幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

サッカーにはできるのにプロ野球にはできない

2011-03-31 00:59:40 | スポーツ
 日本サッカー協会、Jリーグが行った「日本代表」vs「Jリーグ選抜」のチャリティマッチは大きな拍手とともに成功に終わりました。Jリーグ選抜には中村俊、楢崎、闘莉王、小野ら多くの元代表メンバーが所属し、現代表対元代表というオールスター戦という企画の巧みさもさりながら、やはりここに三浦知良を選んだというのが最大のポイント。なんだかんだ言っても、ここまで日本のサッカー界を引っ張ってきた功労者であるカズは、こういうイベントには外せない「顔」でした。

 試合は日本代表が2-1で勝利し、Jリーグ選抜の取った1点が闘莉王からヘディングのパスをカズが決めるという筋書きを書いたかのような理想的な展開。正直、カズには敢えてマークをつけなかったのではないかと思うほど、キレイにカズが抜け出していきましたが、例えそうであってもあのシュートはなかなか技ありでした。Jリーグ選抜の監督をしていたストイコビッチのみならず、相手チームの監督であるザッケローニまでが喜んでいたのが印象的。それだけこの試合の意味をみんなが良く理解していたということでしょう。

 サッカー界がこうして震災に対して素早くチャリティマッチを行いアピールをしているのに比べて、プロ野球界のグダグダさ加減は酷いです。開幕問題こそ何とかまとめることができましたが、サッカー界のようにプロ野球界がまとまって何かメッセージを発信するという気運がまるで感じられません。個々の選手は義捐金を出したりしていますし、選手会も少しまともなことを発言していますが、球団オーナーもコミッショナーもまるでセンスゼロ。なぜすぐにサッカーのような慈善試合という発想すらなかったのか?金儲けしか考えていないと批判されても仕方ありません。

 今どき自分たちの利益だけを考えての言動は最低です。社会性や公益性を考慮しないスポーツ組織は今後どんどん衰退していくと思います。大相撲が八百長問題でこれだけ叩かれて立ち直れないのも、そういう時代に変わってきたという証拠です。ACジャパンが震災後に作った臨時キャンペーンのCMにサッカー選手は出てきても野球選手は(ついでに力士も)出てきません。オファーを断ったのか、最初からオファーされなかったのかはわかりませんが、いずれにしてもサッカーと野球の社会からの「見られ方」の差が象徴的に表れている気がします。

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東京のマスコミはもう少し落ち着けよ

2011-03-30 02:23:38 | 時事
 地震や津波の被災よりも、原発からの放射能漏れの報道の方が大騒ぎという感がする昨今。なぜこんなことになるかと言うと、もちろんマスコミがある東京にどれだけの影響があるかという違いです。遠く離れた東北の人たちがどれほど苦しんでいようとも、自分たちに放射能が降りかかるかどうかの方がマスコミにとっては重大事だということでしょう。

 誰でも他人の事より自分の身の上が大事です。ただ、どちらからも離れた名古屋から眺めていると、どう考えてもより大変なのは被災地の人たち。すでに取り返しがつかないほどの甚大な被害に遭っている人たち。それに比べたら東京の放射能報道は端から見ていると必要以上に大騒ぎしているようにしか思えません。僕も一概に福島原発の放射能漏れを「安全」だと鵜呑みすることはできないと思っていますが、かと言って科学的な態度をすっ飛ばして感情的に「放射能怖い」と反応するのもいただけません。

 原発周辺はともかく、東京では現段階でそれほど影響があるような数値が出ているわけではないのですから、それを冷静に受け止めれば良いと思います。政府や東電はきっと何か大変なことを隠しているに違いない、もしかしたらこれから大変なことになるかも知れない、という不確定な憶測レベルで騒いでも、現実の生活では何にもまだその影響は出ていないのですから。

 もちろん、先日も書いたように、東京に住んでいる人たちが自己防衛で東京から逃げ出すのは、他人がどうこう言うことではありません。それはその人の考え方、生き方の問題であり、何をおいても危険を察知したのだから逃げるのだと言うのも正しいし、現時点では影響がないのだから普通に生活をするというのも正しい。その結果を引き受けるのも自分なんだから、自分で考えて決めて、他人の意見に振り回されない方がより後悔が少ないでしょう。

 ただマスコミは自分たちに関わるかどうかで報道のプライオリティを変えるべきではありません。彼らの「東京=日本」という思い込みが強いのは今に始まったことではありませんが、ここまで東京で検出される放射能のことばかり最優先で報じられると、他の報道すべき大事なことがすっぽりと抜け落ちてしまいそうな気がします。いや、東京のことばかりじゃなくちゃんと福島の原発周辺の人たちのことも報道しているし、と言われそうですが、名古屋に伝わってくるのは「東京に雪が降りました」という時と同じです。もうちょっと落ち着けよと言いたくなります。そりゃわかりますよ。東京のことを取り上げた方が関心が高くて売れるネタになるのは。でも今はそういう「受け狙い」をしている場合ではないはずです。

 まずは被災地の人たちの救出、支援、復興。原発は注意深く成り行きを見守り、いざとなったらすぐに対応できるように警戒しておくこと。政府や東電を批判したくなる気持ちはわかりますが、ただ文句を垂れ流していてもこうした非常時にはどうなるものでもありません。本当に深刻な被災をした人たちは文句を言う前に自らを救うために必死に動いています。

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来年度はどこの企業も厳しいことになりそうだ

2011-03-29 01:55:12 | 時事
 気がつけば3月も終わろうとしています。お彼岸過ぎても気温が上がってこないのでそういう気分ではなかったのですが、事務的には年末よりも年度末の方がいろいろとまとめなければならないことも多く、気分的にも慌ただしいです。昨日も新年度からの組織変更に伴って会社の席替えがあって、朝からバタバタと引っ越しをしました。ここ数年は経費削減の意味もあって席替えをしていなかったのですが、今回はフロアの全員が席を動きました。お陰でかなりゴミを捨ててスッキリすることができました。

 今年度は震災がなければ業績がかなり良いはずでした。景気はようやく上向き、予算も達成できそう、うまくすれば夏のボーナスは期待できるぞぉと秘かに思っていたのに、3月11日以降はそれどころの騒ぎではなくなってしまいました。まあ今年度下期はまだ良いでしょう。震災の影響は半年のうちの半月だけのことですから。しかし来年度もずっとこの調子が続けば売上は今までになかったほど激減すると思います。なにせ多くの企業は広告どころではありません。首都圏の停電・節電が続く間は経済活動は停滞せざるを得ないのですから。

 それでもうちの会社は大手だけにまだマシだと思います。小さな広告会社は相当ヤバイところも出てくることでしょう。さらに危ういのは媒体社です。放送局、新聞社、出版社。キー局が倒産することはないと思いますが、今のまま広告収入が入ってこなければ、予算が足りずまともな番組を作れなくなる可能性も出てきます。地方局の中には相当厳しいところもあるでしょう。

 もっと危機的なのは新聞と雑誌。広告収入が入ってこないだけではなく、紙もインクも不足しているので、まず印刷することが簡単ではありません。発行できなければ当然販売収入すら入ってきません。いくら取材したり記事を作ったりしてもネットで発表しているだけでは大きな売上にはつながらないのです。そして出版ができず無収入となれば、人件費も払えませんから会社は維持できなくなります。もちろんそんな過酷な状況は一部の一時的なものですから、大手は何とかしのげることでしょうが、弱小出版社はそもそも経営基盤が脆いのですからかなり心配です。

 ネットにディープに浸かっていると「マスゴミ」などと言って、既存メディアをバカにしてむやみと貶めたりしますが、実際にマスメディアが機能しなくなったりしたら大混乱間違いなしです。今回の震災でいろいろな人や企業が大きな痛手を受けていますが、それを報道しているメディア各社も実は決して安泰なわけではありません。経済は全てつながっているのですから、これほどの大震災で経済的に無傷の企業なんて本当に少ないと思います。まあ震災復興特需が吹くことになるであろう土木・建築・住宅業界あたりから頑張ってもらいたいところです。

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日本のためにナダルたちがサッカーをした

2011-03-28 01:10:57 | テニス
 ちょっと旧聞になってしまいますが、マイアミで男子テニスのトップ選手たちが地元のプロサッカークラブとチャリティゲームを行いました。もちろん、テニスではなくサッカーの試合です。マイアミではいま大きなテニス大会が開かれていて、トップ選手が集結しています。そこでジョコビッチが提案して日本の震災復興のための義捐金を集める慈善試合をやろうということになったのです(こちら)。

 この試合は「Hope Match for Japan」と銘打たれて、参加したのは世界1位のナダル、2位のジョコビッチを始め、マレー、ベルダスコ、ツォンガ、フェレール、ガスケら。それに日本の錦織圭も加わっています。錦織がサッカーができるのかどうかは知りませんが、ヨーロッパの選手はサッカー大好きですから、結構まともなサッカーをしたようです。サッカーに馴染みの薄いアメリカ人選手が加わっていないのはともかく、フェデラーが入っていないのはなぜかなと思いますが、まあきっと何か彼なりの考えがあるのでしょう。

 試合はテニスチームが2-4で負けたそうですが、得点はマレーとバクダティス。テニスファンとしてはちょっと見てみたいゲームです。錦織がどれほどのプレーをしたのかも含めて興味があります。このイベントで集まった義捐金は10万ドル。選手たちには日本から「ありがとう」と言いたいと思います。そして、テニス界だけではなく、もっといろいろなところでこうしたイベントを行い盛り上げてくれたら良いなと思います。

 国内ではいろいろなイベントが中止になっていて、テレビCMも相変わらず自粛を続けている企業がたくさんあります。しかし、政府の見積もりでは25兆円ともいう復興資金を賄うためには、どんどん経済活動を活発にしてお金を回していかなければなりません。自粛することは復興の歩みを遅らせるものであり、「不謹慎」などと抗議する人間は被災者の邪魔をしているんだということを自覚してもらいたいです。

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テニスとサックスの日々

2011-03-27 02:16:33 | 音楽
 震災絡みの話題を書いているとアクセス数が多いのですが、日常雑記を書くとやはり減ります。当然です。ましてマニアックな自分の趣味の話を書くと、ガックリとアクセスが少なくなります。でもアクセス数のために書いているわけではないので、久々に震災抜きで備忘録的な意味も込めて、テニスの話やらサックスの話やら書きたいと思います。

 まず異常とも思えるくらいハイペースでテニスをしています。自分でコートを取ってするテニスが水、土、日。スクールにも月、水、日(先週は木も行ったな)。あれ、水曜と日曜が重なっているとお気づきの方、その通りです。最近立て続けに水曜と日曜はダブルでテニスしています。日曜はまだしも、水曜なんて平日ど真ん中の夜に掛け持ちはかなりきついです。木曜日の朝はヘロヘロになって出社しています。

 なぜそんなにテニスばっかりやっているかと言うと、一口で言えばスクールの陰謀です。昨年にスクールはイベントをやるごとに「無料レッスン券」を配りまくりました。僕は10枚近く無料券が溜まってしまっていたのですが、その券にいつの間にか期限がつくようになったのです。昔は無期限だったのに、期限付きになるとムダにしないようにせっせと使わざるを得ません。まあここまでは仕方ないことです。

 問題は4月末までが期限の無料券をまだ4枚も持っているのに、なんと4月はイベント月間でその券が使えないといきなり3月になってから言われたのです。つまり実質的には3月末が期限。何とかその4枚を消化しようといま必死になってスクールに通っているわけです。普通、スクールの都合で券が使えないなら期限を先延ばしするもんじゃないか、と抗議したのに聞き流されてしまいました。全く不誠実なスクールです。まあ無料券も残り少ないので、4月になったらこんなハイペースでテニスしない予定ですけど。

 サックスは次の課題曲「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」(ダイアナ・ロス)をずっと練習しています。少し上達してきました。と言っても、人に聞かせられるレベルでは到底ありません。ゆっくりとしたバラードなので、正確なリズムがなかなか難しく速くなったり遅くなったり。また勢いで吹けないので、ひとつひとつの音の酷さが自分でも情けないくらいはっきりわかります。もっと美しい音で吹きたいです。

 で、イメージトレーニングも兼ねて、サックスのプレーヤーのライブにも通っています。以前に本田雅人のライブに行きましたが、震災直後に太田剣カルテットを聴きに行きました。この時のゲストがギタリストの小沼ようすけだったので、かなりお得感のあるライブでした。しかも座ったのは最前列正面。小沼との距離1メートル半。手を伸ばせば届くところで弾いていて本当に楽しめました。

 このライブ、アコースティックな楽器ばかり(サックス、アコースティックギター、ウッドベース、ピアノ、ドラム)でしたから、太田が「節電ライブ」と言っていました。まあ名古屋では節電はあまり関係ないのですが、アコースティックなバンドの音は温かみがあって良かったです。僕のサックスももう少し上手になって、自分たちのバンドで吹けたら楽しいだろうなぁと改めて思いました。精進あるのみです
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ブログとツイッターの書き分け

2011-03-26 01:41:50 | ネット・PC
 震災が起こる前までは、このブログに書く内容と、ツイッターで呟く内容とはある程度分けて考えていました。もちろん同じ人間が書いている以上、全く関係ないことばかりというわけにはいきませんが、ツイッターである程度呟いてしまったことはブログには書かないし、逆にツイッターでは意図を伝えきれないと判断したことをブログで書くようにしていました。ブログとツイッターの使い分けは、はっきり意識していたわけではありませんが、自分の中で一定のルールみたいなものがあったのです。

 しかし、震災以降は意識的にそのルールを外して書いています。と言うのも、ツイッターではいろいろな新しい情報が舞い込んできます。中には「おっ」と思うようなこともありますし、これはみんなに知って欲しいなということも多々あります。この大変な時に少しでも大事な情報を多くの人に知ってもらうためには、ツイッターとブログで内容を書き分けている場合じゃない、むしろ相互補完的にどんどん伝えたいことを書いた方が良いと考えたのです。

 僕は職場でもツイッターやフェイスブックを見ることができます。もちろん仕事柄テレビ、新聞を始めとした多くのマスメディアにもたっぷり触れる時間があります。しかし、世の中にはメディア接触機会の少ない人もいて、昔からそんな人たちには僕のこのブログで読んで初めて知った、ということを言われることが結構多いのです。

 「西日本は経済を支えるために不謹慎なんて言って自粛しちゃダメだ」「統一地方選は延期しよう」「消費税の1%増税を」「義捐金を出すことから始めよう」「ACジャパンのCMについて」「プロ野球の開幕問題」「放射能の影響」などなど、最近のテーマは全てツイッターなどで読み書きしたことを、改めてブログにまとめて書いたものです。ツイッターでのやり取りがフィルターになっていて、それを凝縮した結果がブログになっていると考えても良いかも知れません。

 アクセス数が1000程度の僕のブログなど影響力はたかが知れていますが、それでも毎日1000人が読んでくれているのなら、1ヶ月で延べ3万人が僕の話に耳を傾けてくれることになります。1000人を超すフォロワーがいるツイッターと合わせればもっとその数は増えます。ツイッターは時に公式RT、非公式RTなどで爆発的にツイートが読まれることもありますから、「これは」と思ったことは積極的に発言していくつもりです。

 もちろん、そのためには情報の正確さが大事です。間違ったことを世間に広めてしまっては逆効果ですから、きちんと確認することを怠ってはいけません。そんなの面倒臭い時もあるので、できたら早くこんな状態は収束して、また以前のようにダラダラとした日常のことを書き殴れるような時間が戻ってきて欲しいです。まあぼちぼちと書いていくつもりではありますけど。

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野球は青空の下でやろう

2011-03-25 02:25:49 | 野球
 先日書いたように、やはりセ・リーグは開幕を延期し、パ・リーグと同じ4月12日にしました。これだけ世論に反発されては、3月29日開幕を強行することはできませんでした。巨人の代表は「お上が決めることではない」と言い放ちましたが、お上はともかくファンあっての商売ですから順当な結論です。

 他にも延長戦なしから3時間30分を過ぎたら以降のイニングはなしと改めたり、4月中はナイターなし、東京ドームはデーゲームでも使用しないなど、当然と言えば当然のことをようやく決めました。まあ少し遅かったですが、妥当なところに落ち着いたのは選手にもファンにも良かったと思います。

 もっとも、東電の電力回復は来年までかかるという話ですから、4月が過ぎたらナイターができるのかというと、それもちょっと怪しいのではないかと思います。深夜には電力の余裕があるそうですから、試合開始を夜10時にすれば少しはマシかも知れませんが、それでは観客が帰れなくなります。むしろまだ日が高い夕方4時くらいから試合開始にした方が良いかも知れません。そうすれば日が落ちる頃には試合も終わりに近づいていますから、かなり節電できることでしょう。

 ただ横浜スタジアムや神宮球場はそれで何とかなるにしても、昼夜問わず電気を食う東京ドームだけはどうにもなりません。やはり今年の巨人は川崎球場をホームグランドにするか、もしくは全国区の人気があると思っているのなら、西日本各地を転々と回ることにしてはどうかと思います。

 で、今後はできたらドーム球場から再び屋根のない自然な球場へと戻って欲しいと思います。アメリカのメジャーリーグはとっくにそうなっていますが、やはり野球は青空の下、芝生の上でするスポーツです。始まった甲子園のセンバツ高校野球を見ていると、青空に飛ぶ白球は気持ちが良いなぁと思います。

 まあカクテル光線に照らされて夜空を舞う白球も悪くはありませんが、ドーム球場の屋根の下を飛んでいくボールには全然楽しさも喜びもありません。ただボールが物理的に飛んでいるだけで、なんか息苦しいんですよね。僕はナゴヤ球場もナゴヤドームも随分行っていますが、ナゴヤドームの利便性よりもナゴヤ球場の解放感の方がやはり好ましいと思ってしまいます。

 ドームの野球はスタジアムに足を運んでいるにも関わらず、テレビで見ているのと同じ感覚になります。昔、屋根のない西武球場にも2、3回行ったことがありますが、外野の芝生に寝転がって見る西武vsオリックス戦は最高の解放感がありました。清原やデストラーデやイチローやブーマーが長打を放つと、それまで寝転がっていた決して多いとは言えない外野席のファンが一気に沸き立ちます。あのメリハリこそ野球観戦の醍醐味です。屋根がついた後の西武球場には行ったことがありませんが、あまり行きたいとは思えません。

 巨人のみならず各球団が今年はドーム球場を極力使わないで、自然な空の下で野球少年のように嬉々とした野球を見せてくれないかなぁ、そしてみんなドームよりもそっちの方が楽しいなと思って原点回帰してくれないかなと、実現性は低い話ではありますが期待しています。どうせナイター中継したってずっと視聴率取れていなかったんだし、もうテレビのことはあまり考えなくてもいいじゃん。

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放射能が怖ければ逃げてくれば良い

2011-03-24 02:11:30 | 時事
 これほどの大震災となると、さまざまな方面に影響が及ぶので毎日報道も大変そうだし、ニュースを追いかけるこちらも大変。特に今回は全国区のマスコミがある東京を巻き込んでいるので、報道も過熱している感があります。東京に関係ない災害の時は比較的冷静というか、他人事な感じがするのですが、今回は停電とか放射能とかで東京もてんやわんやしているので、マスコミの当事者意識が強いんだなぁと名古屋から見ていて思います。

 特に放射能に関しては、この「距離感」によって本当に大きな受け取り方の差があって、何だかんだ言ってもほとんど影響していないところから見ていると、「そんなの大したことないじゃん」と平気で言えます。しかし、福島に近ければ近いほど、「ヤバイんじゃないか」と不安になってくることでしょう。野菜も牛乳も水も、となってくると、もう「何を買ったら大丈夫なの?」とパニックになってしまいそうな主婦だっているかも知れません。

 政府や東電や学者は「この程度の放射能では何ら人体に影響はない」と繰り返しています。しかし、そういう「お上」の言う大本営発表なんて信じられないと思う人が一定数いて、そういう人たちがいろいろなところで不安をまき散らし増幅させているようです。

 ええ、冷静に東京の放射能騒動を眺めているこちらの人間からすると、本当に「大丈夫でしょ、それくらい」です。放射能が少しでも出れば大騒ぎしているけど、病院でCTやる方がはるかに「被爆」しているわけだし、飛行機に乗るだけでも随分と放射能を受けているそうです。発ガン率という観点で言えば、今回のレベルの放射能よりもタバコの方がずっと発ガン率が高いとか。

 とは言え、やはり東京以北に住んでいると怖くなってきてしまう人はたくさんいると思います。そういう人たちにとっては、これは理屈ではなく感情の問題なのですから。いくら勉強をした人が「大丈夫ですよ」と理詰めで説得しても聞いてくれそうにありません。

 僕は不安な人はどんどん西日本に逃げてくれば良いと思います。東京は一極集中し過ぎです。だから電気も足りないし、コンビニやスーパーの棚もたやすく空になってしまいます。みんなが名古屋や大阪や広島や福岡に逃げてくれば、関東地方の節電対策にもなるし、西日本の経済活性化にもつながります。良いことばかりじゃないかと思うので、逃げられる人はどんどん名古屋に来てください。今なら市民税も安いですよ。

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西日本の地方球場開催、延長戦ありでどう?

2011-03-23 01:36:32 | 野球
 プロ野球の開幕時期問題が未だに決着がつきません。パ・リーグは早々に開幕を4月12日まで延ばしたにも関わらず、セ・リーグは当初3月25日開幕、その後に29日開幕としましたが、4月5日から早くもナイターを行うとしていて、各方面から一斉に非難を浴びています。当然です。

 野球が被災地に勇気を与えると言っていますが、それはきちんと被災地やその周辺の感情を考えての場合であって、身勝手で一方的な理屈で野球をやってもかえって反発を買うだけです。阪神も中日もヤクルトも慎重になっているのに対し、巨人だけが、ナベツネだけが、ゴリ押しの姿勢を崩しません。この老害は長年にわたって完全に野球界の癌になっていますが、それを押さえ込めない他球団のオーナー、そして何よりコミッショナーの力の無さが問題です。

 ただ僕の予想ではさすがのナベツネも今回ばかりは折れざるを得ないと思います。ここまで反対論が強い中で強行すれば、また読売新聞の不買運動が起きます。そこまで早期開幕にこだわる理由がわかりませんが、きっと巨人首脳部、読売新聞や日本テレビの経営陣も内心困り果てているのではないでしょうか?

 さて、東電によれば首都圏の電力不足は今年いっぱいかかりそうだということです。原発だけではなく、火力発電所の復旧にも相当の時間が必要らしいです。となると、開幕を少々ずらしたところで今シーズンは節電しなくてはいけないことに変わりありません。夏場の電力需要期には東京ドームはおろか、横浜スタジアムや神宮球場でのナイターすら難しいのです。

 こうなったら関東及び東北のチームはデーゲーム以外本拠地での開催を諦めるしかありません。巨人、ヤクルト、横浜、千葉ロッテ、西武、楽天の6球団は、平日は西日本の地方球場でナイター、土日は地元でデーゲーム。ただし巨人だけは昼間でも東京ドームは使えないので、川崎球場でも使うしかないでしょう。日本にはたくさん地方球場があります。今年一年は地方ファン掘り起こしの年と考えてドサ回りすることです。

 そうすれば開幕を遅らせる必要もないし、延長戦をやらない理由もありません。そもそも延長戦なし、9回で終わりなんて野球はつまらないこと間違いなしです。そんな不完全燃焼の中途半端な試合が続いたら、ますます野球離れは加速します。去年の日本シリーズが盛り上がったのは、延長戦の連続だったからということをもう野球関係者は忘れてしまったのでしょうか?

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豪華ゲスト付きプロレッスン

2011-03-22 00:07:22 | テニス
 震災以来ずっと震災絡みの話題ばかりを取り上げてきましたが、そろそろ日常の話題も書いていきたいと思います。

 昨日は恒例の山本麻友美プロとの練習会でした。こちらのメンバーはうちのサークルの上級男性メンバー4人。若い女性にボコボコにやられて喜んでいるM気質の強い面々と言えるかも知れません。実際、山本プロによれば、レッスンなのにコテンパンにやっつけられるのを嫌がる人は、男女問わず結構いるらしいです。そういう人は、せっかくお金払うんだから誉めてもらって気持ち良くレッスンを受けたいんでしょうね。

 で、昨日はさらに豪華なおまけが付きました。山本プロの妹分として一部テニス界及びファンの間で知られているT村さんがたまたま山本プロに一緒についてきていたので、練習会に飛び入り参加してくれたのです。T村さんは数年前のインカレチャンピオン。昨年秋の全日本選手権にも出場しています。そんな実績のある人が一緒にコートに入ってくれて4対2の練習会ですから、これほど贅沢なことはありません。

 アップで2人にラリーの相手してもらったところからすでにフラフラなのですが、その後は山本・T村組のダブルスに挑戦。ともにインカレチャンピオンという黄金ペア相手に、どこまで戦えるかという競技志向のテニス好きなら実に心躍るゲームです。最初に挑戦したK下・M原組は4ゲーム先取で1ゲームも取れなかったのは仕方ないにしろ、なんと奪ったポイントが3つだけでした。さすがにこれはやられ過ぎです。次に僕とO田くんのペアが挑戦して、何とか1ゲームは取りましたが、善戦及ばず1-4で完敗。さらにもう1度ずつ挑戦してもやはりそれぞれ1ゲームしか取らせてもらえません。

 男ダブ相手ならともかく女ダブ相手にここまでやられるのは情けないというべきか、それともさすが黄金ペアと考えるべきか。ただ、これが桁外れのパワーで押し切られたのなら学ぶべきことは少ないですが、力ではなく技術と戦術でポイントを取られるんですから、勉強になる部分はたくさんありました。大事なことはやはり相手との駆け引きであり、コートの立体的な使い方。これまでもそう思ってテニスしてきましたが、改めてそういうテニスの奥深さを実感させられました。

 30年以上テニスをしてきましたが、まだまだ学ぶべき点が多いです。そして、それはつまりまだ「伸びしろ」があるということですから、悪いことではありません。

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