幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

強すぎる近畿勢

2022-03-31 23:05:46 | 野球
 センバツの決勝戦は戦う前から大阪桐蔭が勝つことはほぼほぼわかっていたことでした。近江のエース山田は明らかに登板過多な上に左足を負傷しています。普通なら投げさせるべきではありません。しかしコロナで出場辞退した京都国際の代替出場である近江はそれでも山田を投げさせました。全てを出し尽くして王者に挑みましたが、大阪桐蔭は先発全員の16安打18点を挙げて遠慮なく近江を叩き潰してしまいました。急遽出場しながら決勝まで勝ち進んだ近江は素晴らしいチームでしたが、山田の今後が心配です。まだ夏もあるんですから。

 そもそも大会が始まる前から大本命の大阪桐蔭が優勝するだろうとは予想していました。それくらい近畿勢が強いです。これで2011年以降の甲子園優勝校21校のうち近畿勢が11校と半数を超えました。圧倒的な強さです。さらに続くのが関東勢の8校。夏はこの2地区以外は優勝がありません。サッカーW杯におけるヨーロッパと南米の代表並みです。残る2校は春に優勝した東邦と敦賀気比でともに関西寄りの中部勢。明らかに地域的に偏っていて、要は甲子園に近くて裕福な地域の学校が有利だということです。

 以前にも書きましたが高校野球がずっと甲子園を聖地として崇めている間はこの構図は簡単には変わらないだろうと思います。地元が有利に決まっているのです。近畿勢はずっとホームアドバンテージを得て戦っているのですから、それは不公平だろうと誰も声を上げない方が不思議です。インターハイのように全国を持ち回りでやれば、もっと北海道や九州の学校にもチャンスは広がるはずですし、近畿の高校に有望な選手が集中することも少なくなるはずです。箱根駅伝があるせいで男子の有望な長距離選手が関東の大学に集まるのと同じです。

 そしてそんなに近畿勢が強いのに、阪神タイガースは開幕から6連敗スタートになりました。地元の高校が強ければ地元の球団も強そうなものですが、残念ながら阪神に限ってはそうはならないみたいです。かつて「阪神よりPL学園の方が強い」と言われた頃がありましたが、今年は「阪神より大阪桐蔭の方が強い」と言うことで、いつになったら片目が開くことやら。ただ阪神の陰に隠れていますが中日も1勝5敗ですからセ・リーグの2弱です。明日から阪神は巨人、中日は広島とセ・リーグの2強と対戦ですから、どちらももうしばらく負け続けそうな予感がします。

 

 
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新しいヨネックスのEZONE

2022-03-30 23:01:07 | テニス
 今日のテニスの時にサービスの調子が良かったです。しっかり振って回転もかかるしスピードも出ているし狙ったコースにも入りました。ファーストの入る確率も高く、セカンドでダブルフォルトすることもありませんでした。サービスゲームはかなり良い感じでポイント、ゲームが取れました。これだけ狙い通りのサービスが打てる日は1年に何回もあることではありません。

 何が良かったのかいろいろと考えてみました。最近ずっと腰が痛くて庇っていたのですが、今日は腰の調子が良かったのでしっかり体を捻ってサービスを打つことができたというのは一因だろうと思います。また腰が痛い時に手打ちのスライスサーブをずっと打っていましたが、これを打っていたお陰でサービスで回転をかける感覚が良くなったということもあるような気がします。

 そしてもうひとつ考えられる要因が新しいラケットです。今回4年ぶりにラケットを買いました。ヨネックスのEZONE100。まだ発売されて間もない話題のニューラケットです。ちゃんと使ったのは今日が初めて。ラケットの特長としては「しなり」があり柔らかい打球感で掴んで離す感覚。回転がかかりやすいのでしっかり振ってコートの中に収まるラケットです。全体に飛び過ぎないので、当てるだけではなくちゃんと振ると気持ちが良いラケットです。

 新しいラケットに合わせて今回ストリングスもヨネックスのポリツアープロの115という細いゲージにしてみたので、より回転がかかりやすくなったようです。ちなみにグリップテープと振動止めもヨネックスで揃えました。さらにシューズも先日から新しくヨネックスの赤い派手なものにしています。もちろんソックスもヨネックスです。すっかりヨネックスの契約プロみたいです。お金を貰うのではなくこちらが払っていますが。

 ストロークでもスピンが多めにかかる感じですが、サービスでもしっかり回転がかかりました。少しオーバーするかなと思ってもちゃんとサービスボックスに収まってくれていたし、スライスサーブの曲がって滑る感じも悪くありません。なにより相手がリターンミスするサービスポイントがいつもより多かったので、ちゃんと芯を外しているんだなとわかりました。

 これまで使っていたバボラのピュアドライブ100に比べていいことだらけのようですが、スピードはピュアドラの方が出ます。はじく感じが強いのでフラットで打つとバーン!と飛んでいきます。当てただけでも何とか相手のコートまで届くのがピュアドラで、振り切った時にアウトせずにコートに入るのがEZONEです。そう考えるとラケットのパワーはピュアドラの方があるので、年を取って自分のパワーが衰えてきたらピュアドラのようなラケットを使うのが正解のような気がしますが、せっかくヨネックスで揃えたし、しばらくはEZONEで楽しみたいと思います。
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最終回らしくない『ミステリと言う勿れ』

2022-03-29 23:08:39 | テレビ・芸能
 今クールでもっとも人気を集めていたドラマ『ミステリと言う勿れ』が最終回を迎えました。もっとも原作ファンとしては、原作が全然終わっていないのに、まともな最終回なんてできないだろうと予想していましたが、予想以上に中途半端な終わり方でさすがに驚きました。もうちょっと「らしく」終わらせることはできるだろうに、せっかく面白いドラマだっただけになんだかなぁという気がします。

 原作のエピソードを切り貼りしているドラマなので、原作では初期のエピソードである「つかの間のトレイン」を最終回に持ってきても変ではないのかも知れませんが、と言って最終回に相応しい大ネタでもありません。これは最終回後半が我路がメインで主人公の整の出番が少ない横浜連続殺人事件のエピソードの続きを持ってくる都合上、整のエピソードを前半に入れ込まないとバランスが取れないから無理に入れたのでしょう。

 そしてその後まったく整は登場せずに、ずっと我路がメインで話が進み、最後にふたりが会う場面に2分ほど出てきて終わり。原作を読んでいるから「やっぱりそうなっちゃうか」と思いますが、原作を知らない人からしたら中途半端なモヤモヤだけが残ってしまったことでしょう。続編を作ることは決めているのでしょうが発表していませんし、なんだかフジテレビの計算だけが前面に出てしまっていました。

 思い出したのは『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』のエンディングです。あの映画はPART3も同時に撮影してあって、そのつもりで上映していたから良いですが、こちらは続編の発表もしていないのに続編ありきのエンディングです。そもそも原作がそこまで進んでいないのですから続編もしばらくは作りようがないでしょう。だったらもう少しきちんとそれらしい終わり方をしておけば良いのにと思います。

 原作のエピソードでまだドラマ化しなかったものがいくつかありますから、それも含めて続編ではドラマ化していくことになるのでしょうが、それにしたって1クール分のネタが揃うまではまだまだ時間がかかることでしょう。続編は1年後は無理で、早くても2年後くらいかなと予想しています。

 
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髪をどこで切るか

2022-03-28 23:38:33 | 日記
 かれこれ35年以上、家の東隣にある床屋で髪を切ってきました。雨が降っていても濡れずに行ける徒歩5秒の距離で、特に髪型にこだわりがあるわけではないので近いということが何より便利でした。ところが35年以上も通っていると25歳だった僕も60歳を過ぎてしまったわけですから、ご主人も推定80歳とすっかり高齢になっていて、ここ数年は動きもゆっくりだし大丈夫かなと心配はしていましたが、とうとう先日倒れてしまったそうです。もう仕事は無理だという話なので、いよいよ今後はどこで髪を切るか考えざるを得なくなりました。

 ひとつめの候補は床屋と反対側の家の西隣にある美容院です。雨が降っていても若干濡れますが走れば5秒くらいで着く距離で、妻と娘がずっと通っている顔見知りのご近所さんです。オシャレ命ではなく、そこそこでやっていければ良いという感じの緩いところなので気楽です。カットとシャンプーだけならこれまでの床屋のフルサービス3800円より若干安いくらいですが、もちろん髭剃りは美容院なのでできません。

 次の候補は徒歩15分くらいのところにある床屋で、ここは昔ながらの「ザ・床屋」という感じですが、1500円で散髪だけというコースもあるようです。ただなにせ距離があるし周辺に他に用事もないので、ちょっと面倒くさいかなと感じます。もうひとつの候補は徒歩9分のカット専門の美容院でこちらは1300円。料金だけではなく10分で終わるというスピーディさが売りです。しかもイオンの隣なので行ったついでに他の用事も足せるという利便性も魅力。

 と言うことで、今日初めて1300円の美容院に行ってきました。受付で名前を書いて券売機でチケットを買い待合室に入ると先客が3人。待つこと20分ほどで呼ばれて、10分でさっと手早くカットされて自分でお絞りで首や頭を拭いて終わり。出来栄えはこれまでのオジイサン床屋よりは若干雑ではありますが、単に短くしてもらえれば良いので特に文句はありません。娘に言わせると「なんとなくこれまでとは違うけどよくわからない」ということで、まあ誰も60歳過ぎのオジサンの髪型に興味などないのでOKです。

 何より安さと速さが気に入りました。これまでは1時間たっぷりかけてカットしてシャンプーして髭やら首やらを剃ってもらって、椅子を倒せば腰とふくらはぎにマッサージ機の振動があり、肩たたきまでしてくれる極上のリラックスタイムだったのですが、もうご近所にそんな昔ながらの「床屋さん」はないので仕方ありません。お金が浮いた分で電気シェーバーを良いものに買い替えようかなと考えています。
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若隆景が初優勝

2022-03-27 23:25:48 | 大相撲
 大相撲春場所は千秋楽2敗で並んでいた若隆景と高安、さらに3敗の琴ノ若が3人ともに本割で敗れたため、若隆景と高安の優勝決定戦の末、若隆景が土俵際逆転の上手投げで制して初優勝を決めました。新関脇での優勝は1932年清水川、1936年双葉山以史上3人目。15日制導入以降では初ということです。双葉山以来86年ぶりというのはなかなかパワーワードです。

 若隆景は27歳。祖父、父、2人の兄も力士という相撲一家です。3兄弟の末っ子で兄は幕下・若隆元と幕内・若元春。歴史好きの人なら隆元、元春、隆景と言えばピンとくるでしょうが「三本の矢」の毛利元就の息子たちから四股名を取っています。三兄弟の中では小早川隆景がもっとも優秀なイメージがありますが、若隆景も3人の中で一番出世しています。さらには祖父の若葉山の最高位小結も超えているので、家族の中での出世頭となっています。

 体重130kgは昭和の時代ならともかく力士の大型化が進んだ今では幕内で3番目の軽量力士。しかし正面から当たって右四つで一気に寄る正攻法の相撲は見ていて気持ちが良いです。弱点はがっぷりに組んで動きが止まってしまうと軽量であることがやはり不利になってしまうので、いかに動きを止めずに速い相撲を続けられるかということと、終盤での体力切れを起こさないようにスタミナをつけることになります。かつての大横綱千代の富士を彷彿とさせるような精悍なルックスですし、もっと強くなって番付を上げていって欲しいものです。

 惜しかったのは高安です。今場所はずっとトップを走っていながら初優勝を逃してしまいました。決定戦の一番もほとんど勝っていたのに最後に逆転負け。優勝に縁遠いです。久しぶりの三賞になる敢闘賞をもらってもあまり嬉しくないことでしょう。ただ今場所のような相撲を続けられたら再大関と初優勝のチャンスはまだあると思います。 
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暇つぶしをする暇がない

2022-03-26 23:04:49 | 日記
 僕は子どもの頃から何もすることがない暇な時間が苦手で持て余してしまうタイプでした。かと言って昭和40年代に小学生が家にいてできる暇つぶしはそれほど多くありません。テレビは一家に一台ですから自由に見られませんし、家にある「世界の文学全集」という子ども向けの本は読み尽くし、仕方なく新聞を毎日1面からラテ面まで1時間以上かけて読み切り、父親の持っていたサラリーマン小説や歴史小説の文庫本、果ては地図帳を眺め百科事典を読み漁っていました。星の観察日記をつけたり、新聞に載っている将棋の棋譜を並べてみたり、大相撲の星取表を独自で作ったりしていたのも小学校高学年の頃の暇つぶしでした。

 それを思うと今は暇をつぶす道具が揃いすぎています。ゲームもあるしネットもあります。テレビだけではなく動画だって見放題です。電子書籍で本や雑誌もいくらでも手に入ります。それなのに在宅とは言え曲がりなりにも仕事をして、テニスをしてサックスを吹きピアノを弾き歌を歌い、クイズ番組を見てドラマを見てネットを見てブログを書いていたら24時間あっても全然足りません。気づけば録画したwowowの映画は見ないままHDDに山のようにたまっています。毎週買ってくるマンガ雑誌も読み切れません。野球や相撲の中継をゆっくり見ている時間もありません。

 今は暇つぶしのコンテンツが多すぎて、それを早送りで消化しているような毎日です。なにかおかしいです。かつてレンタルビデオを借りてきて映画を見ていた頃は「次は何を見ようかな」と探す余裕がありました。今は「次はアレを見なくては」と追われています。またドラクエを毎日何時間もやって寝不足にはなっていましたが、ゲームする時間がもったいないとは感じていませんでした。今はゲームに1時間消費してしまうと「時間は有限なのにもったいないことをした」と思ってしまいます。あんなにゲーマーだった自分はどこに消えたのか我ながら不思議です。

 こうなった原因のひとつはネットの普及によって好きなコンテンツが簡単に手に入るようになったせいです。もうひとつは自分がこの10数年でどんどん習い事を増やしていってしまったせいです。アラフィフになってコンテンツを消費するだけの人生では飽き足らなくなったからですが、テニス、サックス、ピアノ、ボーカルと習っているのに、相変わらずコンテンツの消費も好きで減らそうとしないのですから時間が足りなくなるに決まっています。

 この2年間の在宅勤務のお陰で何とか仕事と趣味を回せていますが、もしまた毎日出勤することになったらパンクしてしまいます。多分その時は仕事を辞めるかも知れません。暇つぶしのために仕事を辞めるなんて、明治の高等遊民みたいです。悪くありません。
 
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プロ野球開幕

2022-03-25 23:44:43 | 野球
 プロ野球が開幕しました。昭和の時代にはあれほど人気スポーツだったプロ野球ですが、今ではいくつもあるスポーツコンテンツのひとつに過ぎません。特に若年層への訴求力が弱いので今後ますます他競技との競争が厳しくなることでしょう。とは言え、我々世代にはやはりプロ野球の開幕は楽しみです。開幕前は新庄が日本ハムの監督になって話題をさらってきましたが、始まってしまえばやはり勝ち進むチームが主役です。どういうシーズンになることでしょう。

 開幕戦は阪神がヤクルトに派手に逆転されました。4回終わって8-1と大量リード。楽勝かと思いきや、後半じわじわとヤクルトに点を重ねられて8回4点、9回に3点を奪われて終わってみれば8-10でヤクルトの大逆転勝利。7回3失点の先発藤浪は責められません。抑えの新外国人投手ケラーの乱調、そしてヤクルトのサンタナの4安打5打点2本塁打の大活躍が効果的でした。今年もヤクルト打線は打ちそうです。

 巨人と中日は菅野と大野雄の両エースの投げ合い。菅野は6回7安打2失点、大野は6回8安打4失点とともにピリッとしないながらも、無難にまとめた菅野に軍配が上がりました。今年も大野は勝てないシーズンになってしまうのか心配です。中日は期待の若手岡林が2番で3安打と1番大島と連動して良い形を作っていました。ただ3番福留がブレーキになってしまったのが残念です。3番福留5番木下とするしかないようでは、相変わらず4番ビシエド頼みということで今年も貧打に泣かされそうです。

 恒例の順位予想ですが、今年も混戦になりそうです。セは上からヤクルト、巨人、DeNA、広島、阪神、中日でしょうか。ヤクルトと巨人が戦力的に少し抜けていて、残り4チームはダンゴという印象です。広島は鈴木誠也が抜けた穴をどこまで埋められることでしょうか。パはソフトバンク、オリックス、ロッテ、楽天、西武、日本ハムの順と予想します。藤本と新庄の両新監督は明暗を分けそうです。まあ毎年当たった試しはありませんので、今年もハズレそうな気はしますが。
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三苫の2発でW杯

2022-03-24 22:40:22 | サッカー
 サッカーW杯アジア最終予選。これに勝てばW杯カタール大会への切符が手に入るというオーストラリア戦は後半44分まで0-0の緊迫した状況でしたが、なんとそこから立て続けに三苫が2発ゴールを決めてカタール行きを確定させました。急成長を続けている三苫ですが、あのプレッシャーのかかる場面での2得点は素晴らしいというか、持っている男という感がひしひしと伝わってきました。「半端ない」大迫の穴を埋めるどころか超える存在になりました。

 苦労した最終予選を何とか勝ち上がることができた日本代表ですが、これから本大会に向けても強化が難しいことは想像に難くありません。なにしろこのコロナ禍のご時世ですし、ウクライナなど国際情勢も不安定です。本来ならヨーロッパに遠征したり、南米やアフリカの強豪国を日本に呼んだりして経験を積み重ねていきたいところですが、いろいろな面で難しいでしょう。

 そう考えるとチーム作りには2つの方向性があると思います。これまでの30歳前後の代表経験が豊富な中堅ベテランを中心にしたチームで安定感を武器に手堅くいくか、思い切って25歳以下の東京五輪世代を中心にした若手を起用して、その成長性に賭けるか。試合経験を積んでチーム作りをしていくことが難しいならベテラン勢中心の方が下手なゲームはしないだろうとは思いますが、リスクを取っても伸びていく若手で勝負を挑む方が先があるように感じます。

 三苫をはじめ前田、上田、久保、旗手、田中碧、富安、中山、板倉など東京五輪世代が先発で長い時間出場して活躍するようになれば、アジアで何とか勝つだけというチームではなく、ベスト8以上を狙えるチームにと飛躍する可能性はありそうです。またファンとしてはカタールでそんな若々しい日本代表が見たいと思います。
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アンカレッジ経由欧州行き

2022-03-23 23:44:29 | 時事
 ロシアが日本との平和条約交渉の打ち切りを通告してきました。日本のロシア制裁に対する報復です。日本としてはG7の枠組みの中にいる以上、対ロシア制裁に加わらないわけにはいきませんから、当分の間、ロシアとの外交関係は冷え切ったものになります。プーチンの目の黒いうちは難しいかも知れません。通常の外交関係に戻るには何年かかることでしょうか。北海道の方で日本の漁船がロシアに拿捕されるかも知れないし、ロシアから原油や天然ガスは輸入できない状態が長く続きそうです。

 そんな影響の中のひとつがロシア上空を民間機が飛べなくなったことです。日本とヨーロッパの間を行き来する時にロシア上空のシベリアルートを飛べなくなったので、ロシア上空を避けてJALは北回り、ANAは南回りでヨーロッパ便を飛ばしているそうです。「あのアンカレッジ経由が復活したのか!」と思ったら、実はそうではなくJALはアラスカ経由ながらアンカレッジには寄らずにグリーンランド上空からロンドンまで飛ぶんだとか。またANAの南回りもかつての香港、インドネシア、インド経由ではなく、中国やカザフスタン、アゼルバイジャン、トルコ上空からブリュッセルへ行く中央アジアルートということです。

  かつては北回りが速くて高い「特急」、南回りは安くて遅い「鈍行」という路線でした。確か北回りが16時間で南回りは24時間くらいかかったはずです。インド近辺のモンスーン多発地帯を通るので気流も悪くかなり揺れるということでしたが、今度は中央アジアルートならそういうこともないでしょう。僕は1986年にアンカレッジ経由の北回りでブリュッセルに飛びました。初めての海外旅行でしたから、経由地のアンカレッジこそが初めて降りた外国の地でした。1時間、空港から外を見ていただけですけど。

 今回北回りはアンカレッジ経由ではないにしろ飛んでいる距離は昔とあまり変わらないのでやはり15時間以上かかるようです。対して南回りは以前より短いルートなので往路15時間30分、復路は13時間だということですから、北回りも南回りもあまり変わりません。昔の「貧乏人は南回り」という話はすっかり過去のものになったようです。北極海しか見えない北回りよりもシルクロードの上を飛んでいく南回りの方が旅のロマンがある気がしますが、政情不安定な地域の上空ですから本当に大丈夫かなという一抹の不安も感じます。いずれにしても当分ヨーロッパに行く予定なんて微塵もないですけどね。

 
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カムカムの消化不良感

2022-03-22 23:12:41 | テレビ・芸能
 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」もいよいよ終盤になってきて、これまでの伏線を一気に回収しつつ、バラバラだったヒロイン3代の物語が繋がり始めています。もともと展開が早いドラマだけに、気持ち良いくらいにグングンと話が進んでいきますが、正直もう少しそこは丁寧に描いて欲しかったかもと思うところもあります。

 例えば錠一郎(オダギリジョー)がいきなり音楽の道に復帰してしまいましたが、トランペットが吹けなくなってから約30年のブランクがあったのに、1年ピアノのレッスンを受けただけでプロとしてステージに上がるというのは、乱暴に過ぎる気がします。ブランクの30年間の錠一郎の音楽活動についてほとんどドラマでは触れられてきませんでしたが、恐らくたまにトランペットを吹いてダメだった、というくらいでした。それなのにちょっとかじった程度のピアノを始めて1年でプロデビューって、さすがにどうなのと思います。

 早起きが苦手で根気がなく継続した努力が何より苦手なひなた(川栄李奈)が、急に人が変わったように毎日英語の勉強を続けて一気に英語力がアップしているのも唐突です。彼女の性格が180度変わるほどの出来事があったわけでもないのに別人のようになったことについて、やはりもう少しその変化について丁寧な描写が欲しかったなと感じました。

 限られた放送時間の中で消化不良のエピソードが出てくるのは仕方ないのかも知れませんが、素晴らしいドラマだけに惜しいなというところです。ちなみに以前僕がかつての人気時代劇として触れた「大江戸捜査網」の小ネタがありました。ひなたの部屋に「死して屍拾う者なし」と書いた紙が貼られていました。時代劇愛が強いひなたらしい演出ですが、他局の時代劇のフレーズをさりげなく小ネタとして使ってくるあたり、やはり面白いドラマです。

 残り話数も少なくなってきましたが、安子(上白石萌音)とるい(深津絵里)の再会がどう描かれるのか楽しみです。その時に安子役は上白石の老けメイクなのか、顔が似ている宮崎美子がキャスティングされるのか。安子の渡米後の物語だけでもう1本朝ドラが作れるくらい波乱万丈だと思いますから、あまり省略しないで欲しいと願っています。

  
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