幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

郵便が死んでいく

2024-10-02 23:59:00 | 時事
 この10月から郵便料金が値上げされています。ハガキもこれまで63円だったのが85円へと大幅に値上げされました。63円から70円くらいになるのなら理解もできますが、さすがに驚くほどのアップ率で、つくづく小泉郵政改革は間違いだったなと感じさせます。それほど郵便局のサービス低下は著しいものがあります。現場で働いている人は良い人が多いし、嫌な思いをしたわけではありませんが、日本の郵政事業はどんどん壊れていっているとしか思えません。

 それはともかくとして、いよいよ近づいてきた高校の同窓会に向けて出欠確認のハガキが我が家にどんどん届いています。9月中なら63円だからそれまでに送ってねと繰り返し告知していたにも関わらず、10月になってから届くなんてみんな切手代がもったいないじゃないかと思って見たら、なんと63円でちゃんと届いていました。消印が「9月30日」。今日届いたハガキはギリギリで駆け込みセーフだったようです。明日以降に届くハガキがどうなのかはわかりませんが。

 郵便料金の負担が大きくなると、同窓会の案内を郵便で送るのはいかがなものかという議論が再燃します。実は20年前にも同じ議論が幹事の間であって、その時は案内ハガキをやめてメールのみで連絡をしてみました。すると参加人数がかなり減ってしまい、案内がこなかったという苦情がたくさんありました。まだ当時はこちらが思っていたほどにはメールの利用率が高くなかったわけで、その次からは昔ながらのハガキ中心の案内に戻しました。

 しかし20年前と今とではデジタル化の進展具合が天と地ほどに違います。メールの利用率もほぼ100%に近いでしょう。今回もハガキで展開しながらも、実際のコミュニケーションはメールが中心で、ハガキは念押しのような役割です。ただ念押しのツールにしては費用負担が大きくて手間もかかります。そこへこの値上げですから、いよいよ郵便の時代は終わったとダメ押しをされた気分です。明治初期にいち早く郵便事業を立ち上げて日本の近代化を進めた前島密が草葉の陰で泣いています。
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河村たかし衆院選出馬へ

2024-10-01 23:59:16 | 政治
 河村たかし名古屋市長が突然今月の衆院選に出馬すると表明しました。マスコミは「寝耳に水」と報じていますが、僕は可能性は十分あったと思っています。市長の任期途中で放り出すのは無責任極まると大村愛知県知事も批判していますが、全くその通りなのですが、そんなことはお構いなしなのが河村たかしです。今回は石破政権が発足して、自民党がこれまでよりリベラル寄りに傾きました。本来石破はガチガチの保守なのですが、反安倍路線だから必然的にリベラルに見えてしまいます。これによって右寄りの保守層の受け皿が自民党から日本保守党になり得ると河村は読んだのではないかと思います。

 と言っても、河村自身は選挙に圧倒的に強いので、風がどちらに吹こうが当選は堅いところです。問題は自らが率いる地域政党の減税日本が勝てるかどうかで、共闘する日本保守党にチャンスがある時にこそ自ら国政に打って出るべきだと考えての行動ではないかと推察しています。機を見るに敏というのは、河村たかしと小池百合子のためにある言葉だと思います。

 名古屋市民としては、河村が市長を降りることは歓迎です。国政に戻ると言ったところで、市長ほどの影響力は地元では発揮できません。次期市長にはかねてから大塚耕平参院議員が立候補を表明しています。恐らくよほど有力な候補者が立たない限りは大塚が当選することでしょう。ちなみに河村も大塚も僕の高校の先輩なので、同窓会で会ったことがあります。大塚は真面目ではったりのない人で、河村とは真逆のタイプです。高校の先輩同士が争うよりはマシだなと思っています。
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崖の先頭に立つ

2024-09-30 23:59:40 | 日記
 今日、会社の1期上の先輩が退職をしました。60歳で定年になった後に再雇用で最長5年間働けるのですが、それも全うしての退職です。公私ともに関りが深く、会社を辞めたからと言って会わなくなるわけではないのですが、わかっていたこととは言え「ついに来たか」という感慨はあります。と言うのも、名古屋のオフィスにこれで僕より先輩の男性社員がいなくなってしまったからです。先輩どころか同期もすでに全員いないので、これで誰も僕のことを呼び捨てで呼ぶ人がいなくなってしまいました。

 会社勤めには年齢による区切りがある以上は、こうなることは覚悟していましたが、イメージとしては順番に並んでいた崖の先頭にとうとう立たされた気分です。次に飛ぶのは自分で、後ろに下がることはできません。飛んだ後にどこに落ちるのか、海の中か岩場に叩つけられるのか、それとも空を飛んで別の陸地に着地できるのか。自分では飛んだ後のこともある程度は想定していますが、まだ何も決まったことがあるわけではないので、残り1年余りで決めないとなりません。

 学校に通っている頃も最高学年になると王様気分で一番前にいますが、翌年には最下級生で後ろからやり直しでした。それを何回か繰り返して会社に入り、周り全員先輩状態から少しずつ年を重ねて遂に一番前まできました。学校は次の進学先を考えれば良かったので話は単純でしたが、今回は選択肢がいろいろあって、働くのか働かないのか、働くならどういう仕事をするのか、働かないならどういう生活をしていくのか、ある程度フリーハンドで決められるだけに多くのチョイスの中から選ぶ必要があります。

 「ご隠居」になるのが昔からの夢だったので、今のところはそれを目指してはいますが、うまくそこに収まることができるかどうかはまだまだわかりません。なにより60代以降は健康第一です。心身ともにケアを怠らないように暮らしていこうと思っています。
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石破がいきなり変節

2024-09-29 23:31:28 | 政治
 石破茂が総裁に当選した途端に手の平返しを始めました。まず解散総選挙が前倒しになるようです。小泉進次郎が総裁選で早期解散を主張したのに対して、石破は予算委員会できちんと野党と論戦すると言っていましたが、実際には党内の重鎮の意向なのか、国会開会するとすぐに解散して総選挙に突入するようです。懸念していた通り、菅の後ろ盾がなくては政権維持が難しいようで、結局石破だろうが小泉だろうが菅の言いなりであることには変わりなさそうです。

 また財務相に加藤勝信の起用が固まったそうです。加藤は今回の総裁選で9人中最下位でした。しかも推薦人20人より議員票が少ない16票しかなく、支持の無さを露呈した形になっていますが、そんな加藤を閣内で最も大事な財務相に起用するというのはどういうつもりでしょう。しかも加藤は高市同様に「アベノミクス」の推進論者で積極財政派です。石破とは反対の立場なのに、ここで財務相に起用するということは、恐らくマーケットを意識したのかも知れません。なにせ石破が当選しただけで日経平均先物が大きく下がりました。「岸田ショック」と同様に「石破ショック」が株式市場で起きそうなことに恐れをなしたのでしょう。まあ投資家の端くれとしては助かりますけど。これで金融所得課税とか言い出したら大変なことになってしまいそうですから。

 石破は非主流派のうちは好き勝手に正論を言うことができたでしょうが、いざ実際に自分が政権運営を進めるとなると、何でも思い通りにできるわけではないことを早々に実感していることでしょう。ノーサイドで挙党一致で言った途端に高市から幹事長以外のポストはノーを突きつきられてしまいました。高市は早くも倒閣を企んでいると言われていますが、党内基盤が弱い石破は短命内閣で終わると予測しているのかも知れません。石破にしてみれば舐められたようなもので屈辱的でしょう。

 ある程度の期間、政権を維持していくためには、党内でハレーションを起こすようなことは石破としてもできません。早期解散総選挙もアベノミクスも、菅や岸田の言いなりなのか、もしくは旧安倍派や麻生派に気を遣って仕方なくということもあるのでしょう。そうなると旧統一教会との関係も裏金問題もおいそれと手を突っ込むことはできません。自民党は結局変わらないまま続いていくんだなと思います。できるとしたら河野太郎をデジタル相から交代させたことで、マイナ保険証については従来の保険証との併用期間が延びるかもというくらいのことかなと思います。
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サービスの小さなヒント

2024-09-28 23:59:22 | テニス
 6月以来3ヵ月ぶりの山本麻友美プロによるレッスン会でした。間が空いたのは2回雨で流れてしまったからです。この季節は雨にたたられることも多いので仕方ありませんが、3ヵ月は長かったです。と言うのも、レッスン会では定期的にサービスをチェックしてもらっています。サービスはテニスの中で唯一自分で解決できるクローズドスキルなので、極めることも自分次第でできますが、逆に崩れる際にも自分の中でどんどんおかしくなっていく技術です。

 調子が悪いとか崩れてきたなと感じた時に、どこをチェックするのか、何に気をつければ良いのかわかっていると立て直すのが楽になります。ところが僕の場合は数年にわたって山本プロに何か所も手直しをされたので、チェックポイントが多すぎて訳がわからなくなってきています。トスの上げる位置や高さ、足の向き、腕を振り上げるタイミング、肘の角度、ラケットの入れ方、脱力の仕方、体の向きなど、いろいろと修正箇所があって、調子が悪くなった時にどこがおかしくなっているのかチェックポイントが多すぎて自分ではもう手に負えません。

 3ヵ月もレッスン会が無かったために、チェックしてもらうことができないままサービスの調子が落ちてきていて、特に最近はファーストサービスで威力のある当たりがなくなってきました。ちょっと当たり所が悪かったり、タイミングがずれたりして、一時期は時折エースが取れていたのに、今は全くそんな気配が見えず、ただ入れるだけのサービスになっています。山本プロにはちょっと前から話をしていたのですが、今日見てもらってすぐに言われたのはラケットを担ぐ時のタイミングの遅れでした。

 昔からの癖なのですが、手首を背屈して構えてから、ラケットダウンする時にいったん緩めて手首が真っ直ぐになり、また打つ時に背屈します。その癖のせいで打つタイミングが微妙に遅れるから、背屈を崩さずにサッと担ぎ上げて構えを早くするように以前にアドバイスされていたのですが、いつの間にかまた戻ってしまっていました。打つタイミングが自分が思っているより少しだけ遅れているから、打点が低くなったりラケット面の下の方に当たったりしていたようです。

 そこで言われた通りに早くラケットを担ぎ上げて、余裕を持って打ちにいくようにしたら、いきなり良い当たりが戻ってきました。本当に小さくて簡単なヒントですが、その一言でサービスのスピードが格段に速くなったのですから、実に大きな効果です。やっぱりずっと自分を見て指導してくれている人というのは、ちゃんとわかっているし、時折見てもらうことは大切だなと改めて感じました。
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