幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

デート代は男が払うべきか問題

2024-05-10 23:44:26 | 男と女
 未だに男女がデートした時には男が奢るか否か問題が議論されています。そんな話は僕が10代の頃からずっとあって、半世紀もあーだこーだ言うような話ではありません。これが仕事の取引先と食事をした時なら、原則として割勘にするのが正しいルールだと思います。仕事で相手にたかるような行為は恥ずかしいし、後でどんな疑いをかけられるかもわかりません。ただプライベートでどちらが払おうが割勘にしようが、そんなことはどうでもいい話で、その場その時に状況に合わせて決めればいいことです。

 僕自身はバブル期が20代だったせいもあって、女性と一緒の時には自分が払うことに全く抵抗はありません。基本的にはデートでなくても女性と2人なら常にこちらが払うつもりでいます。ただ僕もアップデートしているので、相手が割勘にしたいとか、もしくは相手がこちらの分まで払いたいと言って、相応の理由があれば払ってもらうこともあります。これは女性に限らず男性相手でも同じですし、年上か年下かも関係なくケースバイケースで考えています。

 だから芸能界やスポーツ界のように先輩が必ず払うという風習も変だと思います。世の中には奢ってもらうのが嬉しい人ばかりではありません。払う方が気分が良くて好きな人もいるし、奢られるのは借りを作るみたいで嫌な人もいます。特に後で何か無理難題を言われそうな相手に奢られるのは絶対嫌です。そして奢りたがる人というのは、単なる好意ではなく、そういうつもりで奢っている場合も多いですから気をつけた方が良いというのは社会の常識でしょう。

 基本的には何かの御礼とかお祝いとかお詫びでなければ割勘にしておくのが無難です。デートでは男性に払って欲しいという女性も別にそれはそれで個人の自由だから良いと思いますが、喫煙者と一緒で同志は少なくなっていく一方ですから、少数派である自覚は持っておいた方が良いでしょう。ちなみに僕の場合は女性とよりも親子はどちらが払うのか問題の方が多く直面しています。今のところ長男と一緒なら100%僕が払っていますし、母親と一緒でも80%僕が払っています。89歳の母に払わせる気にはなりませんが、母もどちらかと言えば僕に似て払いたい気質なので、いつもレジ前で少し揉めます。
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独身中年男性が増えた理由

2024-02-11 22:45:20 | 男と女
 周りを見渡してみると、独身で40代50代の人が結構います。結婚をしなかったのか、それともできなかったのかは本人たちの気持ち次第ですが、いかにも女性には縁が無さそうないわゆる「非モテ」中年男性も結構います。僕は結婚したのが38年前、25歳の時で、同年代の中では早い方ではありましたが、当時はずば抜けて早いわけではなく、周りも同じ頃に次々と結婚していました。ただそれは今と違って時代が良かったのではないかと思っています。

 僕の青春時代だった1970年代から80年代というのは、男も女もみな20代のうちには結婚するものだと思っていましたし、実際にどんどん結婚をしていきました。クラスに10人男子がいれば、モテる男子は2、3人です。しかし、そのトップ層はモテるから早々に結婚していきます。すると4番手以降が繰り上がってトップ層になるので、彼らがモテるようになり結婚します。それが繰り返されて10人のうち9人くらいは結婚できました。

 これが成立するのは、全員が結婚するものだと思っていること、そして結婚したら他の人とは付き合わないというルールが存在することです。だからモテない男子でも順番待ちをしていれば、少し遅くなってもなんとか結婚までたどり着けるような環境でした。世の中にもまだ「お見合い」という制度も残っていて、独身で30歳までいれば世話を焼いてくれるオバサンとかもいました。僕が25歳で結婚できたのも、クラスで3番目か4番目くらいの番手にいたからだと思います。

 ところが1990年代くらいから晩婚化が進んで、男性は30歳過ぎてもまだ独身で良いという雰囲気になりました。女性も20代のうちに結婚できればOKという感じで、かつての「クリスマスケーキ」というような言われ方はしなくなりました。さらに2000年代以降はこの傾向がより強くなり、子どもが産める限界が結婚のリミットみたいな雰囲気で、30代後半、男なら40歳前後でようやく結婚するかという人も増えました。そして今や「晩婚化」から「非婚化」に変わりつつあります。もう結婚はマストではないのです。

 こうした傾向は若者の貧困化だとか、女性のキャリア志向が強まったことも大きな原因だと言われますが、僕は「結婚は遅くても良い」「なんならしなくてもいい」と思っているモテる男性がいつまでも独身を謳歌しているせいで、真ん中以降の男性に順番がちっとも回ってきていないということもあると思っています。

 モテ界のトップ層の男性が30代後半まで独身でいたら、20~35歳までの結婚適齢期とされる女性を長期間ガッツリ独占してしまう上に、しかも独身だから2股とか3股もしかねません。そうなると中間層以下になかなか順番が回ってきません。挙句にどこかのミス日本の事例のように既婚者が独身を偽って不倫なんかしていたら恋愛市場の寡占化はさらに進みます。結果として中年になるまで女性と付き合えない非モテ独身男性が大量発生することになってしまい「恋愛離れ」が進みます。もちろん独身男性の全てが「非モテ」ではないでしょうが、少子化問題を考えると由々しき事態です。

 以上、男性の立場から見たらこういう説明が成り立つかなと思いますが、一方で女性の立場から見たら、この状況はどうなんでしょうか。昭和の頃なら女性は結婚しないと生活ができなかったから、我慢して非モテ男性と結婚していたけれども、今は自立して自分の好きなように人生を歩んでいるのだから、敢えてモテない中年男性なんかと妥協で結婚なんてしたくないし、自分のキャリアも大事だし、結婚にとらわれないで生きていきたい、それが許容される時代になって良かったということでしょうか。

 そうだとしたら今の晩婚化、非婚化は変わることは難しいでしょう。少子化対策は進みませんが、女性が以前より自由に生きる選択肢が増えたのだとしたら良いことなのかも知れません。結婚したい非モテ中年男性にはちょっと辛いかも知れませんが、男女ともに似たような仲間も多いし、結婚しなくても恋愛しなくても世間の目も昔のように冷たくはないし、仕事が生き甲斐だったり、趣味を楽しんで過ごせれば幸せなら問題ないのかも。


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ミス日本の不倫と辞退

2024-02-05 23:52:06 | 男と女
 ミス日本に選ばれた椎野カロリーナが不倫していると「文春砲」の直撃を受け、ミス日本を辞退し所属事務所を辞めたことが発表されました。カロリーナはウクライナ系日本人ということで、ミス日本に選ばれた時にも大きな話題になりましたが、まさかすぐ直後にこんな形で辞退することになるとは驚きです。しかもどうにもモヤモヤする事の成行です。

 そもそも不倫は犯罪ではないわけで、もちろんモラルには反するとしても犯罪ではないプライベートな事柄にしては代償が大きすぎるのではないかという疑問があります。虚偽ではないからと言って、単なるモラル違反で、人生を大きく狂わせるのはどうかと思います。文春はこんなことを報じるよりも、その取材力をもっと大きな権力や腐敗に対して向けていってほしいと強く思っています。

 とは言え、不倫が明らかになった以上はミス日本としての活動は難しいというのも確かなので辞退は致し方ないことですが、その不倫にいたった経緯が男性側が「独身」だと偽って近づいて、付き合った後に既婚者であることがわかったというのですから、根本的に悪いのは男であって、女性はむしろ被害者です。既婚者であることがわかってからも付き合い続けたことで、女性側も非があるということになりますが、男女の仲のことですから親密になってからでは情も移るし簡単に関係を断ち切れないこともあるでしょう。同情すべき余地はあります。なのに非難を浴びてより大きな代償を払うのは女性側です。

 僕の知り合いにも「独身」「離婚した」とか嘘をつきながら独身女性に言い寄って、繰り返し不倫を重ねている既婚者がいますが、同じ不倫でもこうした行為は質が悪いというか、より厳しく断罪されるべきだとかねがね思っています。相手が既婚者だと知っていたら付き合わなかったという女性が大半でしょう。男はその方が口説き落とせる確率がぐっと高くなるから軽い気持ちで嘘をつくわけですが、その嘘は女性にとっては詐欺相当です。不倫は違法行為ではなくても、独身と偽った場合は男だけ犯罪行為として逮捕しても良いと思います。
 
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義理と本気の狭間に

2023-02-14 23:20:20 | 男と女
 今年のチョコレートは誰に向けたものかというアンケート調査で「家族チョコ」が41.8%、次いで「自分チョコ」(13.2%)、「友チョコ」(11.8%)、「義理チョコ」はわずか8.2%だったそうです(インテージ調べ)。 家族チョコと自分チョコで5割強を占め、義理チョコは1割を切っているというのは実感に合っているなと思います。

 さらに有職者の男女に「職場の義理チョコ」に対する考え方についても調査を実施したところ、「参加したくない」と回答した女性の割合が82.8%と8割を突破。また男性も義理チョコをプレゼントしてもらうことについて「うれしくない」と回答した割合が61.4%に達したそうで、男女ともに職場の義理チョコに否定的だということです。コロナ禍以降は一気に義理チョコは廃れたことでしょう。 

 僕も義理チョコは不要です。あれに対してホワイトデーにお返しをするのは負担でしかありません。ただ難しいのは「義理チョコ」と言っても温度差があることで、職場の女性陣が共同でチョコを買ってきて職場の男性全員に配る正真正銘の義理チョコは、本当に虚礼という印象で不要ですが、日頃お世話になっているからという感謝の意味で個人的に贈るのは意味合いが少し違います。「本気チョコ」と「義理チョコ」の白黒2択しかないなら別ですが、その中間のチョコがいろいろあることが話が難しくなる原因です。と言うか、今はその中間しか貰うことがありません。そもそも本気ならチョコだけで済ますなんてこともないでしょうしね。

 貰う方としても単なる義理ではない、しかし恋愛でもない、でも一応それなりに気持ちのこもっているチョコはもちろん嬉しいですし、それに対するお返しも苦にはなりません。とは言え、その気持ちのレベルを測り間違えると、冷淡な対応にも、逆にセクハラまがいにもなりかねませんから、本当は何かわかりやすい基準なり目印なりがあると、判断を間違えにくくなるのでありがたいです。

 今のところチョコの価格を推定することで、ある程度は想像がつきますが、それもその人の経済状態や金銭感覚によって違うでしょうから、できたら「本気チョコ」はレッド、「義理チョコ」はグリーン、その中間の「感謝チョコ」「友情チョコ」「同情チョコ」「忖度チョコ」などはイエローからオレンジくらいのリボンの色で表現すると言うのはどうでしょう?より気持ちがこもっているほどレッドに近く、義理に近いほどグリーンに近くするとか。寒色系になってきたらお返しは不要とか。レッドやピンクは本気だから、ちゃんと心してお返しも用意するように、とか。

 と言いつつ、いよいよ貰えるチョコの数も知れてきているので、もうそんな目印なくても大丈夫なんですけどね。義理でもなんでも貰えるだけでありがたいと思っています。
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相性と好き嫌い

2022-10-08 23:59:35 | 男と女
 妙に相性の良い人と言うのがいます。もちろん逆に相性が悪い人もいます。ただこの相性の不思議さは、好き嫌いとはちょっとズレがあることです。全ての人がそうではないのかも知れませんが、少なくとも僕はそうです。僕が好きなタイプの女性は、頭が良くて、才能があって、華やかで、自分の意見をはっきりいえる目立つ自立した女性です。子どもの頃からそういう優秀で、一芸に秀でていて、尊敬できる女性が好みでした。

 ところが僕と相性の良い女性のタイプは違います。大らかで、のんびりしていて寛容で、感情の波が少なく、地味で前に出るようなことはせず目立つことも好きではないし、それほど社交的でもないような女性との方が一緒にいて楽しくいられるのです。なので、若い頃は「好きな人には振られるけれど、好みではない女性には好かれる」ということが多々ありました。当時は全然モテないなぁと悲観していましたが、今になって振り返れば、好みにこだわり過ぎて、うまくいきそうな相性の良い人をちゃんと見ていなかった視野の狭い自分のせいだったと思います。

 友人とか職場の仲間とか、テニスのような趣味の仲間でも、男女問わず好き嫌いと相性の善し悪しに差を感じることはあります。ただ付き合う異性と違って、そこまで深くは関わらなくても良いし、相手をひとりに絞らなくても良いし、お互いの関係をはっきりさせる必要もないので、異性との付き合いほどには深刻ではありませんでした。ただ関係の濃淡に自分の思いと現実とでズレがあるなぁとはよく思っていました。

 年を重ねるにつれて少しずつ考えを改めてきていて、今は自分の好き嫌いにあまりこだわらないようにしようと思っています。好き嫌いは勝手に自分の尺度を相手に押しつけることなので、嫌いはもちろん、好きだって相手にしてみれば感情の押し売りですから困ることでしょう。なるべく好きな人とは仲良くありたいので、相性の悪さを好きのパワーで乗り越えようとするのですが、自分も無理するし、相手にも無理させるので結局長続きはしません。流れに逆らわず、せいぜい少しだけ方向修正を試みる程度にするのが良いようです。それでうまくいかないようなら、それまでの縁だったと思える程度には成長しました。

 なにより相性の良い相手なら「腐れ縁」のように、努力をしなくてもなぜかずっと付き合いが続いていくものです。新しい出会いも少ないですし、腐れ縁を大事にして残りの人生を生きていくつもりです。

 
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胸毛の価値の大暴落

2020-12-14 23:57:06 | 男と女
 ショーン・コネリーが亡くなってちょっと時間が経ってしまいました。我々の世代が映画館に行くようになった頃には007はすでにロジャー・ムーアに変わってはいたのですが、ショーン・コネリーも「胸毛の007スター」として認識していました。ショーン・コネリーと言えば「胸毛」。今回亡くなった時にこのことに触れているメディアはほとんどなかったように思えるのが残念です。

 アラフォーの女性に「昔は胸毛はアピールポイントでカッコいい男性の象徴だったんだよ」と言ったら信じられないという顔をしていました。今は胸毛なんて「気持ち悪い」と言われて、胸毛どころか脛毛も髭すらも脱毛してしまう世の中です。胸毛がカッコいいなんて言われても信じがたいのは無理からぬことかも知れません。

 僕たちが小学生の頃のスターでありヒーローであり「モテ男」の代表はショーン・コネリー、加山雄三、長嶋茂雄。共通点はふさふさの胸毛でした。それは男らしさの象徴であり、力強くセクシーという記号でした。「毛が生えていない」のは子どもっぽいことであり、いつまでも腋毛が生えてこない中学生は水泳の授業の時間にバカにされたものです。

 だからいつの間にか日本では「ムダ毛」と呼ばれて男性も体毛を処理することを女性から求められるようになったことは、本当にコペルニクス的な価値観の逆転でした。いつの間にか男性という性のアピールが嫌われ、男性ではなく「男の子」であることを女性たちが求めるようになったのです。ジャニーズやK-POPのアイドルたちは本来の年齢とはかけ離れた「少年らしさ」を要求されていますが、それが今やアイドルだけではなく一般男性にも波及してしまいました。

 僕は中学生になって胸毛が生えたらカッコいいし、きっと女の子にモテるんだろうなと思っていたのですが、チロチロとしか生えてこずにガッカリしました。今となってはチロチロで済んで良かったようです。
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美人の嫁がいるから浮気する

2020-06-10 23:11:42 | 男と女
 芸能人の不倫ネタは「またか」というほど食傷気味ではありますし、基本的には大騒ぎするようなことではないと思っていますが、今回の渡部建の場合は妻が「あの」佐々木希だっただけに余計に話題を呼んだ部分があります。よりによって現代の「美人代表」みたいなタレントでしかも15歳年下。そんな奥さんが家にいるのに、どうして浮気なんかするんだ、と多くの男性が思ったことでしょう。

 でも考えてみればわかることですが、そんな「高嶺の花」と結婚するような男だからこそ浮気するのです。普通の男は佐々木希なんてチャレンジもしません。もっと自分に釣り合うと思うような女性と結婚してそれで満足します。女性を口説くことを人生の優先順位の最上位に置いているような男だからこそ、高嶺の花にも臆せず口説きにいきますし、ひとりで満足せずに次々と狙いをつけて口説き続けるのです。僕の知り合いにもそういう男がいます。たぶん一種の病気だと言って良いでしょう。

 浮気癖のある男はコレクターと同じだと前にも書きましたが、彼らは女性をコレクションしているような感覚だろうと思います。フィギュア好き、車好き、ギター好き、骨董好き、コレクターたちは高い逸品をひとつ入手したらそれで満足してしまうわけではありません。自慢のコレクションを次々と増やしていきます。一番の自慢のコレクションと結婚をしたけれども、他にも目移りして浮気を重ねていくのが女性好きのコレクターです。

 ただコレクターになるには意欲が一番必要ですが、経済力と環境も重要です。佐々木希と結婚できる条件が整っている人間だからこそ、他の女性を口説くこともできるということです。渡部は浮気をするべくしてしたんだと思います。本人が「もうコレクターをやめる」と本気で決意しない限り、これからも続けることでしょう。男の目から見ると、すぐにそういうタイプはわかるんですけど、女性は騙される人もいますから。
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バレンタインデーの苦い思い出

2020-02-14 23:56:02 | 男と女
 バレンタインデーでした。毎年この日がくると甘いチョコよりも苦い思い出が甦ります。もっとも大半の男性はそんなものでしょう。よほどのモテ男じゃない限りはそうそう甘い思い出ばかりではないはずです。

 チョコがひとつも貰えなかったことは若い頃よくありました。と言うのも、僕が学生時代はまだ義理チョコがそれほど定着しておらず、本命チョコだけだったので必然的にチョコなしの年もありました。当時は貰った男か、貰えなかった男かの差は厳然としてありましたが、貰えない仲間を見つけやすかったのが救いでした。

 これがバブル期になると逆に高価なチョコが乱舞するようになり、今度は貰うことでホワイトデーのプレッシャーが滅茶苦茶強烈になりました。チョコの値段の倍返しくらいならまだしも、3倍返しとか5倍返しとか、訳のわからないルールを押し付けられて、なぜホワイトデーに何万円もするスプリングコートをプレゼントしなければならないのかと疑問に思った年もありました。

 個人的な事情としては、僕の誕生日とバレンタインデーが近いために起きる苦い思い出もあります。なにせ誕生日の8日後がバレンタインデーなので「誕生日にバレンタインもまとめといたから」「誕生日プレゼントをあげたからバレンタインはなしで」と言われたことが何度もあります。恐らく過去に9人17回くらいはあったような気がします。適当なカウントですけど。

 渡す方としてはなぜ2週連続でプレゼントしなければならないのかと思うかも知れませんが、貰う側としては理不尽にしか思えません。もし僕の誕生日が7月だったらそんな理由でバレンタインデーが「なし」になるはずはないのですから。あまつさえクリスマスプレゼントまで引き合いに出されて「3連続」みたいなことを言われたこともありますが、クリスマスはお互いにプレゼントを交換しているのに自分が貰う方はノーカウントって、どう考えてもおかしいですし。それにバレンタインデーは「なし」でもホワイトデーは「あり」だし。

 そんなこんなでバレンタインデーは貰っても貰わなくても大変なのですが、それでも貰えればやっぱり嬉しいものです。特に最近は義理チョコがすたれて貰える数も減ったので、いただけるとありがたいと感謝しています。

 
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年をとると頑固になるか

2019-11-18 23:26:38 | 男と女
 これは特に年配の男性に目立つ気がするのですが、年を重ねるとともに頑固になる人がいます。「頑固ババア」は少ないのに、なぜか「頑固ジジイ」が量産されていくのです。なかなか不思議な現象です。なぜ男性ばかりが頑固になっていくのでしょう?

 頑固になったなぁと思うのは、新しいコトやモノに対して反発心が強く、素直に受け入れない時。旧来のやり方にこだわって変化を拒む時。寛容さや忍耐強さを失った時。人の意見に耳を傾けようとしない時。そういう時に「ああ、この人は頑固だなぁ」と思います。

 こういう人はプライドが高く、自分を守ろうとする気持ちが恐ろしく強いです。だから自分の周りにバリケードばかり築いてしまいます。陣地から出てこようとしません。特に自らのアイデンティティが仕事だった場合、年を取って徐々に第一線から退いていき、それまで築いてきた肩書が外れて「素の自分」で勝負するのが怖いのではないかと思います。

 「頑固ババア」が少ないのは、女性はそういう余計なプライドを持っている人が少ないからでしょう。長年女性は社会的な肩書で勝負してこなかったからこそ、それを失う恐怖心もありません。バリケードを築く必要もなく、年を取っても柔軟で自由です。コミュニケーション能力が高いのも女性が多いですから、いつまでも協調性を失うこともありません。

 ただこれからの女性はわかりません。社会進出を果たし、男性同様に自らのキャリアを誇るような人が増えた時に「頑固ババア」になる可能性もなきにしもあらずです。逆に「主夫」や「イクメン」の男性は協調性のあるジジイになりそうです。男性は〇〇、女性は△△などと言ったところで、結局性差よりも個人差の方が大きいものですから。
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誕生日とバレンタインデーのセット

2019-02-16 23:59:07 | 男と女
 誕生日が2月8日のため、昔からよく誕生日とバレンタインデーをセットにされます。1週間の間に両方あるのですから、渡す方としてはまとめてしまいたい気持ちはわかります。ただバレンタインデーに何もないのでそれとなく苦情を伝えると「この前あげたばっかりじゃん」と言われてしまうと、それは違うんじゃないの、という気持ちにはどうしてもなってしまいます。

 もし誕生日が7月とかなら、バレンタインデーはチョコと何かしらのプレゼント、そして誕生日にはバースデープレゼントが貰えたはず。バレンタインには冬物、誕生日には夏物となればバリエーションも増えますが、僕の場合はどちらも冬。さらにクリスマスプレゼントも冬物なので、2年も付き合うとすぐにプレゼントのバリエーションがなくなってしまうと文句を言われます。

 きっとクリスマスや正月の近辺で誕生日を迎える人も似たようなものでしょう。大晦日だったりすると、まとめられるどころか、忘れられたりしていたかも。人の誕生日を祝っている場合ではないですからね。

 ただ最近は誕生日やバレンタインデーに大したイベントがあるわけではないので、逆に良いこともあります。誕生日にわざわざプレゼントを渡すほどでもないかなぁ、なんて思われている人からチョコを貰うときに誕生日も兼ねて、と言われると、ああ合わせ技で一本ならぬ一個なんだとわかります。お陰でチョコの数が増えてまるでモテているみたいで嬉しいです。内実は誕生日とバレンタインが重なったからようやくチョコ1個貰えただけなんですけどね。ありがたいことです。
 
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