幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

何もしないから高支持率

2022-05-31 23:24:42 | 政治
 今日、岸田文雄首相が打ち出した「新しい資本主義」のグランドデザインと実行計画案を政府が発表しました。個人の金融資産を貯蓄から投資へ誘導する「資産所得倍増」へのプランを年末までに策定するそうですが、結局のところ成長重視のアベノミクス路線と大差ない内容になりそうです。 総裁選の頃には分配重視の「新しい資本主義」だったと思うのですが、いつの間にか言葉は同じでも内容がすり替わってきているみたいです。

 岸田内閣の支持率はナゾの高支持率を維持していて、このままいけば7月の参院選でも自民党の大勝は間違いないでしょう。「何もしない」内閣が高支持率を保っていることを揶揄する声が多いみたいですが、何もしなければ問題も起こさないし失言もしません。野球で言えば飛んできたヒット性の打球に果敢にダイビングキャッチを試みれば捕り損ねてエラーになる可能性もありますが、あっさり見送ればヒットですから自分の失策にはなりません。チームは負けるかも知れませんが、自分のミスじゃなければOKと考えているのなら賢いやり方です。

 もちろんそんな選手を監督もチームも許容するはずないのですが、なぜかこの国の政治家はそれが許されるみたいで、このままズルズルと日本が負けていってもかまわないとみんな思っているのでしょう。支持率を分析したところ、若者の支持率は低いのに高齢者の支持率が高いそうです。当然です。高齢者は現状維持を望んでいます。余計な改革などされては困ります。若者にとっては岸田内閣は地獄の窯の蓋を開けているようなものですが、政治に関心もなく投票にも行かない層のことなど自民党は気にしていません。

 僕は60代ですから、岸田内閣が何もしない方が基本的には自分にとって都合が良いです。総裁選の時に言っていた金融資産課税とかやられて株価が暴落するのは困ります。とは言え、日本が衰退していくばかりなのももちろん困ります。まだ老い先はちょっとありますからある程度はちゃんと成長していく国であって欲しいですし、自分の子どもや孫の世代のことも考えると、もっと安心して住みやすい国になってほしいです。経済ももちろん大事ですが、長期的な視野に立った少子化対策や教育、環境問題などにも力を入れてほしいです。

 何もしないことが高い支持率なのは納得できませんが、格差と分断とモラルの崩壊を広げるばかりだった安倍政権のような「強者のための政治」も支持できかねます。と言って野党には心配で任せられないという気分は多くの国民と同じです。選挙における選択というのはベストではなくモアベターな方を選ぶことだと思っていますが、ベターなき選択が続く日本で少なくともワーストではないのは誰かを考えたいと思います、って言うと何もしない岸田内閣支持になっちゃうのか。困ったもんだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年大河は紫式部

2022-05-30 23:18:11 | テレビ・芸能
 少し古いニュースになってしまいますが2024年、再来年の大河ドラマが紫式部を主人公にした『光る君へ』だと発表されています。主演は吉高由里子、脚本は大石静。チーフプロデューサーとチーフ演出も女性で、この4役全てが女性の大河ドラマは史上初だということです。これまでも女性を意識した大河ドラマは定期的に制作されてきていますが、ここまで徹底した女性向け大河は初めての試みになるでしょう。

 なにせ時代が平安時代、それも舞台が平安王朝の権力闘争です。過去もっとも古い時代の大河はやはり平安中期の『風と雲と虹と』ですが、こちらは平将門が主人公で合戦シーンもある大河らしい大河でした。『光る君へ』は藤原道長を中心とした藤原摂関家が中心の話ですから、アクションよりも会話劇になるのは必然です。かなりこれまでと異なるアプローチになりますから、チャレンジですがリスキーでもあります。

 これまでの女性向け大河は『花燃ゆ』『八重の桜』『篤姫』が幕末、『おんな城主 直虎』『江~姫たちの戦国』が戦国と、大河ドラマの定番の時代を舞台にしてきました。当然信長や秀吉、家康、西郷や龍馬といったいつものスターたちが登場しますから保守的な男性の大河ファンでも何とか見ることができたと思いますが、果たして合戦シーンのない平安絵巻モノで男性はどこまでついてきてくれるのでしょう。

 正直、僕は前記のような女性向け大河ドラマは『篤姫』以外はあまり面白いと思いませんでしたから『光る君へ』もかなり期待薄です。今の三谷幸喜の『鎌倉殿の13人』は面白いですし、来年の『どうする家康』も脚本が古沢良太なので楽しみにしていますが、大石静とは相性が悪いので多分初回くらいしか見ないだろうと思います。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レジェンド武豊

2022-05-29 23:12:59 | スポーツ
 今日は多くのスポーツのビッグマッチがありました。バスケットBリーグもラグビーのリーグワンもカーリングも日本一を決める戦いでした。それらの中で競馬の日本ダービーでドウデュースに騎乗した武豊がダービーレコードで勝ったことは、まさに「レジェンド」の名に相応しい偉業でした。自身が持つ史上最多記録を更新する6度目の戴冠も素晴らしいですし、53歳での史上最年長での勝利もまた大記録です。

 スポーツの世界にはレジェンドと呼ばれるアスリートが多くいます。しかし時としてそれはレジェンドの安売りではと思うような、そこそこのベテランをマスコミがそう称することも見受けられます。もちろんベテランに敬意を表していちいち誰もそこにツッコミを入れたりはしませんが、多分内心では「持ち上げ過ぎ」だと思っていたり、呼ばれた本人が居心地が悪いこともあるのではないかと思います。

 その点、武豊はまさにレジェンドの名に相応しい、記憶にも記録にも残る名ジョッキーです。デビュー時に新人最多勝記録を塗り替え、2年目でG1制覇、3年目でリーディングジョッキー、バブル期の競馬ブームの主役となり、オグリキャップの有馬記念でのラストランでの劇的勝利。日本人騎手による史上初の海外G1制覇、日本人として前人未到の海外通算100勝など国外での活躍。そして落馬事故からの低迷期を経ての復活、前人未踏のJRA通算4000勝達成、そして50代になっても未だにこうしてトップで活躍を続けています。

 その競技の歴史の中で群を抜いたレベルの高さと、そのレベルを維持し続けた時間の長さを兼ね備えたナンバー1こそが「レジェンド」と呼ぶに相応しいとするのなら、武豊クラスのレジェンドは本当に数少ないことでしょう。パッと思いつくのはイチローですが、現役では将棋の羽生善治くらいでしょうか。レジェンドが代名詞のジャンプの葛西紀明ですらも武豊ほどの圧倒的活躍を見せ続けたわけではありません。

 武豊の騎手としての活躍があとどれくらい続くのかわかりませんが、そう先は長くないことでしょう。今のうちにしっかり記憶に焼き付けておきたいと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャイアンリサイタル

2022-05-28 23:31:26 | 音楽
 今月サックスとピアノの発表会が終わり、出来栄えは悔いが残るものでしたがとりあえず一区切りをつけて次の曲に向けてスタートすることになります。ピアノは今回演奏してミスが目立った「Let It Go」の連弾をもう一度チャレンジするつもりではいます。とは言え、それだけでは練習にならないので、もう1曲新しい挑戦をしますが、まだ何も決まっていません。

 サックスは前回「What a Wonderful World」、今回「On the Sunny Side of the Street」とジャズの定番曲を続けたので、次回もジャズに挑戦します。先生と相談して「You’d Be So Nice to Come Home to You」にしようと考えています。楽譜を手に入れお手本の演奏を聴いてちょっとだけ練習を始めました。始めたものの、これまで以上の難しさに思わず天を仰ぎました。

 ジャズの何が難しいかと言ったら、それは何といってもアドリブソロです。本来のメロディーは大抵シンプルですから易しいのですが、ジャズの醍醐味はアドリブです。そしてもちろん自分ではアドリブプレイなんてできないので、これまでは比較的平易なアドリブ風ソロを先生に書いてもらって演奏していました。今回はアドリブのお手本が書かれている楽譜を購入したので、それを演奏するのですが、これがこれまでと比べて格段に難易度が高いのです。

 まあそのまま吹くか、このお手本を元に少し吹きやすく変えていくのかは先生と相談しながら決めていくことになると思いますが、あまり簡単にしてしまうとレベルアップにならないので、時間がある限りはしっかり練習してちょっとカッコいいフレーズを吹けたら良いなと考えています。

 よくよく考えたら、毎回サックスやピアノの発表会でミスった、失敗したと落ち込んでいるのは、毎回こうして難易度を上げ続けているからです。昔のように懐かしのJ-POPを吹けば今なら多分気持ちよく発表会も終えられると思うのですが、当時はチャレンジだった曲も今ではチャレンジではなくなってしまっているので、それでは何か月もかけて練習する意味がありません。

 気持ちよく吹きたいので、以前発表会のために練習した曲ばかりでサックスのミニコンサートでもやってみたいものです。「いい日旅立ち」「M」「未来予想図2」「ジュリアに傷心」「心の旅」「糸」「SWEET MEMORIES」「星空のディスタンス」「First Love」「瑠璃色の地球」「ひこうき雲」「銀河鉄道999」「フライングゲット」「Forever Love」「ありがとう」。良い曲ばかり吹いてきたなぁ。まあもし本当にやったら自分だけ気持ちいいジャイアンリサイタルになってしまいそうですが。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの出社

2022-05-27 23:45:32 | 日記
 昨日久しぶりにオフィスに出社しました。コロナで在宅勤務になった2020年3月から2年余り。ほとんど出社していませんし、たまに行ってもデスクの移動とかでロッカーの片付けをしたりしただけですぐに帰っていたのですが、昨日は通常の勤務時間きっちり会社にいました。出社率は2割程度でしたが、デスクに座って周りの人と雑談をしたり、オフィス近くの店でランチをしたりと、2年前まで当たり前にしていたことを久しぶりに経験してきました。

 完全に在宅勤務に慣れた心身で改めてサラリーマンらしい行動を一日すると、いろいろなことを思います。いかに混雑時の通勤というのが時間とエネルギーの浪費かということを痛切に感じましたし、一日出社していると何かと細かくお金がかかることも思い出しました。デスクに座っていると家にいるように自由にゴロゴロと好き勝手な姿勢ではいられないし、合間に仕事以外のことも片付けられません。手空き時間が本当に手空きになるので効率が悪く感じます。

 反面、周りに人がいることで会話ができるのは大きなメリットで、ちょっとしたことでもわからないことは聞けるし、疲れた時の雑談はリフレッシュ効果があります。僕は今はチームでする作業はほとんどありませんがチームで動く場合は会社に集まるのはそのチームがきちんと機能している限りは仕事の効率が良いでしょう。当然ですが新人教育などはオンラインでは難しいです。連れだってのランチや終業後に飲みに行くのは嫌いだという人もいるでしょうが、逆にそれが楽しみで会社員をやっている人もいると思います。

 僕は会社の方針が基本的に在宅勤務ということになっているので、今後もほとんど出社することは少ないでしょうが、たまにだったら気分転換にはなるかなと思いました。まあ週に一度では多いので、せいぜい月に一度くらいかな。夏休みの登校日くらいの感じです。それくらいすっかり在宅勤務に馴染んでしまったので。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィンブルドンはエキシビション?

2022-05-26 23:40:10 | テニス
 ロシアのウクライナ侵攻はスポーツ界にも影響を及ぼしていて、ロシアやベラルーシが国際大会に参加できない競技もあるようです。テニス界では国は示されませんが個人としてロシアやベラルーシ国籍の選手は参加できることになっています。ところが最もテニス界で権威があるウィンブルドンは今年の大会でロシアとベラルーシの選手は参加を認めないことを発表しました。国のテニス協会ではなく、あくまでもプライベートなテニスクラブが主催する大会です。こうした思い切ったことがクラブの一存で可能なのがウィンブルドンです。

 ただこれに対してATPとWTAが反発しました。一部の国の選手が参加できない大会はポイント制度で競われるポイントランキング制度に不公平が生じるという理由で、ウィンブルドンにはポイントを付与しない、すなわちウィンブルドンで優勝しようが世界ランキングには関係がないという対抗措置を取るというのです。これは政治とスポーツの間で常につきまとう矛盾がぶつかり合った典型的な事例です。

 どちらの考え方にも一理あります。どちらの立場を取るかは個々の判断で分かれることでしょう。ウクライナ人にしてみればウィンブルドンの措置が当然であり、なぜ全大会からロシアとベラルーシの選手を締め出さないのかと考えることでしょう。しかし国家と個人は別だと考える人もいますし、中にはロシアの立場を支持する人もいるでしょう。欧米がウクライナ支援一辺倒なのに対して、中国はもちろんアフリカやアジア、中南米などではロシア側に立つ国もあるのです。

 こういう微妙な問題に対して余計なことを言ったのが大坂なおみでした。「ポイントがつかないウィンブルドンはエキシビションに感じる」と全仏オープンの敗退後のインタビューで発言し、だからウィンブルドンには出ないかも知れないと欠場を示唆しました。足を故障して調子が上がらず、もともと一番苦手なウィンブルドンをスキップする可能性は高いと思っていましたが、それをポイント制度のせいにし、しかもウィンブルドンの権威にケチをつけるような発言は余計な反発を買うだけで何の良いこともありません。

 ウィンブルドンに出ないなら故障が治らないかも知れないからわからない、で済むことですし、せめてきちんと国家と個人の問題について自分の考え方を示してウィンブルドンの措置に反対だから欠場するという理知的な発言なら一定の理解もされるでしょう。出ない理由をポイントのせいにするというのは、あまりにも視野が狭くて自分のことしか考えていないと言っているのに等しく、発言として幼稚です。10代のポッと出の選手ならまだしも、4つのグランドスラムタイトルを持ち女子選手で一番の収入を得ているテニス界を代表する選手だという自分の立場を理解していないと言わざるを得ません。

 当然イギリスを中心に反発が起きているようです。イギリスのアンディ・マレーは大坂の発言を念頭において「ウィンブルドンは決してエキシビションではないし、エキシビションのように感じることはない」という趣旨のことを述べています。僕もそう思います。ポイントなど突き詰めれば選手の内輪の話、業界内の話であって、ファンには本来は関係ないことです。そこに最もクラシックな格式と伝統を誇る大会があって、その美しいコートで素晴らしい選手たちが一流のプレーを見せてくれれば十分です。

 大会の格とか権威とか人気とかは賞金額やポイントで単純に決まるものではありません。ファンと選手が長年かけて作り上げるものです。いろいろ批判があっても日本で甲子園の高校野球と箱根駅伝の人気が高いのと同じです。ポイントがつこうがつかなかろうが、今年の優勝者はやはりいつもと同じウィンブルドンチャンピオンだと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冨樫義博のTwitter

2022-05-25 23:19:46 | マンガ
 Twitterへ「とりあえずあと4話。」との一文とともに、原稿の一部とみられる画像を投稿した富樫義博。本人かどうかも最初はわからずネットを騒がせましたが、集英社が本物と認めたことで、フォロワーもリツイートも「いいね」も爆発的に増えました。有吉弘行の結婚ツイートよりも「いいね」は多かったそうです。

 富樫が少年ジャンプに連載中というか休載中の『HUNTER×HUNTER』が最後に掲載されたのが2018年11月。すでに3年半も休載が続いているので、Twitterを始めたことでまたぞろ「富樫仕事しろ」がネット上に溢れています。その仕事ぶりをちらっとツイートしたわけですから騒ぎにもなろうというものです。もっとも再開は未定だと編集部は言っているので、この先どうなるかわかりませんが、今秋あたりに一挙10話くらいを毎週掲載するつもりなのかなと予想しています。

 『HUNTER×HUNTER』が連載を開始したのは1998年のこと。僕は個人サイトを立ち上げて3年目でした。当時マンガ批評のページをサイトに載せていて、この作品が始まった時にも取り上げたものですが、まさかそれから四半世紀近く経ってもまだ完結していないとは思いもしませんでした。本人も以前にインタビューで「作品が終わるのが先か自分が死ぬのが先か」と語っていましたが、本当にそろそろきっちり完結させてほしいものです。

 なにせ休載する前の作品世界では登場人物が過去最高に増えてしまい、話が錯綜しまくっていて先も見通せず、なおかつ主人公のゴンは全く姿を見せないという、何がなんだかの状態でした。あんなにとっ散らかった物語をどう収斂させていくのか、楽しみであり心配でもあるので、本当に富樫早く仕事しろと願っています。

 

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政府のマスク着用方針

2022-05-24 23:33:46 | 時事
 政府がマスクの着用ルールについて新たな方針を出しました。屋外なら距離を確保できなくても会話がほとんどなければマスクは必要ないし、人との距離が2m以上確保できれば、少しの会話があってもマスクは必要ないとしました。また屋内でのマスク着用については、2m以上を目安に人との距離が確保できて会話がほとんどない場合には、着用の必要はないということです。

 まあこれまでのコロナ感染対策の知見や経験からおおむね納得できる方針です。屋内については少々曖昧ですが、そもそもこんなことは政府に言われなくても自分でわかるだろうという気はしています。僕はかなり前から周りに人がいなければ屋内でも屋外でもマスクは外していました。ただし会話はなくても近くに人がいる場合はマスクをしていました。いつ咳やくしゃみが出るかわからないし、何かの拍子に会話をする必要が生じる可能性だってあるからです。

 とは言え、同調圧力が強く空気を読むことを強いられる日本社会においては、自分の判断だけでマスクを外すのは勇気が要る人も多いでしょう。それにマスクをしていないことで変なトラブルに巻き込まれたくもないですから、政府が一定の指針を発表することは大事だと思います。「お上」に従順過ぎる日本人は情けない気もしますが、マスクごときで余計なトラブルを防げるならガイドラインがあった方が良いでしょう。

 ただこれからインバウンド狙いで海外からの観光客をまた呼びたいと考えているわけですが、外国人は日本のマスクのガイドラインに従ってくれるかというとかなり疑問です。そもそも欧米ではマスクなんてしていない人が大半だということですし、まして観光でやってくるような外国人はよりマインドが緩いでしょうから、そうなると日本人もなし崩しにマスクをどんどんしなくなるかも知れません。

 現状ではコロナの感染者数がそれほど減ったわけでもありませんが、ワクチン接種が進んだこともあって、すでに人々の警戒感は随分と薄れていますし、感染しても以前のように深刻にもなりませんし大騒ぎもしていません。僕の家族でも僕だけではなく娘も息子も陽性になりましたが、軽い症状だけで済んでいます。そうやってコロナは少しずつ社会に馴染み溶け込んでいくようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全仏オープン開幕

2022-05-23 23:26:39 | テニス
 全仏オープンがすでに開幕しています。大坂なおみが初戦で敗退してしまいましたが、これは予想通りでした。足の故障がまだ治っていない状態でクレーは難しいでしょう。もともとクレーは苦手で初戦の相手は以前にも負けているアシニモワということでは勝てる可能性の方が低かったのだから仕方ありません。大坂の本格的な復帰はウィンブルドンが終わってからのハードコートシーズンになると思います。それまでに故障が治れば良いですが。

 さて男子はドローが偏ってしまいました。第1シードのジョコビッチの山に第5シードのナダルが入ってしまいました。準々決勝で激突します。ただナダルは本調子ではないので、ジョコビッチ相手では苦しい戦いになるでしょう。しかもナダルは4回戦で第9シードのオジェアリアシムと対戦します。クレーではナダルが有利だとは思いますが、ここで力を使ってしまうとジョコビッチ戦がますます不利になります。ちなみにナダルは2回戦でワウリンカとも当たる可能性があります。ビッグネームが多すぎます。

 さらにジョコビッチは準決勝で第3シードのズべレフか第6シードのアルカラスと対戦ということになります。ズべレフとアルカラスの激突も見ものですが、クレーを得意とする優勝候補4人が揃ってトップハーフに入るというドローは少々残念です。ちなみにアルカラスの山には不調ながら本調子だったら優勝候補のティームもいます。ウィンブルドンは芝生の実績を元に独自のシード順を決めますが、全仏もクレー特性の高い選手を上位シードにした方が良いかも知れません。

 ボトムハーフは第4シードのチチパスが決勝進出の最有力でしょう。同じ山には第8シードの元気なルードがいますが、それでもチチパス有利は変わらないと思います。第2シードのメドベージェフはクレーが苦手で、同じ山は第7シードのルブレフですが、ふたりともロシアなので今はなかなかテニスに集中できない状況かもと思います。チチパスも安定感はいまいちというか、ここぞで弱い選手という印象がありますから、トップハーフの準決勝が実質的な決勝になりそうです。順当ならジョコビッチとアルカラスの対決かなと予想します。

 ちなみに日本勢は西岡が初戦でジョコビッチという不運。ダニエルはフルセットで既に初戦敗退してしまいました。女子の土居美咲も初戦が地元フランスのコルネですから苦しいでしょう。しばらく日本のテニスは停滞期に入りそうです。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習不足は嘘をつかない

2022-05-22 23:31:26 | 音楽
 先日のサックスの発表会に続いて今日はピアノの発表会。サックスに続き今回も苦手なホールでの発表会とあって、事前にいろいろと準備を怠りなくしてきました。会場にこれまで行ったことがなかったので事前に下見に行ったり、着ていく服もなるべく気持ちよくリラックスできるようにカジュアルな服をユニクロで買ってきたり、家を出るまでに朝2回ほど通して弾いてみたり、ギリギリまで曲が確かめられるように会場に着いてからも先生のお手本動画をずっとイヤホンで聞いたりと、できることは思いつく限りやっておきました。

 会場に着いてからも同じピアノ教室の生徒さんたちと会話をして緊張を和らげてなるべく普段通りに弾けるようにと心がけていました。ところが実際にピアノを前にしたら自分で「これは緊張しているな」というのをありありと感じてしまいました。こういう時の特徴として最初に弾く音がどれかわからなくなります。辛うじてここを弾くと思い出しても、全く音楽に乗れません。練習で間違えたことがない出だしのところからいきなりミスをして一気にパニックになっていきます。

 「緊張しても指が覚えているから大丈夫」と念じながら弾き進めますが、細かいミスを連発します。辛うじてメロディを弾いている右手だけは何とか弾き続けましたが、左手の和音はもうどこを弾くのかわからなくなってしまって動かせません。下手に弾くと不協和音を響かせてしまいそうだからです。

 途中でなんとか立て直したところもあったのですが、またひとつミスをすると慌ててしまいます。失敗する時の「あるある」大連発で、どんどんテンションも下がっていきます。せめて最後のフレーズだけでも決めようと思ったのに、そこもミス。むしろそこさえ弾ければ「終わり良ければ」のパターンで納得できたかも知れなかったのに、自分で自分にとどめを刺してしまいました。

 今回でピアノの発表会はなんと11回目です。緊張しないために必要なのは「場慣れ」だと先生たちは言いますが、11回目でも全然場慣れしていません。これまで少し場慣れしたなと感じたのはライブハウスで吹くサックスだけです。ホールではサックスもピアノも緊張しまくりで、こうして失敗演奏を繰り返すために悪い記憶だけが積み重なって「また失敗するんじゃないか」とネガティブになってしまいます。

 ただ今回の失敗の原因は緊張だけではなく練習不足だと思っています。いつまでも完全に指が覚えられなくて1曲通してミスなく弾けるようになったのはこの1週間くらいでしかありません。しかも連弾なのに実際に連弾してミスなく弾けたことはゼロです。それでいきなり本番でパーフェクトに弾けるはずがないことはわかっていました。ただ実際に弾いたら想定より10倍くらいミスをしまくったというだけです。

 仕上がりが遅れても本番は待ってくれません。練習不足で臨んで満足な結果が得られることはあり得ません。練習の70%くらいしか出せないのが本番です。練習がそもそも70%なら本番は49%になるという計算ですから、今日の結果は客観的には計算通りだとも言えます。仕上がっていないのに本番に臨まなければならなかったことが一番悔しいので、もう少し練習を続けて再演を目指すつもりです。

 唯一良かったことは帰りのエレベーターで乗り合わせた来場していた出演者の家族と思われる年配の女性から「とても良い演奏で感動しました」と誉めていただいたことです。自分ではミスしまくりの酷い演奏だっただけに、聴いてくれた人がそうやって言ってくれたのは救われました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする