テニスのサービスを打つ時に、後ろ足を寄せる派と寄せない派があります。フットアップかフットバックか、と言うと、少しカッコ良くなりますが、まあ言ってる内容は同じ。トッププロでもどちらもいて、当然我々アマチュアも派閥が分かれます。僕は今は寄せていますが、10年前くらいまではフェデラーに憧れていたので寄せない派でした。さらにその10年くらい前は寄せていました。要はフェデラーの真似をしていただけです。
寄せるメリットは体重移動がしやすいのでスイングスピードが上がるとか、サーブ&ボレーに出やすいとか言われています。寄せないメリットはバランスが崩れにくいとか、体が開きにくいから回転がかけやすいと言われています。デメリットはその裏返しになります。まあプロのように技術が高くなれば、このあたりのメリットデメリットもカバーできるのでしょうが、アマチュアは自分のプレイスタイルや、自分にしっくりくるかどうかで決める場合が多いでしょう。
で、今日の山本麻友美プロのレッスン会で「足を寄せると体が早く開く」ということを相談したら、山本プロから「足を寄せない昔の打ち方に戻したら」と言われました。まったくもって正論でぐうの音も出ません。そりゃそうだなと思ったので、10年以上もご無沙汰していたフットバックステップでサービスを打ってみました。そして、これが結構しっくりくるのです。
体が開くというお悩み解決には一番効果的でした。しかも土台が安定していて、足を寄せるという工程が省略されるので、シンプルに打ちやすくなりました。結果としてラケットにきちんと当たる確率が増して、サービスのスピードアップにも役立ちそうです。良いことだらけのようですが、いざゲームで使うとダブルフォルトが多発しました。
セカンドサービスになるとリズムが合わなくて逆にきちんと当たらないのです。ファーストよりもセカンドの方が追い込まれていますから、考えることが多く、リズムが違うと当たりが悪くなるみたいです。ただこれは慣れの問題も大きいので、徐々にリズムも合うようになるだろうと楽観視はしています。本来回転がかけやすいので、セカンド向きのはずですし。
それにしても何十年もテニスをしているのに、未だにいろいろとフォームの改良を重ねています。ちょっとテニスの奥は深すぎるのではないかと最近感じています。
自分で感じるメリットは、【高く飛べる】でしたね。
脚を開いて飛ぶより、閉じて飛ぶ動作の方が普段通り自然な流れでできるので、変えてみて意外にもすぐしっくり来ました。
何が正解か、探究して発見した時のテニス熱は凄まじいです笑
だから飛べてしかもきちんとバランスを保てるなら良いのではないかと思います。しっくりきたなら変えて正解ですよね。
僕は高く飛ぶよりも、バランスを保つ安定感があるので寄せないことにしたのですが、まだ完全にはしっくりきていません。探求は続きますね。