河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1200- ジュリア・ミゲネス・ジョンソンのLPです

2011-03-11 00:29:24 | 音源

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ちょっとうちの中を整理していたら、ペラジャケがでてきました。
3月13日はジュリア・ミゲネス・ジョンソンの誕生日ですね。このジャケのようにはもう若くはありませんけど。1949年生まれですから。
彼女はマンハッタン生まれなんですが、ヨーロッパでの活躍が長く、1980年代前半など、完全にほかの飛ぶ鳥が落ちてましたからね。
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そのころレヴァインなんかもウィーンなどで活躍がすごく、あるときテレビをみていたら、レヴァインの棒で何かのガラコンサートだったと思うんですが、その中の出演者の一人としてミゲネスが颯爽と出てきて一曲披露してました。歌は歌でいいのですが、ステージに向かうその胸、あご、両肘の張り具合、ツンツン、これ以上ないぐらいそりかえってのオンステージ。見慣れているウィーンの聴衆もさすがに、ほーとどよめいたものでした。
そのヴィデオ、実は持っているのですけれど、ベータなんですね。なんとかなりませんか。
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写真のラテン・レディーのLPはたぶん、1982年頃の盤だと思います。LPの音なんて、はっきり言ってどうでもよかったりして、やっぱりLPでしか味わえない30センチ四方の写真、最高です。です。
クラシックの範疇におさまりきらない彼女、素敵でしたね。
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1199- デニス・ブレイン エベレスト盤のカセットテープがでてきました。

2011-03-08 23:26:08 | 音源

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部屋の整理をしていたらカセットテープがどこからともなく出てきました。

このデニス・ブレインのカットのオリジナルはLPです。
LPはレーベルがBBCレコードのものしかしりませんが、このカセットの写真はエベレスト盤ですね。
BBCレコードのペラジャケの邪魔なでかい文字がない分、なんだかすっきり。特にホルンの朝顔が明瞭に映っている。
そのかわりカセットの方の写真はマウスピース部分が文字で隠れちゃってます。どっちもどっちかな結局。
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≪デニス・ブレイン フレンチホルンの芸術≫
ブラームス ホルン・トリオ
モーツァルト ホルン・クインテット
マラン・マレ レ・バスク
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エベレスト・コンパチブル・カセット
エベレスト3432
ドルビー・ステレオ
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このカセット、音が出るかどうか。まずはカセットデッキの配線からしなければ、、

下の写真はLPジャケです。
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1169- シェーンベルク 弦楽四重奏曲第2番 スコア ダブル買い

2011-01-20 00:02:06 | 音源

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この小型スコア、ダブル買いしてしまいました。ユニークな曲なんだが、だからといってCDじゃないんだからダブル買いなんかするな、っていいたくなる。

CDだとトリプル買いとかもしたことがあるけれど、楽譜までダブルで買うことないよね。ユニバーサル・エディッション2冊になっちまいました。
第2番はいまだ調性の世界なのか、その先に突っ込んでしまったのか、微妙な部分はある。ただ、弦楽四重奏曲にソプラノが参加してしまうというインパクトはすごい。なんでこうなっちまうのか。弦楽合奏版というのもあとで作られたけれど、ソプラノのインパクトは、ありえないような弦楽四重奏でのほうがより効果的だろう。
とにかくこのような曲を作るという発想にいたる経緯を、脳みそ切り開いて確かめたくなるというもんだ。
それでもっている音源ですけれど、CD等はちょっと横に置き、放送音源だけ書いておきます。

ソプラノ、タスコーワ
ミヒャエル・ギーレン/フランクフルト放送交響楽団
1975.11.14ヘッセン放送大ホール
NHK-FM1976.7.12
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ソプラノ、カテリーナ・ヴァレンテ
ラサール弦楽四重奏団
1979.6.1ウィーン・コンツェルトハウス、モーツアルト・ホール
NHK-FM1979.12.4
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ソプラノ、エリーズ・ロス
サイモン・ラトル/クリーヴランド管弦楽団
セヴェランス・ホール
WQXR1985.3.9
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以上3個だけです。
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1149- 演奏も録音もつるつる マーラー4番 ホーネック ピッツバーグ響

2010-12-28 00:10:00 | 音源

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前回ブログのマーラー4番つながりで、最近買ったCDからひとつ。
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どのようにすればこのようなつるつるの音になるのだろうか。ライブ収録などとはとてもまったく思えない。セッション・スタジオに人を少し多くいれただけなら話はわかるが。
SACDの極みの音かっ、
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演奏は非常に優秀でこれ以上ない。第3楽章の深い呼吸を聴くまでもなく、思い入れたっぷりでそれが違和感がない。まったく自然。ホーネックの音楽となっている。つまり自分の中で一度噛み砕いてそれから外に向かって表現をしている。完璧だ。
節回しはかなり自己主張が強いのだが、こうやってくれたらいいのに、みたいなあたりを心おきなく満たしてくれる。素晴らしい演奏だ。
録音はSACDの特性がよく出ているし、さらに、なんだか、とっても奥ゆき感がある。それに弦の音なんてウィーン・フィルの生音も吹き飛ぶようなすさまじいツルツル感。あえて必要なものといえば、今一つの音の縦の厚み。それも贅沢な要求でしかない。
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第3楽章のあすこ、あすこ以外は全面ピアニシモ系の音楽ですので、ヴォリュームは上げて聴いてほしい。豊かな音楽が鳴り響く。ただし、あすこで強烈なブラスとティンパニが絶叫して地響きをたてるので気をつけたい。
いずれにしてもこの曲を好きな方は必聴。
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マーラー 交響曲第4番
ソプラノ、スンハエ・イム
マンフレッド・ホーネック指揮
ピッツバーク交響楽団
2010.1.29-31ハインツ・ホール
EXTON EXCL00048 \3,000
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1147- トラウベル ロジンスキー ユニークなプログラム ワルキューレ第3幕 ニューヨーク・フィル

2010-12-26 17:31:41 | 音源


昔のニューヨーク・フィルハーモニックのプログラムから
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1945年11月22日(木)8:45pm
1945年11月23日(金)2:30pm
1945年11月25日(日)3:00pm
カーネギーホール
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ワーグナー・プログラム ニーベルンゲンの指環より
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●ラインの黄金 ワルハラ城への神々の入城(9分)
●ワルキューレ 第3幕(51分)
 ブリュンヒルデ、ヘレン・トラウベル
 ヴォータン、ヘルベルト・ジャンセン
 他
(インターミッション)
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●ジークフリート 森のささやき(7分)
●神々のたそがれ 葬送行進曲(7分)
●神々のたそがれ 自己犠牲(18分)
 ブリュンヒルデ、ヘレン・トラウベル
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アルトゥーロ・ロジンスキー指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック

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このプログラムは11月23日のものです。日本でいえば戦後にもならないような頃合いですけれど、マンハッタンのほうは、ヒットラーが好きだったワーグナーも関係なく濃い演奏が繰り広げられていたようですね。お金に満ち溢れ、敵軍の上陸もなく、快楽を享受していた人たちも多くいたわけです。
それはそれとして、ものすごいプログラムです。リング・サイクルを順番に断片で聴かせるというのはよくあるものですが、こんなユニークなプログラム見たことありません。特にワルキューレのところに第3幕全部もってきている。超ユニーク。
ロングなプログラムなはずなんですが、この第3幕があっという間の51分高速演奏。常識的な演奏では70分超えるぐらいですので約20分短い。第3幕単独の演奏会にはであったことがありませんが、第1幕だけの演奏会というのは遭遇したことがある。その流れでいったらこの第3幕だけのコンサートがあってもおかしくありませんが、51分だと少し短すぎる。
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ところで、11月25日の日曜日のコンサートはコロンビア・ブロードキャスト(CBS)で全米放送される日のものです。これは定例でほぼ毎週流れておりました。それで放送時間枠がありプログラム全部が流されるわけではありません。たしかに生中継だけだったらそれでも仕方がない部分もありますね。昔のNHK-FMによるN響定期なんかも同じようなことがありましたからね。但し、全米にすべて生中継していたわけではなく、録音をとっておいて日取りを変えて放送していたところもあったようです。
いずれにしてもこのサンデーコンサートは長寿番組で当時の啓蒙性にも長けており、この放送自体のためのプログラムが配布されていたようなんですね。だからちょっと紛らわしい。これです。
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これにあるように最後の曲、トラウベルが歌う自己犠牲がありません。プログラム自体に載っておりません。実際には演奏されております。カーネギーホールのプログラムにも予告掲載されております。
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結局フライヤーのプログラムよりも、そのフライヤーと一緒に配られるA4サイズのカーネギーホールのオフィシャルなプログラムのほうが当然ながら正確ではありますね。
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いろいろと海賊盤のようなものも含め発売されているCDは25日の放送録音ですので、イモレーションはありません。だから一枚に収まっているというわけなんですが。
これでトラウベルが歌うイモレーションが聴けたら最高でしたでしょうね。前半のワルキューレで全力。それで後半の最後の最後にもう一回、今度はイモレーションを歌うわけですからね。同じ日にユニークなプログラムで2回聴けた聴衆は幸せだった。これが、マンハッタンにはあるはずもなかった戦後。日常のパフォーマンスだったわけです。
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音源としてはマイナーな感は否めませんがあることはあります。
RETROSPECTIVE RECORDINGS RET007
ARCHIPEL ARPCD 0210
ASdisc AS545
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ロジンスキーです。
クリントンではありません。
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1142- ヒュー・ウルフ 面白い組み合わせのCD

2010-12-21 00:08:19 | 音源

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昔、エリアフ・インバルが振っていたフランクフルト放送交響楽団をこのヒュー・ウルフは最近までつとめてました。1997年~2006年の10シーズン振っていたわけです。
このCDはその時代の録音ですが同じ日のものではありません。妙な組み合わせではあります。
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ベートーヴェン 交響曲第5番
 (録音2002.9.12-13)
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アイヴス 交響曲第2番
 (録音2004.6.17-18)
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ヒュー・ウルフ 指揮
フランクフルト放送交響楽団
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両方とも多面体のような作りの記憶があるアルテオーパーでの録音。
CD番号はhr Klassik hrmk025-04 です。
hrはヘッセン・ラジオの略でしょう。このオケはヘッセン放送協会のものなので、ということはこのCDは自主制作盤ということになるのかな。
このオーケストラはヘッセン放送からNHKが譲り受けたものをNHK-FMで多量に流していた時代がありますしね。1970年代です。インバルが若い頃、ゲテ系など含め振りまくり。グロボカールの日常茶飯事とか、ゲルハルトのペストだったかな、そんなものからマーラーの大地の歌なんかもやっていたんで、あの時代は確かにインバルの下積み時代。贅沢なオケを使って。
放送協会のサウンドでしたので当時、NHK-FMから流れ出るフランクフルトのあまりにきれいな録音のことがひところ噂になったりしました。ここらあたりのエアチェックはたくさんもってますので、別の機会にリストアップしてみたいと思います。
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それでウルフのCDなんですが、やっぱり買って聴いてみてくださいね。アイヴスのエンディングはどんな感じなんでしょうか。楽しみですよね。
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1078- エリザベート・マリア・ヴァフトカ ドラマティック・ソプラノCD パテルノストロ

2010-10-04 00:01:33 | 音源

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最近は新譜でもほぼライブ取りのCDばかりで、かなりひどい演奏のCDもある。
まるで年に一度の学芸会やアマチュアオケの定期公演のごとき、何かしらの思い出のためのCD作りになっているのではないかとさえ思えるものもある。
プロの方のCDはライブでもそれなりの傷のない、「生演奏でしか聴けない高揚した濃い演奏」を聴けることもあるが、こうもソフトがあふれてしまうと思い出作りも、というより思い出回収も簡単ではない。
ライブCDが全て名演奏みたいなキャッチコピーもどうかと思う。昔はライブの新譜がでることはあまりなかったが、今の流れは作成会社が予算がないというのと、もう一つ、ソフト探しで過去のライブの掘り起しだらけになってしまった業界のCD作りが、そのまま今の演奏のライブまで食指を伸ばしてきたという壮大なる勘違い、この二点でお店に並んだCDは昔の物今の物やたらとライブだらけになってしまってひさしい。
なかにはこの前日本の読響に登場したフランソワ・ルルーのソロ・デビューCDのように封をきらなければ録音年月日がわからないようなものもある。開けて初めてライブだとわかったり。ライブの良さ悪さはそれなりに知っているつもりだが、最近のライブ新譜は、音質こそツルツルで演奏の傷もないものだが、名演かどうかと問われると、例えばインバル指揮の国内オケによる最近のブル8などのようにかなりひどい演奏もある。たぶんじかにその演奏会にいた聴衆のうち何人かが買うだけだろうと推測する。
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最初から関係ない話になってしまったが、アップしてあるヴァフトカのCDはスタジオ録音だ。なんだかとっても安心して聴いていられる。
【録音データ】
2009年3月
ドイツ、ロイトリンゲン、ヴュルッテンベルク・フィルハーモニーのスタジオ
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【曲目】
シュトラウス 「エレクトラ」,「ナクソスのアリアドネ」
ベートーヴェン 「フィデリオ」
ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」,「神々の黄昏」
からのアリア,場面
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【演奏】
ソプラノ、エリザベート・マリア・ヴァフトカ
ロベルト・パテルノストロ指揮
ヴュルッテンベルク・フィル
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【レーベル】
SoloVoce SV8553169
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このソプラノは生では観たことがないが、ドラマティック・ソプラノでありながら、強烈なピアニシモで聴衆をだまらせることのできる実力派のように聴こえる。
エレクトラの素晴らしいピアニシモ。サロメのややもすると大衆迎合的な物言いよりも作曲思考がより純粋なエレクトラにこそふさわしいサウンドのような気がする。甘さに堕さない。
また、ヴュルッテンベルクのオーケストラ・サウンドが非常に澄み切っておりどろどろしさから抜けていて今聴くにふさわしい。
聴き続けると線の細さも今風のものかもしれないなどと贔屓目に聴いてしまったりする。
エレクトラとともに、アリアドネ、フィデリオ、トリスタン、カミタソ、ドイツものオペラ全開で久々にいい新譜ワーグナー。
パテルノストロはバブル期によく日本に来てイタリアものを振っていたものだが、こうやって写真をみるとだいぶ変化。顔立ちは以前より痩せたと思うのでキレが出てさぞかしいい演奏を連発しているのだろう。
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1071- 快演マーラー3番 ヘスス・ロペス=コボス シンシナチ交響楽団

2010-09-21 00:10:00 | 音源

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前回のブログでヘスス・ロペス=コボスの東京フィル客演の模様を書きましたけれど、あとでテラークのCDをいろいろと思い出しました。
なかでもこのマーラーの交響曲第3番はむき出しのトロンボーンなど大胆でかつ一筆書きのような演奏で耳に残っております。
マーラーの3番のアメリカ初演はこのシンシナチ交響楽団が行っております。オハイオの古いオーケストラですので、ニューヨーク・フィルハーモニックともども主要な初演を行っていのでしょう。
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この録音は1998年1月18-19日のもの。
ロペスは1986年から2001年までこのオーケストラの音楽監督をしておりましたので油の乗り切った頃の演奏。
テラークの20ビットサラウンド・サウンドは非常に良好で眼前に素晴らしいサウンドが展開される。
パーヴォ・ヤルヴィは異なるスタイルでこのオーケストラにあたっているようだが、昨年の同組み合わせによる日本公演でもわかるようにアメリカの曲では大胆に響かせていた。
シンシナチのゆるぎない自信。
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マーラー 交響曲第3番
ヘスス・ロペス=コボス 指揮
シンシナチ交響楽団
メゾ、ミッシェル・デヤング
Ⅰ 32:15
Ⅱ 9:16
Ⅲ 17:53
Ⅳ 8:58
Ⅴ 4:07
Ⅵ 23:11
テラーク 2CD-80481

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1043- ミトロプーロス ニューヨーク・フィル マーラー5番 デルタ・クラシックス

2010-07-20 00:10:00 | 音源




 

この前デルタからでたミトロプーロスの棒、ニューヨーク・フィルの演奏によるマーラーの5番を買って聴いてみました。スコアが目の前に透明なレントゲン写真のように空中浮遊しているかのような脳みそで全部暗譜で振りまくっていたミトロプーロスのたった4回の公演の一つの記録。
前進性より垂直的な進み具合で、リズムや表情を変えるところはしっかりと明確にわかるように演奏している。ニューヨーク・フィルのラフな演奏もかなりのものだが、第4楽章の一本の線のような弦の響きは妖しく響く。このように素晴らしい個所がいたるところにある演奏でもある。
どのような経緯のCDなのかわからないが、とにかく聴けるにこしたことはない。

マーラー 交響曲第5番
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
1960.1.2録音
Delta Classics DCCA-0071
価格2415円

チェンバースとシンガーが頑張った第3楽章のあとに盛大な拍手がはいっているのは、せっかちなアメリカ人のせいだけとも言えない。なにしろ第3楽章のあと休憩がはいっているのだから。


ミトロプーロスはニューヨーク・フィルハーモニックを505回振ったが、5番はこの録音の前後に振った4回だけだ。
この5番は定期公演ながら、マーラー・フェスティヴァルの一環をなすもので、マーラー生誕100年、また、マーラーが音楽監督として同オーケストラを振ってから50年経つ、その両方の記念公演の一回目のものだ。

1959-1960シーズン(第118シーズン)
マーラー・フェスティヴァルⅠ
1959.12.31(木)8:30pmカーネギー・ホール6073回
1960.01.01(金)2:15pmカーネギー・ホール6074回
1960.01.02(土)8:30pmカーネギー・ホール6075回
1960.01.03(日)3:00pmカーネギー・ホール6076回
ベートーヴェン 大フーガ
マーラー 交響曲第5番第1,2,3楽章
 ホルン、ジェイムズ・チェンバース
休憩
マーラー 交響曲第5番第4,5楽章

ディミトリ・ミトロプーロス 指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック

重要な休みはクリスマス前後の一週間ぐらいで、正月休みは元日だけであとは何事もなかったかのように続き、ここらへん節目はない。だから年末年始ぶち抜きの4回公演は今でもあまり変わらない。

ラジオ放送されたのは、4回公演のうち1960.01.02の公演。
第899回CBSラジオ・ネットワークの中継放送。
放送エリアはニューヨークだけではないので時差を考慮し、同時生放送以外にテープで録っておいて、地域のベストな時間帯にテープ録音を流すような方法もとられている。
デルタ盤は板起のように聴こえるが経緯はわからない。モノラルのそれなりの音ではあるのだが思い入れの分だけよく聴こえるだけでなく、音源も近くかなり明瞭な音質といえる。
演奏解釈も明瞭な指示がいたるところにある。指揮者の思いだけでなく、いろいろなものが伝わってくる。カーネギーホールの響きも粗いなりにゾクゾクするサウンドだ。


1959-1960シーズン
ニューヨーク・フィルハーモニック
<音楽監督>
レナード・バーンスタイン
<客演指揮>
ディミトリ・ミトロプーロス
パウル・ヒンデミット
フリッツ・ライナー
レオポルド・ストコフスキー
ブルーノ・ワルター
トマス・シッパース
エレアザール・デ・カルヴァーリョ
<日曜日シリーズ>
アンドレ・コステラネッツ
<ヤング・ピープル・コンサート>
レナード・バーンスタイン
ハワード・シャネット
<アシスタント>
シーモア・リプキン
ステファン・バウアー・メンゲルベルク
ケネス・シャーマーホン

<主なプレイヤー>
コンマス、ジョン・コリリアーノ
ヴィオラ、ウィリアム・リンサー
チェロ、ラスロ・ヴァルガ
ベース、ロバート・ブレンナド、ジョン・シェーファー
フルート、ジョン・ウンマー、ロバート・モリス、ペイジ・ブルック
オーボエ、ハロルド・ゴンバーグ、アルバート・ゴルツァー
エス・クラ スタンリー・ドラッカー
バスーン、ハロルド・ゴルツァー
コントラ・バスーン、バート・バイアル
ホルン、ジェイムズ・チェンバース、ジョゼフ・シンガー
トランペット、ウィリアム・ヴァッキアーノ
ホルン、エドワード・ヘルマン2世
チューバ、ウィリアム・ベル
パーカッション、ウォルター・ローゼンバーガー


おわり


994- また、やっちまったよー

2010-04-06 23:44:22 | 音源

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前回ブログ報告から日を置かず、またやっちまったよ~。

でも今度はたったの6枚。塔レコではなく、銀座の山野楽器です。銀座あぶないですね。帰り際、右や左に引っかかってしまうとCD34倍はすぐにいってしまいます。この日は慎重に裏通り経由で帰りましたようでした。

山野は塔レコにくらべてスペースがないので探しやすいということもありますが、独特のラインナップで味わいがあります。昔の六本木WAVEほどではありませんけど。

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それでと、

まずはルネちゃん、ビブラートがかかりすぎのときもありますが、魅惑的な歌、ヴェリズモ集です。なんだか、何から聴いていいのかわからないくらい。

カンテルリの棒は、NBCはあんまり関心なし。ニューヨーク・フィルハーモニックとのアルト・ラプソディーだけです。聴きたいのは。

それにしてもデルタは高い。

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聴きものはアバドの指揮によるペルゴレージ2枚。1枚目のスタバをまだ買っていないという画竜点睛を欠く感はありますが、だからといって一枚目を別に先に買う必要もないわけで。

ジャケをみてるだけでなんだかとっても清涼感ありますね。アバドのことですからピュアな感じでしょう。楽しみです。

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あとの2枚は、別方向に行ってしまってからヨーヨーマと同じぐらいつまらなくなってしまったギドン・クレメルですが、たまにいいものもある。タコ14、これは聴きものでしょう。マーラーの10番アダージョがカップリングされているのもいいかな。

それと、奇天烈指揮者山田一雄の棒、東京都交響楽団の演奏による諸井三郎記念演奏会の実況中継

・交響的断章

・ピアノ協奏曲第2

・交響曲第3

先入観を全部取り去り聴いてみたい。

以上でした。

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993- やっちまったよー

2010-04-04 22:21:11 | 音源

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ことしになってCDをろくに買っておらず、まともに買ったのはデニス・ラッセル・デイヴィスのハイドンの交響曲全集ぐらいで、それで久しぶりに渋谷の塔レコに行ってみた。

あるわあるわ。

前もって決めていたのはお店の人にお願いし、こちらはこちらで欲しいものを探しまくり。

結局、

バケツ、ではなく黄色いカゴにいれまくり。一カゴではたりなくて、二カゴ?

26タイトル買いまくり。

今回、食指の動くボックスものが多く、それにやたらと安い。CD20枚とDVD1枚のシューリヒトものがなんと4490円。レギュラー盤2枚分の価格だ。限りなく怪しい感じはするのだが、ヘンスラーものなんでじっくりと聴いてみるか。日常のシューリヒトなのかもしれない。

ロヴィツキのドヴォ全は楽しみだ。ワルシャワのタコ5は白めの見開きジャケで遠い昔、グレイな透明感みたいなサウンドが印象としてある。このドヴォ全はロンドン響。果たしでどんなサウンドの色かしら。

バルビローリのEMIボックス物は総まとめみたいなもんだが、完膚なきまでそろっているわけではない。10CD2990円という価格に釣られた。

ボックスというか自然に複数枚になってしまうもの2点はワルキューレ。鬼のカイルベルト。1955年バイロイト、例の素晴らしかった指環の別日バージョン。それと、シモーネ・ヤングのハンブルク。これはどうだろう、マンダム、男の世界以上か。

コントラ・ワーグナーのあやしさも早く聴いてみたいもんだ。

ジュリーニの単独もの三つ。これは聴きものだろう。ベルリン・フィル相手で、プログラムは完璧にジュリーニ好み。

ノイマン1965年のブル1は興味深い。CDはスレスレになっていて不良品だと思うのだが、交換しようかどうしようか、たぶん在庫がないという答えが返ってきそう。思案橋。

ラフマニノフはレナード・スラットキン。2バージョン。セント・ルイス絶好調時代のものと最新盤デトロイト。セント・ルイスのころはトランペットのトップは女性だったと記憶するが、あの当時ビック・ファイブに迫る勢いだった。

SACD3枚。プレトニョフのタコ115。ホルンのバボラーク。それにヤルヴィのベーレンライター版の第9

SHMCDはザンデルリンクの2枚セット。マーラーの9番とタコ15。ザンデルリンクはマーラー10番全曲版とタコ15は限りなくしつこく山のように振っている。ここでの9番はちょっと横に置いて、クリーヴランドとの15番は発売当初からの聴きもの。この曲でこんなに透明感をえられたのはむろんオケのおかげ。

あとはアシュケナージの棒、コリンスキーのピアノによるマルティヌーの協奏曲2題。どこまで爆発できているかだ。

シュワルツのナクソス盤2点も興味深い。ウィリアム・シューマンの続き物で今回は6番。もう一枚はシェーンフィールドとシュワルツの自作自演もの。

歌の単独ものは3枚。

夜のしじまのネトレプコ、バレンボイムの組み合わせ。昔のことを知っているファンにとってネトレプコは垢ぬけしすぎ?でもこれはこれで。

リサ・デラ・カーサのナクソス盤はきっちり彫りおこされ直されているか。期待を持って聴こう。

もう1枚はシュトラウスのアカペラ。ながら族をやめて聴いてみたい。

DVDはバーンスタイン、ニューヨーク・フィルハーモニックの5枚。フィルハーモニックの昔の顔ぶれを観れるだけでもハッピー。

もう1タイトルは、マルケヴィッチの震える棒でドライブされたN響のライブ映像。これは1983年マルケヴィッチが亡くなる直前の映像、この日、現場で観ました。やっぱり震えてました。棒が見える角度にすわっていたのでよく見えました。あの棒を聴けたのは僥倖。

ということで、全部聴き観終わるまでかなり時間がかかりそう。ゆっくりと味わってみますわ。今は演奏会で結構忙しいので合間に。

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960- 内田&デイヴィス&ニューヨーク・フィルハーモニック2006.5.3

2010-01-25 00:10:00 | 音源

2005-2006シーズン

200653()7:30pm

エイヴリー・フィッシャー・ホール

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モーツアルト/皇帝ティートの慈悲、序曲

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モーツアルト/

レシタティーヴォ「どうしてあなたが忘れられましょう」

 とアリア「心配しないで、愛する人よ」K.505

ソプラノ、ソイル・イソコスキ

ピアノ、内田光子

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モーツアルト/ピアノ協奏曲第26番戴冠式

 ピアノ、内田光子

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シベリウス/大気の精

 ソプラノ、ソイル・イソコスキ

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シベリウス/交響曲第3

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コリン・デイヴィス指揮

ニューヨーク・フィルハーモニック

コリン・デイヴィスは20064月の最終週に3回と5月の最初の週に4回フィルハーモニックを振った。ロリン・マゼールの時代だが、彼自身そんなに数多くこのオーケストラにつきっきりで振っていたわけではない。どのような指揮者にも反応できるオーケストラではあるのだが、デイヴィスが振ったシベリウスの第3番第3楽章のドライブはものすごく、今までにないシベリウス像を聴かせてくれる。この第3楽章は第1楽章同様単純波形のような流れが綿々と続くわけですが、中間部からアップテンポとなり激しくせり上がり圧倒的に終わる。フィルハーモニックが何の苦も無く棒についてはいっているが、そこまでさせるデイヴィスの棒もすごい。この指揮者に屈服しているなぁ。

前半のモーツアルトは晴れやかで気持ちがいい。内田さんのピアノは太くてしっかり。粒立ちがよい。なんだか、オーケストラも内田さんに振られたい?

イソコスキはちょっとエキサイト気味のようにも感じるが、張り切っている。

前半のモーツアルト、後半のシベリウス。プログラムビルディングも決まっているし、演奏も。

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ブロードキャストでは曲間に、イソコスキ、内田、デイヴィスのインタビューがある。内田さんのちょっと甲高いしゃがれの声、ペラペラ英語がきける。インタビューはほとんどしゃべることもなくうなずきをいれるだけ、かなり長いモノローグ。

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956- マーラー 夜の歌 音源 河童ライブラリー

2010-01-19 22:47:12 | 音源


マーラー 交響曲第7番 夜の歌
音源集です。
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1.ラファエル・クーベリック/バイエルンRSO
 録音1971年

   LP DG MG-9728~9
 CD DG F00G29068~77
.
2.ミヒャエル・ギーレン/NSO
 録音1977.4.8NHKホール、ライブ
 *河童潜入
.
3.ミヒャエル・ギーレン/オーストリアRSO
 録音1980.3.7ウィーン楽友協会、ライブ
.
4.ゲイリー・ベルティーニ/ベルリン・フィル
 録音1981.3.28フィルハーモニー、ライブ
.
5.ベルンハルト・ギュラー/シュトゥットガルトRSO
 録音1982.1.15ベートーヴェン・ザール、ライブ
.
6.ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウO
 録音1982/12/6,18 コンセルトヘボウ
 LP PHILIPS 410 398-1
.
7.ジェイムズ・レヴァイン/シカゴSO
 録音1980.7.14,15メディナ・テンプル
 CD RCA RCD24581
.
8.クラウディオ・アバド/シカゴSO
 録音1984.12.9BC オーケストラ・ホール、ライブ
.
9.ヨエル・レヴィ/クリーヴランドO
 録音1985.6.8BC セヴェランス・ホール、ライブ
.
10.ベルナルト・ハイティンク/ボストンSO
 録音1986.4.14BC シンフォニー・ホール、ライブ
.
11.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
 録音1985.11.27,29,30,12.3
 エイヴリー・フィッシャー・ホール、ライブ
 *河童潜入
.
12.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
 録音1985.11,27,29,30,12.3
 エイヴリー・フィッシャー・ホール、ライブ
 CD DG 419 211-2
 *河童潜入
.
13.エリアフ・インバル/ベルリンRSO
 録音1989.7.11サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
.
14.VIDEO
 エリアフ・インバル/ベルリンRSO
 録音1989.7.11サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
.
15.VIDEO
 ゲイリー・ベルティーニ/ケルンRSO
 録音1991.2.22サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
.
16.ゲイリー・ベルティーニ/ケルンRSO
 録音1991.2.22サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
.
17.エサ・ペッカ・サロネン/スエーデンRSO
 録音1989.11.18ベルワルド・ホール、ライブ
.
18.クルト・マズア/ゲヴァントハウスO
 録音1982.9.25,26,1983.3.21-25ゲヴァントハウス
 ドイツ・シャルプラッテン TKCC-70028
.
19.ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツRSO
 録音1993.9.2フィルハーモニー、ベルリン
 ライブ
.
20.サイモン・ラトル/ウィーン・フィル
 録音1994.12.11楽友協会、ライブ
.
21.ロリン・マゼール/ウィーン・フィル
 録音1984.10.1-4楽友協会
 CD SONY SX14K48198
.
22.ピエール・ブーレーズ/クリーヴランドO
 録音1994.11マソニック・オーディトリウム
 CD DG 447 756-2
.
23.エド・デ・ワールト/オランダRSO
 録音1994.10.8コンセルトヘボウ、アムステルダム
 CD RCA BCC8961~2、ライブ
.
24.ピエール・ブーレーズ/ウィーン・フィル
 録音1996.8.15ザルツブルク祝祭大劇場
 ライブ
.
25.オットー・クレンペラー/ニュー・フィルハーモニアO
 録音1968.9.18-21,24-28キングスウエイ・ホール
 CD EMI TOCE-3233
.
26.ラファエル・クーベリック/ニューヨーク・フィル
 録音1981.2.28BCエイヴリー・フィッシャー・ホール
 CD 自主制作盤 NYP9801~12
.
27.キリル・コンドラシン/レニングラード・フィル
 録音1975レニングラード
 CD MELODIYA BCB-37008~15
.
28.マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドンSO
 録音1997.11.11-13
 CD RCA VICTOR 09026-63510-2
.
29.クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル
 録音1980.10アビー・ロード
 CD EMI 5 72941 2
.
30.ウラディミール・アシュケナージ/チェコ・フィル
 録音2000.4.27-28芸術家の家
 SACD EXTON OVGL-00004
.
31.エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア国立SO
 録音1992.2.14,15,21モスクワ
 CD harmoia mundi RUS 288 117.18
.
32.クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル
 録音2001.5
 CD DG UCCG-1103
.
33.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
 録音1965.12.14-15フィルハーモニック・ホール
 CD SONY SRCR2198-9
 CD SONY SMK60564
 CD SONY SRCR9095~7
 CD SM3K47585
 SACD SONY SICC10063-4
 CD SONY 8697-45369-2
.
34.ヨエル・レヴィ/アトランタSO
 録音1998.11.22-23シンフォニー・ホール
 CD TELARC 2CD-80514
.
35.クラウディオ・アバド/シカゴSO
 録音
 CD DG 413 773-2
.
36.ヴァツラフ・ノイマン/チェコ・フィル
 録音1978
 CD SUPRAPHON COCQ84024~37
.
37.マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコSO
 録音2005.3.9~12デイヴィス・シンフォニー・ホール
 SACD 自主制作盤 821936-0009-2
.
38.ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン
 録音2005.2.26,27フィルハーモニー・ベルリン
 CD WARNER CLASSICS 256462963-2
.
39.リッカルド・シャイー/ニューヨーク・フィル
 録音2005.2エイヴリー・フィッシャー・ホール
 ライブ
.
40.ロリン・マゼール/ニューヨーク・フィル
 録音2007.6.20エイヴリー・フィッシャー・ホール
 ライブ
.
41.ズデネク・マーカル/チェコ・フィル
 録音2007.5.3-4芸術家の家
 SACD EXTON OVCL-00298
.
42.ジョン・バルビローリ/ハレO
 録音1960.10.20自由貿易ホール、マンチェスター
 CD BBC BBCL4034-2
.

「河童潜入」というのは現場で聴いたもの。
「BC」というのは、ブロードキャスト放送日です。
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タイミングの異常さ。
もちろんクレンペラーです。
‘①27.37 ②22.01 ③10.24 ④15.35 ⑤24.10
特に両端楽章の異常さは、限りなくとんでもない。
ヨエル・レヴィの棒によるものはクリーヴランド、アトランタの二つを持っていますが、クリーヴランドのほうの第1楽章の実測値①26.02もすごいですね。
第5楽章が一番速い超高速はコンドラシンです。
‘①21.40 ②14.08 ③9.45 ④10.49 ⑤15.55
.
24.10と15.55では9分の違い。
パルジファル第1幕や
神々の黄昏のプロローグ+第1幕では、
指揮者によって1時間45分~2時間15分ぐらいまでの幅があるが、たかだが20分前後のマーラー7番第5楽章でこれだけの違いがあるというのは、マーラーを直に知っていたクレンペラーだからそうなのだといった理屈は越えていると思う。晩年のクレンペラーの速度感覚はかなり異常で、脳内時計を覗いてみたくなる。
.
第5楽章の冒頭、ティンパニーの打撃音は快活であるべきで、つまるところ、ブラスによる晴れたような導入とすべきか、はたまた、快活さではなく、第1楽章との対称性をもしかして求めたものではなかったか、その答えは、もし、クレンペラーが10番の全曲バージョンを振っていればわかったのかもしれない。

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955- さらば スイトナー

2010-01-18 22:25:00 | 音源

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生まれて初めて買ったCDがこれだ。

ベートーヴェン/交響曲第3

オトマール・スイトナー指揮

ベルリン・シュターツカペレ

DENON 38C37-7011

録音:1980.6.23-25

東ベルリン・キリスト教会

P1982.11

定価\3,800

.

買った場所はJ&Rというマンハッタンのダウンタウンにあるレコードショップ。

1984828()のお昼時。

値段は15ドル99セント。

日本からの輸入CDが、LPだらけのショップにあって、端っこの方に遠慮がちに50枚ぐらいも置いてない感じで並んでいた。一番多かったのがフルトヴェングラーのEMICD。これも日本からの輸入品。

当時アメリカの国内CDは、プラケースに入ったCDが縦長倍サイズのプラスチックケースに収められて売られていた。つまり、横12センチ強。縦24センチ強。これらがゴツゴツと一枚ずつ平面に置かれていた。日本から輸入したものは、そのようなケースに入れなおしたものとそのままのCDサイズのものと2種類並べてあったと記憶する。

値段は16ドル弱、このような引く1セントのような売り方が一般的で、1516の違いを強調した販売戦略だろうと思う。

ニューヨーク州のタックスは8.25パーセントだったから、住人としては、

15.99×1.0825=17.309175

つまり17ドル31セントだったか、17ドル30セントだったか。

今の日本円にするとタックス前の価格が1500円ぐらいだろうか。

当時はプラザ合意の前でドル240 -->


940- ここまできたかマイケル・ティルソン・トーマス マーラー8番でサイクル完結

2009-12-21 00:15:00 | 音源

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高額SACDMTTマーラーサイクルでしたが、再発の嘆きの歌も含め完結。最後はこの8番でした。

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マーラー 交響曲第8

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MTT指揮

サンフランシスコ交響楽団・他

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最初から最後まで同じ節が鳴っているような8番ですけど、第2部中間部の

「触れることができないあなたにも」

フィナーレの大団円を見事にピアニシモで先取りしたマーラー一流の表現を、MTTが滴るような音のしずくに変え、超スローのピアニシモで感動的に歌い切ったオーケストラ、指揮者、このデリカシーはなにものにもかえがたい、あきらかMTTが到達したマーラー。圧倒的境地。必聴。

さらにそのフィナーレでは途中で終わってしまったのではないかと思わせるようなパウゼを大胆に呼吸の区切りとし、さらに上の天上を目指すかのようなピュアな縁取り。

マイケル・ティルソン・トーマスと一体化したオーケストラのあまりにも充実したサウンド。素晴らしいの一言に尽きる。

合唱は、オーケストラのような息づかいとなり、区切って区切って溜めて溜める。困難な局面をオーケストラとともに乗り切る。歌もオーケストラの響きとなり、ブラスが宇宙に咆哮。

おみごと。

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