は無用で、かえって妙なイメージが膨らんでしまう。純音楽的な響きの饗宴を楽しめればいいと思いました。実に素晴らしい。
.
イエルヴォリーノさんのメゾによるジャンヌ・ダルクもよく声が通り、この曲の良さを認識、佳作です。彼女も満足した2日間だったのではないでしょうか。自国でゼッダの指揮で歌えるチャンスがあるとは限らないし、いい経験。いい内容。
.
セミラーミデはロッシーニのクレシェンドが出てきました。弾むリズム、前進するホップ・ステップ・ジャンプ、なによりも息の長いフレーズでの見事なクレシェンド、これらこそがゼッダの元気、活力のもと。
いい演奏会でした。ありがとうございます。
おわり