NHKの朝ドラ『おちょやん』がスタートしました。上方の名女優浪花千栄子の生涯をモデルにした作品です。浪花千栄子は1973年に亡くなっているので、50代以下はほとんど知らないことでしょう。僕は辛うじて『細うで繁盛記』を見ていたので記憶にありますが、オロナイン軟膏のホーロー看板でしか知らないという人も多いと思います。
『おちょやん』の第1回を見ましたが、いかにもNHK大阪制作らしいベタな人情劇のようです。浪花の生涯を忠実になぞっていくようなので、主人公が理不尽な酷い目に遭いながらも逞しく生きぬくという、大阪制作ドラマではありがちなパターンになりそう。僕は大阪制作の朝ドラは『あさが来た』以外、一度も完走したことがないので、恐らく今回も途中で挫折しそうな予感がします。杉咲花は好きなんですけど、それ以外にあまり魅力を感じなかったので。
そもそも、その前に実は最終回を迎えた『エール』をまだ見終わっていません。スタートから順調に見続けてきたのですが、コロナでいったん中断したことで視聴習慣が途絶えてしまって、そのままハードディスクの中で眠り続けています。再開後の分をぼちぼち見始めていますが、まだ1か月半くらいは遅れていて、戦争も終わっていないところです。
『エール』は出ている俳優陣も二階堂ふみ、唐沢寿明、山崎育三郎、松井玲奈、古田新太、柴咲コウ、薬師丸ひろ子など好きな人が多いし、音楽を題材にしている点も興味深いし、豊橋が主要な舞台になっているのも愛知県民としては嬉しいので、なんとか今年のうちに最終回までたどり着きたいと思っています。