幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

「龍馬伝」完

2010-11-30 00:17:16 | テレビ・芸能
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」が最終回を迎えました。1ヵ月早く終わるのは去年に続いて年末に「坂の上の雲」を放送するから。と言うか、NHKのBSハイビジョンでは「龍馬伝」最終回に続いてもう「坂の上の雲」第2部が始まっていますけどね。一週間も早く放送するとはフライング過ぎるだろうと思いつつ、ちゃんと録画してあります。

 で、肝心の「龍馬伝」ですが、とにもかくにも最終回の「完」の文字まで見たんだから面白かった方だと思います。去年の「天地人」は3月で挫けました。2005年の「義経」や2003年の「武蔵」も途中で挫折していますから、それらよりはずっと上。近年の大河ドラマとしては、まあまあのB評価くらいはつけても良いです。

 ちなみに僕の中ではCランクの「功名が辻」よりも上、同じBの「利家とまつ」「風林火山」クラスというところでしょうか。「新選組!」「篤姫」はAランクなのでもう少し上ですけど。あ、途中で挫折した「天地人」らはもちろんD評価です。

 「龍馬伝」の場合、突っ込み所がたくさんあるというのはそれほどマイナス評価じゃありません。突っ込みを入れるのを楽しみに見るという側面もあったからです。かつての木村拓哉の「華麗なる一族」と同じです。ただ、つまらない回というのが徹底的につまらなかったのが残念でした。龍馬は、扱う素材としては面白くならなければ嘘というメジャーなものですから、それでつまらないというのは問題です。

 これは誰しも感じていたことでしょうが、このドラマは恋愛パートに入ると急にグダグダになります。広末涼子も真木よう子も嫌いじゃないというか、むしろ好きな女優なんですが、それでもドラマとしては彼女たちが出てくると停滞感ばかり漂って残念でした。少女マンガチックな恋愛など出さずに、もっと男くさいドラマにすれば良いのにと何度も思いました。

 それからこの恋愛パートにも関連してきますが、歴史の大きな流れを描かずに龍馬の身の回りのことばかりバカ丁寧にやるものだから、幕末というわかりにく時代背景がやたらと省略されてしまって、結局龍馬のやっていることの意味もわかりにくくなってしまったのも残念でした。女性視聴者受けを狙ってのホームドラマっぽい演出なんでしょうが、最初の頃はともかく、龍馬が大きく成長してからは全然合っていませんでした。

 最終回に関して言うと、龍馬が暗殺されることはわかりきっていたので、最終回の方向性としては2つあったと思います。「誰が」(実行犯ではなく黒幕)龍馬を暗殺したのかというドラマなりの解釈を示す方向、もう一つは龍馬暗殺後の展開をきちんと見せる王道の方向。ところが、実際のドラマはどちらも放り出したまま終わってしまいました。

 あれだけ黒幕として怪しい人物を何人も出しておきながら、結局そこには踏み込まず見廻組の犯行というだけ。弥太郎がのたうち回って終わり。市川亀治郎は良い味を出していましたが、及川光博は何のために大久保利通で出てきたのかわからなくなりました。かと言って、龍馬暗殺がどういう影響を世の中に与え、明治維新がどうやって展開していったかも描きませんでした。龍馬が死んだらドラマもあっさり終わり。そりゃないぜよ、の気分です。

 できることなら龍馬が死んだ後だけで1回作って欲しいくらいです。龍馬が死んで、西郷は、木戸は、勝は、後藤はどう感じ動いたのか。龍馬の考えたことは明治新政府にどう生かされたのか、坂本家やお龍はどうしたのか、海援隊はどうなったのか、そして弥太郎はどうしたのか。いくらでも「龍馬の遺産」として描くべき内容はあったはず。そこをさっくり無視したのは、ある意味気持ち良いと言えば言えますが、やはりドラマの完成度という意味では画竜点睛を欠いた思いがします。

 ともあれ、「龍馬伝」は終わってしまいました。来年の「江」は最後まで見届けられるドラマになるかどうか。いくら「姫たちの戦国」とは言え、あまり女々しいドラマにはして欲しくないですが。

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斎藤和義のライブに行きました

2010-11-29 01:28:19 | 音楽
 今年アラフォー世代の心をつかんだヒット曲「ずっと好きだった」の斎藤和義のライブに行ってきました。と言っても自分でチケットを取って行ったわけではなく、仕事関係でのご招待ですが。場所はゼップ名古屋。ライブハウスだけに立ちっ放しはイヤだなと思っていたら、2階の座席指定の椅子席でした。それも正面最前列といういかにも関係者席。見やすいことこの上ありません。

 斎藤和義と言っても知っている曲は前述の「ずっと好きだった」以外には、ポンキッキーズで使われた「歩いて帰ろう」と、「歌うたいのバラッド」、CMソングの「やぁ無情」くらいです。それでライブに行って楽しめるのかと不安だったのですが、案の定演奏したのは先月発売されたアルバム収録曲が中心で、「ずっと好きだった」「歩いて帰ろう」以外は知らない曲ばかりでした。

 僕の知っている斎藤和義、と言うか、特にファンではない世間一般が知っている斎藤和義のイメージは、多分ちょっとフォークっぽい、歌詞がしみじみと沁みるようなエモーショナルなシンガーというところではないかと思うのですが、ライブではもっとポップだったりファンクだったりロックだったり。アコースティックなナンバーももちろんやっていましたが、それはむしろ一部という感じでした。

 ちょっと驚いたのは何も言わずに沢田研二往年の名曲「ダーリング」を歌い始めたことで、これは彼が「紅盤」というアルバムでこの曲をカバーしているからなんですが、知らなかった僕は「おおっ!」と思ってしまいました。ジュリーの「ダーリング」は大好きな歌で、昔からカラオケでよく歌っていたので、よくぞこの曲を選んでくれましたという思いでした。斎藤和義は現在44才。僕より少し年下ではありますが、同じ中年男性として共通する心情は歌詞のそこかしこに窺えました。

 ライブハウスは満員でノリの良い曲が多かった割にお客さんは行儀良く聞いていました。やはりファンの年齢層がライブハウスにしては高めだったからでしょうか。それでも1階で立ちっぱなしで2時間半は僕には無理なので、2階の椅子席で良かったですけどね。

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ナイナイ岡村の復帰

2010-11-28 02:10:00 | テレビ・芸能
 今年7月にナインティナインの岡村隆史が病気休養してから約4ヶ月。昨晩の「めちゃイケ」でようやく復帰してきました。復帰初回の昨晩はチリの救出劇のパロディ。34人目の復活ということでカプセルから岡村が出てくると言う大がかりなロケでした。普通には出てこないあたりが、さすがめちゃイケという感じです。

 注目は岡村の復活具合。なかなか調子が出ないで、ちょっとグダグダな感じがしたのは演出なのか素なのか。入院生活を語る岡村はかなり本当のことを言っているみたいで、バラエティは見ずにNHKばかり見ていたと語るあたりは、正直「そんなに精神的に病んでいたのか?」と少し引いてしまうリアリティがありました。反面看護士から「村岡さん」と呼ばれていたというくだりなどは素直に笑えました。

 先日のオーディションで選ばれた新メンバーとの絡みは、さすがにまだ手探りの状態でしたが、同じ吉本興業の後輩のジャルジャルをいじる時は楽そうだったので、やはり慣れた芸人相手から始めていかないと辛いのかなとも感じさせ、そう感じさせるあたりがちょっと不安かなと。

 「めちゃイケ」を皮切りに他のレギュラー番組にも復帰していくそうですが、僕が見ているのは「ぐるナイ」くらい。それも「ごちバトル」だけを楽しみに見ているのですが、あれは企画そのものが完成されているので、岡村にかかる比重は「めちゃイケ」ほどではありません。「ぐるぐる太一くん」でも良いくらいに、国分太一が支えているので、岡村も気楽に戻ることができるでしょう。

 やはり問題は岡村が引っ張ってきた「めちゃイケ」です。メンバーが増えたことが復帰した岡村のプラスになるかマイナスになるのか。本来の切れのある岡村に戻れるのかどうか。好きな芸人だけに気になります。

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丸の内べるさんと飲みました

2010-11-27 02:49:38 | ネット・PC
 ブログ「ring the bell」の作者「丸の内べる」さんから、木曜日の深夜にいきなりツイッターのDMで「明日名古屋に行くから飲みにいきませんか?」とお誘いがありました。べるさんとはこれまでツイッター上で何回か交流がありましたが、いきなり飲みに誘われるとはビックリ。とは言え、せっかく名古屋に来るなら名古屋めしくらい案内せねばとOKの返信をしました。もう16時間後の話ですから、急いで返事だけしたのです。

 ところがそのまま金曜日の朝になっても、べるさんから返事が戻ってきません。ツイッターに書き込んだりブログの更新をしているのに、いったいどうなっているんだと思って、再度ツイッターで連絡したところ、ようやく「よろしく、ついては店も決めてください」という返事。まあそりゃそうかと思って、夜までに考えておくということにしたところ「仕事終わったら電話ください」とのこと。了解了解。

 待ち合わせ時間の45分前に電話します。ところが「クリタです」と名乗っても「ふん?」という妙な返事。どうやら状況を把握していない模様。「寝てたの?」と聞いたら、どうも爆睡していたようで「おはようございます」と言われてしまいました。いや、外はもう真っ暗なんですけど。

 何とか待ち合わせすることができて、いきなり言われたのが「クリタさんって誰だかわからなかった。感じ良いさんじゃないの?」と訳の分からない一言。どうやら「幹事クリタ」=「kanjikurita」を、なぜか「感じ良い太」なんて風に読んでいたようです。おいおい、ということは、このコーカイ日誌も全然ちゃんと読んでないってことね。

 驚くやら呆れるやら、そのキャラクターの暴走加減にびっくりしつつ、名古屋めしということで「味仙」の台湾ラーメンを食べに行くことに。べるさんのお友達の「ぱふぱふ吉田」さん(理系女子)も合流して、3人で味仙の定番メニューである「青菜炒め」「酢豚」「餃子」「あさり炒め」「鳥唐揚げ」などを食した後、最後に締めで「炒飯」と「台湾ラーメン」。かなり辛くて、べるさんもびっくりしたようですが「美味しい」を連発していたので、満足していただけたのでしょう。良かったです。

 その後、味仙を出て吉田さん行きつけのバーに。かなりオシャレで流行っている店で、ここでべるさんはぐいぐいと何杯も飲むし、吉田さんはいきなり日本酒3杯。こんな店で日本酒を頼む方も頼む方ですが、ちゃんと用意してある店も大したものです。

 暴走特急のべるさんと比べて、吉田さんは天然系でおっとりしていますが、懐が深くて面白い人。僕が広告代理店に勤務していると言っても「何をする会社ですか?」と聞いてくるし、下ネタになっても「エロは好きに決まってるじゃないですか!」とドヤ顔で自慢するし。そんな時にドヤ顔されても、と大爆笑でした。

 天然理系女子でエロ好きな吉田さんに、僕とべるさんでブログを書くことを勧めます。彼女が笑っているだけなので、べるさんと2人で吉田さんのブログタイトルも決めました。「エロ吉田のプレパラートな日常」。日常を切り取って顕微鏡を覗くようなエロ日記になる予定です。第1回のテーマは「上司の匂い」。エロい匂いがします。期待の大型新人ブロガーであるエロ吉田が早くブログ界に殴り込みデビューをしてくれることを期待しています。

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今年もダンロップチャレンジ

2010-11-26 01:32:51 | テニス
 今年で3回目となった豊田市で開催されている「ダンロップワールドチャレンジテニストーナメント」。大会の格としてはもちろん楽天ジャパンオープンや東レPPOなどには遠く及びませんが、日本のトップクラスの選手と海外からきたハングリー精神に溢れた選手たちが戦う見応えのある大会です。

 去年はクルム伊達公子が参戦したので話題になりましたが、今年は伊達と奈良くるみこそ参加していませんが、森田あゆみ以下、波形純理、土居美咲、不田涼子、米村知子、藤原里華、中村藍子、石津幸恵らが参加。男子も添田豪を筆頭に伊藤竜馬、杉田祐一、鈴木貴男、近藤大生ら錦織圭を除く日本人トップランカーが勢揃いしています。

 さらに目玉選手としては女子の第2シードになっているミリヤノ・ルチッチ。早熟の天才少女としてデビュー。ヒンギスやクルニコワ、ウィリアムズ姉妹らとともに次世代のホープとして脚光を浴びた選手です。1999年のウィンブルドンではベスト4。しかし、その後はランキングを落として消えていった選手となっていましたが、ここにきて復活。今はランキングも100位くらいにまで上げてきました。

 昨日はシングルス2回戦で注目選手が続々と登場、土居、石津の次世代日本のエースと期待されている2人はフルセットの末にどちらもルーマニアの選手に競り勝ちました。ルチッチは日本のジュニアのホープ大前綾希子と対戦してこれを一蹴。さすがにワールドクラスの格の違いを見せつけました。今どき珍しいサーブ&ボレーヤー同士の対決となった近藤大生と松井俊英の対戦は、近藤がフルセットの試合をものにして地元出身の意地を示しました。逆にストローカー対決となった杉田祐一と江原弘泰の対戦は昨日のベストバウトかもと思うほど熱い戦いの末に杉田の勝利。ベテラン鈴木貴男も日本のエース添田豪も勝利を収めて、この2人が3回戦で新旧エース対決となりました。

 4面同時進行で、すぐ近くで全ての試合を見渡せる素晴らしい大会なのに、当日券は1000円。前売りの大会通し券にいたってはなんと2000円。安さ爆発です。なかなか有明まで行けない名古屋のテニスファンのために、ダンロップは今後もこの大会を続けていって欲しいと痛切に願っています。

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紅白歌合戦出場歌手の意外

2010-11-25 00:54:06 | テレビ・芸能
 NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表になりました。毎年大して面白いわけではないですが、季節の風物詩としてやはり紅白を見ながら大晦日の夜を過ごすのは悪くありませんから、きっと今年も見ると思います。司会はすでに嵐と松下奈緒と発表されていましたから、後は出場歌手にどんな「目玉」が飛び出すか、というところが興味の的でした。

 ところが蓋を開けてみたら意外や普通というか、とりたてて目玉がない結果に終わりました。滅多にテレビに出ないような大物をオファーできたわけでもなく、噂されていた桑田佳祐もナイアガラトライアングルも出ません。いま流行りのK-POP勢も全滅。挙げ句に美川憲一まで落選させて自ら名物をひとつ失いました。これで視聴率が取れると思っているのか、NHKのプロデューサーに聞いてみたいものです。

 今年の紅白は7時半からスタートということで、放送枠を15分短縮。そのために出場歌手も6組減らされました。美川憲一の落選はその余波をくらったということですが、どうせ落とすなら伍代夏子とか川中美幸とか細川たかしとか中村美律子とか水森かおりとか、いくらでもまだいるでしょう。特に紅組がここのところ弱いのは、古い演歌歌手枠が多すぎるせいだと思いますから、もう少しリストラを進めた方が良いのになと思います。僕が残して良いと思う演歌歌手は白組は五木ひろし、北島三郎、森進一、紅組は石川さゆり、小林幸子、坂本冬美の計6人で十分です。

 初出場も植村花菜と西野カナはわかりますが、後は「なぜ?」という面子。病気療養中の絢香や中島美嘉、妊娠中の大塚愛や木村カエラが出ないのは仕方ないにしても、少女時代やKARAを落としてまで入れなければならない歌手ですか、クミコって?白組もゆずやレミオロメンを落としてまでHYやAAAを出さなければならないものなのでしょうか?

 そんな中、ジャニーズだけは今年も去年同様4枠確保。だったらAKB48だけではなくSKE48も出して、ジャニーズ勢と対決という図式はどうでしょう?どうせならトリもAKB48と嵐がやれば、いかにも2010年らしくなります。

 ところで植村花菜は「トイレの神様」をフルバージョンで歌うんですかね?10分近い曲ですから、中島みゆきや長渕剛のようなスペシャルゲスト扱いでもないのに、それだけ時間を取ったら他の歌手とバランスが取れません。かと言って2分半程度にまとめたらあの歌を歌う意味ないし。NHK、どうするんでしょう?

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桃井かおりとデートするより「贅沢」

2010-11-24 00:15:08 | テニス
 昨日また山本麻友美プロ(シングルス最高ランキング日本12位、世界282位、2008年引退)とテニスをしてもらいました。こちらは男性3人だったので、4人で2時間みっちり休憩なしです。つい一昨日森上亜希子プロ(同日本2位、世界41位、2009年引退)、高瀬礼美プロ(同日本9位、世界250位、2007年引退)のテニスクリニックを受けたばかりだというのに、連続で引退間もないトッププロとヒッティングができるなんて、缶コーヒーのCMじゃありませんが「贅沢」です。と言うか、桃井かおりとデートするのが贅沢というのはあまり共感できないですね。鈴木京香とか松雪泰子あたりなら贅沢ですけど。

 それはともかく、テニスは上手な人と練習しないと、なかなか上達しないスポーツです。逆に言えば、上手な人にとっては下手と練習しても「下手がうつる」くらいで、あまりメリットはありません。それだけに練習相手に自分よりもはるかに上の人が付き合ってくれるというのはありがたいことなのです。プロの場合はそれが仕事だとは言え、トップクラスになると相手を選びますからね。

 僕の場合は山本プロに月に数回も相手してもらって、さらにスクールでコーチに毎週しごかれて、それに加えてサークルでも結構コーチクラスの上級者ともテニスをしますから、月に10数回も上手な人とテニスをしていることになります。練習環境としてはかなり恵まれていると思います。

 これだけ頻繁に練習をしていれば、グングンと上達しそうなものですが、そうはうまくいかないのがテニスの難しいところ。テニスは「フィジカル」「テクニック」「タクティクス」「メンタル」の4要素が重要です。練習で「テクニック」や「タクティクス」は向上しますが、「メンタル」は簡単には強くなりませんし、何より年を重ねるとともに「フィジカル」の衰えが激しいので、それをカバーするのが大変なのです。

 結局「フィジカル」のマイナスを最小限に止めながら、それを上回るように他の3要素の上積みを目指しているのが現状です。プロとテニスすると「タクティクス」を教わることが多く、その教わった「タクティクス」を生かすためにスクールで「テクニック」を磨くという感じです。

 まあ年齢を言い訳にして上達を諦めるのは面白くないので、プロからも「クリタさんテニスやり過ぎ」と言われていますが、できるところまでは頑張ろうと思います。

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連勝記録よりも優勝争い

2010-11-23 02:47:06 | 大相撲
 白鵬の連勝記録がストップして、世間の関心がめっきり薄くなった大相撲九州場所ですが、優勝争いは久々に混沌としています。ここまで全勝はなし、1敗は白鵬、把瑠都、魁皇、豊ノ島の4人。2敗は旭天鵬と翔天狼の2人。白鵬が調子が悪くてもせいぜいあと1つ負けるかどうかでしょうから、この6人から優勝力士が出ることはほぼ間違いないと思います。

 本命はもちろん白鵬として、対抗は実力からしたら把瑠都。豊真将に不覚はとったものの、後はうるさい上位力士を倒してきました。問題は白鵬との直接対決に勝てるかどうかですが、今場所の白鵬はここ4場所の安定感はありません。把瑠都にもチャンス十分と思います。

 意外な健闘を見せているのが魁皇。いくらご当地場所とは言え、9日目での勝ち越しはちょっと驚きです。全盛時に近い力強い相撲も多く、優勝はさすがに厳しいのではないかと思いますが、白鵬、把瑠都にとってもイヤな相手でしょう。勝ち越しに満足しないで優勝争いに絡んでいって欲しいものです。

 豊ノ島は場所前からやるのではないかと僕は見ていました。賭博問題のせいで一旦十両まで陥落しましたが、当然のごとく先場所十両優勝。今場所の前頭9枚目という位置も彼の実力からしたらまだまだ番付は低いですし、基本真面目な力士なので、上位と当たらない今場所は台風の目になると思っていました。そろそろ上位力士と当てられるでしょうが、白鵬と当たらなければ優勝の可能性もあると思います。

 ちょっと残念だったのは稀勢の里。せっかく白鵬を破る大金星を挙げたのですから、その勢いで優勝争いに絡んで欲しかったのに、9日目に豊真将に負けて3敗と後退。次期大関候補なんですから、今場所はせめて11番くらいは勝っておきたいところです。もう上位陣との対戦はありませんから、十分に可能性はあるし、むしろそれくらい勝てないようでは永遠に「大関候補」で終わってしまいます。今場所の殊勲賞はもはや確定したようなものですが、期待が大きい力士だけに、いつまでも殊勲賞を貰う立場では困ります。

 できることならいま1敗で白鵬と併走する3力士は最後まで優勝争いに踏みとどまって欲しいと思います。やはり白鵬に対抗できるライバル力士が生まれることが、いま低迷している大相撲人気を取り戻す一番の特効薬。連勝記録よりも優勝争いで場所を盛り上げるのが本来の姿なんですから。

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森上亜希子プロテニスクリニックに参加

2010-11-22 01:48:13 | テニス
 以前に書いたゴーセン主催のテニスプロクリニックに参加しました。ゴーセンの契約プロとテニスをして、そのプレーを参考にしてストリンガーが自分に最適なガットとテンションを教えてくれるというイベントで、東京と名古屋の2会場限定。名古屋はニッケテニスドーム日進校が会場でした。

 30人の抽選で選ばれた参加者とゴーセンのスタッフ、テニススクールのコーチ陣、ゴーセン契約の高瀬礼美プロ、藤井渉プロ、日本を代表する名ストリンガーの松本交右氏。そして主役は昨年引退したばかりの森上亜希子プロ。森上プロは最高ランキング世界41位。ツアー優勝も経験している日本を代表するトッププロ。ラケットはヨネックスだけどガットはゴーセンということで、ゴーセンが森上プロを目玉に今回のイベントを企画した感じです。

 森上プロの挨拶と参加者とプロの集合写真撮影。どうせならと思って森上プロと高瀬プロの真後ろの目立つところのポジションを取って映りました。その後になんと参加者それぞれと森上プロとのツーショット撮影会。サービスたっぷりです。もちろん僕も森上プロと言葉を交わして肩を並べて写真を撮ってもらいました。近くで見るとなかなかの美女。さすがに引退後はタレント活動をしているだけのことはあります。

 いよいよテニス。参加者は4グループに分かれて、森上プロ、高瀬プロ、藤井プロ、ニッケのコーチとそれぞれラリーを交代でしていきます。僕たちのグループは最初はニッケのコーチと。そこから順番に代わっていって、最後に森上プロと打って松本氏にアドバイスをもらうという順序。理想的です。体が温まっていないのに、いきなり森上プロと打つんじゃ楽しくありません。

 実際に打ち始めたら参加者にも結構レベル差がありますが、僕たちのグループの6人は妙にレベルが高い。どうやら事前に提出した「問診票」を基にレベル分けを最初からされているようです。控え目に書いておかなくて良かったと思いました。じゃないとレベルの低い組に入れられているところでした。

 コーチとのボレーストロークはアップ代わり。次の藤井プロとのボレーストロークは2分間だけですが、かなり密度が濃くてきつい練習でした。さすがかつて伊達公子を指導した経歴があるだけのことはあります。うちのグループのメンバーみんなヘロヘロでした。

 次に高瀬プロとのラリー。彼女はシングルスの最高ランキング日本9位。ダブルスも上手だった選手で、2005年の全日本選手権ダブルスチャンピオン。2007年に引退していますが、まだ若いだけにボールの伸びが違います。森上プロがいなければ目玉になれる選手です。僕は日頃山本麻友美プロに打ってもらっているので、それほど緊張しませんでしたが、普通ならこのレベルの選手と打ってもらうのは緊張しそうです。高瀬プロには「もっとネットの上を狙って」とアドバイスされました。

 そしていよいよ森上プロとのラリー。最初は硬くなりましたが、プロが結構遠慮なく強いボールを打ってくるので、こちらも負けじと打ち返していたら、なんとプロが2本くらいミスってネットにかけました。思わず内心ガッツポーズ!でもその後はさらに厳しいボールが飛んでくるようになって大変でしたけど。

 ラリーが終わって森上プロからアドバイス。「大変良いボールがきていてお上手でした。もう少し前でボールを打てるとさらにボールの伸びが良くなるので、細かく足を動かしてベストポジションに入れるようにしましょう」ということでした。1分間だけのラリーで少々短かったですが、十分満足できました。

 その後に松本ストリンガーから「問診表どおりのランプリール16を50ポンドで良いんじゃない」という診断をくだされ、後は時間潰しにニッケのコーチとダブルスゲームをして終了。最後はお楽しみ抽選会がありましたが、残念ながらそれは外れてしまい、参加賞を貰って解散になりました。

 ちなみに参加賞は森上プロのフォトフレーム、森上プロ写真入りチャーム、それに集合写真とツーショット写真。どんだけ写真好きやねん!と思わず突っ込みを入れたくなるような参加賞ですが、まあ良いでしょう。なにせ無料でこれだけのメニューを用意してくれたのですから文句の言いようがありません。それに森上プロのブログにも今日の集合写真を早速載せてくれたし。


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グランパス悲願の初優勝

2010-11-21 01:32:27 | サッカー
 名古屋グランパスエイトがJリーグ初優勝を果たしました。1993年のJリーグ発足以来、一度もJ2に降格もせずにきたグランパスですが、逆に優勝もありませんでした。常に中位に甘んじてきたチームが、ストイコビッチ監督3年目の今年、独走して何と3節を残してのぶっち切りの優勝。長年グランパスを応援してきた身としては感無量です。

 Jリーグ初期のグランパスは「リーグのお荷物」でした。J2との入れ替えがなかったのが幸いしましたが、浦和レッズ、ガンバ大阪、ジェフ市原らと並ぶ下位常連。しかし1995年にあの名将ベンゲル監督を迎えてガラッとチームが変わりました。それまでの日本のサッカー界になかったヨーロッパスタイルの組織サッカーを取り入れて、一躍Jリーグで最も先進的で美しいサッカーをするチームに変貌を遂げました。1995年は3位(天皇杯は優勝)、1996年は2位(ただしチャンピオンズファイナルで優勝)と、あと一歩のところで初制覇を逃した挙げ句に、残念極まりないことにベンゲルがアーセナルに引き抜かれてしまいました。この時に優勝しておけばと今さらながら思います。

 その後は中位に安定して位置していました。1998年横浜フュリューゲルス消滅に伴い楢崎と山口を獲得し、さらに呂比須を補強した時は、今度こそ優勝を狙えると思いました。しかし天皇杯こそ優勝したものの、シーズン制覇はならず、しかも翌年から代表クラスの選手が次々とクラブを去っていき戦力が大幅にダウンしていきました。2001年には長年のエースであったストイコビッチが引退して、すっかり優勝から遠ざかってしまいます。

 毎年のように監督がコロコロと交代し、補強もすれど効果的とは言えず、我々サポーターも「今年こそ」と思いながらやるせない思いをさせられてきた年が続きました。それが変わったのが2008年。ストイコビッチが監督として戻ってきたのです。この年に最後まで優勝を争って3位、去年は9位と低迷したものの天皇杯では準優勝、そして今年は見事な成績で遂に優勝。1人の監督が3シーズンも務めたのもクラブでは初めてのこと。ピクシーは名選手にして名監督でした。

 今年のグランパスはストイコビッチ監督3年目ということで、チームの戦術が完全に浸透したという印象でした。補強も効果的で、特に闘莉王を獲得したのが大きく、彼の負けん気がどこか大人しかったグランパスのチームカラーを変えたと思います。代表でもGKとDFとして連携を取っている楢崎と闘莉王を中心に守りが安定しているので、前線のケネディと玉田のFWコンビもよく機能したし、控えが充実していたので誰かが欠けてもチームの総合力が落ちなかったのも素晴らしいところでした。

 今年はこれでドラゴンズとのW優勝となり、まさに「名古屋イヤー」。惜しむらくはドラゴンズはリーグ制覇であり日本一ではなかったことですが、来年にその課題は残しておけば楽しみも増えるというものです。

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