幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

被団協がノーベル平和賞

2024-10-12 23:57:22 | 時事
 ほとんど誰も予想していなかったのでしょう。みんなびっくりの日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞することになりました。海外メディアでは「草の根団体」と紹介されたように、まさに広島長崎の被爆者たちが長年に渡って被爆者の立場から核の廃絶を訴えてきた民間団体です。唯一の被爆国において、被害を受けた本人たちが目撃者として証言を続け、核兵器のない世界の実現を目指して活動をしてきたことを高く評価されたということです。よくぞ選んでくれたと思います。

 ノーベル委員会が被団協を今回選んだのは、長年に渡る活動を評価したことはもちろんですが、やはりウクライナや中東での戦争が背景にあることは間違いありません。ウクライナでは繰り返しロシアが戦術核の使用をほのめかしているし、中東ではイスラエルがイラクの核保有の恐怖を訴えています。核戦争のリスクが高まってきたからこそ、被団協のような組織を取り上げることで、世界へのメッセージにしているからです。それだけ現在の世界情勢は危機感が高まっている証拠だと考えて良いでしょう。

 恐らく平和賞のリストには以前から被団協が上がっていたはずです。どのタイミングで受賞を発表するか、時期を見ていて今回ここだと決まったのでしょう。だから受賞は喜ばしいことですが、それだけ世界でリスクが高くなっていることを実感させられます。あと、被爆者の方たちもかなりのご高齢になっています。まだお元気な方が存命のうちに決まって良かったと思います。
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郵便が死んでいく

2024-10-02 23:59:00 | 時事
 この10月から郵便料金が値上げされています。ハガキもこれまで63円だったのが85円へと大幅に値上げされました。63円から70円くらいになるのなら理解もできますが、さすがに驚くほどのアップ率で、つくづく小泉郵政改革は間違いだったなと感じさせます。それほど郵便局のサービス低下は著しいものがあります。現場で働いている人は良い人が多いし、嫌な思いをしたわけではありませんが、日本の郵政事業はどんどん壊れていっているとしか思えません。

 それはともかくとして、いよいよ近づいてきた高校の同窓会に向けて出欠確認のハガキが我が家にどんどん届いています。9月中なら63円だからそれまでに送ってねと繰り返し告知していたにも関わらず、10月になってから届くなんてみんな切手代がもったいないじゃないかと思って見たら、なんと63円でちゃんと届いていました。消印が「9月30日」。今日届いたハガキはギリギリで駆け込みセーフだったようです。明日以降に届くハガキがどうなのかはわかりませんが。

 郵便料金の負担が大きくなると、同窓会の案内を郵便で送るのはいかがなものかという議論が再燃します。実は20年前にも同じ議論が幹事の間であって、その時は案内ハガキをやめてメールのみで連絡をしてみました。すると参加人数がかなり減ってしまい、案内がこなかったという苦情がたくさんありました。まだ当時はこちらが思っていたほどにはメールの利用率が高くなかったわけで、その次からは昔ながらのハガキ中心の案内に戻しました。

 しかし20年前と今とではデジタル化の進展具合が天と地ほどに違います。メールの利用率もほぼ100%に近いでしょう。今回もハガキで展開しながらも、実際のコミュニケーションはメールが中心で、ハガキは念押しのような役割です。ただ念押しのツールにしては費用負担が大きくて手間もかかります。そこへこの値上げですから、いよいよ郵便の時代は終わったとダメ押しをされた気分です。明治初期にいち早く郵便事業を立ち上げて日本の近代化を進めた前島密が草葉の陰で泣いています。
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南海トラフ巨大地震

2024-08-08 23:59:32 | 時事
 宮崎県で起きた震度6弱の地震は、気象庁が「南海トラフ巨大地震」として注意を発表しました。前々からずっと警戒されてきた南海トラフがいよいよ動き始めたとしたら、これほど恐ろしいこともありません。今回は南海トラフの西端で起きた地震ですが、だからと言って東側の方は安心というはずもなく、今度は静岡や神奈川あたりで大きな地震が発生しても不思議はないのです。東日本大震災のようにプレート型の地震は広大な範囲で大きな揺れが続発します。また津波もきます。神奈川から九州までの広範なエリアが危険にさらされています。

 プレート型の巨大地震は被害も巨大になります。特に東海道新幹線沿線は日本のもっとも重要な幹線であり、もしこのエリアの交通や物流が寸断されてしまったら、仮に地震の直接の被害を運良く免れたとしても、その後の生活の再建は困難を極めることになります。水道電気ガスのライフラインの復旧にも手間取るでしょうし、道路や鉄道などのインフラの再建も時間がかかります。物流が止まることで被害地域のみならず、日本中でモノ不足が発生します。

 我々にできることは非常用の持ち出しグッズを手元に用意し、家族が集合する場所を決めておくことくらいです。スマホも通じないとなると、大人はまだしも、親とはぐれた子どもたちは大変です。僕はずっと在宅勤務ですが、こんなタイミングで出社は極力したくありません。どう考えても都心にいるよりも郊外の自宅にいる方が安全かつ安心です。

 水や食料が不足するだけではなくガソリンも不足し、車があっても走らせることもできません。生き残るためには原点に戻って体力勝負になります。「北斗の拳」のようなマンガ的設定が現実になりかねません。北斗神拳を今さらマスターできないので生き残れるか心もとないです。できることなら南海トラフ地震はもう30年くらい先延ばしにしてくれないかと願います。多分僕は「もう死んでいる」でしょうから。
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未だに新型コロナが流行

2024-07-18 23:59:11 | 時事
 もう第何波になるのかわかりませんが、また新型コロナが流行しているそうです。現在主流の変異株「KP.3」はこれまでの免疫を回避し、感染力が強いそうで、これからお盆休みのシーズンに入ると、爆発的に感染が広がる可能性が高いと懸念されているとか。僕は今年の正月に親族が集まった食事会がクラスター化し、そこにいた4歳から88歳までの11人全員が感染しましたから、お盆もまた同じことになったら目も当てられません。

 KP.3は高熱とのどの痛みが特徴だそうです。なにより猛暑との合わせ技が危ないようで、暑さで体力や免疫力が低下し、食欲不振や脱水で重症化しやすくなるということです。夏バテしないように気をつけて生活をし、なおかつ人が集まるところをなるべく避けるようにしないといけません。と言っても、かなり前からお盆休みの親族集合日も決めてしまっていて、お店も予約してあります。もう少しコロナの流行具合を見て本当に集まるかどうか考えることにします。

 親族が集まる時を除けば、今年のお盆休みも大きな行事は全く予定していません。テニスも暑いので最低限しかやりませんし、大勢集まって宴会をする予定もないです。お盆とゴールデンウィークと年末年始の「3大連休」は、混雑を避けていつも家でゴロゴロすることにしているので、そういう点では安心です。僕もあと2年弱で前期高齢者の仲間入りですから、無理や無茶は控えて、何とか3度目のコロナ感染は避けたいと切に願っています。

 唯一の心配は10月に5年に一度の高校の同窓会を予定していることです。参加者全員が前期高齢者直前で、恐らく100人を超える同期が集まることになります。前回の5年前はコロナがまだ姿を見せておらず、それから5年で収まったので、本当にうまくすり抜けたと思っていたのですが、そんな甘くはなかったのかも。秋にどうなっているかが今から気になります。
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万博に行きたいか?

2024-07-17 23:59:26 | 時事
 関西万博がいつから始まるかご存知でしょうか?万博のテーマは知っていますか?あの目玉がたくさんついているキャラクターの名前は?多分、多くの人がよくわかっていないのではないかと思います。万博を主に費用面から批判する声は多く聞きますが、万博を待ち遠しく思っている人なんて、どれだけいることやら。

 大阪府は学校から強制的に来場させるようにしたいみたいですが、学校側は全然乗り気じゃないとか。チケットを買っているのは付き合いで買わされている地元企業だけだとか。あれほどの支持率と得票数を誇り、吉本興業と組んで大阪のテレビ局を御用メディアにしてしまっている大阪維新の会をもってしても、地元ですら万博の評判はあまり上がらないようです。ましてや一歩関西圏を出てしまえば誰も興味がなくても仕方ありません。維新にとっても残念ですが、それに国の税金を投入されてしまう我々国民も残念。せめて維新を支持している大阪府民の税金だけで赤字補填くらいはして欲しいものです。

 関西万博がこれほど人気が冷え込んでいるのは、過去の日本人の万博好きを考えると少々異様です。日本で開催された万博は、一般博(登録博)が1970年の大阪万博と2005年の愛・地球博、特別博(認定博)が1975年沖縄海洋博、1985年つくば科学博、1990年大阪花博の3回でした。区分名は途中から変更になっているので少しややこしいですが、とにかく過去5回の万博は全て人気があって成功してきています。僕は沖縄海洋博以外の4回に行っていますが、どれも印象的で楽しかったという思い出しかありません。

 とは言え、20世紀に比べるとやはり今の時代は博覧会の意味とか価値が揺らいできています。実物に見て触れることでしか、新しいもの、未知なるものを理解できなかった時代とは違います。情報の速度も精度も大きく変化した現代において、新しいデジタル全盛時代の万博のあり方を提示しなければ、単なる古臭い見世物小屋にしかなり得ないでしょう。そういうワクワクするようなプレゼンテーションが関西万博からは伝わってきません。1970年から55年間も経て同じ大阪で開催されるのに、いつまで古い夢を見ているのかと思ってしまいます。

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025年4月13日から10月13日まで半年間にわたり関西万博は開催されます。あの不気味なキャラクター「ミャクミャク」は歴史、伝統、文化、世界とのつながりを脈々と引き継ぐことを意味しているそうです。外国パビリオン建設が間に合うのかどうかすら、かなり怪しい状況のようですが、ふたを開けてみればやっぱりみんな見に行くのでしょうか?愛・地球博も開幕前は醒めた空気でしたが、始まったらそれなりに人気が上がりました。僕は今のところ行く予定はありませんが、万博連続参加記録更新の意識はあるので、どうしようかなと思っています。 
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新札はいつ手に入る

2024-07-05 23:44:04 | 時事
 一昨日に流通しはじめた新紙幣ですが、2日経った今でもまだお目にかかれてはいません。キャッシュレス化が進んできている昨今ですが、僕はまだ現金をよく使っている方だと思います。そんな人間が無理しないで普通に生活していて、いつ渋沢・津田・北里の新紙幣3種をコンプリートできるのか予想してみようと思います。

 20年ごとに新紙幣に切り替えられてきたので、前回の福澤・樋口・野口は2004年、前々回の福澤・新渡戸・夏目は1984年のことになります。どちらももう大人になっていましたから切り替わった時のことは覚えていますが、そんなに旧紙幣と新紙幣が入れ替わるのに時間がかからなかったような記憶があります。と言うか、そもそもあまり印象にも残っていません。

 2004年当時の「コーカイ日誌」を振り返って読んでみたら、新札が発行された2004年11月1日の一週間前に父が亡くなっていました。だからこの頃はとにかく滅茶苦茶忙しくて、1ヵ月くらいはバタバタとしていたので、新紙幣に切り替わったことなど欠片も意識していなかったようで、全く触れていませんでした。今思い出しても本当に忙しくて大変でした。だから気がついたら財布の中は新紙幣になっていたということでしょう。

 あの頃に比べたら紙幣の流通量は明らかに減ってきていると思うので、しばらくは手に入らないだろうと思っています。流通量が多い渋沢栄一と北里柴三郎は来週中くらい、あまり流通していない津田梅子はもっと時間がかかりそうです。今月中旬、梅雨明け後くらいには3種コンプリートできるかなというところでしょうか。前回のことを覚えていないので、根拠も何もない勘ですけど。
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同窓会幹事代行業

2024-07-03 23:59:56 | 時事
 今の世の中、いろいろ面倒なことは頼めば誰かが代行してくれます。ちょっと前は代行と言えば飲酒した時に代わりに車を運転してくれる業者のことを言いました。今どきは「家事代行」や「営業代行」、「退職代行」など様々な代行があります。我が家は大きな墓地の近所にあるのですが「墓参り代行」も結構需要があるようです。犬の散歩で墓地を歩いていると、明らかに代行だなとわかる感じで墓参りをしている若い男性を見掛けることがあります。最後にスマホでお墓の写真を撮っているので察しがつきます。

 で、同窓会の幹事代行業も最近は盛んなようで、名簿さえ渡せば会場の手配、案内ハガキの作成印刷発送、出欠の確認、当日の運営や会計など全てやってくれるらしいです。これらのことは今は僕が幹事として仲間と一緒にやっていることです。幹事代行を頼んだ人に聞いた話では、60人程度の同窓会に設定した会費から推計すると参加者1人あたり3000円程度の利益が上乗せされている気がします。全部同窓生が頑張ってやれば7000円くらいでできる同窓会が1万円を超えるわけで、これをどう考えるかは人それぞれでしょう。

 僕自身、自分がやっている同窓会幹事の雑務あれこれを考えると、それくらいの報酬を貰っても当然だと思います。実際には代行業者も会社なわけですから、仮に60人の同窓会で経費を引いて18万円の利益があったとしても、そこから会社の経費や人件費などを払っていけば実際に残る純利益は大した金額ではありません。参加者は高い会費を払って、代行業者もそれほど大儲けしているわけではなく、じゃあ誰がハッピーなんだと言われたら、幹事をしなくても済んだ人です。同窓会の幹事は完全にボランティアですから実に損な役回りです。

 そんなわけで、我々の5年に一度の幹事業務も代行業者に任せようかという話がチラッと出たわけですが、僕としてはさすがに会費が3割高くなるような同窓会にしたくはないし、何より我々幹事団がやる方が同窓会が上手く回るという自信があるので、当面はまだ自分たちで幹事を続けるつもりです。ただ今後どんどん年を重ねてしんどくなってきたら、いつかは「お任せで」と言う可能性は十分あります。もしくは自分から言わなくてもボケじじいになってしまい「もうクリタには任せられない」とクビになっているかも知れません。
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藤井聡太のライバル

2024-06-23 23:59:39 | 時事
 藤井聡太八冠がタイトルを奪われるとしたら伊藤匠七段だろうというのは、多くの将棋ファンが考えていたことでしょう。藤井と伊藤は同い年で、小4の時に大会で伊藤に負けた藤井が大泣きしたエピソードはファンならずとも多くの人が知るところです。しかしその後は藤井がグングンと成長して向かうところ敵なしのまま次々と最年少記録を更新して、あっという間に八冠を制覇してしまいました。

 藤井が登場するまで将棋界を支配していた渡辺明、豊島将之、永瀬拓矢らのタイトルホルダーを藤井はいとも簡単に打ち破ってタイトルを奪取し、そして防衛戦でも挑戦者を軽く返り討ちにしていく様子はまさに爽快と言えるほどの強さでした。これまで地味だった将棋界のスーパースターとして「藤井フィーバー」を巻き起こしましたが、その強さが異次元過ぎて、羽生善治を追いかけた森内、佐藤、郷田、丸山ら「羽生世代」のように「藤井世代」が後に続けるのかと心配になるほどでした。

 その中で藤井世代として早くから注目を集めていた伊藤ですが、タイトルを取るにはまだ時間がかかるかと思っていたら、こちらも予想以上のスピードで成長して今回叡王を奪取してしまいました。伊藤が叡王になったことで、八冠全て「藤井世代」のものになっていることには変わりありません。これからしばらくはまだ藤井は年上の棋士とタイトルを争うことになるのでしょうが、藤井のライバルとなるのは、やはり藤井よりも同世代か年下の棋士になると思います。

 いま一番の注目株は昨年躍進した18歳の藤本渚五段です。2023年度の最高勝率を藤井と争い、最多勝を伊藤と分け合いました。藤井、伊藤、藤本の「3強」時代がもう数年後には繰り広げられている可能性が高いです。

 
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70歳でも働きたい?

2024-05-22 23:14:17 | 時事
 以前にも書きましたが、僕が社会人になった頃は定年が55歳でした。ところがそれが60歳まで5年も先延ばしされてショックを受けた記憶があります。さらに年金が受給できる年齢が65歳になってしまったことで、65歳まで希望する社員を会社が雇用する義務が生じました。当初は60歳の定年で辞める人が多かったですが、昨今では大半の人が65歳まで働いています。僕は60歳でリタイヤしたいと思いつつも、やはり年金を貰えるようになるまでは働くかなと思って63歳数か月になった今も働いています。まあそれも完全在宅勤務だからこそで、これが週5日出勤だったらとっくに辞めていたかも知れません。

 当然のことながら65歳を過ぎたら今度こそ悠々自適の「ご隠居」生活に憧れています。僕も含めて世の中の多くのアラカン世代が考えているのは「働きたくはないけど老後資金が心配だから」ということです。とは言え、まだ少々は元気がある60代後半もお金のために働いて時間とエネルギーを奪われるのか、それとも残り少ない元気な時間を目一杯楽しむのかと問われたら、それは一度きりの人生ですから楽しみたいと誰しも考えることでしょう。

 と、思っていたところ、PGF生命保険が59歳時点で働いている人に聞いたアンケート調査では、「65歳以降も働きたいと思う」は80.8%、「70歳以降も働きたいと思う」が42.7%も いたそうです。予想以上にみんな70歳まで働く意欲満々です。そして「60歳を過ぎても働きたいと思う」と答えた1332人に、その理由を複数回答可で聞いたところ、「働かないと生活費が不足するから」(56.1%)が最多で、「健康を維持したいから」(47.5%)、「その歳までは元気に働けると思うから」(43.6%)、「人と関わりを持ちたいから」(35.7%)、「趣味やレジャーのためのお金が必要だから」(34.8%)という回答が上位だったそうです。

  これを「お金のためだけではなく、健康維持や社会との繋がりを求めているから」と読み解くことはもちろんできます。ただ複数回答可で、1位が「生活費不足」であることからして、それ以外の理由は「お金のためだけじゃないという言い訳」とも捉えることもできます。「お金のためだけじゃないという言い訳」とも捉えることもできます。「そりゃ働くのはお金がないからだけど、働かずに家でゴロゴロしていたって不健康だし、やることもないし、会社以外の人間関係もないし、そもそも家で居場所もないし」みたいなのが透けて見えるような回答です。

 以前にも何回も書きましたが、充実した老後に必要なのは「健康」「お金」「友達」「趣味」の4つであり、どれも一朝一夕にできるものではなく、40歳頃から意識して最低20年は時間をかけて作っていく必要があります。僕はそれを先輩から20代後半に聞いて、ずっと「社畜にならないで人生を充実させること」を意識して過ごしてきました。お陰様で何とか65歳でリタイヤしても残り人生を楽しく過ごせそうな最低限の準備は4つとも用意できています。

 もう50代の人には少々遅いかも知れませんが、40代ならまだ間に合いますから、健康的な生活をして、無駄遣いをせず、プライベートで趣味の友達を作っていくことを強くお勧めします。じゃないと、アンケートのように60代どころか70代になっても渋々働く老後が訪れるかも。もちろん自営業などで働き甲斐があって、仕事を楽しんでいるのなら70代でも働くのは良いと思いますが、サラリーマンの老後は難しいです。
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愛知県でオーロラ

2024-05-12 23:40:40 | 時事
 太陽表面で大規模な爆発現象「太陽フレア」が発生し磁気嵐が地球に到達したために、世界各地でオーロラが観測されました。日本でも北海道や東北、北陸などでオーロラが見られたそうで、なんと地元メーテレの報道では愛知県東栄町でもオーロラらしき「赤っぽい光」が見られたということです。さすがにフィンランドやアラスカで見るような壮大なオーロラは無理でしょうが、日本にいながらにしてオーロラを見ることができたら、かなり「お得」な感じがします。

 オーロラを見に行くには高緯度の海外に旅行し、何日間か滞在しなければなりません。それでも運が悪いと見ることがかなわずに帰国する羽目になります。オーロラが見られるような地域では他に大した観光スポットもありませんから、本当にオーロラだけのために数日間の海外旅行を計画するわけで、かつての円高の頃ならまだしも、今のような円安では相当資金に余裕がないと難しいでしょう。僕にはとても無理なので、地元でオーロラなんて宝くじが当たるようなラッキーです。

 今回の磁気嵐はまだ数日続くということなので、運が良ければまた日本でも見られるかも知れませんが、さすがに名古屋にいながらにしては無理でしょう。ちなみに磁気嵐がひどいとオーロラは見られるかも知れませんが、GPSなどに影響を及ぼしたり、スマホなどに通信障害が起きたり、停電が起きたりすることもあるそうです。カーナビの位置情報が少しずれるくらいなら良いですが、船舶などが海難事故を起こすと大変なので、喜んでばかりはいられません。
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