幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

ハロウィンが流行る時代

2016-10-31 23:59:00 | 時事
 ハロウィンはいよいよバレンタインデーを抜いてクリスマスに次ぐ経済効果があるとか言われるようになりました。バレンタインデーが昔に比べれば随分と縮小してきた感じがするので、一気に逆転したんだろうと思いますが、それにしてもほんの数年でここまで広がるとは予想を上回りました。

 最初にハロウィンを商売にしようとしたのはディズニーランドだと思いますが、当初は「そんなマイナー行事を流行らせようなんて」と鼻で笑っていた記憶があります。クリスマスまでイベントがないから繋ぎのイベントを無理矢理やってるなぁと冷やかに見ていました。実際、最初のうちは馴染みの薄い行事に反応が鈍かったと思います。

 しかし、当初のハロウィンが単に「お菓子がもらえる日」とか「お化けが出る日」だったのが、「コスプレする日」になったことで一気に火がつきました。それまでどう楽しんで良いのかボンヤリとしてわからなかったものが、みんなで仮装して街を練り歩く楽しいイベントに変わったことで焦点が合ったのです。こうなれば後は勝手に雪だるまが転がって大きくなるだけです。

 時代的にもバブル期からの「恋愛至上主義」に行き詰まりを感じていた若者たちが「仲間と楽しめる」イベントとして飛びつくにふさわしいものでした。バレンタインデーの衰退とハロウィンの隆盛は「若者の恋愛離れ」とシンクロしているように思います。本当にハロウィンは今どきの若者のニーズに合っています。来年以降は渋谷からもっと地方へと輪がどんどん広がっていくことでしょう。オジサンとしてはちょっと迷惑ですが。
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錦織は来年が勝負の年

2016-10-30 23:59:11 | テニス
 スイスのバーゼルで開催されているATP500の大会で錦織は決勝に進出するもののチリッチに敗れて準優勝に終わりました。もちろん準優勝は悪い結果ではありませんが、せっかく準々決勝でデルポトロに初めて勝ったことですし、過去に勝ち越しているチリッチとの決勝だったのですから優勝して終わりたかったところです。チリッチとは対戦成績こそリードしているものの、あの全米決勝を筆頭に、どうも大事な試合で負けることが多く嫌な相手です。

 さて今年のツアーも残すところパリのマスターズ1000とツアーファイナルのみとなりました。順当にいけばどうやら今年の錦織はランキング4位で終わることができそうです。上にはジョコビッチ、マレー、ワウリンカの3人だけ。来年1月の全豪のことを考えると4位と5位では大違いですから、このランキングをキープしてほしいもの。そうすれば来年はもっとグランドスラムでの優勝の可能性が高まります。

 長らく続いた「ビッグ4」による支配も来年はいよいよ崩れて混戦の年になりそうです。休養中のフェデラーは復帰するかも知れませんが、もはや全盛期には及ばないことは明らかですし、故障が頻発するナダルもキャリアの終盤を迎えています。そして盤石の強さを誇っていたジョコビッチは今年後半から失速しています。モチベーションの低下と年齢による体力的な衰え、故障のトリプルコンボでピークを過ぎてしまいました。ビッグ4の中では最弱のマレーが相対的に強さを示していますが、錦織の前に立ちふさがる壁がかなり薄くなったことは間違いありません。

 錦織より年下の選手たちももちろん追い上げてきていますが、まだ今のところは錦織の方が上です。ゴフィン、ティエム、キリオスらが全盛期を迎えるにはもう少し時間がかかりそうです。つまり今からの短い期間、恐らく来年から1年か2年が錦織にとってビッグチャンスなのです。年齢的にはピークを迎えますし、チャンピオンの交代期で混戦になります。錦織とその同世代のラオニッチ、チリッチ、デルポトロが主役となれるのがこの2年間くらいでしょう。

 チリッチとデルポトロはすでにグランドスラムタイトルを獲得しています。錦織にもぜひ来年は全豪か全米あたりで優勝してほしいです。ここで錦織が逃すと、もう日本男子がグランドスラムのシングルスタイトルを取る姿など生きている間に見られるかどうかわからないので。
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幻の第7戦が見たかった

2016-10-29 23:59:59 | 野球
 日本シリーズは日本ハムの優勝で幕を閉じました。今年は面白いシリーズでした。接戦が続き緊迫したゲーム展開、監督の采配の妙、ビッグプレーも痛恨のミスも含めて、これぞ野球という面白さがギュッと詰まっていました。野球はやっぱり面白いなぁと再確認もしました。両チームに拍手を贈りたいと思います。

 ただ残念だったのは、できたら第7戦までもつれ込んで欲しかったこと。1年を締めくくる大一番で大谷が黒田と先発で投げ合うところを見たかった。実現していたら本当に魅力的な一戦になっていたことでしょう。まさに幻の名勝負となってしまいました。

 名選手には得てしてそういうステージが用意されるものです。長嶋茂雄の生涯が大学時代の神宮でのホームラン新記録からデビュー戦での金田との対決、天覧試合での村山からのサヨナラホームラン、監督時代の10.8決戦まで多くの伝説で彩られているのは、そういう華やかな舞台が常に巡り合わせで回ってきたからこそです。長嶋ほど多彩ではなくとも、王にも江夏にも江川にも野茂にもイチローにも松井にも伝説のステージがありました。

 大谷はそういうクラスの選手に伍していけるだけの素質があるだけに、僕はきっと第7戦が回ってきて大谷が快刀乱麻のピッチングを見せた上に、自ら決勝のホームランを打って試合を決めてしまうのではないかと期待していました。実現しなくて本当に残念ですが、まだ若い大谷だけに、これからまだまだチャンスがあるでしょう。新たな伝説が生まれるところを見てみたいものです。
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アリバイ作り広告だけど

2016-10-28 23:59:05 | 広告
 車内で化粧する女性にダメ出しをする鉄道会社のマナー広告に対してネット上で賛否が渦巻いています。化粧するなんて「みっともない」と言う人もいれば、「迷惑をかけているわけじゃない」と言う人もいます。いろいろな意見があるのは当然ですし、むしろどちらかに偏ることの方が怖いので、賛否両論があるのは悪いことではないと思います。

 ただこの手のマナー広告はいったい誰に向かって発信されているのかと考えると、一見車内で化粧している女性に向けているようで実はそうではありません。なぜなら車内で化粧をする女性はこんな広告を見たって反感を覚えるだけだからです。「みっともない」と思っている女性は、そもそもそういう行為はやりません。

 この広告の本当のターゲットはクレーマー対策だと思います。要は「なぜ車内で化粧するような女を野放しにしておくんだ!鉄道会社の怠慢だ、車掌が注意をしろ!」などというクレームをつけてくるクレーマーに対して「わが社ではこういう対策をやっております」というアリバイ作りです。昨今の鉄道会社はクレーマー対策に頭を悩ませているようですから、少しでも自分たちへの当たりが柔らかくなることを願っているのでしょう。

 同じような効果を狙った広告はお役所や電力会社などのような公共的な事業をしているところもよく出しています。選挙管理委員会の「投票促進キャンペーン」とか、警察の「交通安全キャンペーン」なども実効性よりもアリバイ作り(もしくは予算消化)の意味合いの方が大きいでしょう。「投票率が低い、選管は何をやってるんだ!」と文句を言われないために「こうしてキャンペーンをやっています」と見せなければなりません。

 これらのアリバイ作り広告というのは、無駄と言えば無駄ですが、でも他に有効な手立てがないならやらないよりはやった方が良いだろうという意味では存在意義はあります。そして、どうせやるなら当たり障りのない本当に「やってるだけ」の広告よりも、賛否両論が巻き起こって話題になるような広告にした方が、みんながそれぞれの問題として考えてくれる可能性が高いわけですから、冒頭の鉄道会社の広告は僕は頑張ったなと思っています。
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レコード大賞に1億円の価値はあるのか

2016-10-27 23:59:01 | テレビ・芸能
 「文春砲」がまた炸裂しました。今回のターゲットはレコード大賞。昨年三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(あー面倒くさい名前)が「Unfair World」で大賞を取った件で、1億円の裏金が使われたというスクープです。証拠として領収書の写しを掲載していますが、どこまで本当なのかわかりませんが、感覚的には「やっぱりそうか」と思える内容でした。

 そもそも昨年の受賞曲「Unfair World」がどんな曲なのか知っている人がどれだけいることでしょう?三代目のファン以外は思い出せない(どころか、そもそも知らない)んじゃないかと思います。売上も20万枚だったそうで、いくらCDが売れない時代とは言え、もう少し売れた曲はあっただろうと。実際、ライバルと言われたAKB48の「僕たちは戦わない」は総選挙投票用の曲とは言えダブルミリオンですから実に10倍もの売り上げです。

 そもそもレコ大にそれなりの権威があったのは甘く見積もってもせいぜい20世紀のうちだったと思います。かつては大晦日の夜にレコ大から紅白という定番というか黄金パターンがあって、ほとんどの家庭がそうやって大晦日の夜を過ごしていましたが、生活の多様化と音楽の多様化が相まってそんな文化はすっかり消滅してしまいました。紅白はまだしもレコ大の没落は21世紀に入ってから目を覆うものがあります。視聴率も取れず話題にもならず、身内だけで盛り上がっているようでは、もはや1億円で買収するだけの価値があるのかどうかすら怪しいです。

 レコ大も今年で58回目だそうですから、そろそろ寿命なのかも知れません。こういうスキャンダルが出た以上、すっぱり打ち切って新しくて清廉な企画を作り直した方が良いんじゃないかと思いますけどねぇ。
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態度がでかいのは斜視のせい

2016-10-26 23:39:24 | 日記
 斜視の話の続きですが、左右だけではなく上下にもずれている僕の目ですが、どちらの目も外側の下側に向いているので、上目づかいは苦手な代わりに、下を見るのはかなり楽です。昔から写真を撮られる時に「顎を引いて」といつも注意されます。自分では真っ直ぐ前を見ているつもりでもそう言われてきたのは、自然と少し下を見るようにしていると楽だからそういう癖がついていたんだとわかりました。

 両眼視する時も上の方は焦点を合わせるのにかなり苦労するのに、逆に下は自然に見ても特に困りません。テニスで言えばハイボレーは見づらいのですが、ローボレーやハーフボレーはきちんと見えているので当たり損ないは少ないです。

 ただどうしても見下ろしているようになってしまうので、そのつもりはないのに昔から「偉そう」な態度だと思われてきたことでしょう。と言うか、よく新入社員時代から「態度がでかい」と言われ続けてきました。自分でも「俺は態度がでかく見えるんだ、そういうタイプなんだ」と思っていた節があるのですが、実はこの年になって斜視のせいだったんだとわかったわけで、これまで随分とイメージ的に損をしてきたなと思います。

 もっとも今回の手術では左右のズレは矯正しますが、上下は触らない予定なので、態度がでかいのは治りません。イメージアップのチャンスなのに我ながら残念です。
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大谷頼り過ぎの日ハム

2016-10-25 23:47:34 | 野球
 広島が本拠で連勝して札幌に乗り込んだ日本シリーズ第3戦。日本ハムとしてはここで負けたら後がなくなるという正念場ですが、広島の先発黒田が立ちはだかります。今シーズン限りで引退を表明した黒田ですから、恐らく現役最後の登板。これを打ち崩すのはかなりメンタル的にもタフではないと戦えません。どうしても黒田の、広島の気迫に押されてしまいます。

 先に日本ハムは近藤、大谷の連打でチャンスを作り中田の遊ゴロの間に1点を先制しましたが、またしてもエルドレッドに3試合連続のホームランを打たれて逆転されます。そこからはお互いになかなか流れがつかめないもどかしい展開。日本ハムで黒田に対抗できていたのは2塁打を2本打った大谷だけでしたが、黒田が故障で途中降板してから少しずつ流れが日ハムに傾き始めました。

 8回、広島のジャクソンから大谷が敬遠されて燃えた中田のタイムリーで2点をもぎ取り逆転します。しかし9回裏あと1人で勝利というところで広島に追いつかれて延長戦へ。このあたりはお互いチャンピオンチームの意地と意地のぶつかり合いで実に見ごたえがありました。

 そして延長10回裏。2死2塁で大谷が難しい内角低めのボールをうまく捉えてサヨナラタイムリー。結局やっぱり大谷が決着をつけるという形で日本ハムが辛勝しました。まさに野球マンガばりの活躍を見せ続ける大谷サマサマです。

 このシリーズはこれで行方がわからなくなりましたが、見ていて思うのは日本ハムが大谷頼りになり過ぎてはいないかということ。まるで高校野球のワンマンチームと同じ雰囲気が漂っています。とにかく大谷に任せよう、何とかしてくれるんじゃないかという感じで、大谷が活躍すれば一緒に乗っていけるけど、大谷がダメならシュンとして元気がなくなってしまいます。大谷はいつメジャーリーグに移籍するかわからないのですから、このままではヤバいでしょう。

 もっともまだ高卒4年目なのに、投打にわたってこれだけの存在感を示し続ける大谷が規格外過ぎるということもあります。さらなる成長が楽しみです。日本の宝ですから故障だけはしないで欲しいなぁ。
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斜視のせいでテニスが下手だった

2016-10-24 23:59:41 | テニス
 来年1月に斜視の手術をしますが、そのための検査をしています。僕の斜視はかなり酷くて左右で90℃、上下で45℃くらいもずれているらしいです。道理で普段はめちゃくちゃな見え方をしているわけです。なにせ二重に見えるだけではなく、それが斜め上と斜め下にかなり分かれて見えていますから。その代わり視野は広いですけどね。ぼんやり見ていると180℃くらいの視野があります。

 手術しても完全に矯正することは不可能らしく、まあ両眼視があまり力を入れずにできるくらいまで左目を中心に寄せることになるようです。現在は自分で「よいしょ」と意識して焦点を合わせないと両眼視できません。しかもその状態をキープするのはかなり疲れるので、本を読んだりPCやスマホの画面を見たりする時は、ほぼ右目だけで見ていて左目は閉じています。

 問題はテニスの時で(いや、本来はテニス以外の日常生活でも常に問題ではあるのですが)、さすがにボールを片目だけで見ていたらラケットにまともに当てることは不可能です。とは言え、両眼視もずっと続けるのは辛いので、結局打つ時だけ両目でボールを見ています。だからタイミングが狂うと瞬間的には焦点が合わせられないためにボールを捉えきれません。相手が上手なら良いのですが、下手な人が相手だとやたらとフレームショットをするので、焦点を合わせるタイミングが取れず本当に困ります。

 一番辛いのはガシャったボールがふわっと頭の上に飛んできた時で、まずタイミングが合わないので両眼視ができていない上に、上下にもズレているので上目使いをした時には頑張っても焦点を合わせられないのです。これは今回ちゃんと検査して自分でもわかったことだったんですが、上を見る時には上目使いではなく顔をきちんと上に向けて見ないと両眼視できないのです。だからゆっくりとボールが上に飛んでいくロブをスマッシュできても、ひょいと頭の上に飛んできた時のハイボレーの方が見えていないのでミスをしやすいのです。

 昔はハイボレーはむしろ得意なプレーだったのに、なぜこの数年、こんなにラケットに当たらないのかが不思議だったのですが、ようやく検査をして原因がわかりました。動体視力の衰えを疑っていたのですが、斜視がひどくなったのが原因でした。スマッシュでも同じで、上目使いをしたままで打つ下がりながらのジャンピングスマッシュができなくなった原因も同じでした。

 と言うことで、斜視の矯正手術をすれば完全ではなくとも、少しは両眼視がしやすくなるので、テニスももう少し上手くなるというか、ラケットに当てられるようになる予定です。と言うか、これだけ酷い斜視でよくテニスなんかやっているなと医師にも感心されました。そうだったのか、と自分でも感心しましたけど、パラリンピックにも「斜視テニス」の種目はないですから、当面は健常者としてテニスを頑張るしかありません。
 
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発表会に向けて

2016-10-23 23:59:09 | 音楽
 3月の発表会に向けて、いよいよサックスとピアノ、両方の曲の練習を始めました。今回は12月の発表会をスキップして、その代わりに少し基礎練習を取り入れたのですが、発表会まで残り5ヶ月を切ったので、そろそろ本腰を入れて曲の練習もしようかという段階です。

 と言っても、サックスとピアノではかなり習熟度に差がありますから、ピアノは随分と先行しています。すでに8月から曲の練習を開始しているので2ヶ月過ぎました。とりあえず7割くらいは完成していますから、残り5ヶ月あれば余裕で弾けるようになるはず。ただ問題は歌です。前にも書きましたが、今回は初めての弾き語りの予定ですが、「TSUNAMI」はかなり歌が難しくて、いくら練習しても上達しません。これがかなりネックになっています。

 サックスはようやく「フライングゲット」の楽譜の移調が終わったので、少しずつ吹いていますが、ゆっくりなら難しくありません。それこそ2ヶ月もあれば十分です。ただ今回はなるべく原曲に近いテンポで吹きたいので、そうなると途端にリズムの速さが問題になってきます。タンギングが追いつく気がしません。5ヶ月で果たしてどこまでテンポアップできるのかが課題です。

 とは言え、やはり基礎練習よりも曲の練習の方がずっと楽しいのでやる気も増しています。ますます時間が足りません。
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正座45分間

2016-10-22 23:48:14 | 日記
 今日は父の十三回忌でした。住職が来てお経をあげている間、ずっと正座をしていました。いつもなら10分くらいで足を崩すのですが、何となく今日は最後まで正座をしてみようと思い立ったのです。子どもの頃は書道をしていたし、高校時代は柔道をしていたので、昔は正座は決して苦手ではありませんでした。ただ体重が70kgを超えた社会人になって以降は、体重が増えるのと比例して正座に耐えられる時間は短くなってしまいました。

 今日も正座をして5分で「これは辛いかも」と思い、10分過ぎて弟が足を崩した時に「自分ももうやめようかな」と弱気になりました。20分で嫌な汗が背中を伝います。この頃には「拷問」「虐待」という単語が頭に浮かぶようになります。30分過ぎた時にはすっかり痺れて感覚がなくなり、その頃には足を崩そうにもすでにその力もありませんでした。

 お経が終わったのは45分後。ようやく足を崩しましたが、もう全く感覚がないので体を倒して足を投げ出すのがやっとでした。立ち上がるどころか足を動かすこともできません。しばらくは下半身不随状態でした。この瞬間に大地震が起きたら逃げ出すことも隠れることもできません。45分間の正座がこれほど辛く大変だとは我ながら驚きました。いかに子どもの頃とは違う体になってしまったのかと、まさに骨の髄まで実感しました。

 正座をできない膝痛とかはありませんでしたから、とりあえず膝や足首に大きな問題はないみたいです。ただ夜になってもまだ何となく後遺症というか、痺れたような感覚が若干残っているので、ダメージは大きかったようです。あまり無理してやるものではありませんね。
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