幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

葬儀疲れ

2011-08-31 00:16:32 | 日記
 義父の葬儀を終えてすっかり疲れてしまいました。過去に身内の葬儀は父と義母を行いました。7年前の父の時は初めてだったし、喪主だったので本当に大変でしたが、逆に何もかも初めてのことだったせいで軽い興奮状態にあってあまり疲れを感じませんでした。4年前の義母の時は義弟が喪主で義父もいたので単に後ろから見ているだけという感じでしたから、それほど疲れもありませんでした。今回も喪主は義弟だし、義母の時と全く同じ葬儀社、会場だったので楽勝だと軽く考えていたのですが、終わってみたら意外にグッタリしています。

 疲れた原因は喪主ではないとは言え、席次的には喪主の次であったのでいろいろやることもあったし、しかも妙に時間に余裕があったせいで亡くなってから通夜までの間にテニスをしていたから、ということもあります。しかし何よりも今回は真夏の暑さにやられたという気がします。父は10月、義母は5月と、これまでは過ごしやすい季節だったので何も感じませんでしたが、黒い喪服に身を包んであちらこちらに行くのも、寝不足になる通夜を過ごすのも、この暑さの中では疲れが倍加します。

 もちろん僕は喪主ではないし、もろもろの面倒な手続きをする必要もないので、この疲れも一晩ゆっくり寝れば回復できるとは思います。東京から来ている義弟はこれから様々な煩雑な作業を強いられるわけで、かなり疲れることでしょう。さらに当面の作業を終えても、誰も住んでいない家の処分をどうするかという大きな問題が残ります。売るにしても貸すにしても、中を片付けなければいけないし、それは一週間泊まり込んで集中的にやっても終わるかどうか。母親が急死してから、誰も住んでいない家を10年かかってやっと片付けたという知人も知っているだけに、きっと大変なことでしょう。

 僕の母も実家で一人で住んでいますが、父が死んで以来ずっと「なるべく片付けておいてくれ」と頼んであります。母は片付け魔なので、言われなくてもどんどんモノを処分しているようで、最近は僕の子どもの頃の思い出の品もいつの間にかなくなっていました。父の形見などもう何も残っていません。あまりにも後ろを振り返らずモノ離れが良い母に驚くくらいです。まだしばらくは元気そうな人に限って、準備だけは早いんですよね。

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震災とテニス

2011-08-29 02:35:36 | テニス
 土曜日に亡くなった義父には悪いですけど、良いタイミングで亡くなってくれたので昨日の日曜日は毎年参加しているテニスの団体戦「テニスマガジンゼビオカップ東海大会」に出場することができました。前後どちらかに亡くなる日がずれていたら参加は難しかっただけに本当に助かりました。せっかく出られたので頑張ろうと思い、昨日は目標通り3位トーナメントながら優勝することができました。ここのところ準優勝ばかりで、なかなか最後まで勝ちきれなかっただけに、これも義父からの最後のプレゼントだと受け取っています。

 今年の大会は震災の影響で参加数が例年より3割くらい減っていました。それだけチャンスもあったわけで、飛び抜けて上手なチームが昨年ほどはありませんでしたが、それでも相変わらず平均点の高い大会でした。うちのチームにも全中ベスト8という実績を誇るT中、コーチをしているT井、大学体育会で活躍していたO田などがいるのですが、それでも予選リーグ戦では善戦するも3位。トーナメントに入ってからも接戦を勝ち抜いての優勝ですから、運が良かったのだと思っています。

 僕自身は途中で帰った土曜日1試合と日曜日2試合に出ましたが、全部勝つことができました。長年この大会に参加していますが、全勝というのは初めてのことです。最近自分のテニスの質が上がってきていることは感じていましたが、こうして対外試合で結果が出ると、ここのところの練習の質の高さが実を結んだかなと嬉しくなりました。

 テニスマガジンの編集長が大会取材で2日間来ていたので、いろいろとお話をさせてもらいました。編集長によると、震災の影響はかなり色濃く出ているそうで、特に東北地方ではテニス愛好家もやはり深刻な状況のようです。それはそうでしょう。テニスどころではない人も多いでしょうし、テニスコートやクラブを含めて環境もかなり悪くなっていると思います。東海大会ですら参加者が激減しているのですから、東北地方のテニス愛好家のことを思うと胸が痛みます。もちろん雑誌の売上にもかなり響いているそうです。

 来月21日発売のテニスマガジンには僕の写真が名前入りで掲載される予定です。もちろん毎月購読している愛読者ではありますが、せめてここで宣伝して少しでも売上に貢献できればと願っています。これを読んでいるテニスファンの方、すでにテニス雑誌は2誌が廃刊になっています。これ以上テニス文化を廃れさせないためにも、たまには雑誌を手にとってみてください。

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義父の死で東奔西走

2011-08-28 00:40:09 | 日記
 10日ほど前から入院していた義父が金曜日から突然具合が悪くなりました。医者からは「今夜かも知れないし、4~5日先かも知れない」という、いずれにしても一週間はもたないだろうという告知をされました。まさかの急展開に家族全員対応に大慌てです。

 仕事が終わって金曜日夜10時、病院に子どもと孫が集まりました。と言っても我が家4人と東京から駆けつけた義弟だけですが、義父にしてみれば全員の顔を見られて良かったことでしょう。意識があるかどうかはわかりませんが。深夜まで病院にいて、とりあえずまだ悪いなりに安定しているからと、いったん1時間かけて子どもと家に帰ります。この土日は毎年出場しているテニスの団体戦があります。年に一度の早起きなのですが、予定よりも2時間近く寝るのが遅くなりました。寝不足で炎天下のテニスの試合に臨むのはかなり体調的に厳しいのですが仕方ありません。

 土曜日朝9時から試合。あれやこれやチーム代表としての雑務をこなし、主催のテニス雑誌からスポンサーのスポーツ飲料のモニターを頼まれているので、その打ち合わせもします。最初の試合は勝ちました。もともと朝イチの試合は苦手な上、寝不足も加わって調子は上がりませんが、何とかうまくごまかして片付けたというところ。

 やれやれと思っていたら、11時頃に病院に行っている娘からメールが入って「おじいちゃんヤバイ」と。電話したら、すでに呼吸停止していると。試合はメンバーに後を託してトンボ返りします。家に残って午後からバイトに行こうとしていた息子を連れてまた病院へ。しかしもう実家に遺体は戻ってきていました。

 それから今後の対応の打ち合わせやら何やらと夕方までかかって、また子どもたちを連れて家に帰りました。月曜日が友引なので、月曜日に通夜、火曜日に告別式となり、今日日曜日が一日空いてしまいました。テニスの試合はもう出場を諦めていましたが、やることも特にないので出られることになりました。

 夏休み最後の週末に何とも慌ただしい東奔西走。身内に突然の不幸があると、予定が全て吹っ飛びます。その調整の大変さ、楽しみにしていたことを諦める辛さ、各方面に迷惑をかける申し訳なさ。実父、義母に続いて3回目ですが、毎度こればかりはしんどい思いをします。そんなわけで昨日は日記を更新できませんでした。しばらくこの日記の更新が不定期になるかも知れませんが、ご容赦ください。

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民主党代表選は「言うだけ番長」前原が本命?

2011-08-26 01:47:49 | 政治
 民主党代表選で前原誠司が立候補すると言った途端に本命視されています。前原は若くて見た目が良くて発言の歯切れが良くて「選挙に強い」から。うーん、野党時代の民主党なら代表は「選挙に強い」という理由で選ばれてもそれほど気にならなかったのですが、今は政権与党。代表はイコール総理になって日本を率いるリーダーになるのですから、イメージだけで選ぶのはちょっと勘弁してほしいと思ってしまいます。

 そもそも前原という人はかつて代表の座を偽メール事件で降り、さらに外国人献金問題でまた外相の座を降りた人です。それがまたきちんとした説明なしに何食わぬ顔で出戻ってくるというのはちょっと納得がいきません。また説明をちゃんとされたとしても、過去の言動から少なくとも「脇が甘い」政治家であることは間違いないでしょう。

 そこにもってきてこの人は「言うだけ番長」という渾名をつけられるくらい、カッコ良いことだけ言って実行しない(できない?)パフォーマンス癖があります。菅直人もパフォーマンス好きで無責任なタイプだけに、2人続けて同じような総理が続いてしまっては、ますます日本は混乱をきたすばかりです。今はカッコいいことを言うよりも、誠実に地道に震災からの復興を目指す時でしょう。なにより実行力のある人がリーダーになって欲しい時に「言うだけ番長」では、あまりにも心もとない気がします。

 そもそも前原のような松下政経塾出身の政治家というのは理念ばかりが先走り勝ち。政治は評論家のように正論だけ言ってればできるものではありません。理念はもちろん必要ですが、その理念を実現するだけの手腕こそが大事です。とはいっても、前原以外の代表候補にその「手腕」がある政治家がいるのかと問われると、何とも頼りない面々ばかりなのが残念です。頭数ばかりいてもエースになれるようなピッチャーがいないのでは「言うだけ番長」の登板も仕方ないのでしょうか。理念があるだけマシ、という選択では歯がゆい思いしか残りません。

 ところで気持ち悪いのが、また小沢一郎がキングメーカーぶっていること。民主党はこの「小沢支配」から早く脱却しないと、いつまで経っても自民党の劣化バージョンでしかないと思うのですが。

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世界柔道で金メダルラッシュ

2011-08-25 02:39:21 | スポーツ
 パリで開かれている世界柔道が熱いです。初日、二日目の6階級全てで決勝に進出。初日の男子60kg級こそ銀メダルに終わりましたが、残る5階級は金メダルを獲得するという好スタートを切っています。しかも日本人選手が負けた相手のほとんどは日本人。外国人選手を圧倒的に凌駕しているのですから、いかにいまの日本柔道が男女とも充実しているかわかろうというものです。

 この大会には各階級に2人ずつ出場できるので、決勝での日本人対決というのもありますが、来年のロンドン五輪に参加できるのは1人だけ。当然代表選考の大きな決め手になりますから、外国人に負ける訳にはいかないのはもちろんのこと、同クラスの日本人選手にも負けは大きな痛手となります。そしてここまでは2番手の選手が1番手と目されている選手に勝っているケースが多いので、これでますます代表選出は難しくなってきていることでしょう。

 中でも熱い戦いだったのは、女子48kg級と52kg級。ともに決勝は日本人対決。48kg級はポスト谷亮子を争う階級ですが、一昨年女王の福見友子と昨年女王の浅見八瑠奈が戦って、若い浅見が勝ちました。福見は谷に2回も勝ちながら五輪代表を逃してきただけに、ロンドン五輪こそ初代表になって金メダルを狙いたいところ。しかし、ここにきて若い浅見がどんどん伸びてきて、福見を追い越そうとしています。どこまでもついていない選手です。

 52kg級も昨年女王の西田優香と2大会ぶりの優勝を狙う中村美里の新旧女王対決。中村は代表歴は長いものの、膝の怪我で休んでいる間に西田にトップの座を奪われてしまいました。2年連続での決勝対決となったこの対戦は、「笑わない女」中村のリベンジ魂が上回ったのか、僅差で中村の勝利。しかし両者の力はほぼ互角なだけに、代表選考は難しくなりそうです。

 それにしてもこれだけ日本人選手が強いなら、ロンドン五輪にも複数選手を派遣したいものです。1ヶ国2人参加できるようになるだけで、ロンドン五輪でのメダルラッシュは間違いありません。最近の柔道は以前のような腰を引いてかけ逃げをしながらポイントを稼ぐような試合が減り、一本を狙う本来の柔道が復活してきました。見ていても面白いです。世界柔道の残る階級の試合も楽しみです。

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島田紳助の引退と鑑定団

2011-08-24 02:30:40 | テレビ・芸能
 島田紳助が突然の芸能界引退表明をしました。暴力団との親密メールが発覚した責任を取っての引退だそうです。まあ筋は一応通っていますが、いきなり即日引退と言うのは唐突過ぎるし、何か裏があるんじゃないかと憶測されるのも無理はありません。僕は多分、紳助が尊敬している上岡龍太郎や大橋巨泉のように早く芸能界を引退したかったので、今回のことを引退するための理由にしただけじゃないかと睨んではいますけど。

 ただ裏はあくまでも裏ですから、考えてもわかるわけはないし、政治家転身を勘繰っても現段階では仕方ありません。それよりもどうするのかと思うのは、突然放り出された紳助の持っている番組たちのことです。紳助は「行列のできる法律相談所」「人生が変わる1分間の深イイ話」「クイズ!紳助くん」「紳助社長のプロデュース大作戦! 」「開運!なんでも鑑定団」「クイズ!ヘキサゴンII 」とMCを務めるレギュラー番組だけで6つも持っています。一時期ほどの人気ではないにしろ、これだけ人気番組を抱えているタレントはいません。さらに春秋の「オールスター感謝祭」や今年12月に予定されていた「THE MANZAI」などもあります。これら全てを放り出してしまったことになります。もう各局の後始末が大変です。

 基本的には吉本興業が責任を持って当座は代理のMCを立てることでしょう。これまでにも紳助が傷害事件を起こして謹慎した時などと同じ対応です。ただ今回は引退ですから、いつまでも臨時というわけにはいきません。番組をそのままのスタイルで残すのか、大きくリニューアルするのか、打ち切りにして新番組を始めるのか。いずれにしても秋の改編に間に合わせるには余りに時間が少ないです。

 大半の番組は紳助の話術によって構成されていた番組ですから、基本的には大幅リニューアルもしくは打ち切りでしょう。ヘキサゴンは本来なら紳助なしでも番組としては成り立たない構成ではないのですが、「ヘキサゴンファミリー」なる紳助お気に入りタレントばかりが出ている以上、やはり現状で続けることは難しいでしょう。紳助に贔屓されてテレビに出してもらっていたファミリーたちも、これからは淘汰されていくので大変です。

 そんな中、紳助の持つ唯一と言っても良い良心的な番組が「なんでも鑑定団」。この番組だけは何とかテレビ東京に残して欲しいと思っています。この番組の紳助は最近のように偉そうに若手に説教を垂れるような紳助と違って、常に「よくわかっていない小僧」的な立場を貫いていました。相方が石坂浩二だったから蘊蓄を言ったり説教を垂れたりはできなかったのでしょうが、番組開始当時とほとんど変わらない立ち位置で、ほとんど番組の構成も変えないマンネリさがかえって番組の売りだったと思います。紳助が消えたのは痛手ですが、この番組の主役はあくまでも鑑定される出品物。最近ますますお年を召してきた石坂浩二だけでは心許ないので、誰か素人いじりが上手いMCを立てて今のまま続けて欲しいと思います。

 ちなみに紳助の引退表明で内心ガッツポーズをしている中堅芸人は多いことでしょうね。紳助が嫌いだったという意味ではなく、これで世代交代が進んでチャンスが回ってくる可能性が高まったからです。この20年、ゴールデンタイムのバラエティ番組は同じ面々によって独占されてきました。たけし、タモリ、さんま、紳助、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、所ジョージ。これら目の上のたんこぶのひとつが消えることで、さらに同世代のベテランたちが古く見えれば一気に若返りが進むかも知れません。まあ彼らに取って代わるだけの実力があるかどうかは別問題ですけど。

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名古屋でホコテン復活

2011-08-23 01:43:58 | 名古屋
 名古屋・栄で27年ぶりに歩行者天国が復活するそうです(中日新聞該当記事こちら)。9月半ばから11月半ばまで毎週日曜日の正午から夕方まで南大津通りが車両通行止めとなるそうで、今回は試験的な実施らしいですが、栄地区に活気を取り戻すためには良い試みだと思います。

 ここ数年、名古屋駅地区に次々と超高層ビルが建設され、一気に栄地区は客を奪われました。名古屋東部に住んでいる比較的裕福な客がまだ栄でストップしてくれているのが救いですが、名古屋駅に集まる尾張、知多、三河、岐阜、三重の広範な地域の客はもう栄まで出てきてくれません。商業施設だけではなく映画館も名駅地区にはたくさんありますが、栄地区はほぼ壊滅状態。飲食店だけは相変わらず栄の方が充実していますが、名駅にも随分と美味しいお店が増えました。

 名古屋が元気と言われた数年前に、栄には高級ブランドの路面店が集結しましたが、それも不況でいかにも苦しそう。逆に名駅には大型家電量販店ができて、金持ちよりも庶民を集める街としてますます元気になっています。僕も中心は栄ですが、たまに名駅に行くと「人がいっぱいいるな」と感心します。街もどんどん変わっていっているし、活気は明らかに名駅の方が上です。

 そんな中で始まる歩行者天国にどれだけの集客力があるかわかりませんが、栄地区の活性化に繋がることは確かでしょう。僕自身27年前の栄の歩行者天国は随分と楽しかった思い出があります。もちろんまだ大学生から新入社員という年頃ですから、お祭りみたいなホコテンは楽しいに決まっているのですが、あの解放感と非日常感は何とも言えない楽しさがありました。この地域の30才以下はそれを知らないわけですから、うまくアピールすれば若者を呼び集めることができると思います。もちろん、昔を知っている中年以上も来ることでしょう。

 ちょうど時期的には真ん中に「名古屋まつり」があります。11月にドラゴンズの優勝パレードもあれば、もっと盛り上がれるので、ぜひ楽しい名古屋の秋になることを願いましょう。

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雨の日は引きこもり

2011-08-22 02:13:48 | 日記
 昨日の日曜日、父親の月命日なので母と一緒に墓参りに行くつもりでしたが雨のため中止。最近ずっと休日はテニスばかりで忙しかったので、久しぶりに家に引きこもることにしました。雨は激しく降ったり、時には雷も鳴ったりしていましたが、家にいる分にはむしろその雨音すらも快適なくらい。

 テレビを見て、ゲームをやり、マンガを読みます。理想的な引きこもり生活。先日発売された『エロイカより愛をこめて』38巻を手に取りましたが、その前の話を全然思い出せなかったので35巻から読み直し。エロイカは話が複雑なので、きちんと読まないとストーリーが理解できません。しかもセリフも多いし、普通のマンガよりも読むのにかなり時間がかかります。まあそれが楽しいと言うか、だからこそ30年以上も続く人気マンガたり得ているのでしょう。

 ドイツのエーベルバッハ修道院まで物語に登場させるとは青池先生もファンサービスたっぷりだなぁと感心しましたが、38巻で決着がつくのかと思ったら、まだ話は続いてしまいました。39巻が出たらまた35巻から読み直ししなければ。それもまた楽しからずや。

 夜テレビを見ていたら、女子バレーがロシアにストレート勝ちしました。世界チャンピオンのロシア。2mを超える選手がいるロシア。まさか日本が勝てるとは思っていなかったし、ましてストレートで勝つなんて奇跡のような会心の勝利です。世界に強豪は多いですが、こんな試合ができるなら、アメリカやブラジルとも互角に戦えるのではないかと期待してしまいます。ロンドン五輪も楽しみになってきました。

 夜も更けてから高橋尚子と為末大が対談していました。Qちゃんは本当に魅力的なキャラクターです。その天然の明るさは長島茂雄を彷彿とさせます。天性のスター。そして為末の本音をさらけ出したトークも惹きつけられるものがあって、なかなか良い対談番組だなと思って見ていたら、世界陸上の宣伝でした。なるほど、TBSか。まあ織田裕二の司会はともかく、来年のロンドン五輪に向けた前哨戦として今年の世界陸上は楽しみです。引きこもりもたまには良いものでした。

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高校野球と24時間テレビという「祭り」

2011-08-21 01:58:16 | 時事
 昨日から急に涼しくなりました。そして昨日は高校野球の決勝戦。もうひとつ、昨日から今日にかけて日本テレビの24時間テレビをやっています。これだけカードが揃うと「もう夏も終わりだな」としみじみ感じます。夏の終わりの始まりというか、晩夏の風物詩というか。幸い僕は学生じゃないから良いですが、小中高生は「夏休みが終わってしまう!」と哀しい気分で胸がいっぱいになってしまうことでしょう。まあ実際にはあと1ヶ月くらいは暑さが続いて、本当に秋になるのはお彼岸の頃なんですけどね。

 ところで24時間テレビのチャリティマラソン。今年は徳光和夫が走っています。もちろん最高齢ランナー。と言うか、それが売り。これも昔は間寛平とか山口達也とか錦野旦とか、24時間走るに相応しい壮健なタレントが走っていましたが、最近はそれじゃあ物足りないとばかりにご老体を次々と担ぎ出してきます。サラッと走りきったら面白くないから、日頃から運動とは縁が無さそうな、より苦しんで倒れそうなタレントを走らせる企画に変化してきました。正直、悪趣味だと思います。

 同じことは実は昨日決勝戦が終わった高校野球にも言えます。なぜ毎年過密日程の中、暑い関西地方で真っ昼間にやるのか?ドーム球場じゃだめなのか?北海道でやっちゃダメなのか?ナイターでやっちゃダメなのか?数球場を使っての分散開催ではダメなのか?今の夏の甲子園の運営方法は、高校生を壊すためにやっているような合理性の欠片もないやり方です。しかし、それが支持をされています。なぜなら暑い炎天下に必死になって連日戦うからこそ、高校野球は見る者の心を打つからです。夏に比べて春の甲子園が格段に人気が劣るのも、「暑さ」という演出がないからだと思います。苦しみながら戦う高校生を見るのが楽しい、という感覚は、年寄りが24時間ずっと苦しそうに走り続けるのを見たいという欲求と近いところにあります。

 自分たちは冷房の効いた部屋でアイスコーヒーを飲みながら、炎天下で苦しそうにしている人間を高見の見物。ローマの貴族並みの傲慢さですが、最近はさすがにどちらにも「おかしいんじゃないの?」「見たくないよ」という人たちが増えてきている気がします。ただ死人が出るまで祭りは続きますから、きっと高野連も日本テレビも、ちょっとやそっとじゃ今のレギュレーションを変更はしないでしょう。なにせ世の中には死人が出ても続いている「祭り」もたくさんあります。甲子園も24時間テレビも単なる高校生の野球大会、単なるチャリティ番組ではなく、明らかに「祭り」となってしまっていますから。

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なでしこジャパンの課題

2011-08-20 02:16:29 | サッカー
 東日本大震災復興支援チャリティマッチと銘打たれた昨夜の「なでしこジャパン」vs「なでしこリーグ選抜」の試合。世界一になったなでしこの凱旋試合であるとともに、ロンドン五輪アジア最終予選前の壮行試合でもあるわけで、佐々木監督もいろいろと試しながらのゲーム采配でした。

 海外勢を欠いているものの、澤、宮間、石清水、海掘と主要なメンバーはほぼ揃っていた前半は、さすがになでしこが圧倒。3点のリードを余裕で奪って格の違いを見せつけました。ところが後半に入って、石清水を下げた途端にリーグ選抜に攻め込まれるようになります。ラインのコントロールをする石清水がいない上に、後半から投入された選抜の木龍のスピードに翻弄されてしまいます。その上、澤を下げたら攻撃が宮間頼りになって単調になり、挙げ句に決定的なチャンスも川澄が外すし、これが世界王者かと思うほど良いところがなくなってしまいました。

 結局後半は選抜に2点を奪われた上になでしこは完封されてしまい、試合は3対2で勝ったものの、攻守ともに課題が浮き彫りになった試合でした。特に澤と石清水を欠くと途端に浮き足立ち、宮間にボールを集めて何とかしてもらおうとする各選手のメンタリティは問題あり。むしろ惜しくも代表に漏れてしまった選抜の選手の方が自分たちで切り開こうとする意欲を感じました。

 五輪予選初戦のタイ戦は石清水が出場停止で欠場します。澤だってフル出場できるとは限りません。もし宮間にアクシデントが起きたら、強豪のオーストラリアや北朝鮮戦はもちろん、他の対戦相手でもかなり苦しい展開になることでしょう。世界一と言っても、たまたま運に恵まれたからであって、アジア予選も楽観視できるほどの実力差はないと思います。もちろん、そんなことは佐々木監督も選手たちもわかっているでしょうから、慢心することはないと思いますが。過密日程を乗り切るためには選手全体のレベルアップを図って層を厚くするという課題がはっきりしたゲームでした。

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