名古屋グランパスがアルビレックス新潟をPK戦の末に破ってルヴァン杯に優勝しました。3年ぶり2度目の優勝です。名古屋はJ1で2010年に優勝1回、天皇杯は1995年と1999年に2回優勝していましたが、長らくルヴァン杯は勝てませんでした。2021年に初優勝してようやく3大タイトル制覇を達成したのですが、3大タイトル制覇をした9クラブの中で、もっとも時間がかかったチームでした。ベンゲル監督時代とストイコビッチ監督時代に黄金期がありましたが、それでもこのタイトルに手が届かなかったのに、この4年で2回優勝とは変われば変わるものです。
今年はJリーグではいつものように定位置の中位でウロウロしていて、優勝争いにも降格争いにも無縁。天皇杯にいたっては何と北信越1部リーグのチームに敗れて2回戦敗退と結果が出ていませんでした。そんな中、長谷川健太監督はこのルヴァン杯にターゲットを絞ったようで、Jリーグの試合を捨ててでもルヴァン杯に照準を合わせた調整をしてきていました。それが功を奏した形になったので良かったですが、今日の試合など本当に紙一重でよく勝利をつかみ取れたものです。長谷川監督はガンバ大阪、FC東京に続く監督として3度目の優勝で、これは初ということですから、縁のある大会なのでしょう。
どうしても野球人気が高い地元では中日ドラゴンズばかりが注目されがちですが、グランパスファンも多くいます。強ければもっとファンも広がりますから、Jリーグでの優勝争いに来季は絡んで欲しいと願っています。