二日続けて夜の歌のことを書きましたので、持っている音源についてちょと。
河童蔵には47種類の夜の歌があるので一覧表は別の機会に譲りたいと思います。
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持っているCDで圧倒的に変なのがクレンペラーのものでしょうか。第5楽章のタイミングはこんな感じ。
Ⅴ:24′10″
マーラー/交響曲第7番「夜の歌」
オットー・クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニアO.
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他の演奏はだいたい16分から18分に収まっているので、極度なスロー。というか聴いてみればわかります。簡単なことです。最初のティンパニから異常なおそさです。
他の演奏ではレヴィ/クリーヴランド管弦楽団が20分オーバーで少し目立ちます。レヴィの棒はほかの演奏もそうですが、かなり悠然としたものが多い。
一番快速なのがコンドラシン/レニングラード・フィルの15′55″です。
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音楽では、時間の長短は心理的な要素も加味しなければいけない、などと言われるとおりですが、物理的な速度は解釈の一つの尺度にはなる。
ところでこのクレンペラーの解釈ですが、なにも第5楽章だけではなく他の楽章もかなり変なんです。
Ⅰ:27′37″
Ⅱ:22′01′
Ⅲ:10′24″
Ⅳ:15′39″
Ⅴ:24′10″
ざっと1時間40分の演奏となります。
チェリはマーラーを振りませんでしたが、振ればこんな感じになっていたかもしれませんね。演奏の方はもっと湿気を帯びていたと思いますが。。
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ところで、
47種の音源の中に、ニューヨーク・フィルハーモニックの音源について何種かありますのでそれだけ列記しておきます。
DGのバーンスタインのライブについては現場におりましたので、騒がしくするなということでしたのでおとなしく聴いてましたよ。
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オーケストラ:ニューヨーク・フィルハーモニック
・レナード・バーンスタイン 1985.11.27,29,30,12.3
WQXR-FM
・レナード・バーンスタイン 同上 DG419 211-2
・ラファエル・クーベリック 1981.2.28BC
自主制作盤
・レナード・バーンスタイン 1965.12.14,15
SONY定盤
・リッカルド・シャイー 2005.2
・ロリン・マゼール 2007.6.20
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