幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

無理矢理の晴れサークル

2023-04-30 23:30:44 | テニス
 僕のサークルは長年「晴れサークル」を標榜していて、なかなか雨天中止にならないことを自慢にしていましたが、さすがに今年に入ってから週末に雨が降ることが多すぎて、4ヵ月で3回も中止になりました。いつも雨天中止は1年でせいぜい2~3回なので、かなりのハイペースです。誰か「雨男」「雨女」が入会してきたのかと疑わしくなるくらいです。

 この連休も週間天気予報では土日祝日が雨マーク。僕は9日間で5回テニスを予定していますが、ただ昨日の29日、来週の3日、5日は屋内コートを確保してあるので、雨が降っても大丈夫。問題は今日30日と来週6日の2回です。昨日からの雨がずっと昼頃まで降り続いていて、雨雲レーダーで見ると雨が上がるのは15時頃の予報。テニスは12時半からなので、通常なら即中止です。

 ただ今日は2時間遅くしてもコートが確保できたので、急遽テニスを始めるのを14時半からに変更しました。14人の参加予定者の中には都合が悪い人もいるでしょうが、雨で全員がテニスできないよりは良いだろうと思ってメンバーの意向を聞いたら15人集まってしまいました。なぜか増えてしまったのは、仕事終わりやゴルフ終わりで参加したいというメンバーがいたからです。2時間遅くすればゴルフが終わってからでも間に合います。

 実際に雨が上がるのが予報より早かったのと2時間遅くしたお陰でコートも乾いていて何の問題もなくテニスができました。夕方に雲が切れて陽が差してきた時には皆が「眩しい」と叫んでいましたが、それほどずっと厚い雲が長い時間垂れこめていたのに、それでもちゃんとテニスがたっぷり楽しめたのはさすが「晴れサークル」の面目躍如でした。
 
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回り込みフォアハンド

2023-04-29 23:32:24 | テニス
 テニスのプレイの中でも「回り込みのフォアハンド」というショットはちょっと難しくてカッコいいショットです。ほとんどの人は、バックハンドよりはフォアハンドの方が攻撃力が高いので、自分のバック側に飛んできたボールをそのままバックで打つのではなく、ボールの後ろを「回り込んで」敢えてフォアハンドで強打していくショットです。当然、フォア側に大きくオープンスペースができてしまうので、そこをカウンターで狙われたら厳しくなりますから、リスクを負って攻撃するショットになります。なので相手のバック側を狙う逆クロスのショットで使うことが多いです。

 ダブルスではペアがいますから、シングルスよりは回り込んでもオープンスペースは狭く小さくなりますが、それでも回り込みフォアの逆クロスはセンターにスペースができるのでリスクがあることは変わりません。僕はバックのクロスはスライス中心で、攻めていきたい時には回り込みのフォアを多用していますが、いまいち攻撃的なショットとしては威力が足りないと感じているので、今日の山本麻友美プロレッスン会では回り込みフォアを改めて教えてもらいました。

 山本プロの指摘は多岐にわたりました。まず「回り込み方が小さい」ということ。少し横に動いて下がっているだけなので、もっと大きく回り込んで後ろから前にいきながら高い打点で打ちにいくようにした方が良いということです。そして回り込みフォアをオープンスタンス気味で打っているので、「スクエアで打ちにいく」ようにしないと威力が出ないということも言われました。これは自覚があって、回り込んでも逆クロスだけだとポーチに出られるかも知れないと思い、時々前衛を狙ってストレートに打つことも多いので、コースを打ちわけやすいようにセミオープンで打っています。ただ一撃の威力を出すということなら、やはり前に体重移動をしながら打つべきなのでしょう。

 また回り込みフォアのフットワークでは右足に体重を乗せずに、「左足を中心」にしてコンパスで円を描くように回り込まないと、前にいけないということも言われました。右足に体重をかけてしまうと、そこで止まってしまうということです。これはいろいろな回り込みフォアの解説でもあまり触れられていないので少し目から鱗でした。ただ理屈ではなるほどと思いましたが、やったことがないフットワークなので、滑らかに動くには練習が必要そうです。過去にテニススクールで回り込みフォアのレッスンを何回も受けたことはありますが、ここまで細かに教えてもらったのは初めてだったのでとても参考になりました。

 
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弱いのは立浪のせいでは?

2023-04-28 23:39:24 | 野球
 中日が今季7度目の零封負けを喫しました。21試合で7試合もゼロ。3試合に1試合は1点も取れないで負けているのです、そりゃ勝ち越すなんて無理というものです。もう貧打だと言われて久しいのに、シーズンオフに阿部を放出して涌井を獲得するという訳のわからない補強をしました。案の定、ますます点は取れなくなり涌井が好投しても見殺しが3試合続きました。危惧した通りです。昨年貧打の中で頼りになったのは大島をホームに帰すビシエドと阿部だったのに、その2人が揃っていなくなっているのですから、大島がいくら塁に出てももう点は入りません。この無残な結果も当然の帰結です。

 しかも、ただ打てないから最下位という単純な話ではないことがチームのデータを見れば判明します。ここまでのチーム打率は.242。なんと首位DeNAに次いでリーグ2位なのです。なのに得点52はリーグ最下位。チーム打率が.194と全く打てていないヤクルトですら得点は59です。いかにチャンスに拙攻を繰り返しているのかわかろうというものです。かつて落合監督時代には打てなくても何とかして点を取っていたものです。今の中日は野球が下手くそ過ぎです。

 そしてチーム防御率はもちろんリーグ1位の2.59。防御率が1位、打率が2位なのに順位は最下位ということは、悪いのは選手でしょうか?とてもそうは言えないでしょう。投打ともに選手個々には頑張っているのに、それを勝利に結びつけられないのですから誰が悪いのかは明白です。逆のパターンを考えればわかります。打率が低くて防御率も悪いのに、僅差で競り勝つ野球をやっていたら誉められるのは監督です。采配の妙というやつです。つまり中日が弱いのは選手のせいではなく采配が悪い、立浪監督が悪いのです。少なくとも数字の上からはそう見えます。

 そもそも投手力で勝とうというチームは采配が勝負をわけます。少ない得点機にどうやって点をもぎ取るか、そしてその取った点をどういう投手の継投で守り抜くか。代走や守備固めも含めて選手起用がピタリとはまらないとロースコアの試合を勝ち抜くことは難しいでしょう。じゃあそういう采配を立浪がふるっているのかと言えば、これだけ負けているのですから当然ノーです。星野譲りの精神論だけで勝てるほど甘くはありません。

 ちなみにシーズン零敗のプロ野球記録は1956年の大洋、東映が喫した31回だそうです。これをはるかに上回るペースで負け続けている中日。もし今年も最下位なら立浪はクビでしょう。と言うか、なんならオールスター前にも休養させるべきです。いくら生え抜きのスターでファンが待ちわびていたと言っても、この結果では論外です。もちろん、まだ4月ですから、どこかの時点から反攻するかも知れません。采配がはまり出すこともないとは言えないでしょう。期待薄とは思いつつも一縷の望みを託したい気分です。
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2025年大河に横浜流星

2023-04-27 23:34:46 | テレビ・芸能
 今年の大河ドラマ『どうする家康』もまだ佳境にも入っていないというのに、再来年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の主役に横浜流星が決まったと発表がありました。大河ドラマの進行スケジュールとしてはまず主役を発表し、以降は順次主なキャストを小出しにしていくわけですが、横浜流星とは思い切ったなと思います。期待の若手俳優ではありますが、今年の松本潤、去年の小栗旬、来年の吉高由里子に比べたら知名度はまだ低く、これまで代表作と呼べるほど話題になった主演作もありません。

 横浜流星と言えば極真空手です。中学生の時には世界一になったことがあるくらいの腕前ですが、逆に言えばそれくらいしかこれまでは話題になっていないとも言えます。ただここのところドラマでも映画でも主役、脇役問わずかなり出演していて、それが認められて今回大河ドラマの主役という抜擢につながったのでしょう。『青天を衝け』の吉沢亮のパターンとも言えます。大河ドラマの主役ともなれば認知度も、俳優としての格も一気に上がります。それだけにプレッシャーにもなることでしょう。

 彼が演じる蔦谷重三郎と言えば江戸中期の版元で、田沼意次の時代にプロデューサーとして多くの人気絵師や作者を世に送り出した人物です。喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川広重ら高名な絵師や、十返舎一九、曲亭馬琴、山東京伝などの戯作者を誰が演じるのか楽しみです。脚本は手練れの森下佳子ですし、森下なら戦国や幕末のような動乱の時代よりも、天下泰平の江戸時代の方が面白いドラマを書きそうです。謎の絵師である写楽の正体を森下がどう描くのかも楽しみです。

 
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回転をかける感覚

2023-04-26 23:52:29 | テニス
 テニスはラケットでボールの回転をコントロールする競技です、と言っても、テニスをあまり知らない人や経験したことがない人にはわかりにくいかも知れませんが、ボールのスピードや軌道を変えるのはラケットを振るスピードや角度を変えるよりも回転の量や回転方向を変えることでスピードや軌道に変化をつけるというのが現代のテニス理論なのです。

 木のラケットを使っていた40年以上前の時代のテニスは全然違いました。まずラケットの真ん中にきちんと当てることが大変でしたから、回転をかけることは二の次でした。真ん中に当てて押し出すように打つことでコントロールが安定するというのが当時の理論です。当然ボールに回転はあまりかかりません。僕のようにウッドラケットでテニスを始めた人間は、なかなか回転をかける感覚を身につけられないままに長年テニスをしてきました。

 ラケットの進化は日進月歩です。今ではかなりラケットの真ん中から外れたところに当たっても、性能が良いのでボールはきちんと飛んでいきます。そうするとラケットのスイングスピードを上げて思い切り振り切っても大丈夫になるので、ボールに回転もかけやすくなっています。テニスに関しては勉強熱心な僕は理論的には随分と詳しくなったのですが、先に書いたようにその理論を具現化する感覚をテニスを始めた最初に身につけていないので、なかなか現代テニスの打ち方が馴染みません。

 それでも継続は力なりと言うか、古いタイプのテニスをベースにしながらも少しずつ自分の中でモデルチェンジを繰り返していくと、いつの間にか回転量や回転方向をコントロールする感覚がわかってきます。最近では以前よりも回転量の増減でスピードを変えたり、ボールの軌道を変えることができるようになってきました。これができるようになるとプレーの幅がぐっと広がってきます。

 フォアハンドストロークだけでも、ネット際で沈むように打ったり、ネットの高いところを通してベースラインの近くに落ちるように打ったり、スピンロブやショートクロスなどダブルスで役立つネットに出てきた相手をかわすショットも打てるようになります。これができないと相手にネットに詰められたら打つ手がほとんどなくなります。野球に例えれば速球だけで勝負する投手みたいなもので、やはりダルビッシュのように様々な回転をかけた球種を投げわけることで速球も生きるのです。

 まあ有体に言えば60歳を過ぎて速球の威力は衰えるばかりですから、何とか変化球を投げて誤魔化さないと勝てないという話です。それでも20代30代の若者に勝つのはなかなか大変です。足の速さ、肩の強さ、瞬発力、スタミナ、視力など多くの面で全く勝負にならなくなってきています。勝つには技術とメンタルと戦術しかありません。
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ATMの行列

2023-04-25 23:06:38 | 日記
 財布に1万円札が1枚も入っていなかったので、連休前に現金をおろしておこうと昼時に銀行に行きました。するとATMが長蛇の列。11台もあるのに20人以上並んでいてATMコーナーからはみ出して銀行の入口を塞いでいます。そう言えば今日は25日か、と悟って出直そうかとも思いましたが、せっかく来たしすぐに順番が回ってくるだろうと思ったら、なかなか列が前に進みません。様子を見ていると年配者はやはり手つきがおぼつかないし、若年中年は振込か何かをしているようで、書類を片手に忙しげです。

 これは時間がかかるなぁと思いながら見ていましたが、それでもさすがに11台もあるだけあって、20分くらい待って現金を引き出すことができました。僕自身がかかった時間は1分にもなりません。たったこれだけのために並んだ時間はもったいないですが、何より面倒な振込とかをなぜオンラインバンキングでやらないのかと、そちらの方が不思議です。ATMで人を待たせながら長時間振込をするのは自分でもプレッシャーになってイヤだろうにと思うのですが、昭和から抜け出せていない古い会社に勤めている経理事務か何かの人たちなのでしょうか。

 僕がいつも銀行に行くのは現金を引き出したい時だけなので、大抵は夕方の5時半から6時くらいで、その頃はいつもガラガラです。今日もそうすれば良かったのですが、午後から雨の予報だったので降り出す前にと考えたのが裏目でした。以前にも書きましたが、本当はキャッシュレスにして財布を持たずに外出したいくらいなんですが、実際には今も現金でしか払えないところがたくさんあります。テニス、サックス、ピアノのレッスン代は全て現金手渡しです。レッスン代をお釣りのないように渡すには、それなりに綺麗なお札を用意しておかないとなりません。またテニスコートのコート代も現金のみですし、みんなから参加費を貰うのも現金なので、なかなかキャッシュレス化は進みません。

 それでも近くのイオンの中の書店が最近セルフレジになったので、イオンではユニクロか本しか買い物をしない僕としては、イオン内でのキャッシュレス化は進みました。キャッシュレス決済はセルフレジの方が気楽で良いです。店員が慣れていないと時間ばかりかかるので、つい面倒で現金で払ってしまいますから。次はテニスコート代がクレジットカードで払えるようになって欲しいです。公営施設はどうしてこんなに遅れているのでしょうか。レッスン代は先生個人への謝礼なので当分難しいことでしょう。まだまだATMとの縁は切れなさそうです。
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WBC後遺症

2023-04-24 23:59:35 | 野球
 以前にもあったことですが、WBCに出た選手が直後のシーズンで調子が上がらない、もしくは故障して試合に出られないということが今年も起きています。どうしても話題になるのが昨年の三冠王のヤクルト村上。WBCでも不調でしたが、準決勝のサヨナラ逆転二塁打や決勝のホームランで見せ場は作りました。しかしシーズンに入ってからは打率は1割台でホームランも2本にとどまっています。たださえ昨シーズンは大活躍で疲れも溜まったと思うのに、WBCに向けて早めに仕上げた挙句にあの激闘では、シーズンで調子が上がらないのも無理ありません。

 チームメイトの山田も同じように調子が上がりませんが、主力打者が揃って不調でもそれなりに勝っているところがさすがリーグ連覇をしているヤクルトのチーム力といったところです。WBC組で調子が上がらないのはDeNAの牧や西武の山川も同様ですが、阪神の中野やソフトバンクの牧原、近藤などは好調なだけに、コンディションの作り方に差があったのか、チームの問題なのかはわかりません。

 投手陣は野手よりも深刻だと言われています。ボールがメジャー球なので、それにアジャストしてきた投手たちは日本のボールにもう一度馴染むのに時間がかかるそうです。確かにオリックスの宇田川や阪神の湯浅は登録を抹消されています。しかしロッテの佐々木や巨人の戸郷は絶好調で防御率はともにリーグトップですし、オリックスの山本も1勝2敗ながら防御率は1点台ですから、不調というわけでもないでしょう。ボールが違う、マウンドが違うという理由も全員が不調に陥るわけではないところからすると、人によるということになりそうです。

 ただこの「人による」あたりをそれで終わらせずにちゃんと分析して、どうしたらWBCからスムーズにシーズンインできるかのノウハウを蓄積するべきだと思います。そうじゃないと次のWBCの時に、出たがらない選手や出したがらない球団があってもおかしくありません。後遺症が出ないようなコンディション調整やケアの方法を共通化しておくことが、次回WBCへのより良い準備になると思います。
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『ラストマンー全盲の捜査官ー』初回

2023-04-23 23:51:52 | テレビ・芸能
 今クールのドラマでもっとも番宣を見たのがTBS系『ラストマンー全盲の捜査官-』とフジテレビ系『風間公親ー教場0-』でした。福山とキムタクの対決ということで話題になっていましたが、どちらももう20年以上前が全盛期の俳優ですから今さら感が強いです。とりあえず若干キャストが好みということで福山の方を見てみました。

 内容は大泉洋とバディを組む刑事物ということなので、ガリレオの二番煎じかと思ったら、本当にそうだったのでちょっとびっくりです。脚本は黒岩勉。これまで『謎解きはディナーのあとで』などのミステリーもいくつか手掛けていますが、僕がちゃんと見たのは『貴族探偵』と『メゾン・ド・ポリス』。どちらも「まあまあ」というか、キャスト頼みという感じでした。どちらかと言えばコメディ風味のミステリー系が得意なのかも知れません。そういう意味でこのドラマの脚本に起用されたのかなと思いました。黒岩ならこのキャストにはまるだろう、と。それほど、このドラマは福山雅治と大泉洋ありきで作られている感じがするからです。

 福山と大泉の掛け合いはほとんどいつもの福山と大泉です。完全に当て書きでした。それはそれで面白いのですが、反面刑事物ドラマとしてのリアリティは二の次なのかなという印象は強くなります。しかも福山はほぼガリレオです。全盲にしたのはガリレオの湯川学と差別化するためだったのかと思われますが、だったら現場に出ずに推理分析だけしていた方がリアリティがあります。全盲ではなく実はフリをしているだけで見えているというオチならわかりますが、あれだけ自在に動き回られたら白杖を持っているだけの人にしか見えません。

 そして福山を持ち上げるためとは言え、他の警察の人間があまりにも無能過ぎます。よくあるヒーロードラマの展開ではありますが、あれでは吉田羊以下全員が無能過ぎてクビでしょう。細かいことを言えば交番勤務の警察官が実弾を装填した拳銃を携帯しているのもおかしいし、代々警察庁長官の家系?どこの国の話でしょう。素人が見たって日本の警察をバカにし過ぎていて少し腹立たしくさえあります。

 今後は事件が解決されるたびに福山の協力者が増えていくという流れになるのでしょう。初回は今田美桜でしたが、次は永瀬漣でしょうか。大抵若者から素直に受け入れていくというのが定番ですから。この永瀬も含めて大泉、上川隆也、そして寺尾聡という警察庁長官の家系にも何やら秘密があるようですし、それが福山の来日理由とも関係しているとかで、そういう縦軸と毎回1話完結の横軸が交錯していくというのもよくあるこの手のドラマの定番手法です。

 キャストはいかにも日曜劇場らしく豪華ですが、もう少し細部まで気を遣った脚本や演出ができなかったものでしょうか。演出はもはや巨匠と言ってもいい土居裕泰です。かつては北川悦吏子と組んで『オレンジデイズ』『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』などの話題作を手掛け、近年は野木亜紀子と『重版出来!』や『逃げるは恥だが役に立つ』などもヒットさせました。他にも代表作が多い演出家にしてはツッコミどころ満載のドラマになってしまっていますが、何か理由でもあるのかと勘繰ってしまうほどです。

 頭脳を使う主人公が現場で動く刑事と協力して事件を解決するという形式なら『ガリレオ』や『ミステリと言う勿れ』がありますが、もしそれらが原作がしっかりしているからこそドラマも良かったということなら、今回はやはり脚本家の力量不足なのかも知れません。僕は福山と大泉の掛け合いや豪華キャストだけでも見る価値があると思うので今後も見続けるつもりですが、癖が強いキャストなので好みではなかったら見ないという人も多い気がします。

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スマホを機種変更

2023-04-22 23:40:02 | ネット・PC
 僕のスマホはもう5年10ヵ月も使っているソニーのXperia。変えようかなと思ったことも何回もありましたが、データ移行とか面倒だし、とにかくバッテリーが変わらずにもっているので良いかなと思って使い続けてきました。もちろん古くなってくるといろいろと不便なこともあるのですが、社用スマホもあるので連絡を取るのに不都合はあまりないということもありました。

 ところがここ2、3日どうもバッテリーの充電がうまくいきません。なかなか充電されないし、それも80%くらいで止まってしまったりもします。一度充電さえすれば、みるみるうちに減っていくというわけではないのですが、とは言えさすがにバッテリーもいい加減に寿命だろうし、急に出先で使えなくなるのも困るので、いよいよ機種変更をしようかと意を決してショップに行きました。事前にオンラインストアで確認もしたのですが、特に欲しい機種があったわけではないのでショップで相談して決めようと思いました。

 ショップのお姉さんに今のスマホの状況を説明すると「そんなにバッテリーが大丈夫というのはあまり聞いたことがありません」と驚かれてしまいました。確かに一度もバッテリー交換もしないで6年近くというのは珍しいのでしょう。考えてみれば僕も初めてです。とは言え、さすがに自分でも買い替え時期だと思うので、iPhoneかXperiaでまず価格を聞いてみました。iPhoneは14以上しか置いてなくて当然14万円を軽くオーバーしています。今月エアコンとドラム式洗濯機で合わせて40万円以上の買い物をしたばかりの身の上としては、さらにスマホにそんな大金は出せません。

 Xperiaは10万円オーバー、5万円、3万円と揃っていて、お勧めされたのは5万円の機種。ただXperiaにこだわらないのであればGooglePixel7がお勧めだと言われました。9万円近くする機種がキャンペーンで6万円くらいになるそうで、性能はずっと上だということです。Xperiaはたまたま3台続けて使ってきて操作感が慣れているというだけのことなので、いまCMをバンバン流しているPixel7も良いかなと即決しました。

 機種変更を面倒だと思うのはデータ移行と環境の再構築です。それを言ったところ、Pixelならケーブルをつなぐだけで写真も動画も連絡帳もアプリも何でもかんでも勝手に移してくれると言うのです。それは楽チンだなと思って、いそいそと家に帰って早速ケーブルをつないでみたところ、全然そこから先に進みません。どうやら今のXperiaが古すぎて認識されないようなのです。ただショップのお姉さんに聞いたら、Wi-Fi環境ならケーブルに繋がなくても隣同士に置くだけでデータ移行できるというので、試してみたら難なくできて安心しました。

 ただXperiaはバッテリーだけではなく、Wi-Fiの受信性能も悪くてデータ移行している間にも何回か接続が切れてしまいました。新しいPixelはそんなことはなかったので、やはり何かと古い機種というのは使いづらくなってくるものなのでしょう。データ容量もこれまで内蔵32GBでSDカードも32GBで合計64GBでパンパンでしたからいつもPCに動画を移していましたが、Pixelは内蔵128GBなので多いとは言えませんが多少の余裕はあります。さすがに6年も時代が進めばカメラも含めていろいろ機能は大きく進化しているので使い勝手は格段に良くなりました。

 ところで充電しなくなったと思っていたXperiaですが、Pixelのために新しく買った充電器に繋いだら簡単に100%まで充電されました。と言うことは、バッテリーの問題ではなく充電器の問題だったようです。これまで使っていた充電器は前のXperiaのものを引き続き使っていたので、10年以上前の骨董品です。もっと早くそこに気づけば機種変更しなくても済んだのに、ですが、まあさすがにここらあたりが替え時だったのかなとは思っています。
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3週目の『らんまん』

2023-04-21 23:18:25 | テレビ・芸能
 朝ドラ『らんまん』が3週目になって調子が上がってきました。子役時代が終わって今週からいよいよ神木隆之介が登場。姉の佐久間由衣、番頭の息子の志尊淳も揃い、さらに今週後半には妻となる浜辺美波も登場して、主要な役どころの俳優が姿を見せてきました。それに伴って話も大きく広がり、何より雰囲気が明るくなったのが一番良かったと思います。

 なにせ最初の2週間が暗かったです。主人公は病弱で、母親は死んでしまい、男女の差、本家と分家の差、武士と商人の差など、今の価値観では明らかに差別となる性差や身分による扱いの違いが描かれました。時代が明治に入っても、考え方が江戸時代の封建制度のままというのが、より「それはおかしい」と思わせるように描かれていました。

 もちろんそれはその後の主人公の天真爛漫に好きな植物学に打ち込んでいく様子を描くのに必要な背景描写だったのだろうと思いますが、朝ドラじゃなければ最初の2週間で多くの視聴者が離れていってしまったのではないかと思います。僕自身、神木が出てくればきっと雰囲気も変わるだろうと考えていましたから、今週の展開は予想通りでしたし、待ってましたという感じでした。

 もちろん、いきなり全てがハッピーになったわけではないのですが、やはり神木隆之介という稀有な俳優の力がドラマの空気を変えたと思います。朝ドラはかつては経験の足りない新人女優がよく主人公を演じていましたが、最近は実力のある若手俳優が起用されることが増えました。もはやベテランと言ってもいいくらい子役時代から経験豊富な神木の演技は見ていて安定感が抜群で、このドラマが描きたいところをうまく表現しています。

 それと浜辺美波。本来なら彼女を主人公にしたドラマを作るのがこれまでの朝ドラのやり方でした。美しさと可憐さという両面を備え、さらに新鮮さと透明感もある同世代のエース格の浜辺だけに、決して芸達者ではありませんが出てくるだけで画面が華やかになり引き立ちます。今回は『エール』以来の男性が主人公のドラマですが、『エール』でも妻役の二階堂ふみのシーンの方が主人公感があって面白かったくらいですから、今回の浜辺もW主演という存在感になりそうな予感がします。

 最後にやはり朝ドラは偉人をモデルにした方が、話の土台がしっかりしていて面白いです。オリジナル脚本も良いのですが、毎回当たり外れが大きいので、モデルがある方が落ち着いて見られます。神木と浜辺が揃ったことで何とか最後まで見られるようになったかなと胸を撫で下ろした3週目でした。
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