幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

考えないでテニスする人

2024-05-27 23:59:06 | テニス
 落合博満が自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」で 「プロ野球界でしっかりと考えて野球をやっている選手は全体の何%だと感じていますか?」という質問に対して「考えないで野球をやっている選手はほとんどいない」と回答しました。考えてやっても結果が出なかったのを客観的に見ると、考えてないのかと見えてしまうのではないかと言うことでした。さすが落合、説得力があってなるほどと思いました。

 野球というのはスポーツの中でもかなり「間」がある競技です。というか、他競技に比べたらほとんど「間」ばかりですから、ゆっくりと考える時間がたくさんあります。だから余計に考えることを言われるのではないかと思います。同じ球技でもサッカーやバスケ、ましてバドミントンや卓球などは刻々と変わる展開に対して瞬時の反応でプレーしていますから、野球のようにゆっくりと考えている暇がありません。練習段階である程度パターンを身につけておいて、プレーが切れた時にどのパターンでいくか決めて、あとはその場の対応で、ということになっていそうです。

 そういう点ではテニスは微妙です。1ポイントごとに間があるし、ゲームの間にも時間がありますから、野球のようにある程度はまとまって考える時間はあります。またラリー中も卓球よりは時間に余裕がありますから、プレーしながらも相手を観察したり、駆け引きをする時間もあります。野球ほどではないにしろ、比較的考えることで状況を有利にしたり打開したりすることができる競技だと思います。

 ところが我々アマチュアのお楽しみプレーヤーレベルだと、全然頭を使っていないんじゃないか、というプレースタイルの人がたくさんいます。とにかく自分の一番良いショットを打つことに全神経を集中していて、相手のことなんて見ていないし気にしていないようなプレーをします。勝つ時は豪快に勝ちますが、負ける時は自滅じゃないかと思うような負け方をします。「もう少し考えてやれば良いのに」と傍から見ていて思いますが、本人がそれで楽しいなら横からどうこう言う話でもないので黙って見ています。

 ただもしかしたら、そういう人も実は「考えていない」のではなく「考えてみたけど結果が違った」のかも知れません。もしくは「考えても無駄だったので考えなくなった」という可能性もあります。外から見ているだけでは内面まではわからないと、落合の話を聞いて少し思い直しました。

 
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