幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

『いい日旅立ち』完成までもう少し

2012-05-31 01:36:27 | 音楽
 もうすぐ5月も終わり。6月に入るとサックスの発表会が目の前となります。以前にも書いたように今回の発表会では山口百恵の名曲『いい日旅立ち』を演奏することにしました。冬の発表会のチェッカーズ『ジュリアに傷心』に続く昭和歌謡シリーズ。去年はスティービー・ワンダー、ダイアナ・ロスとモータウンシリーズだったのですが、洋楽から邦楽に変わってもオジサンらしい懐メロ路線には変わりありません。

 若き日から一貫して百恵ファンの僕としては『いい日旅立ち』は隅々まで知っている曲なので、演奏は入りやすかったです。しかもピアノの先生の好意でピアノのレッスンでも『いい日旅立ち』をずっと練習しているので、この3ヶ月は完全にディスカバー・ジャパンな気分です。

 で、先日ついにピアノの先生が弾くピアノ伴奏との合わせ練習をしました。毎回この合わせ練習はあるのですが、毎回最初は緊張して失敗します。やはり一人で吹いているのとは全然感覚が違います。ピアノが入ってくるだけでハーモニーが生まれ「ああ、音楽をやってるな」と感動するんですが、反面自分の下手さがより強調されるようなのは辛いところです。

 今回も指の間違いはちょこちょこやらかしてしまいましたが、全体としてはちゃんと音が出ていて悪くはなかったと思います。と言うか、いつもは悲惨な初回としては上出来かも知れません。前はもっとメロメロだった記憶があるので。まだもう1回合わせ練習のチャンスもありますから、次回こそは完璧に吹けるように完成度を上げておかないとなりません。

 大事なことはいかに本番で上がらずにリラックスして吹けるか。そのためには練習をしっかりして本番で不安にならないよう自信を持つしかないんですよね。
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伊藤竜馬に見た日本男子テニスの可能性

2012-05-30 02:39:41 | テニス
 昨日行われた全仏オープン男子シングルス1回戦の伊藤竜馬vsアンディ・マレー。25才のマレーは男子4強の一角。今年はかつての名選手イワン・レンドルをコーチにつけて悲願のグランドスラム初優勝を狙っています。対する伊藤は錦織、添田に続く日本男子の3番手ながら、ここのところぐんぐん実力を上げてきてランキングも60位台に突入。威力のあるフォアハンドで積極的に攻めていく姿勢が持ち味の24才。マレーにどこまで迫れるかが見どころでした。

 第1セットは伊藤が緊張しているのか早い段階でのミスが目立ちました。マレーは途中からただ守っているだけ。伊藤が強引に攻めていってはミスを繰り返すワンパターンな展開で、あっさり6-1でマレーが取りました。第2セットに入っても一方的な展開で2-0。少々退屈になってきたところでマレーのサービスゲーム。ファーストポイント伊藤のラッキーなコードボールのネットインから流れが変わりました。マレーのダブルフォルトなどのミスが続いて、あっさり伊藤がラブゲームでサービスブレイクをしたのです。

 テニスの流れというのは本当に不思議なもので、ここから伊藤の快進撃が始まります。バックのダウンザラインのエースが決まったかと思えば、持ち味の豪快なフォアハンドエースが炸裂。マレーを振り回してどんどん攻めていきます。伊藤の小気味よいテニスにスタンドのファンも伊藤応援一辺倒。「イトウ」コールが起こるほどに観客を味方につけ、ついに5-4とセカンドセットをあと1ゲームで取れるところまできました。

 ところがここからが4強のマレー。ギアを上げて本気で戦い始めました。第1セットのような守っているだけの受け身のテニスではなく、ポジションを前に上げて展開を早くして伊藤にプレッシャーをかけ始めました。攻めていってもミスが増えるだけの伊藤。なんとこのセットを3ゲーム連取されて落としただけではなく、そのままの流れで第3セットも6ゲーム連取されてしまいました。1-6、5-7、0-6の完敗。結局、伊藤が良かったのは第2セットの中盤だけで、後はずっとマレーのペース。一方的にやられて終わってしまいました。

 現時点ではまだまだ本気のマレーには伊藤では相手になりません。とりも直さずそれは世界のトップとは大きく開きがあるということです。反面、伊藤のテニスにはトップクラスを脅かすだけの可能性があることも見せました。ちょっと前の錦織と同じです。差は確かにあるけれども、それを覆すだけの可能性もある。錦織はその才能を証明するかのように一気に昨年ジャンプアップして10位台の選手にまで成長しました。伊藤にだって不可能なことではありません。

 錦織が突破口を開いた世界上位への道。添田と伊藤がいま錦織の後を追うようにその道を歩いています。きっとさらにその後を追う若い選手たちがいることでしょう。日本男子テニス黄金時代の足音が大きくなってきています。


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全仏オープン開幕

2012-05-29 00:44:24 | テニス
 日曜日から全仏オープンテニスが始まっています。日本期待の錦織圭は故障のため欠場ですが、添田豪、伊藤竜馬、クルム伊達公子、森田あゆみの4人が出場しています。1人でも上位に進出してほしいところですが、少々ドローが厳しいようで難しいかも知れません。添田は1回戦ツルスノフ、伊藤は何と4強の1人マレー、伊達は一昨年優勝、昨年準優勝と全仏に強いスキアポーネ、森田は1回戦こそエルコグですが2回戦でシャラポワ。みんな頑張れぇと言うしかありませんが、全仏で上位進出してロンドン五輪に出場できるポイントを稼ぎたかった面々だけに厳しいドローにがっかりしていることでしょう.

 さて、優勝争いですが、女子は相変わらず混戦ながらも世代交代も着実に進んできたので、アザレンカ、クビトバ、ラドワンスカら新世代に対してセレナ・ウィリアムズ、ストーサー、リーナら旧世代がどこまで立ち向かえるかということになりそうです。特にセレナが若手の壁になって立ち向かってくれると盛り上がる気がします。

 男子は相変わらず4強が有力で、その中でもジョコビッチとナダルが抜けていると思います。それにフェデラーが続き、少し差がついてマレー、そして肉薄する位置にフェレール、さらにツォンガ、ベルディフ、デルポトロといったところでしょうか。ドローを見るとナダルが恵まれました。準決勝のマレー戦までは楽勝というか、マレーもそれほど怖くないでしょうから決勝だけが勝負というドローです。

 ジョコビッチの山は結構厳しい相手が揃っています。4回戦ベルダスコ、準々決勝ではツォンガ、準決勝でフェデラーですから、ナダルとの決勝までにかなり疲れそう。というか、決勝以前に敗退することも考えられます。フェデラーは準々決勝でベルディフとデルポトロの勝者と対戦します。ここをうまく勝ち抜いてジョコビッチとの準決勝に勢いをつけたいところでしょう。マレーはフェレールとの準々決勝が大きな山になります。クレーではマレーよりもフェレールの方が実績があります。

 優勝はナダルが本命で間違いないでしょう。ジョコビッチとフェデラーの準決勝がどうなるかわかりませんが、仮にフェデラーが勝てば決勝はナダルの楽勝、ジョコビッチが勝ち上がってきてもナダルが競り勝つという気がします。ジョコビッチとナダルはもし決勝で当たれば4大大会で4回連続で決勝対決ということになります。すごいです。


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日焼け防止用スポーツインナー

2012-05-27 10:34:38 | テニス
 子どもの頃はどれだけ日焼けしても何にも問題なかったのに、年を重ねるにつれて直射日光に当たるのがきつくなりました。日焼けをすると体が熱をもってしまうので夜になっても疲れが抜けないし、日焼けしたところも肌荒れをしてしまいます。もちろん美容的にも問題が大きいのですが、特にウエアのラインがくっきりと日焼け跡でついているので、恥ずかしくて夏に水着にもなれません。

 テニスにどっぷりつかっているオバサマたちは、真夏でも長袖長ズボンの上にサンバイザーをかぶりサングラスをして鼻から首まで覆うようなマスクをしてテニスをしています。端から見ると怪しい人でしかないんですが、まあそこまでしてテニスをしたいという情熱は素晴らしいとも言えます。

 僕もせめて両腕の日焼けだけでも何とかしたいなと思い、長袖シャツを今年は着てみようかと考えています。と言っても、普通の長袖シャツでは暑いだけなので、スポーツ用の機能性インナーというのを探してみました。最初はショッピングセンターに入っている大型スポーツ店やユニクロなどを見て回ったのですが、女性用はたくさんあるのに男性用は全然ありません。男は日焼けなんか気にしないということか、と思いながら探していたら、辛うじて1つだけ見つけたのですが、登山用かなという商品で価格も6000円近くしたのでいったん見送り。家に戻ってネットで調べることにしました。

 ネットで「機能性スポーツインナー 長袖」で検索すると、いろいろ出てきます。楽天やアマゾンで見てみたら、多くのブランドが似たような商品を出していて、どれが良いのか迷うほど。上は1万円を超えるものから下は1000円くらいのものまであって、インナーに1万円って意味がわからないと。ブランド料なのか、本当にハイテクなのか、ふざけているのか、なんなんでしょう。

 その中で冷感吸汗速乾、UVカットという機能的にはなんら問題ないはずの商品で1300円代のものを見つけました。ただし発売しているのは「ミドリ安全」。うーん、それって作業着?一応スポーツ用にカテゴライズされてはいますが。次にダンロップからほぼ似たような機能で2800円程度のものも。ダンロップなら間違いなくスポーツ用、しかもラケットスポーツ用の可能性が高いです。

 ただ他よりも安いとは言え、同じ機能をうたっていて価格が倍ならやはりミドリ安全の方が安全だろうか?迷いましたが、結局最初はお試しだからと思って安いミドリ安全にしてみました。やっぱり暑くてダメってなるかも知れないので、なるべく安い方が安心です。来週のテニスの時には試してみようと思います。
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河本準一の生活保護問題

2012-05-26 00:16:04 | 時事
 芸人の河本準一の母親や親族が生活保護を受給していることが問題とされ、河本は記者会見を開いて生活保護費を一部返済すると語ったそうです。これは微妙な問題です。河本個人のモラル的な問題と、生活保護という制度の問題を混在させてしまいがちな上に、親を扶養するかどうかという家族関係の問題についてまで踏み込んでいるからです。

 週刊誌で報道されているように、母親・姉・叔母2人が17万×4人で月々68万を12年間、総額9800円近くを受給していたとなると、これは確かに大きな金額です。しかも生活保護を受給するために全員が隣同士で別々の家に住んでいたとか。母親をネタにして稼いでいる河本がこれでは「シャレにならない」のは確かです。芸能人としては相当なイメージダウンです。

 ただ生活保護という制度は不正受給よりも受給漏れの方がずっと多いそうですし、単に生活保護費を削減するために、タレントで知名度が高い河本を生贄にして叩いているんだとしたら、ますます本来なら受給できるはずの人たちが受けにくくなることは間違いありません。生活保護を受けるべき人は「生活保護を受けたら世間から後ろ指を指される」と思って尻込みをしてしまいそうですし、こんなネガティブキャンペーンなど何とも思わずに「貰えるものは貰っておかなければ損」という人たちは、これくらいでは全然へこたれないと思います。

 また親を扶養するべきかどうかというのも人それぞれでしょう。これは個人の考え方次第ですし、子どもが経済的に余裕があっても頼りたくない、もしくは頼れない親だってたくさんいるでしょう。親子関係は一概には決めつけられません。親子と言えども財布はあくまでも別という人たちに対して、生活保護という退路を断つようなことはすべきではないと思います。

 片山さつき議員においては、二流タレントを叩いて得意顔をしているのではなく、生活保護を給付する役人たちの尻をもっと叩いて、今のいかにも不公平感の高い状況を改め、貰うべき人と貰うべきではない人をきちんと峻別できるような公平なシステム作りに励んでもらいたいと思います。じゃないとセレブで裕福な議員さまが、貧乏から叩き上げてきた芸人をいじめているようないやらしさしか感じないので。


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ユニクロがジョコビッチと契約

2012-05-25 01:09:00 | テニス
 男子テニス世界ナンバー1のノバク・ジョコビッチがユニクロと契約しました。びっくりです。ジョコビッチはセルジオ・タッキーニと10年契約だったということですが、タッキーニが経済的に厳しくなってきたところをユニクロがうまく入り込んだのでしょうか。ユニクロなんて部屋着やインナーなら良いけど、外出する時には全身ユニクロじゃダサイと思っている日本人が多いでしょうが、意外と外国人からしたら日本発のブランドでハイテク&クールだと感じるのかも知れません。

 これでユニクロは日本男子ナンバー1の錦織圭、車いすテニス元世界ナンバー1の国枝慎吾に続き、3人目の、そしてもっともビッグなテニス界のナンバー1選手をスポンサードしたわけで、どんだけテニスに力入れるんだよ、って感じです。この調子で次は女子選手とも契約しちゃうのかな?

 もっともテニスファンとしては日本企業が積極的にテニスに関与してお金を投資してくれるのは嬉しいしありがたい限りです。当然選手たちも日本に目が向くし、ジャパンオープンなどへの参加も促されることでしょう。まあジョコビッチが有明に来たら、ナダルやマレーが来てくれるかどうかは不安ですけど。これまではヨネックスが契約選手をイベントなどで日本に連れてきたりして日本のテニスに随分と貢献してきてくれましたが、最近は石川遼のゴルフやバドミントンに力が入っている感じなので、ユニクロにはぜひ頑張ってもらいたいと思います。

 ちなみに僕はこれまでユニクロのテニスウエアを買ったことはありませんが、ここまでユニクロが本気なら少し検討してみる価値はあるかも知れません。錦織モデルは今のところあまり心惹かれないので、ジョコビッチモデルに期待しています。


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『平清盛』は量より質で良い

2012-05-24 01:39:22 | テレビ・芸能
 最近週にドラマを3本も見ていて時間が足りないったらありません。見ているのは『リーガル・ハイ』『カエルの王女さま』『平清盛』です。どれもクオリティが高いドラマで、脚本もしっかりしていますし、何より役者が生き生きと演技をしています。役者が乗っている感じが出ているドラマは良いドラマです。

 ただ視聴率という意味では、ドラマはかつてのように簡単に視聴率が取れないようで残念です。特に『平清盛』は低視聴率と繰り返し報道されています。NHKなんだから数字よりもドラマの質が大事だろうと思うのですが、なんだかんだでNHKも気にはしている素振りが見受けられます。まあ質はよくわからないけど視聴率は誰にでもわかりやすいですから仕方ないですが。

 『平清盛』は近年の大河ドラマの中でも出色の出来映えだと思います。厚みがあってリアリティがあって、登場人物がよく描きわけられているし、脚本も面白いし、役者も乗っているし。ドラマとしてのタイプは違いますが大河では『新選組!』以来の面白さ。同じタイプのドラマとして比べるなら『坂の上の雲』。時代は大きく違っても、多くのキャラクターたちがそれぞれに動き回りながらひとつの時代へと収束していく様はこれぞ大河ドラマです。

 視聴率が低い原因はいろいろ言われていますが、この登場人物の多さも問題だとか。ただそういう人はそもそも大河ドラマには向かないんだから無視すれば良いんじゃないでしょうか。全てのドラマが同じレベルである必要はないわけで、あくまでも大河ドラマは大河ドラマらしい王道の作品を目指して欲しいと思います。難しくないドラマなら民放でいくらでもやっています。大河ドラマは大河ドラマしかないのですから、そこは譲って欲しくありません。

 少なくとも僕だけではなく多くのファンが誉めているのですから、確実にニーズはあります。文学系歴史派中年が大喜びしています。知らないキャラが出てきたらウィキペディアで思わず調べてしまうような人間にはたまらないドラマです。はまっている視聴者はずっぽりはまっているという方が、きっと作り手も嬉しいんじゃないでしょうか。

 欲を言えば松山ケンイチの清盛がいつまでも中二病なのは、そろそろ改めて欲しいと思います。それと脇役はみな味があって良いのですが、その中でフカキョンと森田剛の姉弟だけ演技が浮いているのが惜しいです。時々挟まれる家族愛とか夫婦愛とかを描くシーンも不要なので、もっと陰謀渦巻く様子をじっくりと描いて欲しい。悪役あっての大河ドラマですから、ここまで伊東のお父さんと悪左府サイコーですが、今後彼らに負けない悪役キャラは登場するのでしょうか?強烈なやつを期待しています。


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錦織全仏欠場

2012-05-23 01:28:26 | テニス
 雨のため月曜日に順延になった男子テニスツアーのローマ決勝、ナダルvsジョコビッチを見て、今週日曜日から始まる全仏オープンへの期待を高めていたところ、ショッキングなニュースが。なんと錦織圭が全仏を欠場するということです。錦織の公式サイトで発表がありました(こちら)。

 右脇腹の肉離れで、サービスを打つときに痛いというのですから、とてもタフな全仏では戦えないのでしょう。せっかくランキングも上がって今年はトップ10への飛躍の年だと思っていたのに痛い欠場です。まあ無理して出場して長引かせては元も子もないので、ここは我慢のしどころ。過去に故障で大きなブランクを作っているだけに、今回はそういうことはないようにという考えでしょう。

 それにこの後にはウィンブルドンとロンドン五輪が控えています。特に五輪はウィンブルドンで開催されるので、やはり照準を芝に合わせて調整していくのが一番でしょう。あまり錦織が得意ではないクレーシーズンはこのままパスするのも仕方ありません。

 それにしても錦織は故障が多いです。あの体格で世界の強豪たちに立ち向かうには、かなりの負担が体に強いられているはず。それが時々悲鳴を上げてしまうのだと思います。一刻も早い錦織の回復を祈っています。


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932年ぶりで29年後

2012-05-22 00:53:40 | 時事
 昨日朝はきっと曇っていて金環食は見られないだろうと油断していました。ふと目が覚めたら日が射しています。何時かな?と思ったら7時30分。まさに名古屋で金環食が始まるところでした。とりあえず窓から外を見ても太陽が出ているなぁ、というだけ。寝惚けた頭にはいつもと変わらない朝の風景です。あれ、金環食になってないや、間違いかな?なんて。そんなわけあるはずもないのに。

 テレビをつけたらまさにライブで中継しています。ようやく頭が少し起きてきたので太陽を改めて見てみました。あぁ、確かに。でも小さいなぁ、迫力ないわ。テレビの方がよく見えるし。そんなわけでどちらかと言うとテレビでずっと金環食を見ていました。

 次回は29年後だとテレビで坂東英二らが言っています。ところが次の番組では300年後だと羽鳥慎一が。あれ、同じ局なのに違うぞ、29年後と300年後では間違いにしても酷い差だなぁ、と考えていて気付きました。あ、そうか、名古屋では29年後だけど東京では300年後か。最初に見ていたのは名古屋ローカルの番組でした。

 考えてみれば金環食が見られるのはごく狭い地域だけ。地球の大きさに比べて月の影なんてほんの小さなスポットに過ぎません。今回はたまたまた太平洋ベルト地帯を影が横切るから日本の大半で金環食が見られたような騒ぎになっていますが、東京も名古屋も大阪も見られるなんて、珍しいことなんです。

 逆に前回の金環食も東京では1839年と天保年間のことでした。もうすぐ幕末の動乱が起きる前夜の時代です。しかし名古屋の前回の金環食はずっと昔の1080年、白河天皇の時代。院政を開始する6年前です。大河ドラマなら『龍馬伝』と『平清盛』くらいの時代の差があります。

 名古屋の人間にしてみれば932年ぶりの金環食が29年後にまた見られるのですから、この時代に生まれてラッキーだと言うべきかも知れません。もっとも29年後に僕は80才。果たしてまだこの世にいるのかどうか、いても金環食を楽しむだけの健康が保てているかどうか。2041年10月25日までこのブログが万一続いていたら、29年前の金環食を振り返って話題にしたいと思います。


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6年振りの日本国籍力士の優勝

2012-05-21 01:22:56 | 大相撲
 旭天鵬の優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。いろいろと予想外のことが多くて突っ込みどころ満載の「記録的」な場所となりました。

 まず37才8ヶ月で昭和以降の最高齢優勝となった旭天鵬には素直に称賛の拍手を送りたいと思います。土俵生活20年の大ベテランでモンゴル力士の先駆け。彼が頑張ってきたからこそ朝青龍や白鵬という大横綱が生まれたわけで、これまで目立たず地味に相撲人生を過ごしてきた力士が、通算800勝の記録達成だけでも素晴らしかったのに、最後に大きな花を咲かせたのはまるでドラマのようです。

 この優勝の陰の立役者たちが7人もいながら1人も優勝決定戦にすら進めなかった横綱大関陣。現行制度になって初めての平幕同士の優勝決定戦が、初めての6大関場所に実現するとは何とも皮肉なことです。特に一時期は優勝確実かと思われた稀勢の里が終盤チキンぶりを遺憾なく発揮したのは本当に情けないことでした。

 白鵬の衰えも目立ちました。一昨年の双葉山を超えようかという強さ、安定感はどこへやら。動きに切れがなく勝負への執念も感じられません。年齢的にはまだまだやれる年ですが、気力の衰えが目立つので、今後またかつての強さを取り戻せるのか少々不安です。

 そして一番の問題点は昨日の琴欧州の休場です。優勝がかかる栃煌山戦をいきなり休むとは何事でしょう。もし旭天鵬が負けていたら、栃煌山の不戦勝での優勝決定となるところでした。たとえ怪我をしていても、大関の自覚があれば昨日は出てくるべきところだし、どうしても動けないほどの大怪我ならなぜもっと早く休場届けを出さなかったのか。そうすれば割返し(取組の再編成)をすることもできただろうに、琴欧州だけではなく親方の指導にも問題があると言うしかありません。

 最後に今回の旭天鵬の優勝が「日本人力士」の優勝として扱われるのかどうかという問題。旭天鵬はモンゴル出身ですが、今は帰化して日本国籍。当然、栃東以来6年振りの日本人力士の優勝となるべきところだと思うのですが、「日本国籍」力士の優勝であってモンゴル人力士の優勝であるという複雑な扱いをされそうです。NHKのアナウンサーも微妙な表現に終始していましたが、今後マスコミがどういう決着をつけるのか、ちょっと注目したいと思っています。


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