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昔、エリアフ・インバルが振っていたフランクフルト放送交響楽団をこのヒュー・ウルフは最近までつとめてました。1997年~2006年の10シーズン振っていたわけです。
このCDはその時代の録音ですが同じ日のものではありません。妙な組み合わせではあります。
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ベートーヴェン 交響曲第5番
(録音2002.9.12-13)
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アイヴス 交響曲第2番
(録音2004.6.17-18)
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ヒュー・ウルフ 指揮
フランクフルト放送交響楽団
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両方とも多面体のような作りの記憶があるアルテオーパーでの録音。
CD番号はhr Klassik hrmk025-04 です。
hrはヘッセン・ラジオの略でしょう。このオケはヘッセン放送協会のものなので、ということはこのCDは自主制作盤ということになるのかな。
このオーケストラはヘッセン放送からNHKが譲り受けたものをNHK-FMで多量に流していた時代がありますしね。1970年代です。インバルが若い頃、ゲテ系など含め振りまくり。グロボカールの日常茶飯事とか、ゲルハルトのペストだったかな、そんなものからマーラーの大地の歌なんかもやっていたんで、あの時代は確かにインバルの下積み時代。贅沢なオケを使って。
放送協会のサウンドでしたので当時、NHK-FMから流れ出るフランクフルトのあまりにきれいな録音のことがひところ噂になったりしました。ここらあたりのエアチェックはたくさんもってますので、別の機会にリストアップしてみたいと思います。
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それでウルフのCDなんですが、やっぱり買って聴いてみてくださいね。アイヴスのエンディングはどんな感じなんでしょうか。楽しみですよね。
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