幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

半年でどこまで「深める」ことができたか

2012-06-30 02:14:36 | 日記
 今年も早くも半分が終わりました。年を重ねるにつれて時間が過ぎるのが早くなるは常ですが、最近は半年なんてアッという間に感じます。一生が80年だとして、前半の40年の何倍ものスピードで後半の40年は終わりそうです。

 今年の目標のひとつが「趣味を深める」ことなのですが、これだけ時の経つのが早いとなかなか深めたくても深まりません。子どもの頃に半年も練習したら相当上達したものですが、この年になると半年でようやく子どもの頃の2ヶ月くらいの進歩かなという感じ。まあそれでも上達するだけマシというものなのかも知れませんが。

 テニスは毎週のように山本麻友美プロと練習しているので、自分なりには上達を感じています。少なくとも技術的には昔よりはるかに向上しました。ただ問題は加齢による身体能力の衰え。目が見えなくなり瞬発力や反射神経が若い頃より衰えているので、ストロークは上達しましたがボレーは体の衰えた分と相殺しているかなと思います。

 テニスはフィジカル、テクニック、タクティクス、メンタルの4要素を向上させないとトータルな「テニス力」は上がりません。後の3つは年を取っても練習と工夫で向上しますが、フィジカルだけは鍛えているプロのアスリートですら衰えていくのですから悩ましいところです。しかも何よりまずフィジカルこそがテニス力の基礎力ですからね。

 上達が遅いと言えば、テニスと並ぶもう1本の趣味の柱である音楽も同じ。サックスはこれで習い始めて丸3年になりました。ようやく先生からは「中級」のお墨付きをいただきましたし、自分でも何とか音は出せるようになってきたかなと思いますが、まだ表現力なんて言うレベルじゃないし、全ての音をクリアに出せるようになったわけですらありません。基礎練習からまたやっているくらいです。

 だから逆に3年かかってこの程度か、というガッカリ感もあります。なにせ中学生が3年間部活で楽器を練習したら相当なレベルになりますから、それに比べたらせいぜいまだ僕は1年生の冬休み明けくらいのレベルです。このまま春に下級生が入ってきたらヤバイぞ、というあの感じ。まあ毎日練習する部活と週にせいぜい2回程度のサラリーマンの趣味では上達速度に差があるのは当たり前なんですけど。

 ピアノはもうすぐ10ヶ月になります。こちらはサックス以上に難しく、他人様に聞かせるレベルにもほど遠いです。発表会に出る気にもなれません。右手と左手で違う動きをしながらリズムをキープすることのなんと難しいことか。これこそ子どもの頃からやっておけば楽だったろうなと思います。

 テニス歴は30年を超え、サックスは3年、ピアノは10ヶ月。それぞれに先生に教わりながらも上達が遅いと自らぼやき、それでも時々「おっ、うまくできた」という瞬間があると嬉しいし、またやる気にもなります。まずは楽しむこと。楽しんでいれば気付けば上達しているだろうと思っています。まあ上達してなくても楽しければそれでも良いですしね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・ピーナッツの思い出

2012-06-29 00:40:23 | テレビ・芸能
 ザ・ピーナッツの伊藤エミが亡くなりました。もう71才になっていたとはちょっと驚きました。引退が早かったので若い頃のイメージしかないせいでしょう。僕よりも20才年上。確かに僕がほんの子どもの頃に活躍していたのだから、それくらいになっていても不思議はありません。

 ザ・ピーナッツは双子デュオとしてヒット曲を連発した人気歌手でした。今の若い人には全くピンとこないでしょうが、当時は本当に大スターでありトップアイドル。愛知県出身の歌手と言えば舟木一夫とザ・ピーナッツであり「郷土の誇り」でした。今はそういう言い方しませんけど。『情熱の花』『恋のフーガ』『恋のバカンス』『ウナ・セラ・ディ東京』など多くのヒット曲を連発、未だに双子デュオで彼女たちを超える存在はいないと思います。

 歌手活動以外にも「シャボン玉ホリデー」などバラエティでも活躍。バラドルの先駆け的にコントも演じましたし、映画「モスラ」での小美人は今でも有名です。そしてエミは当時のトップアイドルで7才年下の沢田研二との結婚でも話題をふりまきました。僕が中学生の頃、中日新聞夕刊の「3ミリコント」に投稿して採用されたネタが「ピーナッツ わたしも貰いました。沢田研二」というもので、同時期のロッキード事件で話題になったピーナッツ(現金1億円の隠語)と引っかけたものです。これは月間賞の次点になったほど、我ながら良い出来だと思いました。

 ちなみにこの「3ミリコント」に入賞した話題は、昨年立川談志が亡くなった時にもここに書きましたが(「政務次官辞任 ダンシ一生の仕事にあらず」)、入賞したのはこの2本だけです。中学生の頃の受験勉強のストレス解消だったので、高校入学とともに投稿もやめてしまったので。だからもう次はありませんのであしからず。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オールスターファン投票選出ゼロ

2012-06-28 01:25:33 | 野球
 プロ野球オールスター戦のファン投票の結果が出ました。日本ハムから8人も選出されましたが、逆に1人も選ばれなかったのが中日と楽天です。被災地東北を代表する楽天がゼロなのも残念ですが、パ・リーグは日本ハムファンのパワーが圧倒的なので仕方ないとして、なぜセ・リーグ連覇を果たし、さらに今シーズンもトップを走っている王者・中日から1人も選ばれないのか、残念を通り越して不思議ですらあります。

 実力を考えれば少なくとも抑えの岩瀬は確実。今シーズンもセーブ数でリーグトップを独走しています。後は外野手の和田と大島、内野手の荒木とブランコも今季の数字なら選ばれてもおかしくありません。捕手の谷繁は巨人の阿部がいるので無理、先発の吉見と中継ぎの浅尾は故障さえなければというところでしたが、このあたりはまあ仕方ないでしょう。

 実力も実績もある選手たちが揃っていながらファン投票で誰も選出されないというのは、ひとつは地方球団の悲哀ということもあるでしょうが、日本ハムの例を見ればそれだけを理由にするわけにはいきません。僕には何より球団の努力、ファンに対するサービスが足りないのではないかと感じてなりません。落合を切ってまで高木監督にしたのは、単に勝つだけではなく、ファン獲得、人気向上、観客動員を狙ったからです。それなのに実際に中日球団が何かやったかと言えばとりたてて記憶に残るような施策は何もありません。

 高木監督はよく頑張っています。主力が次々と故障する中で、選手のやりくりをして接戦をものにして首位をキープしている采配はもちろんのこと、もともと無口な人なのに試合後のマスコミ談話も何とか記事になるようにリップサービスもしています。それなのに高木監督に任せっきりで何らバックアップをしない球団は一体何をしているのか。その球団の怠慢が首位を走りながらファン投票選出ゼロという結果に繋がったのではないかと思います。

 毎年ファン投票で多くの票を獲得する日本ハムは昔からファンサービスに熱心な球団です。その努力が実って今や地元北海道で愛されるチームとして根付いています。中日はもともと名古屋では圧倒的な人気があることにあぐらをかきすぎているのではないかと思います。それともオールスター戦なんて疲れるだけだから選ばれない方が良いとでも考えているのでしょうか?


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファンは公式な身分なのか?

2012-06-27 01:23:18 | 音楽
 うちの娘は熱狂的な「ゆず」のファンです。「ゆずっこ」と言うらしいですが、とにかく明けても暮れてもゆずばかりで、正直家族としては面倒くさくてかないません。で、最近うちの息子は中島みゆきばかり聞いています。クルマの中ではずっとみゆきのCDをかけています。まあ僕も大学時代はかなりみゆきにはまっていたので、息子のことは言えませんが、やはりちょっと面倒くさいです。

 で、その娘と息子の会話。「おにい、そんなにみゆきが好きならファンになれば?」「うーん、俺もファンになっても良いかなぁと思うんだけど、ファンって結構周りからするとメンドくね?」「まあ気持ちはわかる。うちもゆずのファンになるまではそう思ってたから」「だからファンになるかどうか迷うんだよねぇ。ただ好きで聞いている方がいいかなぁって」。

 なんとも不思議な会話です。なんだ、その「ファンになる」って?毎日みゆきの曲聞いているのに、まだファンじゃないのか?ファンというのは、気付けばはまっていたというものではなく、どこかで国境を超えるように自分の意志で「なる」ものなのか?どうも「ファン」という言葉の定義が違うとしか思えません。

 彼らの中の「ファン」というのは、ファンクラブに入って、ファンという「公式」な身分になることを言うようです。それまではどれだけ好きであろうと「非公式」ファン、と言うか、単に好きなだけでファンではないということみたい。そんな「ファン」は、僕から見たら実に形式的で面倒くさいものです。好きならファンでいいじゃん、と思うのですが。

 これって「付き合ってください」という言葉がない間は、どれだけ親密な関係であっても付き合ってないし、彼氏彼女でもない、という考え方と同じです。僕たちの頃はそんな言葉などなくても、定期的にデートしていればそれは付き合っていることになっていたし、お互いに彼氏彼女だと思っていました。さらにはちゃんとしたプロポーズの言葉もなしに結婚するカップルもいました。昔は言葉よりも実態が優先されたのですが、今は言葉がないと実態は認められないようです。

 どれだけ好きであってもファンクラブに入らない間はファンではないと言う考え方は、僕のようにちゃんとしたプロポーズさえなしに結婚した人間としては、とてもついていけません。だって、それは裏返せば形式さえ伴えば実態は伴っていなくても認められるということですからね。「付き合ってください」「はい」という儀式さえクリアすれば、後は月に1回会うだけでも「公式」な彼氏彼女であり、ファンクラブに入ってさえいればCDを買わず曲を知らなくても「公式」なファンであることになるんですから。

 「付き合っていること」「ファンであること」を言葉とか形とかで保証されないと、自分の「好き」という気持ちさえ支えられないのだとしたら、それは結構寂しいことだと思いますが、たぶんこんなことを言っても子どもたちにしてみれば「何を言ってるのかよくわからない」となるんでしょうね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

就活も婚活も1勝すれば良い

2012-06-26 00:47:02 | 時事
 最近就活がうまくいかずに自殺をする若者が増えているんだそうです。また婚活がうまくいかずに精神的に追い詰められてしまう人も多いのだそうです。就活も婚活も「自分が求められていない」ことを世の中から突きつけられるわけで、そりゃあ精神的にきついだろうと思います。しかも常に他人との比較に晒されて、単なる能力ではなく人格まで否定され、「勝ち組」と「負け組」に分けられてしまうのですから、若者にとってこれほどの苦行はありません。真面目な人ほど死にたくなるでしょう。

 昔はそんなことで死ぬような人間は滅多にいなかったと言っても、そもそも就職も結婚も今ほどは困難なミッションではありませんでした。なんだかんだ言っても9割以上の人間は大した苦労もせずに就職をして結婚をしていたのです。就職することや結婚することは「普通」であり、なんら特別な能力を必要としませんでした。仮に本人がぼんやりしていても周りがそれなりにお膳立てしてくれたりもしました。もちろん、当時は今ほどみんな高望みをしなかったせいもあります。またいい加減に決めても、世の中自体が右肩上がりだったので帳消しになっていた部分もあります。今は自ら就職や結婚のハードルを上げてしまっている感もありますから、余計に難しいのだろうとは思いますが、それはやはり時代の違いだから何とも仕方ありません。

 さて、そんな就活や婚活の「負け組」が大量生産されてしまう世の中になってしまった今、大事なことは「負けは負けじゃない」ことを若者に教えておくことです。「負ける」ことは辛いですが、負けに慣れれば耐性ができるとともに、負けてもまた次があることを覚えます。そして負けを負けと認めない限りは、いくらでも戦えるし、いつかは勝てます。まあ精神論ではありますが、「負け慣れ」しておかないと、就活や婚活だけではなく人生を乗り切るのも大変ですから、ぜひとも子どもの頃から「負ける」経験を積ませておいた方が良いと思います。

 小学校の運動会で順位をつけないとか、いろいろ子どもの気持ちを考えて(もしくはモンスターペアレントの攻撃を恐れて)「競争回避」な教育をされていると喧伝されてきましたが、今後はいろいろな場面でむしろ競争を取り入れて、ひとつのことで負けても別のことで勝てば良い、勝っても負けてもそれで全てが終わってしまうわけではない、ということを教えた方が良いんじゃないかと思います。大事なことは負けたところからどう立ち上がるかです。どうせ人生、全勝で終わることはあり得ないのですから。それに、就活も婚活も全勝どころか100回負けても1回勝てば良いんですし、そう思えば少しは楽になるんじゃないかと思います。

 ま、その1勝が本当に勝利かどうかわかるのは少し時間が経ってからなのがまた歯痒いところですけどね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィンブルドン開幕直前

2012-06-25 01:13:01 | テニス
 いよいよテニスファン待望のウィンブルドンが始まります。楽しみはまず男子の優勝争いの行方。ジョコビッチとナダル、そしてフェデラーの3人が軸になるというか、この3人以外が優勝する可能性はかなり低いと思うほどに実力が抜きん出ています。特に期待はフェデラーです。何と言っても芝のコートに対する強さは折り紙付き。今回もまたジョコビッチの山に入ってしまったので、準決勝でジョコビッチ、決勝でナダルを連破しないと優勝には届かないわけですが、芝ならその可能性は十分あると思います。

 ジョコビッチもナダルも恐らく準決勝までは大丈夫でしょう。強いていえばナダルは準々決勝でツォンガに当たるのでそこが怖いところ。4強の4番手であるマレーは厳しい山に入りました。1回戦でいきなりダビデンコ、2回戦はセラとカロビッチの勝者。この最初の2試合が危険だと思います。準々決勝までいけばフェレールとデルポトロ(もしくは錦織)の勝者です。今年も「ウィンブルドン現象」解消はかなり険しいと言うしかありません。

 また日本男子が錦織、添田、伊藤と3人も本戦ストレートインしているのも楽しみです。今回は3人とも1回戦の相手はシード選手ではなく(錦織は自身がシードされているのですから当然ですが)、勝ち上がるチャンスは十分です。特に錦織は3回戦のデルポトロ戦までは自分のテニスができれば問題ないでしょう。添田は2回戦でそのデルポトロ、伊藤は2回戦でチリッチですから、ちょっと厳しいかも知れません。

 女子は相変わらず混戦で誰が優勝しても不思議はありません。本命は第1シードで芝にも強いシャラポワでしょうが、アザレンカ、クビトバ、ラドワンスカの新鋭も、セレナ・ウィリアムズやストーサーといったベテランにもチャンスはあります。面白い存在になるのはノーシードのヴィーナス・ウィリアムズとクライシュテルス。この2人はさすがに2週間を戦い抜く体力はないと思いますが、一発勝負ならどんな大物でも倒せるだけの力はあります。ヴィーナスと2回戦で当たるラドワンスカや、クライシュテルスと初戦で当たるヤンコビッチは不運を嘆いていることでしょう。

 日本女子は森田あゆみ、クルム伊達公子、土居美咲のこちらも3人。今の実力では上位進出は厳しいと思いますが、幸い3人とも初戦の相手はシード選手ではありません。何とか1回戦突破してもらいたいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味仙の大仏

2012-06-24 01:53:07 | 名古屋
 我が家から徒歩30秒ほどのところに「味仙」という中華料理屋があります。名古屋人なら知らぬ者はないほどの有名店。今や「名古屋めし」のひとつに数えられる台湾ラーメン発祥の店です。もともと今池が本店で、その後、創業者の兄弟たちが名古屋各地に次々と新しくノレン分けのようにオープンしたのですが、「味仙」は店によって微妙に味もメニューも違うので、それぞれ好みが分かれるし繁盛具合にも差があります。うちの近所の八事店は今池の次に古い老舗でいつも混雑していて、週末の夜など大変なことになっています。

 その「味仙」が昨日の名古屋ローカル番組「花咲かタイムズ」で特集されました。今池本店の後に、八事、矢場町、藤が丘、竹の山など各地の「味仙」が紹介されたのですが、うちの妻と長男も八事店の常連客としてインタビューされ、それが放送されました。なにせ四半世紀以上も通っていて家族全員顔見知りですから、八事店の味を語るには相応しい客だと思います。

 放送は土曜日朝なのに結構見ている人は多かったようで、放送直後から妻にも息子にも「出てたね」とメールが続々届いていました。世の中暇人が多いです。ただ僕の知人は「息子さん、お父さんによく似てるね」と言うのですが、僕と息子は目鼻立ちが全然違うので僕は似ていないと思っています。子どもの頃の写真を見比べても全く似ていません。ところが世の中の人は皆が皆「似ている」と言うのだから納得いきません。

 今回言われたのは「2人ともメガネかけてるから」ということ。つまり目鼻が違ってもメガネの印象でそこは消えてしまい、顔の輪郭や体つきなど似通っているから「そっくり」だと感じるらしいのです。そう解説されると「似ている」という印象を与えるのは仕方ないかなと思いますが、でも本当は似ていません。断じて似ていないのです。

 そう強調していると「親子だから普通は似ていると言われたら喜びそうなものなのに」と言われますが、「大仏」なんて渾名をつけられるような息子と僕が似ているとは思いたくないです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デートでは奢りか割り勘か

2012-06-23 02:15:50 | 男と女
 デートの時は男性が奢るのか、それとも割り勘なのか。僕たちが若い頃は女の子に「割り勘で」なんて言ったら、ドケチ扱いされて次はありませんでした。もちろん同級生や年上が相手の場合は、必ずしもその限りではありませんでしたが、年下の女性と一緒の時は、相手に払わせるのは「恥」だという観念があったと思います。たとえ付き合っている女性とか口説いている女性ではなく、単なる友達であっても2人で食事をしたら会計の時に女性に払わせることはしませんでした。

 しかし最近の若者は割り勘が当たり前のようです。いや、若いとは言い難い30代でも割り勘が多数派らしく、僕の周りの「身近な調査」でも30代と40代では意識がかなり違います。35才くらいの女性に聞くと「ご馳走してもらうことなんて滅多にない」と言いますが、40才以上は「基本的には男性が払って欲しい」という意見です。恐らくいま30代後半の第二次ベビーブーマーあたりが境目になっている気がします。

 意識が変わったのは若者の経済状況がシビアになってきてからでしょう。かつて(1980年代後半から1990年代)は消費こそ命とばかりに、みんなキリギリスのように人生をエンジョイしていました。当時は金払いが良いことが美徳であり、バブルが弾けてからも簡単に意識は切り替わらず無理してもそうして楽しんでいました。本当に若者が貧乏になり、地味に堅実にという風潮が一般的になったのは21世紀になった頃からじゃないかと思います。

 今ではすっかり常套句となった「若者の○○離れ」にしても、この頃から目立ち始めましたが、これも若者にお金がないからこそです。少ないお金でどう楽しくデートするかを考えれば、割り勘にしないと無理です。男性の奢りが前提では、高級レストランはおろかカジュアルなビストロだって厳しいでしょう。そうするとデートで行く店が牛丼やラーメンばかりになってしまいます。だったら割り勘にして少し雰囲気の良い美味しい店に行きたいと女性だって考えます。

 僕くらいの年齢になると、今さら割り勘なんかできないので基本的には奢らせて欲しいと思いますが、ただ奢られる方にもちょっとしたテクニックというか、気持ちよく男性に奢らせる技術があります。会計後の態度や言葉ひとつでご馳走した甲斐があったなぁとこちらが思えればお金は全然惜しくありませんが、時々奢られ下手な女性がいて、そうすると何となくモヤモヤ感が残ります。割り勘だろうが奢りだろうが構わないのですが、若い女性が割り勘派ばかりになると、伝統芸能のように女性の間に伝承されてきたこの「奢られる技術」が途絶える恐れがあるのが少々残念です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腕前はアームカバーでカバー

2012-06-22 08:50:40 | テニス
 テニスの日焼け防止用に買ったミドリ安全(おたふく手袋)の機能性インナー長袖シャツの性能の良さ、特にエルボーに対する抜群の効果に感動した僕は、追加で2枚注文してこれでこの夏は日焼けも故障防止も万全と考えていました。ただ実際に着用してテニスをしていると、やはり暑い。いくら冷感タイプとは言え、上半身をきっちり覆って押さえつけているのだから暑いのです。

 これでは本当に酷暑の名古屋の夏を乗り切れるのか少し不安になってきました。そんな時にアウトレットモールで見つけたのがゴールドウィンが出しているC3fitシリーズ。これもパワーサポートのインナーですが、おたふく手袋と違ってスポーツメーカーだけに本来かなり高価格商品です。ところが腕だけのアームカバーとか足だけのふくらはぎ用とかがアウトレット価格でかなり安く売っていました。思わず腕用1セット、ふくらはぎ用2セットを購入。それだけ買っても6000円そこそこなんですから、だいたい定価の半額くらいです。

 早速スクールに行った時に試しに着けてみました。やはり長袖シャツに比べるとアームカバーは圧倒的に涼しいです。初めて着用したふくらはぎ用も加圧効果で疲れにくい感じ。それほど違和感も感じなかったので、これなら良いかもと思って、ネットでアームカバーを追加購入してみようとチェックしたら1セット4000円近くします。2000円で買ったものをネットで4000円で買うのはさすがに抵抗があったのでやめ。代わりにおたふく手袋で検索してみたら、こちらのアームカバーは何と800円弱でした。やすっ!5分の1。

 と言うことで、迷わずおたふく手袋で注文確定。これからしばらくはテニスのたびにC3fitとおたふく手袋を交互に着用して比較研究してみます。果たして5倍の価格差が納得できるものなのかどうか。腕前はどこまでアームカバーでカバーできるのか。またしばらくしたらご報告させていただきます。テニスのみならずいろいろなスポーツに熱中している中高年必見だと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭を下げる仕事

2012-06-21 01:43:46 | 日記
 先日年上の従姉妹と久しぶりに話をした時のこと。従姉妹も彼女のダンナも60才を過ぎて定年後は悠々自適の生活をしているのですが、ダンナは家でゴロゴロしているだけなら働いたらと勧められているそうです。ただ彼はずっと営業畑だったので「もう人に頭を下げる仕事はしたくない」とのこと。給料なんか安くても良い、なんならボランティアでも良いから人にペコペコするようなことはしたくないと言っているらしいです。

 長く営業をしている人は頭を下げることなんて全く平気かと思っていたら、意外とそうじゃない人もいるみたいです。まあどれだけバカ丁寧に頭を下げていても、それは相手の持っているお金のために下げているだけで、本当に心から頭を下げたくなるような人なんてそれほど多くはいません。内心では全く尊敬もしていない人に対して頭を下げるという行為はやはりストレスが溜まっていくのでしょう。よく「頭を下げるだけで済むなら楽なもんだ」というようなことを言う営業マンがいますが、そういう人でも仕事じゃなければやっぱり頭は下げたくないんでしょうね。

 僕の仕事は営業じゃないので、彼らほどクライアントのご機嫌取りをしなければならないわけではありません。でもクライアントに行けばやはりそれなりに相手に気も遣うし言いたいこともこらえて相手に合わせます。当然下げたくない頭も下げることもあります。若い頃はそれがイヤで突っ張ってクライアントと喧嘩になったこともありました。まさに血気盛んというか、若気の至りというやつでしたが、自分の仕事、自分の作ったものへの愛情故ですから、今の若い奴が同じようなことをしたら決して責めはしないと思います。

 年を取るにつれて頭を下げることにも慣れましたが、でも従姉妹のダンナの言うこともよくわかります。仕事だったら頭を下げなくてはならいこともあるでしょう。でも定年になった後は気持ちよくできることがしたいです。テニス関係の仕事とかなら良いですけどね。まだ少し時間がありますから何か見つかれば良いなぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする