昭和の人間ですから、昔は付き合いで女性がいるバーやスナックにたまに飲みに行きました。正直言って、飲み屋の女性と話すのは苦手ではないですが好きでもありません。あれは奥さん以外の女性と話す機会がない男性が喜んでいるだけで、学生時代から女友達との飲食を共にする機会が多い人間にとっては、なぜ知らない女性の分まで飲み代を払って話をしなければならないのかと思ってしまいます。どうせ奢るなら女友達と美味しいものを食べて奢る方が百倍良いです。
昭和から平成になって、さらに令和も近づく頃には、とんとそういう店に行く機会も減りました。年長者になったし、時代も変わってきたので、嫌々付き合いで行く必要がなくなったからです。同世代には未だにその手の店が大好きな奴がたくさんいるのを知っていますが、飲み屋で女の子と話をしている時間があったら、家でブログを書いてピアノの練習をしたいのでさっさと帰ってきます。
今日はそんな店に滅茶苦茶久しぶりに行きました。10月に開催する高校の同窓会の2次会会場の下見のために行ったホテルのバーが、テーブルに1人ずつ女の子がつく店だったのです。ホテルのバーなので渋いマスターがいるシックな店かと思ったら、やり手のママがいてカラオケもあるスナックに近い庶民的な店でした。聞けばホテルが経営しているわけではなく、コンパニオンの派遣などいろいろ手広くやっている経営者がいて、テナントとしてホテルに入っているだけのようです。
女性も含む同期生グループで行っているので、女の子がついてくれる必要はないのですが、店もそういうわけにはいかないので、結局女の子も含めて1時間ほど話をして帰ってきましたが、ウーロン茶1杯飲んでお通しの乾きモノをつまんだだけで1人3000円です。錦三という名古屋随一の繁華街のホテルのバーですから、これはリーズナブルで良心的なお値段だと思いますが、その内容だけを考えたらやっぱり割高です。決して悪い店ではなかったので、つくづく夜の街に今の自分は向かないなと痛感しました。