幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

錦織4位以内確定

2015-02-28 23:51:30 | テニス
 アカプルコのメキシコオープンで順調に勝ち上がっている錦織がとうとう決勝に進出しました。決勝は因縁の相手であるフェレール。いつも錦織の節目の試合になぜか登場してきます。最近はずっと錦織がフェレールに勝っていますので、有利であることは確かですが、なにせツアーでも屈指のファイターであるフェレールが、そうやすやすと負け続けてくれるとは思えません。厳しい戦いになるでしょう。

 そして錦織はすでにマレーを抜いてランキングが4位に浮上することが決まっています。ついに世界4強の1角を崩したことになります。1位でなければ4位も5位も変わらないというわけではありません。4位と5位の間に大きな差があります。トップ4シードまでに入れば、準決勝まではずっと格下の選手と対戦できるからです。4位に入れば自分より上の3人とは準決勝までは対戦しなくてすみますし、優勝するにも3人中2人を倒すだけですから、かなり楽になります。

 グランドスラムはもちろんのこと、トップ選手が揃って出場するマスターズ大会でも確実に有利になりますし、もちろんその下のクラスの大会なら第2シード以内に入れる可能性も高くなります。基本的にトーナメントで行われるテニスの大会においては、4の倍数は重要な数字です。

 さらに今週アルゼンチンオープンに出場しているナダルが優勝を逃して、錦織がフェレールに勝って優勝すれば3位のナダルも超えることができますが、よほど体調を崩していない限りナダルがクレーでやすやすと負けるとは思えませんから、これは期待しなくてもいいでしょう。錦織にとって大事なことは全仏までこの4位というランキングをキープし続けることです。以前にも書いたように、昨年はクレーシーズンに入ってバルセロナ優勝、マドリード準優勝とポイントを稼いでいるので、それをカバーできるようにアメリカのハードコートシーズンに勝っておかなければなりません。

 まずは目の前に立ちふさがるフェレールに勝って500ポイントを手に入れることです。グランドスラム優勝もランキング1位もそうやって足場を築きながら一歩ずつ進んでいくものだと思いますから。
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センターの器

2015-02-27 23:48:42 | AKB&乃木坂
 AKB48の新曲「Green Flash」がミュージックステーションで披露されました。今回のセンターは柏木由紀と小島陽菜。柏木は在籍9年目でのシングル曲初センターです。まだ卒業が発表されたわけでもないのに、卒業間近と噂される小島とのWセンターは、やはり2人への長年の功績に対するご褒美センターなのかなと勘繰ってしまいます。

 最近のAKB48の若返り化は急ピッチですが、これは諸刃の剣。確かに少女アイドルグループとしては10代メンバーが中心になるのが自然で、ハタチ過ぎたらオバサン扱いを以前からされていたものです。反面、こうしたアイドルグループというのはメンバーもファンも一緒に年を重ねていくことで、より深く愛される場合もあります。3年前の前田敦子の卒業以来、主力が次々といなくなっていくことで、ファンも離れていっているのは明らかで、数年前に比べてすっかりパワーダウンしています。

 ここにきての柏木&小島のWセンターは、古い馴染み客をつなぎとめるためという見方もできなくはありませんが、これまではいつもセンターではないポジションにいてこそ光っていた2人だけに、層の薄さを感じさせてしまい逆効果ではないかとも考えられます。また本来ならセンターとなるべき渡辺麻友や島崎遥香らがまだ力不足なのか、もしくは新しいセンターを育てる気もないのかと思わせてしまいます。

 こうして振り返ってみると、いかに前田敦子がセンターとしておさまりが良かったかがわかります。当時は本人の名言を引っ張り出すまでもなく、アンチが異様に多かった前田ですが、いなくなってからセンターを受け継いだ大島優子も渡辺も前田ほどの安定感に欠けていて、だからこそ毎回違うメンバーがセンターに立ってきました。

 AKB48グループ全体を見渡せば、松井珠里奈や山本彩のように支店の絶対的センターとして君臨しているメンバーがいて、この2人ならセンターとしての器があるからバランスは取れると思います。でもだからと言って運営がそのまま本店のメンバーを差し置いてセンターを彼女たちに簡単に任せたら、本店メンバーのみならず彼女たちを応援するファンの士気も下がりますから、なかなかそういうわけにもいかないというジレンマもあるようです。

 今や後継センター育成は待ったなしの課題だろうと思われます。この混沌から誰か前田の後継者たる人材が頭角を現してくるのか、それとも「日替わりセンター」的な展開のままズブズブと沈んでいってしまうのか、ちょっと予想が難しいところです。

 
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老後のためにいくら必要か

2015-02-26 18:13:13 | 日記
 昨日の早期退職に続いて辛気臭い話題ですが、果たして老後の生活にはいくらかかるのか、老後資金をどれくらい用意しなければならないのかということをアバウトに考えてみます。40歳以下の人には興味がわかないかも知れませんが、実は僕たち世代ではすでに手遅れで、40歳くらいからこそ真剣に考えないといけない話です。もちろんどういう生活をするのか、親の遺産はあるのかなどで大きく変わることは間違いありませんが、仮に夫婦2人が贅沢しないまでもケチケチせずに済むレベルの生活をリタイヤ後に維持するのにはいくらかかるかと考えてみます。

 光熱費や食費、身の回り品などの生活費が20万円、住居費は持ち家なのか賃貸なのか場合によると思いますが、仮に分譲マンション住まいでローンなしの管理費等だけとして3万円、クルマ1台の維持費(駐車場代、ガソリン代、保険、車検、税金等)で5万円、その他の被服費、娯楽費、教養費、交際費などで10万円として38万円。ざっくり約40万円くらいが月々必要だと仮定します。もちろんもっと切り詰めることは可能ですが、ケチケチしない程度の生活が前提ですから。クルマも手放せばかなり楽になりますが、とりあえず必要でしょう。

 年間で480万円。夫婦2人で貰える年金額を300万円とすると毎年約200万円もの赤字です。これを老後のための資金で穴埋めするとなると65歳から20年間なら4000万円。もし85歳以上まで長生きしてしまったらもっと必要になります。しかも年を重ねるほどに医療費はかかるし、持ち家だって古くなれば修繕費もかかります。たまに旅行もしたいとか、孫に小遣いをあげたいとか、クルマだって買い替えたいしと考えると、ざっくり見積もっても老後資金5000万円程度は必要だと思われます。

 子ども1人育てるのに2000~3000万円と言われますから、子ども2人育てたら5000万円。つまり夫婦共稼ぎで子どもがいなければ必要以上に浪費しない限りは5000万円くらいは貯まるわけで安泰ですが、もし子どもが3人もいたら大変なことになってしまいます。5000万円どころか2000万円だってよほど気を付けて貯金をしていないと難しいでしょう。また最近多いアラフォーになってから子どもが生まれた場合は、一番お金がかかる大学生の頃にはすでに退職時期ですから、これもよほど気を引き締めていないとマズイことになります。

 我が家の場合は娘があと1年で大学を卒業するのが救いですが、住宅ローンはたっぷり残っています。このまま老後資金が十分に用意できない場合は、ずっと働き続けるか、生活費を切り詰めていくしかないわけで、昨日書いたようにあまり長く働きたくない僕としては、いま自分が使っているお金の見直しをしないとヤバいなぁと痛切に感じています。65歳までひーひー働きたくなければ、やっぱり宝くじを当てるしかないかなぁ。1億円も当たればもう残り人生無敵モードですからね。
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早期退職への願望

2015-02-25 23:47:16 | 日記
 先日うちの会社で早期退職の募集がありました。対象は50歳以上の社員でしたから、当然僕もその対象に入っていました。その内容を見た時には心が揺れました。「こんなに余計に貰えるのか。やめたいなぁ」と。しかし、いくら割増の退職金を貰っても、働き続けた方が貰える金額は当然多くなります。子どもの学費もかかるわけだし、まだちょっとやめるわけにはいかないなぁと思って、細かく計算することもなく早期退職には応じないことに決めました。

 ただ僕より先輩の人たちにとっては、残り年数ももっと少ないわけですから、やはりより真剣に計算をして検討したようです。加算で多く貰える退職金の額と、現在の貯蓄額と、年金を貰えるまでの年数と、子どもの学費やら住宅ローンやら、あれこれ考慮して「やめよう」とか「残ろう」とか思ったことでしょう。

 ただ会社という組織に属しているメリットは、単純にお金の問題だけではないことが、より計算を複雑にしています。まず福利厚生や社会保険のこと。これらは給料のようにわかりやすく見えるものではありませんが、自分で負担するとなると相当な額になります。また会社の備品や電話なども何気なく使っていますが、PCもコピーも電話も会社持ちだったものが個人負担となってくれば大変です。もちろん会社の仕事の電話や作業はなくなるのですから使用頻度もぐっと少なくはなりますが。

 そして何より大きな会社にいればいるほど得られる、会社の「信用」というメリットもやめれば失ってしまいます。単なる「無職」とか「パート」のオジサンと、有名企業の社員とでは世間の見る目が全然違います。社員なら名刺ひとつ出せば、どこでもそれなりの対応をしてもらえますが、「元」社員ではそうはいきません。高いスキルがあって自分の名前で生きていける人は良いですが、ごくごく普通の人にとってこれは本当にお金では買えないものです。

 僕も今回の早期退職制度で心が揺れるくらい「やめたい」気持ちはありますが、今回はまだやめられないなと思いとどまりました。ただもう2~3年後に、もしまたこういう機会があったら、その時にはわかりません。体力があるうちに仕事以外でやりたいことがたくさんありますから。
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春節と昇竜道

2015-02-24 17:50:40 | 時事
 春節が終わって多くの外国人、特に中国人が帰っていきました。名古屋の街はマスコミで報道されていた東京に比べたら、そこまですごいことにはなっていませんでしたが、それでもデパートなどに行くと中国語が飛び交っていたりする場面もあり、繁華街をウロウロと歩く、一目でそれとわかる集団にもたくさん出会いました。

 70~80年代にパリでブランド品を買い漁っていた日本人の姿に重なるという言われ方もしていましたが、僕が見る限りはそれほど不快な印象もありませんでした。むしろ喜々として観光とショッピングを楽しんでいる外国人を見るのは悪い気持ではありません。少しでも日本の良いところに触れていってもらいたいし、好感をもってくれたら自国に戻って日本の良いところを周りに伝えてほしいものです。

 ちなみに日本観光のゴールデンコースは東京で買い物をして富士山経由で京都観光、関空から帰っていくルートらしいですが、この中部圏でも「昇竜道」というルートをかなり前から設定してアピールしています。能登半島を竜の頭、紀伊半島東部を竜の尻尾に見立てて、能登、金沢、白川郷、高山、岐阜、名古屋、伊勢、熊野と南北に貫く観光ルートです。東京から関西への東西ルートにクロスするように、南北に縦断するルートです。

 海あり山あり河川ありの豊かな自然と、白川郷や熊野古道といった世界遺産を含む日本を代表するような歴史文化スポットが数多あります。食べ物も美味しいし、中部圏の魅力を存分に楽しめます。若干交通が不便なところもありますが、長年名古屋に住んでいる僕には馴染みのある場所ばかり。ドラゴンズにもかかっているし、東アジアの人には縁起が良い「昇竜道」、ぜひもっとアピールして、どんどん来てもらえたらと思います。
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残り時間はどれくらいか?

2015-02-23 23:50:54 | 日記
 最近、自分の寿命がわかったら助かるなぁということをしばしば思います。もちろん老後の過ごし方を考えてのことです。もし60代半ばで死んでしまうのなら、すぐさま仕事をやめて残り10年をたっぷり楽しもうと思います。逆に85歳まで生きるのなら、なんとか65歳まで頑張って働いて、それから悠々自適の暮らしに入ります。

 寿命がないのにお金を残しても仕方ないですし、逆に残り時間がたっぷりあるのにお金が尽きるのも困ります。ちょうどご飯とおかずの配分を考えて食事しているのと同じで、残りのご飯の量がわからないのでは、好きなおかずにもなかなか手をつけられません。今のところ僕は父親が死んだ74歳をひとつの目安としていますが。

 もちろん何歳で死ぬとわかっていたら、きっと辛いし怖いでしょう。簡単に僕のような俗人が達観できるとは思えません。いつ死んでも良いように今日をしっかり悔いなく生きることだ、と言われることもありますが、毎日毎日そんなに完全燃焼できるくらいにしっかり生きていたら、それこそ疲れて死んでしまいます。

 もっとも本当に死神だかが出てきて「死亡予定時刻」を教えてやろうかと言われたら、やっぱり怖くて断ってしまうかも知れません。でも正確な時間は要らないけど、結構長生きするのか、短命かくらいは知っておきたいかな。心構えくらいはしておきたいし、ご飯とおかずの配分の目安もつくから。
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コート面数あたりの適性人数

2015-02-22 22:56:32 | テニス
 うちのテニスサークルは「晴れサークル」を自称していますが、今週は土曜日が僕のサックスのリハでできないために日曜日にしたら雨に降られてしまいました。それもテニスを始めて1時間も経たない時間からです。そんな間の悪いことでどこが「晴れサークル」なんだ、と言うと、ちゃんとこういう日に限って屋内コートを確保してあるので、やっぱりテニスができてしまうのです。

 もっとも昨日は参加者が多く、確保してあった屋内コートでは足りなかったので屋外も使うつもりでしたから、雨に降られたのは残念ではありました。うちのサークルではコート当たりの人数は6人程度になるように調整しているのですが、屋外が使えなかったので前半2時間は1面8人を超えてしまい待ち時間がかなり長くなりました。面数が増えた後半は大丈夫でしたが。

 このコート当たりの人数というのは僕が幹事として特にこだわっているところで、ダブルス主体で4時間テニスをする場合に、満足感があって、なおかつやり過ぎないのが1面あたり6人前後だと思います。これは季節によっても変動して、冬は待ち時間が長いと体が冷えて怪我につながりやすいので1面あたり5人。夏は休憩をしっかりとらないと熱中症になりやすいので1面あたり7人を基準にしています。30年間サークルを運営してきての経験則です。

 そのために本来必要な面数よりも多めにコートを確保しておいて、出欠をきちんと取って適性人数になるようにコートをキャンセルしながらコントロールしています。メンバーにもなるべく出欠の返事は締め切り前にするようにお願いしています。時には締め切りを過ぎてコートをキャンセルしてしまってからの参加表明は断ることもあります。

 ここまで面数あたりの参加人数をきちんと調整しているサークルと言うのはあまり多くないようで、他のサークルを見ていると、かなり人数にバラつきがあります。もちろん幹事としてはコートだけ用意して来たい人が適当にやってくるということにするのは簡単ですが、コートが余っているのはお金の問題なのでまだしも、たくさん集まってしまって折角参加したのに全然テニスができなかったというのは残念過ぎます。何より僕自身がたっぷりテニスができないと不満なので、面倒でもここにはこだわるのです。

 とは言っても、参加したいという人を断るのはやはり心苦しいですから、公営コートなのに桁違いにコート料金が高い屋内コートは別にして、他ではなるべく面数に余裕はもたせています。ただコートが余っていると、ついもったいなくてテニスをやり過ぎてしまうので、こういうところにも貧乏性が出てしまうんですけどね。
 

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リハも無事にクリア

2015-02-21 23:46:17 | 音楽
 今日は発表会のリハーサルでした。何回も書いていますが、今回はライブハウスでバンド形式での発表会。曲は『星空のディスタンス』、バックバンドは全て講師の先生たちです。毎年ほぼ同じメンバーなので、気心も知れているというか、かなりリラックスして演奏できるのが強みです。さすがに5回目ともなると慣れてきたなと感じました。

 リハでいつも圧倒されるのはドラムの圧です。とにかく圧倒的なパワーが背後からドカンドカンとくるので、それにオタオタしていつも舞い上がって間違えてしまいます。しかし今日は最初からその圧にも何とか耐えて、ある程度は落ち着いて吹くことができました。もちろん平常心とまではいきませんでしたが、昨年に続いてリハで何とかなったというのは自信になります。

 毎回思うことですが、バンドで演奏するのは本当に楽しいです。みんなで演奏する一体感、音がうまく重なり合った時の美しさ、そして少々のミスも勢いで乗り切れる緩さも含めて、バンドは音楽をやってる喜びをダイレクトに感じられます。ピアノ伴奏だけのソロ演奏は緊張感がありすぎて、演奏直前はいつも「なんでやることにしたんだろう」と後悔していますから。

 最近は発表会は1曲では物足りないとさえ感じています。サックス歴5年半、腕の割には言うことだけは生意気になったものです。
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道楽者がカッコいい

2015-02-20 23:41:48 | 日記
 このブログやfacebookなどを読んでくれている人から「多趣味で羨ましいです」と言われることがありますが、特に多趣味だとは自分では思っていません。僕のイメージする多趣味な人というのは、あれもこれもたくさん幅広く手を出して、ちょっとずつ楽しんでいるような器用な人で、僕の場合は好きなことをコツコツと深く長くしつこく偏執的に続けるタイプなので、むしろ興味は狭いのではないかと思っています。

 ひとつの趣味をコツコツしつこくやるには時間がかかります。ちょっと齧って次というわけにはいかないのです。当然のことながら優先順位をハッキリさせないと、うまく回っていきません。現在の僕の優先順位は1番がダントツでテニスです。平日夜も休日も時間と体力があればテニス最優先です。最近は週4回テニスということも珍しくなく、さすがにやり過ぎでまたぞろ肘がヤバい感じになってきてしまいました。まあ痛くてもやるんですけど。

 2番目はサックスとピアノ。サックスは休日昼間、ピアノは平日夜という振り分けです。両方合わせてテニスくらいの時間はかけているかも。テニスは仲間がいて一緒にやれるのが楽しいのですが、サックスとピアノは基本的に1人なので、それがちょっと残念。本当は一緒に演奏をできる仲間ができれば良いのですが、なかなか巡り合うことができません。もし気の合う大好きな音楽仲間ができたら、もっと優先順位が高くなるかも知れません。

 それ以外の趣味はかなり後回しになっています。昔から映画、読書、マンガ、クイズ、アイドル歌謡、ボーリング、パソコン、温泉なども趣味と称してきましたが、テニスと音楽に時間もお金もかけ過ぎてしまい、これらの趣味はもう僕の基準では趣味と言えるほどのレベルではなくなってしまいました。強いて言えばクイズに関しては相変わらずテレビのクイズ番組の大半は録画して見ていますから、それほどレベルは下がっていないと思いますが、他は「たしなむ程度」になりつつあります。

 僕の中では「趣味」と胸を張って言えるのは、周りから見たら「バカじゃないの」と言われるくらいに時間と労力と金をつぎ込んでいること。つまり「趣味」と言う健全な響きよりは「道楽」だと家族から眉をひそめられるくらいじゃないと面白くないのです。今後目指すは「道楽者」の「不良老人」です。カッコいいじゃん。

 
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あと何年

2015-02-19 23:55:02 | 日記
 昔々、大先輩が「お前たち若い奴らは会社に入って何年目と数えるだろうが、俺たち50代はあと何年って数えるんだよ」という話をしてくれたのを未だに覚えています。恐らく入社してまだ5~6年目くらいじゃなかったかと思いますが、いつまでもハッキリ覚えているのはそれだけ印象的だったのでしょう。そんなのまだ30年くらい先の話じゃんと思いながらも、いつかそんな時が来るのかなぁとぼんやり想像したものでした。

 それから20数年経って、僕も54歳。残り6年で定年です。すでに何年目かというのはとっくの昔にあやふやになっています。毎回入社年から数えないと思い出せません。当然、僕の周りの同世代も同じ状況で、みんな「あと何年」という話になりますし、中には早期に退職する人もいたりして、そういう人はいきなりカウントダウンもなく「ゼロ」になるわけです。

 仕事をバリバリとやっていた時期には、リタイヤするということに全然実感が沸きません。それは会社員としての「死」のようなものだと思っていました。人生もいつか終わります。それは誰もが知っているのですが、若いうちは自分が死ぬことに全く実感が伴いません。しかし、親しい人が一人、二人と亡くなっていくうちに、徐々に死ぬことは遠い話ではなく、実は身近にあることなんだと思うようになります。

 リタイヤするのも同じで、最近になっていよいよそれは具体性を帯びたリアルな話になってきました。そして、そう考える時にはもうこの先の会社生活で自分が仕事において何を達成できるか、どういう成長を遂げたいかということではなく、引き際をどうするか、それまでどうやって過ごすかを考えているのです。このあたりも死を目前にした人と似ているのかも知れません。

 大先輩が言った「あと何年」というのは、単に残り年数を数えているのではなく、そういうことをいろいろ考えてるんだよ、という意味だったのだろうと思います。ただ死との違いは、死んだ後にあるかどうかわからない来世とか天国ではなく、リタイヤ後の生活がハッキリと具体的にあるということです。以前はまだ先のことだしと悠長に構えていましたが、そろそろきちんと考えていかないとなりません。本当にそういう年齢になってきたなと改めて感じています。
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