河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1324- 青ひげ デュトワ N響2011.12.10

2011-12-11 19:34:02 | インポート

2011-2012シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから。
2011-2012シーズン
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2011年12月10日(土)3:00pm
NHKホール
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ブラームス ヴァイオリン協奏曲
 ヴァイオリン、リサ・バルティアシュヴィリ
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バルトーク 青ひげ公の城 (演奏会形式)
 青ひげ、バリント・ザボ
 ユディット、アンドレア・メラース
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シャルル・デュトワ 指揮
NHK交響楽団
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窓のないお城、第1から第7までの扉をユディットの言われる通り開くと。
第7の部屋にいた3人の女性、コントロールされながらコントロールしていたのか、青ひげが。
一つずつ開けていく扉、男の奇妙な挿入感、なにか微妙な性的振動を感じる。
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非常に緊張感に満ちたストーリーで、節(ふし)としては少しつらいものがあるのだが、インストゥルメントによる劇のようなおもむきだ。第7扉まで前進あるのみで、リピート的な要素もない。
バルトークの緊張感をN響はよく表現しておりました。思ったより柔らかく感じたのは、指揮者のものか。もっと鋭い突っ込みのある表現も出来るであろう。振幅のあるオペラのように思えます。
歌い手二名はこの一時間オペラをノー・スコアで歌います。このオペラのオーソリティーなのでしょう。前口上から最後まで安心して聴いてられました。演奏会形式ですので動きはほぼありませんので、イメージを作り上げておかなければ歌いきるのは難しいと思います。素晴らしいものでした。字幕も良かったと思います。
個人的には途中から歌なのか語りなのか分からなくなるぐらいで、インストゥルメントとの融合が強く感じられ、インストゥルメントもまるで語りのように聴こえてきました。
第3の扉を開けると財宝の部屋、トランペットを中心にした輝かしいが、非常に不安定なハーモニー、合っているのか合っていないのか、はたまたそれでいいのか違うのか、微妙にきわどいロングトーンのようなハーモニーの上に歌がはいる。宝物を目にした人の心模様みたいなものがうまくあらわされている。そして扉にはまだまだ先がある、そのようのな複雑な心のあや。
第5の扉を開くと巨大な領土。だから、もしこれが舞台で行われているならばここで虚構のお城なのだということの認識が必要なはず。お城の中に巨大な領土はあるはずもない。象徴的な物事としての表現の可能性もある。トランペット4、トロンボーン4のバンダが巨大さを引き立てる。ここでもデュトワの表現とバランス感覚は絶妙で、キラキラしているものもあるし、ダークさもある、両方の光と影をうまく対比させていたと思います。この指揮者のもつ色彩感覚が、このオペラの心の明暗の部分で生かされるというのは必ずしも適切とはいえるわけではないかもしれないが、非常に生かされていたいい瞬間でした。
音楽的ドラマとして観ればなんとも豪華な布陣でしたね。
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前半のブラームスは整然とした響きはN響の最も得意とするところで、折り目をただすせばただすほど快感が増すN響の演奏。ヴァイオリンもそのスタイルなのかどうかわかりませんが、同じ方針で埋没しないような表現スタイルが望まれる。
おわり

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