河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1322- フランツ・シューベルト第3番、フランツ・シュミット第2番、アルミンク指揮新日フィル2011.12.2

2011-12-05 23:13:36 | インポート

2011-2012シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから。
2011-2012シーズン
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2011年12月2日(金)7:15pm
すみだトリフォニー
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シューベルト 交響曲第3番
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シュミット 交響曲第2番
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クリスティアン・アルミンク指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
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シュミットは生もCDもお初です。一言で言うと、あまりに作為的で多弁になればなるほど空虚になり、響きの美しさと構造の無さが浮き彫りとなる。
第1楽章からあまりにあふれる美しき音、過剰でさえある。第2楽章の変奏曲は過剰な違和感とさえいえるわざとらしさで少し赤面したくなる。第3楽章も同じで絶え間ない美しき空虚さ、なにを言いたいのかわからない。技巧の果てを尽くして鳴り続ける響きの山。そこには道はなく構造もない。
むろん、ここまで聴かせてくれるオーケストラの整理整頓の見事さは驚嘆に値する。かなり横に広がった配置でこれだけ縦のラインがあった様はそれだけで美しくもある。また、そこらここらで始まるアンサンブル的ハーモニーの充実度も見逃せない。ポリフォニックなものは構造が欠如しているので求めきらない。
演奏はまことに素晴らしく、そしてもう一度聴きたいという衝動に駆られることはない。
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前半のシューベルトは引き締まった大きな演奏で前進性もあり好演でした。シューベルトのワイルド性のようなものがわりと頻繁に顔を出してきてそのあたりうまく表現していたように思います。味わい深いというか噛みしめながらあらためて聴きごたえのある曲と認識。
おわり

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