幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

素人コーチの限界

2021-01-31 22:57:44 | テニス
 テニスを40年以上やっていますから、知識はある程度蓄えています。特にこの11年間で山本麻友美プロのレッスン会を120回以上も開催してきているので、彼女のレッスン時のアドバイスを横で一緒に聞いているだけでどんどん知識が身についてきています。技術的なことも戦術的なことも恐らくその辺の適当なアルバイトの学生コーチよりはよっぽど深く理解していると思います。

 なので、初級者にはレッスンまがいのこともできますし、実際にサークルのメンバーにもアドバイスも時々しています。問題は実際にやって見せることができないというか、やって見せてもプレーにあまり説得力がないことです。サークルには元コーチが数人いるので、中級者以上に対するアドバイスは彼らに任せて口出しはしないようにしています。

 昨日のサークルの練習には中学2年生のジュニアの女子選手がゲスト参加しました。全国レベルのジュニア選手なので、サークルの元コーチたち(アラサーの男性陣)でもストロークでは押されてしまうくらいです。僕はもちろんですが、元コーチたちも彼女に対しては一切アドバイス的なことは言わずヒッティングパートナーに徹していました。もちろん見ていた僕にも打ち合っていた彼らにもそれなりに感想はあるのですが、それは余計なことなので本人には言いません。

 全国大会に出るレベルの選手に対してコーチングができるのは山本プロのようなそれなりの選手や指導者じゃないと無理です。仮に僕がプロと同じ内容をアドバイスをしたところで、実績もないしプレーもできない素人では説得力がまるでないからです。コーチというのはもちろん指導する内容も大事ですが、まず選手に納得させ、やる気にさせる力が必要です。知識をいくら蓄えてもそれだけでは限界があるのが残念です。
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うちの柴は豆なのか

2021-01-30 23:59:33 | ペット
 我が家の「豆柴」こよみですが、昨日体重を計ったら7.3kgでした。これまで6.9kgまで増えたことはありましたが、だいたいこの2年近くはずっと6.7~6.8kgくらいだったので、いきなりの記録更新です。あと3か月で3歳になりますが、さすがに成長期ではもうないし、単に太ってきたのかも。女の子ですから人間と同じで肉付きが良くなってきたようにも感じます。

 豆柴は体高が雌で31cmくらいということですが、うちのこよみはそれより少し大きいかも知れませんが、普通の柴犬に比べたらかなり小柄であることは間違いありません。ただ標準的な豆柴の体重は6kgくらいらしいので、7kgを超えてきたのはちょっと気になります。肥満というよりは筋肉質な感じなのですが、さすがに7kg超えは「豆なのか?」という疑問も湧いてきます。もちろん血統書では豆の定義に入っているらしいのですが。

 人間だって身長が140cm、30kg台もいれば190cm、100kg超えになる人もいます。犬だって個体差は当然ありますから、少々体重が重くても構わないのですが、太り過ぎて病気になられては困ります。と言っても、どちらかと言うと食が細いというか、あまり食べ物に興味を示さない奴なので、そこを制限することもできません。むしろこれ以上食べない方が心配なくらいです。あとは運動かな。元気は余っているので。
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ロマンスグレーか不良ジジイか

2021-01-29 23:04:51 | 日記
 最近あまり使われなくなってきましたが「ロマンスグレー」という言葉があります。白髪のダンディな紳士のことです。イメージ的には今なら舘ひろし、かつては岡田真澄とかですが、とにかくカッコよくてジェントルで女性をエスコートできる色気のある初老の男性のことです。少々カッコつけ過ぎていて、いけすかないところもありますが、おおむね女性にはモテるというのがデフォルト設定です。

 対照的な存在として不良ジジイというのがいます。ロマンスグレーほど定着している言葉ではありませんが、まあイメージはできることかと思います。ヤンチャでワガママでいつまでたっても子どもっぽくて、でも面白くて刺激的な老人。ビートたけしとか、泉谷しげるとか。石橋貴明あたりも今後そうなっていきそうです。

 僕は若い頃はロマンスグレーのモテ老人になるのが憧れでした。60代とかで大人の余裕をかまして娘のような年頃の女性にモテモテって、どんだけ恵まれた人生なんだと思っていました。しかし、こうやって60代が目の前に近づいてくると、どうもロマンスグレーというのはそれをキープするのが大変そうだし、思ったよりも我慢することが多くて楽しくないかもと感じています。

 それに比べて不良ジジイの自由なこと。好き勝手やって遊んでばかりいるんですからストレスも少ないでしょうし、友達も多そうです。ただ実はロマンスグレーが一定の型を守れば近づけるのに対して、不良ジジイは型があるようでないので、より難易度が高いということもわかってきました。間違ったロマンスグレーは単なる気障なおじいさんですが、間違った不良ジジイは迷惑な老害です。その境界線をいかにうまく生きるかというのは、完全に本人のセンスの問題です。

 いよいよ60代になろうとしていますが、ロマンスグレーでも不良ジジイでもない普通の老人へ着々と向かっています。周りに極力迷惑をかけないで紳士的に、でも好きなことを我慢しないで楽しんでいる普通の60代を目指すことにします。女性にモテないし友達も大して多くありませんが、元気と笑顔があれば十分でしょう。
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健康診断と免許の更新

2021-01-28 22:46:39 | 日記
 今日は午前中に年に一度の健康診断、午後に運転免許証の更新、さらに夕方に妻のガラケーをスマホに変更するという大難事に取り組んできて、さすがにぐったりしました。スマホの件はまたいずれということで、健康診断と免許の更新です。いつもこのふたつは「寒いなぁ」と思っていますが、考えてみれば誕生日近辺で必ず起きるイベントですから当たり前でした。

 健康診断は見たことがないくらいクリニックがガラガラで驚きました。やはりコロナの影響で受けにくる人がガタ減りしているらしいです。いつも受付時間の最終くらいに行くようにしているのですが、例年なら70番前後なのに今日は46番。僕の後ろには1人しかいませんでしたから47人の受診者ということになります。お陰で1時間足らずであっという間に終わってしまいました。

 いつも心配な身長と体重ですが、体重は昨年よりプラス1kg、身長は全く変わっていませんでした。体重が昨年より増えているのはわかっていましたから予想通りの結果でしたが、身長が縮んでいなかったのはホッとしました。大学生の頃には172cmだったのに、50歳頃から徐々に縮んできて今は171.1cm。いつ171cmを切るのかと戦々恐々です。

 運転免許証の更新は愛知県民お馴染みの平針の運転免許試験場へ。ここは昔の古い建物を壊して新築しています。新しくなってから初めて入ったのですが、昭和の古臭い汚い建物がいきなり令和になったので驚くほど綺麗で現代的になっていました。そしてこちらも受付時間の終盤に行ったのですがやはりガラガラ。講習も含めてこちらも50分くらいで終わってしまいました。

 今回ようやく念願のゴールド免許に復帰をしました。この10年間、無事故無違反だったのに、タイミングが悪くてゴールドに戻るのに8年もかかってしまいました。若い頃と違ってもうやたらとスピードも出しませんし、赤信号に変わりそうなところ無理やり突っ込んだりもしません。煽られても煽り返したりもしません。ジェントルで「名古屋走り」とは無縁です。だからもう「永世ゴールド免許」にして欲しいのですが、むしろ年寄りになっていくのですから免許返納を迫られるようになるんでしょう。それまでに早く自動運転が実現して欲しいです。
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ずっと風邪をひいていない

2021-01-27 23:59:17 | 健康・ダイエット
 このブログをご愛読くださっている物好きな人なら、もしかしたら気づくかも知れませんが、最近風邪を引いたと書いた記憶がありません。僕は昔から喉が弱くて、喉がイガイガしてくると大抵くしゃみ、咳、鼻水、熱が出て「あー風邪だ」となります。それも季節の変わり目ごと、そして冬は2回くらい、トータルで年に数回風邪をひきます。子どもの頃からずっと同じで、皆勤賞なんてとても考えられませんでした。

 ところが気がつけば随分と長い間、風邪を引いていません。少なくともコロナが話題になり始めた昨年2月頃からですから1年は経過しています。これは恐らく60年間の人生で最長記録です。加齢によって「バカ」になったから風邪を引かないのかも知れませんが、多分コロナのお陰というか、在宅勤務のお陰だろうと思います。

 風邪だってどこかでウィルスを拾ってきていて、それがたまたま疲れや寝不足や注意不足で免疫力が下がって一気に増殖してしまうわけです。ウィルスそのものを取り込まないように家に籠り、マスクして手洗いして最大限の注意を払って過ごしているこの1年間は、まさに「無菌人間」状態です。

 しかも在宅勤務のお陰で疲れとか寝不足もかなり解消しています。疲れるのはテニスを立て続けにやった時だけですが、最近では風邪を引く前に腰痛になてしまって、結果やり過ぎ防止になっています。寝不足の日は昼寝しちゃうのですぐに解消できます。在宅勤務は本当に健康に良い生活です。メンタルをやられる人も多いそうですが、僕は「引きこもり」があまり苦にならないタイプなのでメリットしかありません。

 定年後は最大5年間再雇用で働くことができますが、以前は5年も働きたくない、疲れるから早くリタイアしたいと思っていましたが、こういう生活なら乗り切れそうな気がしてきました。

 
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ジャンプ新連載「逃げ上手の若君」

2021-01-26 22:51:24 | マンガ
 昨日大河ドラマの話で書いたように、人気の歴史ドラマと言えば1に戦国、2に幕末、3、4がなくて5に源平です。大河ドラマに限らず大半の歴史ドラマ、映画、小説、マンガ、ゲームはこのあたりの時代を取り上げれば鉄板です。主人公も織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、上杉謙信、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三、源義経、源頼朝あたりの人気者が繰り返し登場しています。動乱の時代で多くの個性的な登場人物がそれぞれに活躍し新たな歴史を作っていくのですから、面白くないわけがありません。

 今週の少年ジャンプで新連載が巻頭カラーでスタートしました。「逃げ上手の若君」。作者は「魔人探偵脳噛ネウロ」、「暗殺教室」の松井優征。何気なく読み始めたのですが、初回からやたらと面白くて一気に惹きつけられました。松井らしい毒々しい絵は少しマイルドに可愛らしくなっていますが、それでも内容は相変わらずのグロさ。しかし主人公の少年が爽やかで、いかにもジャンプの主人公らしいのです。他の登場人物たちも個性的で魅力的。初回でこれほど面白い作品も久しぶりだと思います。

 そしてこの作品は史実に則った歴史モノでした。読み始めて「北条?」「高氏?」「太平記なの?」「主人公は?え、北条時行!」と、どんどん驚きが重なっていきました。歴史がそこそこ好きな僕でも北条時行のことはあまり知りません。「中先代の乱」というワードくらいは記憶の片隅に残っていても、細かいことは知らないし、北条時行の具体的なエピソードも知りません。何よりジャンプで南北朝時代の歴史モノって、なかなかのチャレンジです。

 早速ウィキペディア先生に北条時行のことをお尋ねしてしまいました。ふむふむ、なるほど。これは面白い人物を選んだものです。潔く死ぬことを最上とする武士社会において、逃げること、生き延びることが一番得意だった武士。しかも時代の狭間に生き、そしていつ死んだのかも定かではない人物。創作の余地がかなりありそうですし、現代の価値観にも近いところがあるので共感も得られやすいことでしょう。

 そして初回の面白さ、作者の経歴と実力を考えると、すでに長期連載は確定したと言っても良いでしょう。楽しみなマンガがひとつ増えました。
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松潤の家康

2021-01-25 23:57:17 | テレビ・芸能
 まだ「麒麟がくる」が最終話を迎えていないにも関わらず、次の次の次の2023年の大河ドラマ「どうする家康」が主演・松本潤、脚本・古沢良太だと発表されました。さすがに次の次の次というのは気が早すぎる感じがします。嵐が昨年活動中止をしたので、早めに話題を提供しておこうという肚なのでしょうか。次の「青天を衝け」が間もなく始まるのですから、もう少しだけ発表を待って麒麟が終わってからでも良かったのではないかとは思います。

 今が戦国で次が幕末明治、その次が源平とくれば、その後は戦国というのは予想通りでしたが、まさか家康が主人公とは驚きました。ここのところ戦国時代を舞台にしてもかなりマイナーというか、変化球の主人公が多く、現在からずっと遡ってみても明智光秀、井伊直虎、真田信繁、黒田官兵衛、江、直江兼続、山本勘助、山内一豊&千代でした。この中では今の光秀がもっともメジャーですが従来はヒールキャラですし、家康という「どストレート」は逆に新鮮かも知れません。2000年の「葵 徳川三代」以来です。

 また最近ちょっとジャニーズ離れしていた大河でしたが、2014年「黒田官兵衛」の岡田准一以来のジャニーズ主演となります。松潤が主演となれば、他のキャストにもジャニーズが何人も登場してくることは間違いありませんし、嵐のメンバーもゲスト出演しそうですから、やはり若年層を取り込みたいというところでしょう。

 そして脚本が古沢良太。数々のヒットドラマの脚本を書いてきていますが、大河は初めて。「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」など、どちらかと言えば軽みがあって笑いも取れる脚本家なので個人的には好きですが、重厚さを好む人が多い大河ファンにとってどう受け取られることでしょうか。個人的には軽いのが好みとは言え、ジャニーズ主演ということもあり「おこちゃま」大河にならないようには願っています。
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サービスの打ち分け方

2021-01-24 23:12:42 | テニス
 今日の山本麻友美プロレッスン会でまたサービスを教えてもらいました。と言っても、すでに3年くらいかけて改良したので、現時点ではかなり打ち方は良い感じにはなってきているのですが、まだ精度・威力ともに課題は残っています。と言うか、60歳直前になってまだ威力を上げようというのはなかなか難しいのですが、なにかヒントをもらえないかというところでした。

 山本プロの話では精度・威力ともに共通して大事なのは「軸」の話でした。スィングスピードを上げようとして力んでやたらと腕を頑張って振っても、それによって体の軸が狂ってしまったら台無しで、やはりきちんとしたフォームを保った上でラケットをトロフィーポーズからインパクトまでにいかに加速させるかがポイントだということです。恐らく精度についても同じことで、きちんとしたフォームで、きちんとラケットにボールを当てることが全てだと思います。

 その上でもう少し威力を上げたいということなら、少しだけ高いところでインパクトするようにした方が良いということでした。今は確率を良くしようと回転を多めにかけていますから、打点がちょっと低いけれども、それは回転重視なら問題ない、でもスピードを出すなら気持ちトスを高く上げて、そのトスに対して斜め上に向かって捉えにいくイメージで打つとフラット気味に当たるから威力が出るということでした。

 そしてこの「少しだけトスを高く上げる」一番の効能はレシーバーにサービスの違いがバレにくいということにあるそうです。トスを左右にずらすと相手からもわかりやすいですが、同じ位置でトスの高さが少々変わってもレシーバーはあまり気づかないからです。それで回転量とスピードが変われば相手は戸惑うし、次はどちらだと迷ってくれるのでリターンの精度が落ちるということです。

 サービスの打ち分け方というと、トスの位置を右に上げてスライスとか左に上げてスピンとか、もしくはラケットを振りだす方向を変えるというのが一般的ですが、さすがツアーを回っていた歴戦のプロだけあって、より実戦的なヒントをもらうことができました。大事なのは自己満足のためにサービスを打つことではなく、相手にいかに良いリターンをさせないかです。コースと球種を読ませない駆け引きがちゃんとできれば、60歳でもサービスでポイントが取れます。
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みんなマスクをしている「俺の家の話」

2021-01-23 23:03:01 | テレビ・芸能
 宮藤官九郎がTBSでドラマを書く。これだけで見るに値します。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「マンハッタンラブストーリー」「タイガー&ドラゴン」「吾輩は主婦である」「流星の絆」「うぬぼれ刑事」「ごめんね青春!」「監獄のお姫さま」。TBSのクドカンドラマは傑作ぞろいです。クドカンの傑作ドラマと言えばTBSか、じゃなければNHKです。しかも磯山晶Pと組むとなるとさらに期待度は上がります。そして主演は長瀬智也。見るしかありません。

 初回を見始めたらいきなり長瀬演じる主人公のプロレスラーが自分のプロレス歴を回想するところから始まりました。いかにもクドカンらしい時間巻き戻しシーンで、プロレスの小ネタをふんだんに盛り込んでいて、実にワクワクしました。ところがクドカンらしさが爆発していたのはそこまでで、その後の展開は妙にシリアス。父親役の西田敏行が危篤というところから、家業の後継、家族の不仲、相続、介護、学習障害、後妻業の女まで現代的な問題が次々と放り込まれて、問題の渋滞を起こしています。コメディをやる暇がありません。

 クドカンのドラマにしてはちょっと笑いどころが少なくて残念でしたが、いつもテンポが出始めるのは遅い作家ですから最初は付き合っていくしかありません。ただそれより気になったのはメインテーマの介護について。いくらドラマだからとは言え、車椅子でおむつなのに要介護1のわけないだろうとか、そもそも介護申請もしていないのにどうやってデイサービスに通えていたのかとか、ヘルパーやケアマネジャーはあんな言動をしたりしないんじゃないだろうかとか。自分の親の時のことを思い出すと「あり得ない」と感じてしまったのは、ドラマを見ている上で大きなマイナスでした。

 これまでも警察ドラマや医療ドラマなどで「そんなことはないだろう」という話はいくらでもありましたが、特殊な職業ではなく、誰にでも起こり得る介護についてなのですから、より現実にきちんと合わせた整合性の高さが必要でしょう。もっとも、実はヘルパーの戸田恵梨香とケアマネの荒川良々がグルでデイサービス自体が偽物だから辻褄が合わなかったんだ、ということも考えられますから、あまり結論を急ぐのはやめましょう。クドカンがそんな粗雑な脚本を書くとも思えませんし。

 最後に。このドラマでは登場人物がみんなちゃんとマスクをしています。2021年の、今の状況をきちんと描いています。マスクを誰もしていない現代ドラマを見ると、いったいどこの世界の、いつの時代の話なんだろうと昨年からずっと思っていましたから。

 
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ケチがつくのが政治

2021-01-22 23:16:50 | 政治
 先日、自民党の二階幹事長が「今、全力を尽くしてやっているんじゃないですか。いちいちそんな、ケチをつけるものじゃないですよ」と発言して炎上しましたが、子どもの運動会なら全力を尽くしてやっていれば結果に関わらず誉めるのは良いですが、政府は全力を尽くすのは当然の話で、問題はその結果なのですから、現在の状況を見て「ケチ」をつけられるのは当たり前です。政治こそ結果が全ての世界なのですから。

  そもそも政治家は「ケチ」をつけられることを恐れずきちんと受け止める必要があります。それを拒否するようでは北朝鮮のような独裁国家と変わりません。今の自民党は安倍政権の頃から以前とは変容してしまいました。批判に一切耳を傾けず、自分たちに都合の良い意見ばかりを聞きたがっているようです。それで結果に対して責任を取るならばまだしも、責任から逃れるようなことばかりしていますから支持率が下がって当然です。それにいらついての二階発言だったとしても与党の責任者が言うべき言葉ではありません。

 もっとも、ケチがついている菅首相を早くも見限るような発言も与党から相次いで出ているわけで、それがこの危機的状況に対して責任をしっかり取らせるということならともかく、単なる政局にして「次」への政治闘争だとしたら、それもまた何をしているだという話になります。今はとにかくこの危機を乗り越えることが最優先課題のはずなのに、椅子取り合戦のようなことをしている場合ではありません。そんな無益なことをしている間にどれだけ多くの国民の生命が失われてしまうのか想像していないのでしょうか。

 政府はコロナ特措法改正で罰則規定ばかりに執心しているようですが、国民が求めているのは罰則ではなく大型の支援です。医療崩壊が現実に起きている都市部での医療支援は急務ですし、大型の飲食店は営業したら罰則、休業しても1日6万円では潰れるしかありません。麻生財務相は金がないばかりを言っていますが、事ここに至って金の話をしている場合ではないでしょう。その金を工面するのが財務大臣の仕事です。

 「仕事をする」とか言いながら発足した政権なのに、全然仕事できないじゃん、と思われているのですから、そりゃケチもつけられて当然です。

 
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