幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

ローカットのシューズ

2022-02-28 23:27:39 | テニス
 僕はテニスシューズもスニーカーもローカットばかりです。ミドルカットやハイカットは脱着が面倒くさいということ、重くなるということ、比較すれば高価になるということ、なによりデザイン的にローカットのトラディショナルさと軽快感が好きというのが大きな理由です。ただ最近はそんないくつかの理由よりもさらに大事な理由があって、それはアキレス腱が痛くならないということです。

 昨秋からのアキレス腱痛はテニスをするたびに炎症を起こし、数日休めば痛みも収まるということをもう5ヵ月くらい繰り返しています。1週間テニスを休んでも治らなかったので、1ヵ月くらい休まないとダメかもと最近は悩んでいます。炎症を起こすのはもちろん激しく動かすからですが、それとともにシューズがアキレス腱に当たって擦れて痛くなるということもあります。

 それを実感するのはテニスではなく単に歩いている時です。アキレス腱のあたりをずっとシューズのヒールの上部(バックステーというようです)が当たって刺激して徐々に痛くなってくるのです。だからなるべく当たらないローカットのシューズが良いのですが、僕のシューズは全てローカットなので、当たるか当たらないかは本当にわずか数ミリの差で起きているようです。またシューズの硬さも大事で、新しいシューズほど当たると痛くなるので、履き慣れて少しくたびれて柔らかくなった古いシューズが楽です。

 そんなわけで、最近は痛くならない古いスニーカーばかり履いています。テニスシューズもすでに購入して約1年になり買い替え時なのですが、購入した新しいシューズで果たして大丈夫か、まだ履いてテニスしていないので心配です。まあ今のシューズで痛くなったのですから、さっさと変えてみれば良いんですけど。
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健康という資産

2022-02-27 23:06:30 | 健康・ダイエット
 以前にも書いた話ですが、僕がまだ20代の頃、会社の先輩にシルバーライフに必要なものは「健康とお金と友達と趣味」の4つで、その全てが20年以上かけて準備しないと老後に間に合わないということを教えてもらいました。妙に納得した僕はその後30年以上かけて4つをきちんと準備できるように心がけてきました。もちろんそう簡単にうまくいかないことも多々ありましたが、60歳を過ぎて確かめてみると4つとも理想的ではありませんが、それなりには整ったかなと思っています。

 ただこの4つは並列ではありません。一番ベースは「健康」で、その上に「お金」があって、その2つがあった上で「友達」か「趣味」のどちらか、もしくは両方があれば最高に豊かで充実したシルバーライフが過ごせるということです。そして一番コントロールが難しいのがやはり健康です。他の3つはある程度は自分で何とかなりますが、怪我や病気はいくら気をつけていてもやはりなる時にはなります。それも治るものなら良いですが、元には戻らない怪我や病気もいくらでもあります。

 そして健康であれば仕事もできるし、蓄えたお金を好きなことに使うこともできますが、怪我や病気をしていたら医療費に多大なお金を使うことになってしまいます。もちろんそれもお金を蓄えておく理由でもあるのですが、できることなら趣味や旅行やグルメにお金を使う方が楽しいに決まっています。健康こそが一番の資産なのです。

 35歳頃から遊びでも仕事でもそれまでのような無理ができなくなったと感じ、45歳頃には目や足腰、そして回復力に年齢からくる衰えを感じるようになり、55歳頃から怪我や病気に対してめっきり弱くなってきた自分を感じるようになりました。そのたびに心身のケアに注意深くなってきましたが、いよいよ60歳を過ぎて調子の悪いところがないという絶好調の日が滅多になくなってきました。大抵どこかは具合が悪いのです。適当に誤魔化しながらうまく体と付き合っていくことが大事なんだなと最近実感しています。
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プーチンの暴走

2022-02-26 23:20:46 | 時事
 キエフの高層マンションにミサイルが撃ち込まれる動画は衝撃的でした。こうしたロシアのウクライナ侵攻に対して世界中で非難が高まっています。渋谷などでも抗議デモがありましたが、欧米だけではなくロシア国内ですら反戦の声が上がっていて、国家も個人も声を上げていないのは中国だけではないかと思うほど広がりを見せています。これほど非難の声が上がることは素晴らしいことです。核攻撃の可能性すらちらつかせているプーチンに武力で対抗することは、ひとつ間違えば第三次世界大戦のような恐ろしい結果を招く可能性も否定できないので、核のボタンを押させないようにあくまでも平和的に大きな声を上げ続けていくことが大事だと思います。

 多くの識者が指摘しているようにプーチンの頭の中は20世紀初頭で止まっているようです。軍事的パワーが全てを解決すると思っているようですし、弱い国に主権はなく強国が支配下に置いても問題ないと考えています。プーチンの脳内ではそれは「支配」ではなく「保護」なのでしょう。旧ソ連の国家は全てロシアの子分であって親分に逆らうような真似は許せないから体制を変えて言うことを聞くように「躾」していこうとしているように思われます。

 しかしそんな100年前の発想に賛同してくれるのは今や習近平だけであり、他の国では「ヒトラーか」「帝国主義時代から変わっていない」などと言われて呆れられています。ただ頭の中が古いままなので、21世紀の常識を説いてもプーチンは理解しないし届くこともないでしょう。届くとしたら実際に国際的な孤立と経済的不利益を被ることでしか方向を転換させることはできないだろうと思います。ただそれを各国政府が徹底するためにはやはり国際的な世論の高まりによる後押しが必要です。

 怖いのはプーチンがウクライナを占領しゼレンスキー政権を倒して親露政権を立てるだけで満足するかどうかです。それで停戦となればまだしも、以前から主張しているNATOの東欧のミサイル基地の撤去を求め、実施されない場合にはNATOの基地を攻撃するかも知れないということです。そこまでする可能性はさすがに低いだろうと思いますが、万が一にもそんなことになったら本格的な軍事衝突が起きてしまいます。何としてもその前にプーチンの暴走を止めたいところです。
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ジョコビッチ1位陥落

2022-02-25 23:59:34 | テニス
 ジョコビッチが史上最長の361週にわたって維持してきた世界ランキング1位の座から陥落することが決定しました。現在2位のメドベージェフが1位になります。ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレーの「BIG4」以外の選手が1位になるのはロディック以来で何と18年ぶり。いかにこの4人が男子テニス界を長期にわたり支配してきたかがわかろうというものです。この18年間は異例、もしくは異常な18年間でした。

 今回ジョコビッチが陥落するのは、彼が衰えたからではありません。新型コロナのせいです。ワクチン接種を拒否しているジョコビッチは1月の全豪オープンにすったもんだの挙句に出場できませんでした。昨年の全豪優勝の2000ポイントを丸々失ってしまった上に、他の大会にも参加できず試合勘が失われたまま出た大会で早期敗退を喫してしまっては1位の座を失うのも仕方ありません。

 しかも全仏もウィンブルドンも、また他の大きな大会にもジョコビッチはこのままでは参加できないので、ランキングは下がる一方になりそうです。もちろん今後ジョコビッチがワクチンを打てばまた1位奪還も可能だと思いますが、ジョコビッチは改めてワクチンを打たないことを明言しています。ワクチンを打つか打たないかは個人の自由なのでそれは尊重されるべきだと思いますが、大会側がワクチンを打たない選手を参加させないとすることもまた尊重すべきですから、今後も平行線をたどることになりそうです。

 ナダルが全豪で奇跡的な復活優勝を遂げましたが、フェデラーはもはや引退が秒読みの段階でしょうし、マレーは相変わらず故障からの復帰に苦闘しています。長らく続いた超人たちの時代もいよいよ終焉を迎えようとしているように思えますが、もしコロナが収束してワクチン未接種でも大会に参加できるようになったら、ジョコビッチがまた一気に復活してくるかも知れません。なにせ異常なテニス超人たちなので、なにが起こっても不思議はないでしょう。
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ロシアのウクライナ侵攻

2022-02-24 23:21:36 | 時事
 ついにロシアがウクライナに侵攻しました。プーチンならやるかもとは予想していましたが、いざ始まってみると戦争と言うのは実は簡単に起きるものなんだと改めて恐ろしい思いがします。独裁者が支配する国家では戦争に反対する声など簡単にかき消されてしまいます。ウクライナの人々の命が危機に晒されていますが、できることは多くはありません。

 アメリカが厳しい経済制裁を求めていて、ヨーロッパ諸国や日本もそれに応じる構えです。ただそれもプーチンの想定範囲内でしょうから、ロシア軍が止まることは考えにくいと思います。首都キエフを占領してウクライナの「親米」政権を転覆させて「親露」政権を作り、その上でウクライナに軍を駐留させてウクライナのNATO加盟を防ぐところまでやらないと軍事侵攻の意味がありません。本来ならアメリカとの話し合いだけでロシアもその目的を達成したかったのでしょうが、バイデンが取引に応じるつもりがないとプーチンは見切った上での侵攻でしょう。

 アメリカとしては仮にウクライナの体制がひっくり返ろうとも全面的な軍事衝突は避けたいところでしょう。ロシアはクリミア半島を占領した時と同じく目的を達成することはできそうですが、その後のロシア経済はより厳しい制裁を受けてロシア国民は困窮するかも知れません。国民の生活を優先して考えない独裁者が果たしてどういう末路を迎えるのか、これがプーチンの命取りになることも考えられます。

 さて、このウクライナ侵攻は日本にとっては遠い国の話ですが、他人事ではありません。もちろんロシアと領土問題を抱えているということもありますし、さらには同じようなことを中国が台湾にする可能性がますます高まってくるからです。ロシアが許されるなら中国だって許されるだろうと習近平は考えるでしょうし、アメリカとの軍事衝突が避けられるなら台湾侵攻は容易いことだと思うはずです。ロシアとウクライナは別の国ですが、中国は台湾問題はあくまでも国内問題だという立場ですから、より侵攻の口実は簡単です。

 台湾の有事は日本にとっては最も近い国での戦争です。しかもアメリカとの同盟国である日本はひとつ間違えれば完全に戦争に巻き込まれてしまいます。もし軍事衝突が避けられたとしても、中国との関係は当然大きく悪化しますから日本経済へのダメージは多大です。最悪のシナリオはアメリカが沖縄を前線基地として局地戦を繰り広げることで、そうなると沖縄を中国に攻撃される可能性も高いですし、当然日本国民にも被害が及びます。その時に岸田総理は自衛隊をどこまで動かすことができるでしょうか。

 バイデンはウクライナを守らないように台湾も沖縄も本気で守ることはしないでしょう。他国の戦争のために米軍を動かすのはアメリカの世論から支持されないので支持率を下げるだけですから、弱腰ではないという姿勢を見せつつも犠牲は最小にしたいと考えるはずです。岸田総理もさすがに戦争を始めれば政権が持たない可能性が高いです。独裁国家がやりたい放題に無茶をし、民主主義国家はそれを止める手段を持たず傍観するしかない時代になってしまいました。第3次世界大戦だけは避けたいですが、世界平和のために日本ができること、我々ができることは何なのでしょうか。
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カムカム伏線回収

2022-02-23 23:07:59 | テレビ・芸能
 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」がいよいよ残すところ1ヵ月半というところに差し掛かり、そろそろこれまでいろいろと残してきた伏線を少しずつ回収していくのではないかと期待しています。そもそも伏線を回収する朝ドラということ自体が普通ではないのですが、ヒロイン3代にわたる100年のドラマですから元来普通の朝ドラではありません。

 もっとも大きな伏線は安子(上白石萌音)の件です。突然の渡米で消息を絶ったままのヒロインという前代未聞の展開ですから、これは最終回までに当然のことながら安子の現在の状況が明かされるでしょう。それだけではなく誤解されたままのるい(深津絵里)との関係改善、また同じく行方をくらませてしまい安子とるいの悲劇の原因を作った安子の兄・算太(濱田岳)との決着もつけるはずです。

 その算太が謎の老人としてひなた(川栄李奈)の前に姿を現したのは、伏線回収に向けた第一歩だと予想されます。さらに今日の放送では岡山時代の安子のことを知る赤螺清子(松原智恵子)が岡山での昔話で「たちばな」のことをひなたに話しました。このニアミスも伏線回収の一歩目なのでしょう。

 また大月錠一郎(オダギリジョー)の音楽の件も放置されたままです。トランペットが吹けなくなったまま20年が過ぎています。いつまで錠一郎は仕事もせずにブラブラしているのか、いつ音楽の道へ戻るのか、またいつかアメリカへ行きたいと言っていた話も最終回までには必ず決着をつけると思います。さらにタイトルが「カムカムエヴリバディ」なのにNHKのラジオ英語講座もどこかにいってしまいました。これもどうするのか気になっています。

 安子編の主要登場人物である雉真勇(村上虹郎)やロバート(村雨辰剛)、るい編の竹村夫婦(村田雄浩、濱田マリ)、トミー(早乙女太一)などが、その後どうしているのかも気になります。最終回に向けてこんなに楽しみな朝ドラは初めてです。

 
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「ミステリと言う勿れ」に恋愛は要らない

2022-02-22 23:43:05 | テレビ・芸能
 フジテレビの月9ドラマと言えばかつては恋愛ドラマの王城でした。「ロングバケーション」「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「やまとなでしこ」など大ヒットしたラブストーリーが目白押しです。しかし2000年代に入って恋愛ドラマも飽きられたのか低迷が続き、ヒットするのは「HERO」や「ガリレオ」、「コード・ブルー」などの職業ものやミステリー。さらにそれすらも徐々に数字が取れなくなり、近年では「脱ラブストーリー」を掲げて改革に取り組み「コンフィデンスマンJP」のようなスマッシュヒットも生んでいます。

 今クールで評判が良い「ミステリと言う勿れ」も、恋愛ドラマではなくミステリーです。とやかくうるさい原作ファンはともかくとして、原作を読んでいない視聴者には面白いのではないかと思いますし、視聴率もずっと2桁をキープしています。ただどうも見ていると恋愛要素を入れたいのかなという不穏な空気がそこはかとなく漂っていて心配になります。ここのところ刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)が主人公の久能整(菅田将暉)に淡い恋心を抱いている描写を入れてきているからです。

 しかし原作ではもちろんそんな描写はなく、そもそも風呂光はそこまで重要なキャラクターでもありません。もちろんドラマでは風呂光の成長を描くという原作にはないサブストーリーを取り入れること自体は悪くないと思いますが、だからと言って無理やりそこに恋愛要素を加えるのは完全に蛇足です。本来のミステリードラマとしての純度を損なうだけですし、伊藤沙莉の無駄遣いというか、それなら別の役者をキャスティングした方が良かったのではないかと思います。

 制作側は「ガリレオ」の福山雅治と柴咲コウのような関係をイメージしているのかも知れませんが、もうそういう時代ではないということに気づいて「脱ラブストーリー」路線にしたのではなかったのでしょうか。余計な「色気」を出さずに原作の雰囲気を壊さないようになるべく忠実に再現した方が良いです。変な設定を加えてしまうと第2シリーズをやる時に原作と乖離して困るだけだと思います。
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西郷輝彦と御三家

2022-02-21 23:23:08 | テレビ・芸能
 西郷輝彦が亡くなりました。「御三家」と言っても若い世代にはもうわからないだろうと思います。知識はあってもヒットを飛ばしている時代をリアルタイムで知っているのは還暦を過ぎた年配者だけです。なにせ橋幸夫が1960年に「潮来笠」で、舟木一夫は1963年に「高校三年生」で、西郷輝彦は1964年に「君だけを」でそれぞれ日本レコード大賞新人賞を受賞しているわけですから、1961年生まれの僕でも記憶にあるのは中堅歌手になってからです。

 橋と舟木がいかにも日本的な歌謡曲歌手だったのに比べて西郷は洋楽を意識したロックポップス風の「いまどき」の歌手でした。年齢も3人の中では若く、背も高くて、3人を同列に並べることにまだ小学生だった僕は違和感を覚えていました。西郷だけ「次世代」感があったからです。社会人になってからも「潮来笠」や「高校三年生」はカラオケスナック(まだボックスがない頃)で歌おうとは思いませんでしたが、「星のフラメンコ」ならノリが良くて歌っても楽しかったものです。

 我々の世代は「新御三家」(野口五郎、郷ひろみ、西城秀樹)がど真ん中ですが、歌謡史的には西郷輝彦は御三家と新御三家の間をつなぐような歌手だったのではないかと考えています。実は「御三家」と「新御三家」は10年くらいしか離れていないので、 今から振り返ればそう変わらないように見えるかも知れませんが、当時はもちろん全然世代が違うように感じていました。きっと吉田拓郎、井上陽水と松山千春、長渕剛も同様に世代が違うように我々は思っていますが、今の若者から見たら同じような「昔のフォーク歌手」なのでしょう。

 西郷輝彦はその後は俳優に仕事をシフトしていき、ドラマや映画でも活躍しました。「どてらい男」や「江戸を斬る」がヒットし、またクイズ好きとしては「アップダウンクイズ」の司会者を務めていたことも覚えておきたいところです、って、こんなジジイ代表みたいな話を読んで共感するのはジジババだけでしょうね。橋幸夫も舟木一夫も健在なのに、一番年下の西郷輝彦が先に逝くことになるとは思いませんでした。ご冥福をお祈りいたします。
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北京冬季五輪閉幕

2022-02-20 23:17:40 | スポーツ
 終わってみれあっという間だったという印象の北京冬季五輪。拝金主義のIOCバッハ会長と中国、ロシアとの癒着が垣間見えてオリンピックの印象が東京に続いてさらに悪化した大会でした。ドーピング問題や各種目で疑惑のジャッジが続出し、かつての「平和の祭典」だったオリンピックのイメージがかなり損なわれてしまいました。

 さてそんな北京大会でしたが、日本選手団は昨年の夏季東京大会に続き冬季でも大活躍でした。メダル獲得数は、金3、銀6、銅9の計18個と過去最多を更新しました。昔は冬季五輪なんて1998年長野(10個)および長野に向けて強化をしていたアルベールビル(7個)、リレハンメル(5個)を除けばメダルはせいぜい1~2個という時代が長く続いていて、2006年のトリノでもまだメダルは荒川静香の金1つだけ。それが2010年バンクーバー(5個)以降、ソチ(7個)、平昌(13個)、そして今回の北京(18個)とメダル獲得数は近年ずっとうなぎのぼりです。

 特に金メダルを獲得した平野歩夢、小林陵侑、高木美帆はそれぞれに素晴らしい活躍でした。平野は2本目の不公平とも思える採点を乗り越えての完璧なパフォーマンス、小林は個人でも団体でも全てミスをしないパーフェクトなジャンプを繰り返し日本のジャンプ陣を牽引しました。そして高木は専門化が進む時代に逆行するオールラウンダーとして5種目で金1、銀3。高木の活躍は大谷翔平の二刀流を想起するほどのものでした。

 またメダルには届かなかったものの、今大会で強く印象に残ったのは羽生結弦と高梨沙羅でした。どちらも長く日本のみならず世界の第一人者として競技を引っ張ってきましたが、今回は不運も重なって4位が最高でした。それでも最後までチャレンジを貫いた姿勢が感動を呼びました。今後この2人が競技を続けるのかどうかも含めて注目されていますが、できることならまたここからの復活を遂げてほしいと願っています。
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腰痛と球出し

2022-02-19 23:30:29 | テニス
 今日はサークル恒例の山本麻友美プロのレッスン会でした。が、僕はまだ腰痛が治っていないので泣く泣く運営に回りました。もちろんレッスン会を受けようと思えば無理して受けられなくはありませんでしたが、そんな状態で受けるのももったいないし、プロにも失礼だし、何よりまたそれで腰を悪化させたら何ともなりません。

 レッスン会ではレッスンを受ける各々が自分の教えてもらたいテーマを伝えて山本プロに教えてもらいます。今日ならI田くんはロブ、Hさんはボレー、Nさんはローボレー、I藤くんはセカンドサービスでした。ボレーがテーマのふたりには僕が球出しをしました。腰を捻ると痛みがありますが、ラケット出しで短い距離なら腰を捻らなくても腕の運動だけで出せますから大丈夫です。

 山本プロのレッスン会を始めてから早や12年。以前はずっとプロが球出しをしていましたが、最近では僕が球出しすることも多くなりました。プロがレッスンを受ける人の後ろについてアドバイスをするということが増えたからです。球出しは昔から得意な方でしたが、機会が増えてますます球出しも上達してきました。今日はローボレーという球出し難易度高めのテーマがありましたが、少々のミスはあったものの、何とか無難にこなせたと思います。

 テニススクールのコーチをアルバイトでやってみたいと思っていたこともあって腕を磨いてきた球出しですが、こういう形であっても役に立てて嬉しく思っています。もちろん本職のテニスコーチのような華麗な球出しにはまだまだ及びませんが、腰痛でもできることがわかったので少しは自信がつきました。

 ちなみに今日のレッスン内容を球出ししながらずっと聞いていましたが、ボレーのコツはやはりフットワークです。軸足をまずボールの後ろにセットする、そして打ちたい方向に踏み出して足の力でボールに勢いをつけるというのが基本。これができているとラケットを振らなくても力強いボールが飛んでいくのでミスがかなり減ります。理屈がわかったらあとは反復練習して自然にできるように体に覚えさせるのみです。頭でわかっていることと体がその通りに動くかどうかは別問題なのが凡人の辛いところです。
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