幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

逆転勝ちは面白いけど疲れる

2023-08-31 23:44:29 | スポーツ
 順位決定戦の初戦、日本はベネズエラに最大15点リードされながら、4Qに大逆転勝ちを収めました。見ていて本当に面白い展開ではありましたが、ホーバスがインタビューで言うように、最初からやっていればもっと楽なのに、どうして毎回毎回4Qまでスイッチが入らないのでしょうか。わざと盛り上げるために逆転勝利を演出しているわけでもないでしょうに、見ている側も疲れてしまいます。

 ベネズエラに体力の不安があるのは試合前からわかっていました。そもそもベテランが多いベネズエラが、中一日の日本に対し連戦の不利がありました。そこへもってきて主力2人が故障してベンチに10人しかいないのです。それでホームの日本と戦うのは二重三重にハンデを背負っているようなもので、ちょっと可哀想なくらいでした。審判がベネズエラのファウルをあまりとっていないように感じましたが、審判も少し同情的にベネズエラを見ているのかと思ったほどです。

 ところがベテラン揃いのベネズエラは試合巧者でした。日本の3Pが入らないと見てとって、外は比較的自由に打たせて中を固めていました。河村や富樫のドライブを止め、ホーキンソンもゴール下では自由にさせていませんでした。日本が外したシュートを確実にリバウンドで取っていけば勝てるという着実な試合の進め方で3Qまで日本を圧倒していました。

 ただやはりベネズエラは4Qに入って徐々に動きが止まってきていました。それでも日本のシュートが入らないので、ベネズエラが逃げ切るかと思ったところで、日本のベテラン比江島が覚醒したのです。3Pを立て続けに決めてベネズエラのディフェンスプランを狂わせてしまいました。比江島はこの試合3Pを7本打って6本決めるという離れ業をやってのけました。ベネズエラは富永は警戒していましたが、比江島に対してはそれほど対策を練ってきていなかったのでしょう。

 残り2分で逆転した日本は後はもうエネルギーが切れたベネズエラを突き放すだけでした。ランキングでは17位と格上のベネズエラに勝ち、これでアジア1位へ王手をかけることができました。残るは今大会初めて格下の相手となるカーボベルデ戦のみです。よもや油断することはないと思いますが、ベネズエラに勝ってきた相手だけに、しっかりと最初からギアを上げて臨み、ハラハラしないで済むような勝ち方をしてほしいです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全米オープン

2023-08-30 23:38:21 | テニス
 バスケW杯を見ているうちに、ひっそりと全米オープンテニスが進行中です。もちろん「ひっそり」と思っているのは僕だけで、きっとニューヨークでは盛り上がっているんでしょうが、なにせ日本選手が全く活躍していないので、特にファーストウィークは興味が湧きません。セカンドウィークになればまたトップ選手同士の激突が始まるので注目する気にもなることでしょう。

 第1シードは昨年王者のアルカラス。ランキングも1位でしたが、ジョコビッチが1回戦を突破したことで1位の座を譲ることになりました。アルカラスは準々決勝で第6シードのシナーと第12シードのズべレフの勝者と対戦します。シナーの山にはワウリンカ、ズべレフの山にはマレーがいますが、ベテラン勢を退けてどちらかがアルカラスと激突するのではないかと思います。

 トップハーフのもう一方に第3シードのメドベージェフが入りました。アルカラス、ジョコビッチの2強に次ぐ実力者だけに、どちらの山に入るか注目されていましたが、アルカラスにとっては厳しいドローになりました。メドベージェフは準々決勝で第8シードのルブレフと当たるまでは比較的楽に勝ち上がれそうです。

 ボトムハーフの第4シードのルーネは1回戦で姿を消してしまいました。大波乱です。第5シードのルードが俄然有利になってきますが、4回戦で第10シードの地元ティアフォーが強敵になります。勝った方が準決勝まで進出しそうな感じになりました。ルーネの山にはノーシードながらティームがいるので、台風の目になって準々決勝にティームが進出すると面白くなりそうです。

 そしてボトムハーフ最強、第2シードのジョコビッチ。ドローにも恵まれて全く無風状態で準々決勝まで勝ち上がりそうです。唯一の強敵だった第15シードのオジェアリアシムも1回戦で負けてしまったので、準々決勝までは余裕です。ただ準々決勝の相手は第7シードのチチパスと第9シードの地元フリッツのどちらがくるかちょっと予想がつきません。アメリカ勢は全米ではいつも以上の力を発揮するだけに、ジョコビッチとしてはフリッツの方が嫌かも知れません。

 順当にいけばアルカラスとジョコビッチの世代を超えた王者対決になると思います。ジョコビッチの方が余力を残して勝ち上がりそうですが、ずっと若いアルカラスは元々の体力が有り余っているので、互角ではないかと思います。ジョーカーになるのはメドベージェフ。彼次第で決勝の雲行きが変わってきそうです。

 ちなみに日本勢は西岡良仁、ダニエル太郎、綿貫陽介、島袋将の4人が本戦に出場しましたが全員が1回戦で敗退しました。女子シングルスは本戦出場すらゼロ。すっかり冬の時代に突入しています。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バスケは順位決定戦へ

2023-08-29 23:46:04 | スポーツ
 さすがに世界3位の壁は高かったというオーストラリア戦でした。前半に大差をつけられて後半よく巻き返した日本でしたが完全な力負け。12人中9人がNBAの選手という層の厚いオーストラリアには20点差という結果以上の実力差を見せつけられた感じがします。フィンランド戦で活躍した富永、河村、比江島が揃って抑え込まれてしまったのは、きっちりとオーストラリアが研究してきたからでしょう。逆にフィンランド戦ではダメだった渡邊や富樫が活躍できたのは、3Pが入らないと思われてマークが甘くなったのかなという感じがしました。

 要は日本は3Pさえ防げば怖い相手ではないということです。高さとパワーの不足は明らかですし、かと言ってスピードがそれほどあるわけでもありません。これほど見ていて八村塁の不在を残念に感じたことはありません。八村がいれば相手の対応も全然違ってきたことでしょう。言っても仕方ないですが、いくらバスケはひとりでやるものではないとは言え、エースの存在は大事です。

 これで日本は順位決定戦に回ります。ここからの目標はアジア1位になってパリ五輪の出場権を得ることです。フィンランドに1勝したアドバンテージはかなり大きいと思いますから、順当にいけばアジア1位への道は大きく開けていると考えられます。中国が明日のプエルトリコ戦で36点差以上つけて勝てば2次リーグ進出の可能性を残していますが、かなり厳しい条件なので、日本が有利な状況に変わりないでしょう。

 とは言え勝負事はやってみないとわかりません。特にここまで日本を攻守で支えてきたホーキンソンにアクシデントがあったら一気に大ピンチに陥ります。「たかちゃん」(ホーキンソンの愛称)頼りにならず、チーム全員が献身的にしっかりディフェンスをしていくことが順位決定戦でも大事でしょう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VIVANTとスターウォーズ

2023-08-28 23:59:06 | テレビ・芸能
 TBSの『VIVANT』の第7話が衝撃的な展開を見せました。そもそも主人公の父親がテロ組織のトップであるということがわかったあたりから、これはルーク・スカイウォーカーとダースベーダーの父子の対立をモチーフにしているのではないかと感じたのですが、第7話が終わった時点で、いよいよその線が濃くなってきたように感じます。

 そう考えると、わざわざ砂漠の真ん中で大型ロケを敢行しているのもスターウォーズっぽいですし、アクションシーンが派手な冒険活劇の部分も似ています。ちょっと挟まれる恋愛シーンも、個性的な敵味方のキャラクター造形も影響を感じます。堺雅人のルークと役所広司のダースベイダー、そして二階堂ふみがレイアで阿部寛がハンソロでドラムがチューバッカに見えてきます。

 そもそもスターウォーズは黒澤明映画の影響を強く受けているので、冒険活劇としては日本人にとって肌に馴染みやすい作品です。そのスターウォーズっぽさを取り入れている『VIVANT』がヒットするのも当然ということでしょう。残すところ3話となっていますが、まだ正体がわからない登場人物もいますし、この先はますますどんでん返しと伏線回収の連続になりそうな予感がします。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バスケの大逆転勝利

2023-08-27 23:59:12 | スポーツ
 バスケ男子W杯の日本の第2戦はフィンランド戦。グループでは日本に次ぐランキングの低い相手だけに勝利を挙げるならこの一戦という試合でした。1Qは順調な滑り出しで日本がリードをします。日本が良いというよりはフィンランドの出来が悪いという感じでしたが、終始リードされていたドイツ戦に比べたら十分に良い立ち上がりでした。

 ところが2Qに入ったらフィンランドが一気に調子を上げてきました。エースのマルカネンが実力を発揮して攻守に大活躍をします。対する日本はエースの渡邊雄太が絶不調。動きも悪く期待された3Pも相変わらず入りません。また富樫も不調で切れがありません。辛うじてホーキンソンが踏ん張りますが、あっさり逆転されて大きくリードされてしまいました。

 このままではドイツ戦の二の舞かと思われましたが、3Qから日本が踏ん張ります。渡邊の代わりに頑張ったのがベテランの比江島慎。気合の入ったプレイでチームを引っ張ります。3Qをタイスコアで乗り切った日本は4Qに一気に爆発しました。期待の富永啓生、河村勇輝の22歳コンビが怒涛の3Pラッシュ。外からのシュートが入ることでインサイドからも攻められるようになり得点を積み上げていきます。ドイツ戦では17%だった3Pの成功率が、この試合では39%まで上がりました。最大18点差を逆転し、最後は10点差をつけての劇的勝利を飾りました。

 男子バスケは五輪、世界選手権で欧州勢(過去11戦全敗)から初めて勝利、そして17年ぶりのW杯勝利を収めました。歴史的な1勝を「スラムダンク」のような見事な逆転劇で決めた今夜の勝利は、まさに日本バスケ史に残る出来事となりました。さらに火曜日のオーストラリア戦に勝てば、初の2次リーグ進出となります。オーストラリアは今日ドイツに負けてしまったので、1勝1敗同士の対戦となりますから、より厳しい戦いになりますが、奇跡を期待したいと思います。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大島の2000安打

2023-08-26 23:59:27 | 野球
 中日の大島洋平が今日の試合で通算2000安打を達成しました。大島の状態を考えれば時間の問題でしたし、大島にとっては通過点に過ぎないし、そもそも2000安打ばかりを大きく取り上げる風潮には以前から疑問を感じているのですが、それでも節目は節目です。中日生え抜きでの達成というのも、今の中日の惨状を鑑みると、唯一の明るい話題になっています。

 2000安打はこれで55人目。昔のように特別なヒットメーカーだけの記録ではなく、選手寿命が伸びた昨今では長年レギュラーを張ってきた選手ならそれほど達成困難ではないようになってきたので、これだけ大きく取り上げるようなことかとは思います。ただ大島の場合は大学から社会人を経ての達成で、これは史上4人目で過去に古田敦也、宮本慎也、和田一浩しかいなかったことを思うと、その点では快挙と言って良いでしょう。

 また中日での達成者は7人目ですが、大島は球団最速での2000安打達成だそうです。社会人入団ですから当然といえば当然かも知れませんが、長年大きなスランプもなくコンスタントに安打を積み重ねてきた技術と体力はずば抜けたものがあります。過去に最多安打2回、盗塁王1回のタイトルがありますが、できたら引退までに首位打者を取ってほしいものです。昨年三冠王を獲得した村上と最後まで競り合って2位だっただけに、大島の首位打者を見たいと思っています。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バスケW杯開幕

2023-08-25 23:53:16 | スポーツ
 日本を含むアジア3か国共催での「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が開幕しました。僕は中学時代にバスケ部だった元バスケ少年だったので、楽しみにグループEの日本の初戦となるドイツ戦をテレビ前でじっくり観戦しました。ドイツは世界11位と格上の相手だけに苦戦は免れないと思ってはいましたが、前半日本の動きが硬く、3Pを含むシュートがことごとく外れて一気に突き放されてしまいました。

 後半になってようやく調子が上向いた日本ですが、時すでに遅し。81-63と大差で敗戦してしまいました。後半良かったと言っても、ドイツがペースを落としたような試合だったので、あまり高い評価はできません。前回大会は1次リーグで全敗し、17-32位決定戦でも連敗で31位という惨憺たる結果だっただけに、今大会はまず1勝を目指すことになるのですが、次戦のフィンランド戦が勝利へのチャンスになりそうです。

 同じグループEのオーストラリアは世界3位の強豪で優勝候補の一角でもあります。フィンランドに98-72と圧勝していて、まず日本が敵う相手ではありません。もちろんフィンランドも24位と日本より格上ではありますが、日本にも勝機はあります。今日のドイツ戦ではさっぱり決まらなかった3Pですが、これが決まりだせばヨーロッパのチームとも互角に戦えそうだという感触はありました。

 渡邊雄太の3Pにももちろん期待ですが、足首の故障の影響もありそうですし、やはり日本の飛び道具は富永啓生のロングスリーです。今日はドイツに徹底マークされてシュートすらなかなか打たせてもらえませんでしたが、富永の3Pが決まれば、富樫ら他の選手たちも生きます。フィンランド戦に期待しましょう。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマッシュのちょっとしたコツ

2023-08-24 23:17:49 | テニス
 テニスを始めたばかりの頃はスマッシュが一番得意でした。フワっと飛んできたボールを叩くだけで大した技術は要らなかったので、初心者にも簡単だったからです。子どもの頃から野球のフライを捕るのは得意でしたから、ボールの下にサッと入るのも困らなかったし、サーブやストロークよりもボールは遅いし、バックハンドなど他の技術に比べたらこんなに簡単なことないと思っていました。

 ところが40歳を過ぎた頃からスマッシュが徐々に苦手になってきました。最初は雲ひとつない青空に溶け込むボールとの距離感が掴めなくなったことからでした。恐らく今から思えば視力の低下と、斜視の進行によって遠近感がわからなくなってきたのだと推察されますが、当時はなぜボールとの距離が掴めないのか自分では全然理解できませんでした。青空に上がった白い野球のボールが苦も無くキャッチできたのですから、飛距離も短い蛍光イエローのテニスボールの方がずっと見やすいはずなのに。今は外野フライを捕る自信は全くありません。きっと距離感が掴めずにバンザイします。

 さらに得意だったジャンピングスマッシュが怖くてできなくなりました。着地した瞬間にふくらはぎを肉離れをするようになったからです。まだアキレス腱は切っていませんが、恐ろしくてジャンピングスマッシュはもう数年封印しています。目は見えなくなるし、足は怪我のリスクがつきまとうしで、今は浅いチャンスボールなら打ちますが、少しでも深いロブはペアに任せるようにしています。30代の頃のロブが上がればチャンスと思って肩をぶん回していた自分が懐かしいです。

 とは言え、あまりにもスマッシュが打てないのは悲しいので、ネットでいろいろとスマッシュを少しでも楽に打てるコツはないかと探していたら、首を左に傾けるというティップスがありました。これの何が良いかというと、右利きの場合、左に首を傾けることで前足である左足に重心が乗り、横を向きやすくなるのと同時に軸足に真っ直ぐ体重が乗るので、スイング時のブレが少なくなりミスヒットが減るという理屈でした。

 ここで大事なことはミスヒットが減ることです。なにせ目が見えていないのでラケットにちゃんと当たらないことが多発しています。なるべくシンプルなフォームできちんとラケットに当てることを優先したいです。もちろん前に体重が乗っていれば軽く振っても自然とスマッシュの威力も増します。試しにこの首を左に傾けることを意識してスマッシュの練習をしてみたら、これまでよりずっとミスヒットが減りました。何とかこれでスマッシュの精度が上がると良いなと思っています。やっぱりスマッシュを決めないと勝てないし、なにより決めると気持ち良いですから。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慶応の応援

2023-08-23 23:59:37 | 野球
 夏の甲子園は第2回大会以来の優勝を目指す慶応が、連覇を狙う仙台育英を破り107年ぶり2度目の優勝を達成しました。野球エリートの中学生を集めないとなかなか優勝に手が届かない昨今の甲子園で、プロ野球を目指しているわけではない高校生たちのチームが優勝したことは快挙ですし、素直に慶応の生徒たちを称賛したいと思います。

 ただ昨日も書いたように慶応一辺倒のマスコミの報道はちょっと度が過ぎると思いますし、またネットでもトレンド入りしていた「慶応の応援」も問題があると感じました。テレビで僕も見ていましたが、三塁側のアルプススタンドだけではなく、三塁側内野席から左翼外野席まで大応援団で埋め尽くして、これまでの甲子園では聞いたことがないような大音量の応援で圧をかけるのは、さすがに文武両道のエリート校として売る私学の名門「陸の王者」にしてはちょっと品格に欠けるのではないかと思います。

 さらに、本来甲子園での応援は攻撃時だけと定められているのに、守備の時でも相手の三振などで大歓声を上げて拍手するのはマナー違反だろうと思います。テニスでも応援している選手がポイントを取っても、それが相手の凡ミスなら拍手をしないのがマナーです。素晴らしいプレーには惜しみない拍手と歓声を送るのはもちろん良いですが、できたらそれは敵味方限らずであって欲しいと思います。プロスポーツではないのですから、応援にもより礼節と品格があって良いでしょう。

 せっかく第2回大会以来の快挙なのに、ちょっと応援が水を差したように感じられるのは残念ですが、それだけOBが盛り上がる気持ちは痛いほどわかります。僕の母校も慶応が優勝した翌年の第3回大会優勝校です。もし同じことが起きたら感極まってしまうだろうと思いますから。本当に慶応OBの皆さんが羨ましいです。おめでとうございます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慶応贔屓のマスコミ

2023-08-22 23:59:06 | 野球
 夏の甲子園も残すところ決勝戦のみ。連覇を目指す仙台育英と103年ぶりの決勝進出となった古豪慶応の対戦となりました。どちらも大会前から優勝候補として取り上げられてきましたし、良い決勝戦のカードとなったと思います。ただ気になるのはマスコミがやたらと慶応贔屓で、まるで慶応応援放送のような取り上げ方のワイドショーまであることです。

 慶応は古豪ですし、今大会で話題になった「非丸刈り」で、なおかつ根性論ではない短い練習時間や科学的な取り組みもあり、さらには清原ジュニアもいるなど、マスコミが取り上げたくなるようなネタの多いチームであることは確かです。とは言え、昨年ついに白河の関を越えて東北地方に優勝旗を持って帰った仙台育英も連覇がかかっていて十分注目に値するチームなのに、慶応ばかりを取り上げるのはいかがなものか思います。

 そもそも在京キー局は全国放送なのに関東ローカル意識が全面に出ることがしばしばあって、特に災害報道では他地域と関東の扱いの差が激しいですが、今回の慶応贔屓は関東ローカルというよりは、マスコミに多い慶応閥のせいかもと感じます。一番贔屓されてきたのは早稲田ですが、昭和の頃ならいざ知らず、最近のマスコミは慶応出身者も多いので、そういう人たちがはしゃいでいるのかなと思ってしまいます。

 関東のマスコミが慶応を持ち上げるほどに、地方の高校野球ファンは「アンチ慶応」になりそうで逆効果ではないかと思います。金持ちのお坊ちゃん学校というだけでも地方の反感を買いやすいのですから、もう少し両校を平等に扱うことを望みたいです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする