幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

音楽フェスの密

2021-08-31 23:56:04 | 音楽
 常滑市で開催された屋外音楽イベント「NAMIMONOGATARI」が、コロナウイルス感染対策が徹底されず、「密」な状態で開催されたことで批判の声が数多く出ています。報道などによれば、場内ではアルコール類が提供されていたそうですし、来場者の多くがマスクを外し大声を出しながら熱狂していたとか、出演アーティスがそれを煽っていたとか、イベント終了後には、複数のクラブでアフターパーティも行われていたとか。その通りならそりゃ問題だし批判されて当たり前です。 常滑市長がイベント主催者に抗議文を送ったというのも当然でしょう。

  このイベントには、Zeebra、般若、AK-69、Awich、BAD HOPなど、有名アーティストから新進気鋭の若手まで、日本のヒップホップ界を代表するメンバーたちが総出演していたそうで、そんな大物たちが参加しているフェスでこの有様では、たださえ反社会的なイメージがあるヒップホップがますますイメージダウンしてしまいます。今後、こうしたイベントが開催しにくくなるでしょうし、さらにはヒップホップのみならず音楽業界全体に与えるダメージも大きくなりそうです。

 なにせこの「NAMIMONOGATARI」の前にはフジロックが開催され、こちらも批判を巻きおこしたばかりです。フジロックはもっと感染対策などが徹底されていたらしいですが、県をまたいだ移動が大規模に起こったことが一番批判された点です。ロックファンが「ヒップホップとは違う、一緒にしないで」と主張したところで、外から見れば同じだと捉えられてしまいますし、ロックはヒップホップと違っておとなしくて行儀が良いと言うのもロックじゃないでしょう。

  そもそもヒップホップとロックが小競り合いをしたところでなんの益もありません。それよりも音楽シーン全体としてこうした課題をきちんと共有してどう立ち向かっていくか考えないと、今後ますますライブやコンサートができなくなり、たださえコロナで喘いでいるところにさらに大きなダメージを受けてもう立ち直れなくなってしまいます。音楽は人生に必要です。だからこそ、こんなことで音楽を殺しちゃダメです。
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ワクチン予約が取れない

2021-08-30 23:47:36 | 時事
 僕が7月にコロナワクチン接種の予約を取る時にはかなり余裕がありました。特にネット予約は高齢者が苦手だったせいかガラガラで、近くのクリニックで翌々日の予約がすぐに取れました。職域接種も同じタイミングで募集があって家族もOKだったので、娘に打つか聞いたところ「まだいいや」という返事だったので申し込みませんでした。あの時に娘のワクチンを予約しておけば良かったです。まあ異物混入ワクチンでしたけど。

 今日から名古屋市では25~34歳の予約ができるようになったので、早速娘のワクチン予約できそうなところをネットで探したのですが、昼前にスタートしたので出遅れてしまい全然見つかりません。多くのクリニックではワクチン入荷まで予約を受け付けられないとあって、受け付けているところも10月末までは全滅です。かろうじて11月に予約が取れるところがあったので何とか11月上旬でおさえることができました。

 名古屋市の大規模接種会場の予約サイトは混雑していてつながりません。ようやくつながったかと思ったら、また「しばらくお待ちください」となってしまいます。電話でしか受け付けていないクリニックの中にはもう少し早いタイミングで予約できるところがあるかも知れませんが、一軒ずつ電話をかけ続ける根性はありませんでした。

 ワクチンを打ちたい若年層が多いということがよくわかります。デルタ株が蔓延して若くても重症化リスクが高いことや後遺症の大変さについて知られてきたことが意識の変化を起こしているのでしょう。「若者はワクチンを打ちたがらない」などとマスコミや行政は思っていたみたいですが、すでにフェーズは変わってしまっています。治療薬の開発が進まない中、単なる自粛要請だけではコロナ収束の目途は一向に立ちません。ワクチン確保が一番の急務です。

 イスラエルなどのワクチン先進国で感染者が増えてきているそうです。恐らくすでに接種から時間が経ってワクチンによる抗体が減少してきているのでしょう。ブースター接種を進める必要があります。日本でも高齢者の3回目のワクチン接種は来年早々には始める必要がありそうです。抗体がどれだけできているか、維持されているかは個人差が大きいようなので、どんどん抗体検査をしてリスクの高い人から優先的に3回目の接種ができるようなシステムを構築できれば良いと思いますが、果たして今の政府や行政にそれだけの力量があるのでしょうか。
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全米オープン男子ドロー

2021-08-29 23:49:28 | テニス
 いよいよ全米オープンテニスが開幕します。最大の注目はジョコビッチの年間グランドスラム達成がなるかどうか。もし達成となれば同時にフェデラーとナダルと並んでいるグランドスラムタイトル獲得数の最多記録を更新することにもなります。そうなったら少なくとも記録的には間違いなくジョコビッチが史上最強と呼んでも良いかも知れません。しかも今大会はフェデラーもナダルも出場しません。昨年王者のティエムも欠場とあってジョコビッチにとってはチャンスが広がるばかりです。

 第1シードのジョコビッチのドローは準々決勝でウィンブルドン決勝で対戦した第6シードのベレッティーニと当たることになっています。そして準決勝で東京五輪金メダルの第4シードのズべレフ。どちらも台頭している若手の代表格で今季好調な選手ですから楽しみな対戦です。調子の出ない1週目では3回戦でゴファンと錦織の勝者と対戦となりますが、まあ今のジョコビッチならベテランよりも勢いのある若手の方が怖いでしょう。

 ズべレフは厳しいドローになりました。1回戦でいきなり地元のクエリー、4回戦ではシナー、準々決勝でシャポバロフです。ズべレフは最近安定感が増してきていますから、シナーやシャポバロフのような自分よりさらに年下の若手相手にあまり取りこぼすイメージはありませんが、苦戦してジョコビッチ戦の前に体力を削られる可能性は十分に考えられます。いかに体力を温存しながらジョコビッチ戦に備えるかが鍵でしょう。

 ボトムハーフでは第3シードのチチパスの初戦がいきなりマレーになりました。いくら全盛期に戻っていないマレーとは言え、初戦で当たるには厳しい相手です。チチパスの準々決勝は第5シードのルブレフとこれも厳しいドローです。そして第2シードのメドベージェフも初戦でガスケ、3回戦では2014年全米覇者のチリッチと実績のあるベテラン勢が続きます。準々決勝はルードですが、もしかしたら曲者のシュワルツマンが上がってくる可能性もあります。

 フェデラーとナダルこそ欠場ですが、マレーやチリッチ、ツォンガ、ガスケ、モンフィス、イズナー、ケビン・アンダーソンなどのベテランも多く出ます。特に引退を表明している42歳のカルロビッチが1回戦でルブレフと対戦するのは楽しみです。錦織もそうしたベテラン勢の中に数えられると思いますが、またもやジョコビッチの山に入ってしまったのは本当に不運としか言いようがありません。
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閉鎖された更衣室

2021-08-28 23:36:39 | テニス
 いつも利用している名古屋市営のテニス場の更衣室・シャワーが緊急事態宣言発出に伴って閉鎖されてしまいました。昨年の1回目の宣言の時はテニス場自体が閉場されてしまい大いに困りましたが、2回目の時には夜8時半までのところが8時以降自粛という形で無理やり終わらされはしましたが更衣室やシャワーは使えました。今回3回目の宣言では8時以降自粛は変わりませんが、更衣室とシャワーの閉鎖が追加措置となったわけです。

 何度も書いているようにテニスは感染のリスクが低いスポーツです。広いテニスコートに最大で4人しかいませんし、コンタクトスポーツでもありません。お互いの距離はかなり空いています。ベンチでも向かい合ってマスクを外して喋っているならともかく、お互いにマスクをして距離を取ってコートに向かって座っていればまず感染リスクは低いですからテニス場そのものを閉鎖するのはやり過ぎだろうと思います。

 テニス場でリスクが一番高いのは確かに更衣室やシャワーであることは間違いありません。僕が以前感染した時にも在宅勤務で移動は車のみ、行くところもテニスコートくらいでしたから、感染したとしたらその期間に一度だけ利用した更衣室かもとは思っていました。その時は更衣室に高校生が数人たむろしていて、ずっとゲームをしていたので、彼らが無症状の感染者だったら可能性はあります。今となっては何の証明もできませんが。

 とは言え、この猛暑の日々が続いている時期にシャワーが使えない上に、着替えるところすらないというのはかなり地獄です。自分の車で移動している人ならまだしも、公共交通機関を利用して来場している人にしてみたら、たっぷり汗をかいているのに着替えずにバスや地下鉄に乗って帰れは本当に困ります。

 ここは入室できる人数を制限して、さらにワクチン接種を2回終わった人や、PCR検査の陰性証明書がある人のみ利用可能にするとか、もういっそ有料にするとか、何らかの方策を考えてほしいものです。一律に使用を禁止してしまうのは簡単でしょうが、そういういかにもな「お役所仕事」ではなく、もう少し利用者の利便を考えることはできると思います。今日のところはトイレで着替えました。久しぶりに狭いトイレの個室でごそごそ着替えていたら、青春時代を少し思い出しました。うーん、なんで若い頃はあんなにトイレで着替えていたんだろう?

 
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自民党総裁選の不毛

2021-08-27 23:59:15 | 政治
 総選挙の前に自民党総裁選という政治日程が決まったようです。要は菅のままでは総選挙に勝てなさそうだから先に総裁選をやって選挙の顔を替えたいという自民党の議員が多いということでしょう。コロナ対策とか国民の命とか政局の前では霞んでしまうのが今の自民党です。実に不毛です。

 しかも立候補を噂されているのが菅総理本人と岸田、下村、高市だとか。菅のままでは総裁選を先にやる意味がないし、下村や高市はまず総裁選で勝てるのか、そもそも立候補できる推薦人20人を揃えられるのかというところ。結局消去法で菅の対抗馬は岸田になるのでしょうが、安倍の傀儡政権になるだけで何かが変わる気配がありません。

 そもそも今の自民党の政局が安倍麻生陣営vs菅二階陣営という構図なのが何ともかんともです。どちらの陣営もダーティさしか感じませんし、これまでの政権運営から考えても良くなるとも思えません。今の自民党政権にあるのは「忖度」と「内輪贔屓」だけです。既得権益を守る後ろ向きの政治集団で、コロナ対策すらまともにできないのに、もっと困難な経済や外交、防衛、教育、環境などのきちんとした対策が立てられる気がしません。

 と言うか、安倍麻生も菅二階もこれだけ長年権力の座にいたのですから、やろうと思えばとっくにできたはずです。どんどん国力が落ちてきてる責任を全く取ろうとせず、未だに権力争いに終始しているとはどういう料簡で政治家をしているのか不思議でなりません。すでに彼らの政治の結果は出ているのですから、さっさと後進に道を譲ってくれと思います。

 かと言って野党は全く政権奪取をしようという覇気が感じられません。特に枝野は万年野党のトップでいることが心地良いと思っているようにしか見えません。横綱にならず万年大関の方が居心地がいいというのと同じです。いまもっともまともなことを喋っている政治家は志位ですが、共産党が共産党である限り支持が一定以上に広がりません。石破が自民党を飛び出して野党と連携を組めば何か変わる可能性はありますが、石破にその気はなさそうです。

 このままロクな奴がいないと嘆いていると、また小池とか橋下とかがかき回してきて、ますますひどい政治が繰り広げられる予感がします。結局不毛ながら自民党総裁選で何かが変わることを期待するしかないのでしょうか。ただ小泉だけはやめてくれと思っています。

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車いすテニス

2021-08-26 23:49:55 | テニス
 パラリンピックが始まりました。いろいろな競技が行われていますが、やはりテニス好きとしては車いすテニスが気になります。日本には国枝慎吾というレジェンドがいます。パラリンピックで過去にシングルスで金メダル2個、ダブルスで金メダル1個を獲得しています。グランドスラムでは男子世界歴代最多となる計45回(シングルス24回・ダブルス21回)優勝を誇るまさにレジェンド。すでに37歳ですが未だに世界トップクラスの実力を保っています。

 女子には上地結衣がいます。こちらもグランドスラムではシングルス8回、ダブルス16回の優勝をしています。ただパラリンピックではまだ銅メダル1個だけなので、この東京では金メダル獲得に燃えていることでしょう。 国枝が堂々の第1シード、上地が第2シード、さらに女子の大谷桃子も第5シードでメダルを目指しています。

 自分自身は車いすテニスをしたことはありませんが、隣のコートでプレーしているのを見たことは何回もあります。見ているだけで難しそうだと感じます。大谷桃子は高校時代インターハイに出場するくらいの選手でしたが、大学入学後に病気で車いす生活を送ることになり、その後、車いすテニスを始めたそうです。最初は健常者のテニスとの違いにかなり戸惑ったというインタビューを読んだことがあります。

 仮に僕が車いす生活になったら、やはり車いすテニスをしてみたいと思いますが、テニスをある程度知っているためにかえって車いすテニスに戸惑いやストレスを感じるというのもわかる気がします。だったら車いすバスケの方が新鮮ですんなり入っていけるのかも知れません。まあどちらも還暦過ぎてからスタートしてできるようなスポーツなのかどうかもわからないですが。少なくともあのチェアワークはかなり難しいだろうということは容易に想像がつきます。

 もちろん高齢者になってからパラリンピックやグランドスラムを目指すわけではないので、年相応にスポーツが楽しめればそれで十分なのですが、それにしても彼らは凄いです。パラリンピックでもしっかり応援したいと思います。
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また腰に一撃

2021-08-25 23:51:48 | テニス
 今日夜にいつものテニスをしていた時のこと。練習中の両手バックハンドをエイヤッと打った瞬間に腰に「ピキッ」と痛みが走りました。腰は前からよく痛めているのでヤベッ!と思いましたが、ちょっと動かしてみたら、どうやらそこまで重傷ではありません。少し捻ったり前屈みになると痛みはありますが、姿勢を良くしていれば問題なさそうです。まだアップの段階だったのでこのまま帰ることもないなと思って、そのままテニスを続けました。

 サービスやフォアハンドは大丈夫ですが、痛いのは左に体を捻るバックハンドやバックボレー。ついつい庇って妙な態勢で打ったりするので、いまひとつテニスも調子が出ません。途中から痛いことを忘れる作戦に転じて、しばらくはそれが良かったのですが、途中から効果が切れてきてしまって最後の方でますます調子をおかしくしてしまいました。やはり腰が痛いのに無理するものではありません。

 こうなった原因は自分でもわかっています。ひとつは今月になってから毎週土日水の週3回ペースでテニスしていること、しかも先週も先々週の土日も少ない人数でみっちり4時間ずつやったので疲労が身体に蓄積しているのは感じていました。それに加えて暑さで腰のサポーターをつけずにずっとテニスをしていました。7月までは腰のサポーターを欠かさずつけていたのですが、あまりにも汗をかいてしまうので、今月は外していたのです。

 それだけでも腰に負担がかかっていることは間違いないのですが、さらに練習中の両手バックハンドがとどめを刺しました。これまでの片手バックハンドとは違う体の使い方をしている以上、負荷がかかる筋肉も違ってきますから怪我をするのも当然です。むしろこの程度の「軽い一撃」で済んでラッキーだったと思います。体が警告を発してくれたわけですから、今週末からはまたしっかりサポーターをつけて無理しない安全運転でしばらくテニスします。
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寝つきが悪い問題

2021-08-24 23:45:15 | 日記
 僕は子どもの頃から寝つきが悪く、小学生の頃から悩んでいました。当時は夜9時に布団に入るのですが、10時半頃までは起きていたものです。あまり学校に行ってなかった大学時代などは眠くならないので明け方まで起きていて、昼過ぎまで寝ているという生活パターンでした。それから約40年の会社員生活を経た今でも相変わらず寝つきが悪いことで悩んでいます。

 在宅勤務が定着した最近は夜2時過ぎに消灯してベッドに横になりますが、その段階ではまだ全然眠くありません。3時過ぎまではベッドの中であれこれ考えているか、もしくはタブレットで読書をしています。3時過ぎたらさすがに眠らないとまずいぞと思ってタブレットも閉じるのですが、そこで眠れることは週に1~2回くらいで、いつもさらに4時頃までは「眠れないなぁ」と思いながら起きています。

 大抵の場合は4時を過ぎるとさすがに眠くなってきて4時半頃までには寝ているのですが、たまに5時過ぎまで眠れない時があります。こうなるともう開き直るしかありません。夏は5時を過ぎると明るくなってくるので自棄になってこのまま起きていてやるぞと思うと、ようやく眠くなってきて、8時半過ぎに慌てて起きるというのがパターンです。もちろん3時間では寝不足なので昼寝をすることになります。

 不眠症というわけではなく、寝てしまえばちゃんと眠れるのですが、体内時計が1日25時間くらいで設定されているのか、自然に生活しているとどんどん入眠時間が遅くなっていくのです。本当に健康的な生活は早寝早起きでしょうし、痩せるためにも血圧を下げるためにも脳を活性化するためにもテニスが強くなるためにも、ちゃんと早い時間帯からたっぷり寝た方が良いのは理解しているのですが、体質的にできないのだから仕方ありません。

 恐らくこのまま永遠の眠りにつくまで「眠れない」と思いながら起きているのでしょう。とは言え、深夜の物音がしない静けさの中で、ひとりで好きなことをしているのが楽しみな性分なので、夜10時になると眠くなってしまうので寝ます、という体質でもちょっと困るんですけどね。
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中田トレードの「三方一両毒」

2021-08-23 23:42:11 | 野球
 日本ハムの中田翔がチームメイトに暴行事件を働いて無期限出場停止の処分、までは「しょうもない」事件だと思っていました。中田のイメージからも当然起こりそうな話でしたし、中田をきちんと御しきれていない栗山監督の「温情主義」のせいだろうとも感じていました。そもそも栗山監督は自分が贔屓している選手への愛情が濃すぎてチームを弱くしているのではないかと思いますが、まあその話は置いといて、問題はその後の突然の巨人への無償トレードです。

 日本ハムではもうプレーしづらいだろうと言っても、すぐに引き取る球団なんてないと思っていましたが、そこで巨人が手を挙げました。いつもの「なんでも欲しがる」巨人です。無償トレードで獲得したと同時になんと現場復帰で起用です。無期限出場停止処分は日本ハムがトレード成立と同時に取り消してしまいました。ひどい話です。これでは全く処分の体をなしていません。中田は日本ハム選手としての謝罪会見もないままに巨人に入団し、入団会見のついでに謝罪をしたようです。それでは本人が反省する暇もありません。

 このトレードは日本ハムはイメージが悪くしかも高額年俸の中田を厄介払いできてお得、巨人は無償で右の大砲を獲得できてお得、中田本人は今季出場できないところを巨人というブランド球団に移籍できた上に即出場できてお得という「三方一両得」のトレードとなりましたが、それはこの三者だけの話です。野球界という枠組みから見ればコンプライアンスも何もあったもんじゃないというイメージの悪化、巨人は問題児を抱えた上にまた若手中堅が出場機会を奪われ、中田本人は反省することもなくそのままという、みんなが毒を飲んだ「三方一両毒」トレードだと思います。

 少なくとも出場停止処分は取り消さずに、中田本人に暴行事件をしっかり反省させた上で来季から出場ということにすべきだったのではないかと思います。トレードするならその後の話です。今後は問題を起こしたらトレードでチャラにするという事例が球界で頻発するのではないかと危惧してしまいます。世の中、それで済ませていいわけがありません。だったらあの力士も部屋を移籍したり、あの芸能人も事務所を変わったりすれば良いのですから。
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サービスエースはテニスの華

2021-08-22 23:11:43 | テニス
 テニスをしていたら、やはりサービスエースを取りたいものです。一発で1ポイント取れて楽、ということもありますが、何より野球のホームランみたいなもので派手で見栄えが良くて「華」という感じです。プロの試合を見ていても、サービスエースをガンガン取るような選手の試合は派手だなぁと思います。逆にずっとストロークで粘っている試合は地味に感じます。

 プロのサービスは球速が異常値かというくらい速いので、リターンをする側は打たれたサービスを見てからコースを確かめて動いていては埒があきません。必然的にある程度コースを読んで対応することになります。エースが連発できるのも超人的な打球速度に加えて、この「読み合い」の当たり外れがあるからで、リターン側の読みが外れたら必然的にエースになってしまいます。

 しかし我々レベルの試合ではサービスを見てからでも反応できるので滅多にエースは取れません。取れるとしたらワイドに切れていくスライスサービスくらいで、プロのようにセンターにドカンとフラットサービスを叩きこんでエースというのはよほどサービスのスピードがないと難しいです。ただ、コースをうまく散らすことができれば、相手の読みを外してエースを取ることもできなくはありません。

 と言うことで、長い前フリでしたが、今日の山本麻友美プロのレッスン会ではエースを狙えるフラットサービスを教えてもらいました。もちろん長年テニスをしてきたのでフラットサービス「もどき」を打てなくはありません。ただ確率が悪い上にスピードも遅いので「見せ球」として使うにしてもあまり役に立ってはいないので、これを何とかしたいと思って山本プロにレッスンしてもらいました。

 結論から言うと、トスの位置が大事でした。サービスというのはトスを上げてそれに合わせて打ちにいく、ということをしていてはなかなか上達しません。そうではなくて、自分のサービスのスイング軌道の中にトスをちょうど良いくらいに置いてくること。そうすればスムーズなスィングになり、打ちそこないも減ります。だから正しい位置にトスを上げることが最重要。しかもフラットとスライスとスピンではそれぞれ最適なトスの位置は違うので、それを理解することが大事だということです。

 レッスン中にはかなり良い感じでフラットサービスが入りました。まだ完全にそのトスの位置を把握できたわけではありませんが、何となく「あのあたり」というのはわかったので、あとは繰り返し練習してそれをきちんと身につけてしまうことです。結局テニスの技術というのは何でも反復練習をして、何も考えなくてもそういう動きができるようにすることが基本です。ただ反復練習する前に、その動きが正しいかどうかを理解することが大事で、間違った動きを反復練習して身につけたら最悪です。人はそれを「癖」と呼びます。一度ついた悪い癖を直すのは本当に苦労しますから。

 
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