幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

モデルオーディション

2014-01-31 00:51:45 | 広告
 最近めっきりなかったことなのですが、2年ぶりくらいに女性モデルのオーディションをしました。それも2年ほど前にしたオーディションは30代だったのですが、今回は20代。やはり若さが違うので、たくさん会っているとそれだけで少し元気が出ます。自分もまだ若い頃はそんなこと微塵も感じなかったのですが、50代ともなると20代の若い女性の生命力の強さや輝きはすごいなぁと素直に感心してしまいます。

 なんて書くと、知らない人は「楽しそう」「羨ましい」と思うかも知れませんが、あくまでも仕事ですからちゃんと今回の企画に相応しいモデルかどうかを真剣に見ていますし、結構疲れます。全部で約20人のモデルに会いましたが、自分が良いなと思った子は、やはり他のスタッフも良いなと思っていたようで、それだけいても選ばれる子は同じです。オーディションされる側は「どうして私が選ばれないの?」と思うのかも知れませんが、選考する側はほとんど意見の相違はないんですよね。だから情実とかコネとかで何とかしようとしても最終的には実力がないとダメです。もちろん、すごく権力を握っている最終決定権者から「こいつが良い」と言われたら、僕たちも従いますけど。

 あとモデルにもランク的に当然松竹梅があります。予算的には梅ランクでと思っていても、松ランクのモデルを見ると魅力的です。今回も梅だけでは不安だったので、竹と松も少数入れてありました。そうするとやっぱり松は輝いています。最終的には梅の中に「これは」と思わせる子がいたので良かったのですが、きっとこの子もこの先もっと経験を積めば松になっていくんじゃないかと感じさせるものがありました。そういう子を見つけられると、わざわざオーディションをした甲斐があったなと思います。

 現在進行形の仕事の話なので具体的には何も書けないのですが、今度撮影の時にはまたグッと良くなってくれる気がします。若くて伸び盛りの人は、モデルに限らずどんな職種であれ上方修正が期待できるのが良いところです。もちろん経験と実績のある人はきちんとしたクオリティを計算できるという強みがありますから、どちらが良いとか悪いとかではなく、こちらが何を期待するかなんですけどね。
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いよいよデ杯カナダ戦

2014-01-30 01:01:10 | テニス
 テニス人気が低い日本国内ではそれほど話題にはなっていませんが、明日31日からいよいよテニスの男子国別対抗戦であるデ杯のワールドグループ1回戦のカナダ戦が始まります。場所は地元有明コロシアム。もしこれがサッカーのW杯なら16強に入って決勝トーナメント1回戦ということになるので、世間は大騒ぎで視聴率50%というところでしょうが、残念ながらテニスの場合はサッカーの100分の1の注目度もないようです。

 とは言え、日本男子がこのレベルで戦えるというのはサッカー同様すごいことです。かつてはアジアの中でもインドや韓国、タイなどに遅れをとっていた日本ですが、今やアジアでは最強国。世界の16強で競うワールドグループにまで上ってくることができたのは、ひとえにエース錦織の力です。デ杯はシングルス4本ダブルス1本の5本勝負ですが、選手は最低2人いれば大丈夫です。スイスなどはいつもフェデラーとバブリンカの2人で単複をまわしています。日本も錦織のシングルスで2勝を計算していて、残る1勝をどこで取るかという勝負です。

 ただ今回の相手であるカナダは単複とも隙がありません。ナンバー1シングルスはランキング11位のラオニッチ。ナダルやジョコビッチら今の王者の次を狙う次世代エースであり、18位の錦織とは同格のライバルと言っても良い存在でしょう。ナンバー2には25位のポスピショル。こちらも錦織にとって決して楽な相手ではありませんし、まして日本のナンバー2である140位の添田よりはかなり格上の選手です。錦織が何とかこの2人を倒して2勝したとしても残る1勝を添田に期待するのは酷でしょう。

 と言ってもカナダのダブルスにはネスターがいます。彼は元ダブルスの世界1位で先日の全豪でもミックスダブルスで優勝しているダブルス巧者。すでに41歳と大ベテランですが、ダブルスならまだまだそのテクニックが生きることでしょう。日本は元来ダブルスがウィークポイントですが、ここで勝ちにいかないとどうにもならないので、錦織と添田のダブルスで臨むことになるでしょう。もう単複とも錦織フル回転しかありません。

 後は地元開催ということで慣れ親しんだ有明のコートと応援の力で劣勢を覆すしかありません。何でもビッグサーバーのラオニッチ対策として有明のコートを遅く塗り替えたとか。残念ながら僕は有明に行けませんが、関東地方に住んでいる方はぜひ有明に駆けつけて日本を応援してもらいたいものです。
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結婚式の服装に悩む

2014-01-29 00:54:56 | 日記
 来月、久しぶりに結婚式によばれました。披露宴ではなく教会での挙式だけですが、それでも葬式は頻繁にありますが結婚式にはとんと縁がないお年頃なので、ちょっと楽しみにしています。

 ただ、いま迷っているのはどんな服を着ていくか。5年ほど前にレストランウエディングに招待されて張り切ってタキシードを着ていったら、他の男性客が親戚を除いてみな普通のスーツでびっくりしたことがありました(「結婚式のドレスコード」)。僕の感覚では披露宴というのは盛装して出席するものだと思っていましたし、女性客はみなちゃんと華やかにドレスアップをしていました。なのになぜ男性の友人は会社に行くような普通のスーツで済ませているのか不思議でなりませんでした。

 しかし、その後に周りにいろいろ聞いてみたら最近の若者はタキシードはおろか黒の略礼服すら持っていないので、仕事用スーツで行くのだと聞いてがっかりしてしまいました。せめて披露宴くらいはちゃんとした格好したら良いじゃんと思うのですが、そのために服を買うお金もないし、そもそもドレスアップを楽しむという感覚があまりないのかも知れません。

 ということで、今回は披露宴ではなく挙式だけですし、あまり決めすぎていくとまた浮いてしまいそうで悩んでいます。ダークスーツにちょっと華やかな小物をしていくくらいかなぁ。
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男子テニスの山が動いた

2014-01-28 00:26:05 | テニス
 全豪オープンテニス男子シングルスはバブリンカがナダルを下して初優勝しました。なんとジョコビッチとナダルという1位と2位の選手を撃破しての優勝です。単なる1位と2位ではありません。圧倒的に強い1位と2位であり、これまでフェデラーもマレーもこの2人を倒しての優勝をしたことがないのです。バブリンカがいかに今大会で素晴らしいテニスをしたかという証明です。

 2004年から2013年までこの10年間、男子テニス界は4強によって支配されてきました。4強以外が優勝した4大大会は10年40大会のうちわずかに2004年全仏ガウディオ、2005年全豪サフィン、2009年全米デルポトロの3人だけ。しかもガウディオとサフィンが優勝した頃はフェデラー以外の3人はまだ10代だったわけですから、実質的に4強時代に楔を打ち込んだのはデルポトロだけです。バブリンカの優勝は4強時代がいよいよ終焉を迎え、男子テニス界も混沌としてくることを宣言したものと思います。

 実際、全豪後のランキングも大きく変動しました。1位ナダル、2位ジョコビッチは変りませんが、バブリンカが3位に浮上し、4位デルポトロ、5位フェレール、6位マレー、7位ベルディフ、8位フェデラーです。マレーとフェデラーは落ちてもまだナダルとジョコビッチの2強時代という見方ももちろんできますが、その2人がバブリンカに負けたことで、他の選手も「自分たちもできる」と思ったことでしょう。その「思うこと」が支配を崩す鍵になるのです。

 全豪が終わると3月のアメリカでのハードコートシーズンまで少しツアーはゆっくりします。その間にトップ選手たちがどうコンディションを整えていけるかが大事になると思います。日本の星、錦織としても一番得意なシーズンですから、ぜひ上位の選手を倒してトップ10入りを目指してほしいところです。混沌の時代こそチャンスなのですから。
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初場所雑感

2014-01-27 01:03:25 | 大相撲
 大相撲初場所が終わりました。優勝は白鵬。これで28回目。いよいよ千代の富士の31回、大鵬の32回を射程圏内に捉えた感じがしてきました。もしかしたら年内に到達してしまうかも。それほど他力士との安定感が違います。たまに取りこぼすことがあっても、怪我でもしない限りは3場所に2場所は優勝できそうですから年内に千代の富士に並び、来年大鵬と並ぶかなという気がします。

 対抗と見られていた綱取りの稀勢の里はまさかの負け越しでした。序盤にボロボロと下位に負けてしまい、挙句に怪我をして千秋楽に休場で負け越し。どうなっているのやら。ここまで期待を見事に裏切るのもまた稀勢の里らしいという気がしてくるほどです。来場所は綱取りが一転してカド番です。まさか大関陥落はないと思いますが、怪我の回復具合次第ではピンチかも知れません。

 稀勢の里に代わって頑張ったのが鶴竜。大関昇進後は全く目立たずに存在感ゼロでしたが、今場所はいきなりの大活躍。まさか本割で白鵬を破って決定戦に持ち込むとは思いませんでした。さすがに白鵬が2番続けて負けるはずもなく決定戦では勝ちましたが、鶴竜の突然の覚醒は収穫でした。あとはこれがフロックではないことを願うばかりですが、来場所はまた元の地味な大関に戻ってしまう可能性も高そうな気がします。

 そして期待の星の遠藤は見事に11勝を上げました。髷も結えないのに来場所は上位に挑戦です。日本人力士の優勝と横綱に期待するのは稀勢の里よりも遠藤かもと思ってしまいます。なにより良いのは遠藤には華があります。土俵を沸かせることができる貴重なスター性のある力士だけに、このまま順調に出世していってほしいものです。そしてそろそろ地位に相応しい四股名をつけた方が良いでしょう。本来なら新入幕の時につけるべきでした。故郷七尾の横綱「輪島」ならまだしも「遠藤」はいくら何でも幕内の力士としてはどうなのと思いますから。
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ナダルとフェデラー

2014-01-25 01:16:37 | テニス
 昨日の全豪オープン男子シングルス準決勝のナダルvsフェデラーは事実上の決勝戦と言われた注目の一戦でした。昨年故障から復帰して以来破竹の勢いで勝ち続けている王者ナダルに対して、昨年キャリアでどん底の成績から少しずつ復活しはじめているかつての王者フェデラー。今大会のフェデラーは好調で全盛期に近い動きを取り戻しているのに対し、ナダルは4回戦の錦織、準々決勝のディミトロフと若手挑戦者と左手にできたマメに苦しめられてきました。今の勢いではフェデラーに分があるかとさえ思われました。

 しかし終わってみたら、相変わらずいつものナダルとフェデラーの試合でした。ナダルは執拗にフェデラーのバックハンドに高く弾むボールを送り続け、フェデラーが攻撃的なショットをいくら叩き込もうとも、それを全て弾き返しフェデラーのエラーを誘いました。そこにいたのは若手に苦しめられたナダルではなく、かつての王者フェデラーに食らいついていた若い頃のナダルでした。そしていつものようにフェデラーの「矛」をナダルの「盾」が破ったのです。結果は7-6(4)、6-3、6-3とストレートでナダル。フェデラーは第1セットのタイブレークを落としてしまったのが全てでした。

 これで2人の通算対戦成績はナダルの23勝10敗。グランドスラムに限って言えばナダルの9勝2敗と圧倒しています。その輝かしい戦績からテニス史上最強とも言われるフェデラーですが、これだけナダルに負けこんでいてはとても最強とはいえません。史上最強の選手に大きく勝ち越しているナダルこそが最強でしょう。日曜日の決勝でナダルが勝てば14個目のグランドスラムタイトルとなり史上2位のサンプラスに並びます。そしてフェデラーの17個というタイトル数の背中がいよいよ見えてきます。

 もっともフェデラーにとってはこの敗戦はそれほど大きなショックではなかったと思います。まだ復活途上ですし、エドバーグをコーチに据えたばかりです。ツォンガ、マレーを下し、ナダルと互角の打ち合いをしてのベスト4なら成果はありました。得意の芝のウィンブルドンこそがフェデラー復活の舞台にふさわしい場所です。体調さえ十分ならまだまだできることを証明してみせただけでも収穫があったとことでしょう。今後のアメリカでのハードコートシーズン、そしてヨーロッパでのクレーコートシーズンをフェデラーがどういう成績で乗り切っていくのか楽しみです。
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ボランティアとプロフェッショナル

2014-01-24 01:39:06 | 時事
 こちらのブログ(『ボランティア演奏』ということ)を読んで、いろいろと考えるところがありました。ブログの内容はプロの演奏家をボランティアという美名の下に経費削減でタダ働きさせるってどうなのよ、ということなのですが(かなりかいつまんでいますので元ブログとそのコメント欄もお読みいただけると嬉しいです)、特に音楽演奏のような「技術料」はタダにさせても良心が痛まない、むしろ頼んだらタダでやってもらえるからお金払うのがもったいない、という意識の人が世の中にはたくさんいるということで、それは僕の仕事にも通じる話でした。

 我々のような企画とかアイデアを捻り出す仕事も音楽演奏と同じように考えられています。むしろ研鑽を長らく積んできたということは理解されている演奏家よりもさらに簡単で適当な仕事だと軽く見られているかも知れません。なにせコピーライターの書くコピーなんて原価ゼロなんだし、ちょいちょいと思いついたことで、それほど苦労も努力もしてないでしょ、そんなものに高い金は払えないよ、という対応にこれまでどれだけ遭遇してきたことか。その「ちょいちょい」かも知れないアイデアを利用して自分たちは結構な商売をする癖に、それにお金を払わないなら仕事を頼むな、てめえで「ちょいちょい」と考えてみろよとついつい思ってしまいます。もちろん思うだけで口には出しませんが。

 テニスの山本麻友美プロと話していても彼女はよく「タダ働きはしない」と言います。僕たちにとってテニスはあくまでも趣味であり楽しみですが、山本プロにとってテニスは仕事です。だからアマチュアに「一緒にテニスしましょうよ」と言われても「タダでテニスはできない」と基本的には断るそうです。僕にはその感覚はよく理解できますが、きっと中には「なんでコーチするわけでもなく単に一緒にテニスするだけなのにお金を取るんだ?」と思う人もいることでしょう。そういう人が『無料で演奏してくださる方を募集しています。プロに限ります。』なんて文言を書いてしまうのかも知れません。演奏もテニスもアマチュアには楽しみ、でもプロには仕事なのに。

 それにしても最近は「ボランティア」が本当に難しいことになっているなと思います。心からの善意で無償奉仕を始めたのに、それを受け取る側が「タダでやってもらって当たり前」という感覚になってしまうと、経済的に続かず持続的な活動ができません。また本当に技術を持ったプロフェッショナルがやるべきことを、素人に毛が生えた程度の人がタダでやることでプロの活躍する場を奪ってしまい全体のレベルが著しく低下します。英語の観光ガイドがそうなっているという話を以前聞いたことがあります。

 「それは需要と供給の問題であって、金を払うほどの価値が認められないのだから仕方ない」という人がいますが、ボランティアは不当なダンピングのようなもので、決して適正な需要と供給のバランスの上に成り立っているものではありません。そして、そういうことを続けていくと、本当に価値の高いプロは仕事の数が減るので単価を引き上げざるを得なくなり、それを払える一部の金持ちだけが独占します。そして一般の人は低レベルのサービスしか受けられなくなります。本当は妥当な対価をプロに支払うことでプロの技術が適正価格に落ち着き、誰でもそれを享受できるはずなのに。

 ボランティアの精神は素晴らしいものですし、東日本大震災のようなことが起きると復興への力となります。しかし、それはあくまでも何かきっかけがあって困っている人のために自発的にやるものであって、強要されるものではないはず。本来は払うべきお金を払わずにプロにタダ働きを強いるのは、モノを買ってお金を払わない泥棒とかゆすりたかりと一緒です。
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全豪いよいよ準決勝

2014-01-23 00:42:11 | テニス
 全豪オープンもいよいよベスト4が出揃いました。男子のトップハーフはナダルvsフェデラー、ボトムハーフはベルディヒvsワウリンカ。女子はリーナvsブシャール、チブルコワvsラドワンスカ。戦前の予想とは違ったところもあり、当たったところもあり、男女ともなかなか面白そうな準決勝となりそうです。

 まず先に準決勝が行われる女子ですが、トップ4シードのうちセレナ、アザレンカ、シャラポワが全て負けてしまい、残ったのは第4シードのリーナだけ。過去の実績からしたらこの中ではもっとも有力な候補です。対抗するのはラドワンスカ。以前からそろそろグランドスラムタイトルが取れてもいいのではと思われながらもここまで無冠。今大会はチャンスです。力のリーナと技のラドワンスカの決勝になれば見応えがあることでしょう。美人アスリートとして人気急上昇中のブシャールはベスト4まできただけでも十分ですが、もしさらに勝ち上がったら人気爆発となるかも知れません。

 男子は4連覇を目指すジョコビッチが負けるという波乱がありました。トップハーフに有力な選手が集まってしまったので、ボトムハーフのジョコビッチ有利だと思っていたら意外な展開です。ジョコビッチに勝ったワウリンカとフェレールに勝ったベルディヒは互角ですが、いずれにしてもナダルには勝てる感じがありません。やはりナダルを止められるとしたらフェデラーだけでしょう。

 フェデラーは久々に好調そうです。故障上がりとはいえマレーに完勝。その前の試合でもツォンガを相手にしませんでした。全盛期とはまではいかなくても近いレベルまで調子を上げてきているようです。もっともそれでも相性が悪いナダルが相手なだけに準決勝は苦しいと思いますが、4回戦で錦織がナダル相手に見せたような展開の速いテニスをフェデラーができれば可能性はあると思います。

 ナダルからすればジョコビッチもマレーも相手しないで済んだのですから、こちらもチャンス到来です。フェデラーのもつグランドスラム通算17勝を追えるのは13勝のナダルだけ。全仏であと3勝くらいは積み上げられそうですから、他のタイトルを1つか2つ取れればフェデラーを超えられます。そういう意味でも重要な準決勝になりそうです。
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メールアドレスの生存率

2014-01-22 01:05:02 | ネット・PC
 お盆に開催する予定の高校の学年全体の同窓会の準備をいま進めているところですが、とりあえずメールアドレスがわかっている人たちに予告メールを送りました。同窓生450人中、約230人。ただしほとんどは5年前のアドレスなので、果たしてどれだけちゃんと届くか確認するための「お試し」でもありました。

 その結果、送信不能というエラーメッセージが戻ってきたのが約50人。2割強。5年でアドレスの生存率が8割近くあるというのは優秀なほうなのでしょうか?よくわかりませんが、やはりメールアドレスというのはどんどん変ってしまっていくので、しばらく連絡を取っていないと当てにはならないなと思います。

 もっとも届いたはずの残り約180人も、携帯のメールアドレスの場合はPCからのメールを着信拒否にしている可能性が高いので、本人が読んだかどうかはかなり心もとないと思っています。最近特に女性はPCを使わないで携帯メールばかりの人が多く、そういう人の大半はPCメールを着信拒否にしています。なので、いちいちスマホからメールしないと連絡が取れない人が多くて面倒でかないません。もっとも若い女性の場合は携帯のメールすら使わず連絡はほぼLINEだそうですが。

 メールで連絡が取れなかった同窓生に対しては案内ハガキを送るつもりでいます。メールアドレスよりは住所の方が変っていない可能性が高いですから。年代的にSNSの利用者比率が低いので、フェイスブックやツイッターもみんなあまり使っていません。アナログな郵便が一番確実なようです。

 それに同窓会も出たい人ばかりではないので、いろいろなメディアを通じてしつこく追いかけ回されても迷惑だという人もいるでしょう。向こうから積極的に連絡を取ってこないということは「そっとしておいてよ」というメッセージの場合もありますから。
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錦織の善戦と可能性

2014-01-21 01:02:21 | テニス
 昨日の全豪4回戦。錦織とナダルの対戦は日本のテニス史に残る死闘でした。スコアは錦織から6-7、5-7、6-7。これだけでもすごい戦いだったことはわかりますが、その内容の充実ぶりは錦織の実力がいよいよ世界のトップに肉薄してきていることを十分に証明するものでした。

 ナダルは世界ランキング1位で今大会の第1シードですが、それだけでは語れないフェデラーと並ぶ「生ける伝説」というべきレベルのチャンピオンです。彼の武器は回り込んで打つ強烈なスピンのかかったフォアハンド。力でぐいぐい押してくるこのフォアを打たれ続けたら、どんなに守備力の高い選手でも最後は押し切られてしまいます。辛うじて現在ジョコビッチだけがナダルに対抗できていますが、フェデラーやマレーと言えどもストロークの打ち合いになったらナダルの敵ではありません。

 ところが昨日の錦織はストローク戦でナダルと互角と言うよりは、むしろ主導権を握ってナダルを振り回し続けていました。これはナダル対策をきちんと練ってきたその成果です。錦織の戦略はナダルに得意の回り込みフォアを打たせないように、ナダルの時間を奪ってしまうこと。つまりベースラインから下がらず常に前のポジションに立ってライジングで角度をつけて打ち返していくという戦略で、ナダルはすぐに返ってくる錦織のショットに回り込む余裕がなくなり、角度のついたショットに振り回され続けてしまいました。

 もちろん、この戦略はやろうと思っても誰でもできるものではありません。錦織のフットワークと読みと天才的なセンスがあってこそ。ナダルの時間を奪うためには自分も時間を奪われるわけで、短い時間の中でショットメイキングをしていくことができなければ成立しません。いま世界のテニス界でも錦織以上にこの戦略を巧みに実行できる選手はいないのではないかと思います。

 世界1位のナダルを徹底的に振り回し続けた錦織でしたが、結果は0-3のストレート負けであることも事実です。紙一重の差ではありましたが、終わってみれば錦織はナダルにセットを奪われ続けて負けてしまいました。「紙一重の差」が大きな差だったのです。ここぞというポイントでは常にナダルが錦織を上回りました。ナダルは錦織に振り回されても諦めず追い続け、錦織の山のようにあったチャンスを愚直に潰し、そして錦織のわずかな隙を突いてセットを奪い勝利しました。このあたりの強さがナダルをナダルたらしめているのだと、見ていてつくづく感心しました。錦織が勝負弱いわけではありません。ナダルのメンタルが強すぎるのです。

 錦織としてはいくら相手がナダルであったとしても、もはや「善戦」だけでは納得しないでしょう。結果がついてこなければダメだと考えていると思います。昨日は惜しいところで勝利を逃した錦織でしたが、可能性は十分に感じられる見事な戦いぶりでした。この敗戦を糧としてさらに上を目指していくであろう今年の錦織は今まで以上に大きな期待をしても良いと思います。年末の最終ランキングトップ10も見えてきた気がしました。
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