幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

中日最下位脱出の裏で

2023-05-31 23:38:06 | 野球
 プロ野球は交流戦に入り、中日がヤクルトと入れ替わって5位に浮上しました。一時期はダントツの最下位で立浪監督の降板を求めるファンの声も上がっていましたが、ここにきてようやく打線が活発になってきました。そして今日の試合で活躍したのが岡林、ブライト、細川、村松、福永と若い新戦力たち。若竜打線が生き生きと塁上を駆けまわることで勢いが生じ、そしてベテランの新戦力涌井が好投してソフトバンク相手に快勝しました。

 今のところ優勝どころかAクラスも遠い中日ですから、目先の勝利よりもこうして新しい戦力が活躍をして来年に繋がれば良いと思います。後は投手力を活かして守り勝つ野球をいかに若い選手たちに植え付けていくか。かつて落合監督時代だってそんなに打っていたわけではありません。ただ谷繁やアライバを中心にした隙のない守りからの野球で黄金時代を築いたのですから、それをもう一度甦らせてほしいと思います。

 ただ中日が最下位脱出をできたのは中日が好調だからというよりも、ヤクルトの調子が悪すぎるからです。今日でなんと12連敗。優勝した翌年の12連敗は史上初だということですが、さすがに泥沼過ぎます。原因は村上の不調に尽きるでしょう。WBCの時点から不調でしたが、そのままシーズンに入ってしまいずっと悪いままです。今日も山田・村上・サンタナのクリーンアップが10打数無安打。村上の打率は.215です。チーム打率がリーグ最低の上に、チーム防御率も巨人に次いで悪く、打てない守れないでは最下位も仕方ありません。

 WBCがこれだけ悪影響を及ぼしたのだとしたら、次回WBCに出ないという選手が増えてもおかしくありません。たださえシーズン直前の大会でコンディション調整が難しいと言われている上に、出場した選手の多くが不調という結果が出てしまっているのですから、あの感動の代償は大きかったと言わざるを得ません。
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地理好きがハマるゲーム

2023-05-30 23:52:22 | ゲーム
 僕は幼稚園の時からの地図好きで、小学生の頃は「地図博士」を自他ともに認めていました。自慢ですが、高校生の時には代ゼミの全国模試で地理で全国1位を取ったこともあります。地図好きは還暦を過ぎても変わらず、古地図も好きですし、鳥瞰図も航空写真も好きですから、暇つぶしにGoogle Mapとストリートビューで世界中を気ままに旅行しています。

 そんな僕が間違いなく好きなゲームが「GeoGuessr」です。ブラウザゲームで、ストリートビューの画面から自分がいる場所を推測してGoogle Map上で当てるというゲームです。もう僕の好きな要素がいっぱいに詰め込まれていますが、実はこのゲームが開発されたのはもう10年前なのに10年間全く触れてきませんでした。理由は簡単でハマると抜け出せなくなるから敢えて避けていたのです。

 ところが最近このゲームの実況動画がYouTubeでよくお勧めされるようになりました。これは困ります。ついつい見てしまって「なんて面白そうなんだ」と見続けてしまいました。結局一昨日とうとう我慢できずに自分で始めてしまいました。こんなことならもっと早くからやっていても同じだったなと思いつつ、コツコツと練習のつもりでやっています。

 GeoGuessrは無料と有料のバージョンがあり、今は無料プレイ中です。無料の良いところは5分プレイすると、その後10分間はプレイできないところです。もちろんそれが嫌で有料バージョンにする人が多いのでしょうが、僕の場合はずっとプレイできたら多分猿のようにやめないので、強制的に10分間退場させられている方が生活を脅かされなくて良いくらいです。10分は意外に長くて、その間にどうしても他のことをしてしまいますから、ちゃんとゲームでのぼせた頭を冷やすことができます。

 そうやってコツコツとプレイしていても徐々に力がついてきます。日本版は標識などで地名が判明しやすく、地名がわかってしまえば場所を当てるのは簡単なのであまり面白くありません。やはり世界版で地球上のどこに飛ばされるかわからないのがスリリングで良いです。まずぐるりと周りを見渡して、ヨーロッパかアメリカかアジアか中南米かなどを推察します。空を見て太陽の方角を確認し、土の色や植生を観察し、看板の文字から言語は何か考えます。走っている車のナンバープレートの色や、道路の状況を見て国名を絞り込んでいきます。地理だけではなく歴史や語学の知識もフル活用する必要があります。

 3日やっただけで随分と世界各国の知識が増えてきました。多分世界一周ヒッチハイク旅行にでも出かけない限り、ほとんど役に立たない知識です。そういう知識を蓄えるのが好きなのが地理好きのクイズ好きなので楽しくて仕方ありません。困った困った。
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東海地方が梅雨入り

2023-05-29 22:57:22 | テニス
 今日東海地方が梅雨入りしたということで、5月の梅雨入りは10年ぶりだそうです。週間天気予報で1週間くらいずっと雨の予報だったから「梅雨入りするかな」とは思っていたので意外ではありませんが、テニス好きとしては雨は困るので、これからはより一層天気予報とにらめっこになりそうです。

 「晴れサークル」と言っていますが、僕のサークルが雨を縫ってテニスができているのは、なるべく屋内コートを確保していることと、天気予報を見ながら臨機応変に日時を変更して雨を避けているということ、そして少々の雨でもテニスをするということがあります。雨が降ったらテニスはしないと割り切れるなら良いですが、貴重な週末をテニスのために予定を空けているので、なるべくならテニスをしたいのです。

 もちろん屋内コートはお金がかかるし、雨を避けて日時をずらすのは手間がかかります。少々の雨でもテニスをするのは熱意が必要です。でもお金と手間と熱意で乗り切れるなら乗り切ろうというテニス愛が「晴れサークル」の秘訣だと考えています。「テニス愛」というより「テニスバカ」の方が正確な表現のような気もしますが。

 とは言え、いくらバカが頑張ってもどうしようもない時もあります。例年なら1年に2、3回雨天中止になるくらいなのに、今年に入ってからすでに4回も雨で中止にしました。この春は毎週のように週末に雨が降っていたから仕方ないのですが、今のペースでいけば年に10回くらい中止になってしまいます。これではマズいので、改めて気合入れ直して梅雨に臨もうと思います。後は早く梅雨入りしたので、空梅雨からの早い梅雨明けを願うばかりです。
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充実の夏場所

2023-05-28 23:59:20 | 大相撲
 大相撲夏場所は久しぶりに充実した場所となりました。ここのところ横綱照ノ富士が3場所連続で全休、大関も陥落したり休場したりして、誰が主役か全くわからないような場所が続いていました。今場所は照ノ富士が久しぶりに土俵に上がり14勝をあげて貫禄の復活優勝。そして大関貴景勝も故障をおして千秋楽まで取り切り、勝ち越してカド番を脱しました。千秋楽結びの一番が横綱と大関の番付上位力士同士の対戦になったことも喜ばしいことでした。

 さらに今場所は大関昇進を目指す4人の関脇と、大関復帰を目指して再入幕した朝乃山の活躍あありました。10勝以上で大関昇進が確定する霧馬山は照ノ富士と優勝争いをして11勝。来場所の昇進を確実にしました。今場所霧馬山が昇進できず貴景勝が負け越していたら来場所は大関不在になるところでしたから、相撲協会としても胸を撫で下ろしたことでしょう。

 残る関脇の豊昇龍、大栄翔、若元春も揃って二桁勝ちました。3人とも来場所は大関昇進をかけることになります。豊昇龍はすでに昨年から9場所連続で勝ち越していて、そのうち4回が10勝以上。安定感抜群です。とは言え直近2場所では21勝なので来場所は12勝以上がノルマとなりそうです。大栄翔はここ3場所連続で10勝以上。直近2場所で22勝なので来場所11勝で確定でしょう。若元春は直近2場所で21勝ですから来場所12勝が必要です。3人のうち誰が来場所昇進をつかみ取るか見ものです。

 そして僕が今場所の優勝候補にあげた朝乃山。今場所は12勝で準優勝の成績でした。来場所は一気に上位と当たる番付まで上がってくるでしょうから、いよいよ真価が問われる場所となります。照ノ富士が序二段から復活してきた時は一気に横綱まで駆け上がっていきました。朝乃山はどこまでその力を見せてくれるでしょうか。来場所が今から楽しみです。

 
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腕を磨くか、道具に頼るか

2023-05-27 23:27:19 | 音楽
 何事であっても、その道を究めていくには基本は自分自身のレベルアップが第一です。それが王道であるとともに、上達することが自体が目的であり喜びでもあるからです。仕事では結果さえ出せばそれで良い、ということも時と場合によってはあるでしょうが、本来は自分の努力が結果に結びつくのが一番嬉しいし楽しいです。

 ただ効率的にレベルアップをしていくためには、良い環境に身を置くことも大事です。第一は良い指導者につくことで、第二には良い仲間に恵まれることです。そしてそれと並んで大事なのが良い道具を選ぶことです。良い道具を使えば単に結果が出やすいだけではなく、レベルアップにも役立つことが多いからです。ただ問題は良い道具はお金がかかるということです。

 特に楽器は大変です。バイオリンはもちろんですが、他の楽器でも恐ろしいほど良いものは値段が跳ね上がっていきます。僕が習っているサックスの場合、初級者向けと言っても安い中国製などでは5万円以下でもありますが、定評のあるメーカー製なら20万円前後、中級者向けは30~60万円くらいはします。プロが使うような楽器なら80~200万円くらいします。新品でそれくらいでヴィンテージものならもっと値が張ります。

 僕のサックスは中古で買った2台目ですがあまりお金をかけていません。ずっと初級者向けと言われるレベルのものを使っています。お金がないということもありますが、道具に頼るよりも腕を磨くことが優先だという思いも強くありました。下手だから楽器が鳴らないんだと思っていて、まだ楽器の性能を引き出せていないのに、楽器に文句を言うなんてみっともないと。

 とは言え、さすがに14年も吹いてきて、この先も続けていくつもりなら、そろそろ中級者向けの楽器くらいは購入しても良いのかなとも思い始めています。サックスをランクアップしたらどんな音になるのかという興味もあります。なによりそろそろ道具に頼らないと、ここから驚くほどレベルアップするとはあまり思えないんですよね。無料プレイに限界を感じているゲーマーと同じです。
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転勤族とテニス

2023-05-26 23:57:15 | テニス
 僕のテニスサークルは最初は仕事仲間で始めたのですが、徐々に輪を広げていき異業種交流社会人サークルになりました。今ではジュニアや学生も含めて参加していますから社会人サークルですらなくなってきていますが、中心になるのは30代から50代のサラリーマンです。特に大手企業の会社員が多いので転勤族も多数在籍しています。

 転勤族にとってテニスという趣味は便利なものだろうと思います。世界中どこにいってもテニスはメジャーなスポーツで、しかも「見る」よりも「やる」スポーツですから、コミュニケーションツールとしてゴルフと同じくらい役に立ちます。ゴルフはビジネス臭もしますが、テニスはそれもありませんから、仕事を離れて会社以外の友人知人が作れます。地元のテニス仲間ができれば特に単身赴任者は休日の過ごし方も充実することでしょう。

 そんなわけでサークルでは名古屋に転勤してきたテニス愛好家を積極的に受け入れているわけですが、彼らは転勤族ですからいつまでもサークルにいてくれるわけではありません。短いと1年、長くても10年くらいでまたよその土地に移っていってしまいます。せっかくサークルに馴染んで仲良くなって、サークルにとっては欠かせないメンバーになったなと思ったら「転勤が決まりました」と言われる寂しさ。これまで本当に多くのメンバーが転勤していきました。

 特にこの3年間はコロナ禍でしたから、サークルで忘年会もなにもしておらず、コート上だけの付き合いでとどまっただけに、これからという時期に転勤で去っていくメンバーたちとは、もう少し飲み会とかしたかったなと思います。たまに名古屋に戻ってきてくれる人もいますが、ほとんどはこれっきりということになります。年を取ったせいか「さよならだけが人生だ」という言葉がますます身に沁みます。
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中日に初物づくし

2023-05-25 23:33:48 | 野球
 最下位を独走する中日にようやく明るい兆しが見えました。今日の広島戦をを8-2で快勝し5カードぶりの勝ち越し。リーグには6球団しかないのですから勝ち越しが5カードぶりということはいかに最近よく負けていたかがわかります。弱い中日をそれでも応援しているファンはたくさんいますが、さすがに選手をけなしてばかりの立浪監督に堪忍袋の緒が切れかかっていただけに、ここから反転攻勢を期待したいです。

 そして、先発のエース柳が今シーズン8試合目でついに勝利投手になりました。ここまで好投しても報われず、多分本来なら3~4勝していてもおかしくはない投球を続けていたのに未勝利でしが、今日は5回に5点を取るなど打線がきちんと援護してくれました。5月末に初勝利は遅すぎますが、これをきっかけに勝ち星が続くことを願うばかりです。実力は間違いないので巡り合わせだけの問題だと思うので。

 そしてビシエドと木下に待望の今季第1号が出ました。貧打と言われる中でも特にホームランがダントツに少ない中日ですが、その象徴が今季ゼロ本だったビシエドと木下です。特にビシエドは打点も昨日までゼロで、本当に不振に喘いでいましたが、ようやく第1号が出たので、これをきっかけに昨年までの打撃が復活してほしいです。守備も良いしバッティングも堅実なビシエドは稀に見る優良外国人選手ですから、立浪の起用法は間違っていると思っていました。ビシエドが冷たくお払い箱にされる前に立浪を見返すような活躍を待っています。

 


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テニスは安全第一だけど

2023-05-24 23:59:31 | テニス
 還暦を過ぎたテニス愛好家としては、まず第一の目標は怪我無く無事にテニスをすることです。この年齢になって大きな怪我をすると、そのままテニス生命に関わる場合があります。そうでなくても、古傷を抱えながらのテニスはやはり楽しめません。今でも痛いところがいくつかあって、それを何とか誤魔化しながらテニスをしていますから、これ以上悪化させるわけにもいきません。最低でも70歳、できることなら80歳まではテニスをしたいと思っているので、これからは安全第一です。

 とは言え、テニスが上手になりたいという思いも当然ありますから、安全第一ですが上達も第二です。ただしここで大事なことは上手になりたいですが、それは強くなりたいというのとは少し違います。テニスの強さは技術だけではなく、戦術やメンタルも大きな要素を占めますし、何より身体的な強さが一番大きな要素になるからです。スピードやパワー、スタミナはどうやったところで10代20代は言うに及ばず、30代40代にも勝てません。辛うじてひとまわり下のアラフィフくらいが相手なら戦えるかなというところですが、今後ますます身体的には衰えていくことはわかっています。

 なのでこの先、強くなろうというのは自ずと限界がありますが、技術の進歩はまだ伸び幅があると思っているので、強化よりも上達に重きを置いています。そして強くなることについては、安全第一の範囲内で、ということになるのですが、それでも30代40代相手に勝つためのテニスとしては、、体力とノリが必要な爆発力よりも、技術とメンタルで戦う安定感を重視しています。ハイスコアよりもアベレージ。満塁ホームランやスリーポイントシュートがないテニスでは、コツコツと1ポイントを積み重ねていく安定感こそ無理をしないで強くなる秘訣だと思っています。
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オールスターファン投票

2023-05-23 23:53:26 | 野球
 オールスターと言っても「日本の野球の?」と聞かれるくらい存在感が下がっているかつての「夢の球宴」NPBのオールスターファン投票の中間発表がありました。昔からセ・リーグのファン投票は巨人と阪神の選手で占められるのが定番ですが、今年も首位をいく阪神から5人も中間で1位になっています。対する巨人もひどいチーム状況の割には3人。ただ菅野、坂本、丸ではなく戸郷、大勢、大城という面子なのがすっかり巨人も主力が変わったなという印象を受けます。

 12球団のうち中間発表でゼロなのがヤクルト、中日、楽天。リーグ最下位の中日と楽天はともかく、5位とはいえ連覇をしているヤクルトからゼロというのはちょっと驚きでした。確かに村上も山田も調子を落としているとは言え、昨年の三冠王がファン投票でなんと4位とは。WBCとオールスターは別ということなのでしょうか。どんなに成績が悪くてもファン投票ではトップにくるのがスター選手というものでしたが、時代が変わったのか、村上がまだそこまでの域に達していないということなのか。

 中日は今の成績では誰も選ばれなくても仕方ありません。抑えのマルティネスは今シーズン完璧なピッチングを見せていますが、なにせチームが勝てないので出番が限られているのが惜しいところです。また現役ドラフト組で大活躍している細川も選ばれて欲しいですが、さすがにファン投票では厳しいでしょう。今年はバンテリンドームでオールスターが開催されるので、地元ということで3人くらいは監督推薦で出場できると思います。成績からすると細川、福永、マルティネス、小笠原あたりが候補ですが、チーム状況がこんなですから3人でも多いくらいです。球宴で休みの間に練習しろと言いたいです。

 正直、WBCを見てしまうと、あのチームこそが真のオールスターであって、あれ以上のチームはないわけですから、いくら夢の球宴とか言われても大きく見劣りすることは否めません。最近僕も大谷が出るメジャーのオールスターゲームの方が楽しみです。今年は吉田も出られるかも知れませんし、ますます楽しみにしています。
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夏場所の優勝争い

2023-05-22 23:54:36 | 大相撲
 照ノ富士が単独トップに立ってもまだわからないと思っていたら、早速明生が巧い相撲を取って照ノ富士を破り、これで照ノ富士、明生、朝乃山の3人が1敗で並びました。さらに1差の2敗で霧馬山、若元春、平戸海、北青鵬の4人が追っています。実に面白い展開になってきました。

 まず横綱照ノ富士ですが、明生に負けた今日の一番のように、動かされてしまうと膝がついていかずに隙ができます。じっくりと四つ相撲を取らしてもらえれば実力が抜きん出ていることは間違いありませんが、今後力のある上位陣との相撲が続くことを考えると、果たして自分の望む形で相撲を取らせてもらえるかどうか。無理してまた膝の状態が悪化したら千秋楽まで取り続けられるかどうかもわかりません。

 僕が本命に推した朝乃山は北青鵬に負けたものの1敗でここまできました。実力通りの結果です。問題はここからの対戦相手です。明日は好調の平戸海。そしてその後は恐らく三役陣との対戦が組まれることでしょう。元大関だけに優勝をするならきちんと上位陣を下して結果を出してほしいところです。大関昇進を争っている4人の関脇と大関貴景勝との対戦となるのか、もしくは横綱戦まであるのかは、今後の朝乃山次第でしょう。

 大関昇進をかける霧馬山もなんとか2敗で9日目を終えました。残り6日間で3番勝てば大関昇進は当確だろうと思います。優勝よりも大関昇進が目標でしょうが、早々に二桁勝てば無欲で優勝争いに加わってくるかも知れません。安定した実力からしても照ノ富士、朝乃山に続く3番手に推したいと思います。

 注目は北青鵬。先場所新入幕で9番勝ちながら不満そうでした。今場所は最低二桁を目標にしているようです。このまま平幕との対戦が続けば十分に二桁はいけそうですが、朝乃山と同じように優勝争いに絡んでいれば上位と当てられる可能性もあります。将来の横綱候補の大器だけに、どこまで伸びるのか楽しみです。

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