幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

発表会が終わって

2024-07-16 23:59:50 | 音楽
 先週土曜日にボーカルの発表会があり、これで今年の発表会シーズンも終了。さあ夏が来るぞと張り切っていましたが、実際にはまだ梅雨の終わりでテニスも2回連続で雨天中止になったりして、どうもスッキリしません。気分がすっかりダウンしてしまったので、今は休息の時と割り切ってのんびりしています。

 これまで控えていたゲームを少しやってみようとスマホアプリで始めたのは良いのですが、ついついはまってしまって大変です。自分が凝り性だったのを忘れていました。手空き時間に楽しむつもりが、ゲームの手空き時間に他のことをやるようになってしまったので、いろいろなことが進みません。特にYouTubeを見る時間が極端に減りました。ゲームとYouTubeなら、傍目にはあまりやっていることは変わらないかも知れません。

 少し音楽から離れようと思いながらも、つい次の発表会の構想を練ってしまいます。と言うか、発表会の前からいろいろ思い巡らせていて、先生にもあれこれ相談していました。実際に練習するのはそれほど楽しくないですが、この曲をやろうか、それともこの曲にしようかと考えるのは楽しいのでやめられません。

 すでにピアノとボーカルは冬の発表会に向けて曲が決まっていて、ピアノは練習も始めています。とにかくピアノは仕上げるのに時間がかかるので、コツコツと練習するしかありません。やらなければ決して上達はしないし、やればやったで一歩ずつですが着実に前に進みます。一歩ではなく半歩かなと、我ながら悲しくなる時もありますが、後退していなければ良しとしましょう。
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ピッチよりも声を出すこと

2024-07-13 23:54:52 | 音楽
 6週間でピアノ、サックス、ボーカルの3回発表会がある恒例の発表会シーズンも今日で締め括りでした。今回で通算4回目となるボーカルの発表会ですが、ピアノやサックスに比べるといつもそこまでは緊張しません。全然しないわけではないのですが、それでも「間違えたらどうしよう」という不安が少ないし、「何とかなる」という思いが強いからだと思います。楽器は音を外したら明らかに間違えたというのがわかりますが、ボーカルはピッチやリズムが違っても「それはそれ」と、まるでそういうアレンジであるかのように聴こえるいい加減さがあって気が楽です。

 ボーカルで一番心配なのは「歌詞が飛ぶ」ことです。単に1番と2番の歌詞を間違えたというのはそれほど聴いている方にはわからないのですが、歌詞が飛んでしまって口籠ってしまったりするのは楽器で音を外すのと同等以上に「間違えた感」が強くなってしまいます。もちろん歌詞を楽譜台に置いて歌えば良いのですが、僕はカラオケでもあるまいし、ステージでポップスを歌う時に歌詞を見ながら歌うのはカッコ悪いと思っている派なので、間違えるリスクを冒してでも歌詞は暗記して歌うようにしています。で、毎回大抵1曲につき1か所か2か所は歌詞を間違えています。

 今日歌ったのはアンディ・ウィリアムズの「ムーン・リバー」と平井堅の「瞳を閉じて」です。英語詞は意味ではなく音の響きで覚えてしまうので、歌っている途中で「なんだっけ」と歌詞が飛んでしまったら、意味の繋がりからは歌詞を思い出すことが難しいです。そうなったら何となく語感だけで適当に英語らしき発音をして誤魔化します。しっかり歌詞を覚えているにも関わらず、今日も2か所あやふやな英語もどきを歌ってしまいました。

 「瞳を閉じて」は歌詞にストーリーがありますから意味は掴みやすいので、歌詞も意味の繋がりから連想できます。ただ似たような言葉の組み合わせで繰り返し歌うので、1番と2番の歌詞がごちゃ混ぜになるリスクの大きい曲です。案の定というか、しっかりそこを間違えて内心「あちゃ」と思っていました。しかも最後のところで歌詞が飛んでしまい、何と歌ったのかわからない声を出してしまいました。ただあまり気にならない感じで歌えたとは思います。

 先月のサックスの発表会では丁寧に吹こうとし過ぎて、自信なさげに吹いてしまった反省があったので、今日は「声を出す」という高校野球のような目標を掲げて臨みました。声を「張る」というよりは、しっかり息を吸って豊かな声を出すという方向で、これはサックスにも通じる目標です。それができれば今回ピッチは二の次でした。先に書いたようにサックスで音を外すとハッキリとミスしたことがわかりますが、ボーカルの場合はそういうアレンジだという顔をして押し通します。と言うか、サックスならほぼ正しいピッチは指を間違えなければ出せますが、歌はそう簡単ではありません。

 終わってから先生から「とっても声が出ていて良かったです。伴奏していても熱が入りました」と誉めてもらえたので、今回の目標はクリアできたのかなと思います。歌詞を間違えてもピッチを外しても、声がしっかり出ていればOKというのは低い目標かも知れませんが、歌が伝わるためにはまずそこからじゃないかと思うので、今回の自己採点は90点、というのは少し甘いかも知れませんから89点としておきます。

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我が心のジョージア

2024-07-06 23:59:49 | 音楽
 先月のサックスの発表会で吹いた「ニュー・シネマ・パラダイス」メドレーですが、目標が「良い音」で吹くことだったのに、正しいピッチで吹くことに気を取られてしまって、肝心の音が少しおとなしくなったことが反省点でした。聴いた人によっては「びびってる」「自信なさげ」という印象だったようで、14年もサックス吹いていて「自信なさげ」というのはかなり最悪です。「丁寧」に吹いたつもりが「びびってる」となるのは実力不足と言うしかありません。

 サックスの先生にこの点について話したところ「じゃあ今度はパーンと吹く曲やって練習しましょう」と言われました。音の動きが難しく表現が微妙なメロウなバラード曲をやるよりも、思い切って吹くことが必要な曲を練習して、苦手克服を図るというのが先生の考えです。もちろん僕に異論はありません。

 先生が提案してきた曲が「Georgia On My Mind」(我が心のジョージア)です。ジャズではなくアメリカのポピュラーのスタンダードナンバーで、レイ・チャールズのカバーが広く知られています。1996年アトランタ五輪の開会式でレイ・チャールズ自身が歌唱したのを覚えています。意外な選択でした。もっと元気なロック系の曲でも提案されるのかと思いました。

 1930年発表の古いポピュラーソングなので、それほど興味があった曲ではないのですが、実際に吹いてみると気持ちの良い曲でした。さすがに多くのアーティストにカバーされてきただけのことはあります。レイ・チャールズのカバーも改めてYouTubeで聴いてみましたが、ボーカルの発表会で挑戦したくなるほどカッコ良いです。とりあえずこの曲を「バーン」と吹くことが当面の目標です。
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練習不足問題

2024-07-01 23:59:53 | 音楽
 テニスもそうですし楽器もそうなんですが、とにかく練習しないと上手くならないです。そんなことは誰でも百も承知だと思いますが、学生の部活ならともかく、普通の大人が趣味に割ける時間というのはそれほど多くはありません。毎日15分でもできたら上等な方で、多くの人は週末だけしか練習できなかったり、仕事やら何やらで月に一度になってしまったり。

 練習しないとダメだとわかっていても、時間の問題だけではなくメンタルや体力に問題があることも多いです。趣味のために無理して身体を壊してしまったら何にもなりません。と言って、無理せず楽しくと念じていると、全然練習なんかできなくなってしまいます。どこかでちょっと頑張って無理をしないと、大人は練習できない人が多いだろうと思います。

 僕の場合は仕事がもうリタイヤ間近のジジイで在宅勤務ですから、練習する時間と体力にはまだ恵まれている方です。問題は練習環境で、テニスはコートを取って人を集めないといけないので、ある程度準備と調整が必要です。ピアノは電子ピアノがあるので、深夜でもヘッドホンをして練習できますが、サックスとボーカルは夜はご近所迷惑なので、昼間にしか本気の練習はできません。サックスの練習時間の足りなさは昔から自覚がありますが、ボーカルも場所を選ぶので意外に練習できないと感じています。

 子どもの頃からやってきた人を羨ましいと感じるのは、やはり吸収力が段違いに良かった子どもの頃にたっぷり練習ができていることです。基礎のしっかりさが全然違います。反面、僕のような大人になってから始めた人間は「まだ上達できる」と感じているので、諦めずにコツコツと練習を続けられることはメリットです。ウサギと亀のように、いつか先行するウサギに追いつけるのではないかという「夢」もしくは「妄想」を抱けるのは良いことでしょう。練習不足なんだから無理なんですけどね。
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発表会動画の感想

2024-06-17 23:58:13 | 音楽
 毎回発表会の演奏動画をYouTubeに限定公開でアップして、少数の友人知人に見てもらっています。見てもらうのは大別して、A)音楽の専門家 B)音楽好きの友人 C)仲の良い友達 の3パターンがあります。A)の音楽の専門家はこれまでレッスンをしてもらった先生たちが中心で、それに準ずるような音楽教育を受けた人たちです。できたら何らかの「お言葉」を貰えると嬉しいので動画を見てもらっています。もちろんプロに無料できちんとしたアドバイスを貰おうというのは失礼なので、一言何か言ってもらえたらくらいの感じですが、優しい人も多いので丁寧なコメントを頂けたりすることもあり、恐縮しますが、ありがたい限りです。

 B)の音楽好きの友人は好き勝手な感想を言ってもらえたら楽しいです。なるほど、そう感じるのかと新しい発見があったりして、音楽の評価も人それぞれあって面白いなといつも思います。中には辛口のコメントをくれる友人もいて、それはそれでちゃんと聴いてくれてありがたいし、励ましたり慰めたりしてくれるのも癒されます。ほとんどの発表会の演奏は練習以下の出来なので、自分ではガッカリしていますから、優しい言葉はヒットポイントの回復に役立ちます。

 C)の仲の良い友達は、ほぼ単なる僕の近況報告です。毎回発表会のたびに動画を送りつけて無理矢理見せているようなものですから、向こうにしてみれば少々迷惑かも知れません。日頃なかなか連絡をできないので、動画を送るついでにご挨拶だったり、なんなら久しぶりに会おうかというきっかけ作りに役立っています。まあ中には毎回動画を送っても無視する人もいるので、そういう人にはさすがに送るのを控えますけど。

 そんなわけで、失敗した演奏の動画であっても何らかの役には立つものです。所詮は下手の横好きレベルの趣味ですが、それがコミュニケーションの一助になれば無駄ではなかったと思えるし、これからも音楽を続けていくモチベーションにもつながります。なにせ毎回発表会のたびに大なり小なり落ち込みますから、モチベーションの維持もそれなりに大変なんです。
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メドレーを吹く難しさ

2024-06-16 23:59:16 | 音楽
 今日は年に一度のサックスの発表会。緊張して頭が真っ白になったというようなことはありませんでしたが、とは言え練習の70%くらいしかできなかったなというくらいの苦さは残りました。いつものことながら、なかなか会心の出来というわけにはいきません。特に今回の目標は高価なセルマーのサックスを買うという「課金」してまで求めた「良い音」で吹くということだったのですが、ちょっと力んでしまったのか、そこまで音色が改善されたという実感は自分にはありませんでした。まだまだ修行が必要です。

 今回は初めてメドレーに挑戦しました。「ニュー・シネマ・パラダイス」という30年以上も前のイタリア映画のメドレーです。この映画は当初銀座だけの単館上映だったのですが、とても評判が高くて、僕もわざわざ銀座まで見に行って感動した作品です。映画の内容だけではなく音楽が本当に素晴らしくて、子どもの頃からの映画音楽好きなので、いつかサックスで吹いてみたいと思っていたのが今回叶った形になりました。

 主題歌だけではなく、4つのテーマをメドレーで吹いたのですが、これがなかなか大変で、それぞれは短くても4曲を立て続けに吹くのは体力も気力も使うことがわかりました。長さはトータルで6分20秒ほどで過去最長です。なにより大変なのは4回も曲をスタートさせることです。1曲なら一度スタートすれば後はラストまでその流れでいけるのに、短いスパンで終わらせて、また新しい曲を毎回始めるのはかなりしんどいです。曲ごとにテンポが違うし、スケールも変わったりします。毎回リセットしなければなりませんが、終わったらすぐに次の曲に移るので、切り替える時間がほとんどありません。「次の曲はどうするんだったかな」なんて悠長に考えている余裕がないのです。

 今回は2曲目と3曲目が前奏なしでいきなりカウントで始まるので、余計に心と頭の準備をする時間がなくて参りました。特に2曲目は特徴が薄くヌルっと始まる曲なので、ステージに上がる前に、どんな曲だったか思い出せずに焦っていました。これもきっと慣れなのでしょうが、「良い音」以前の問題が思っていたよりも大きくて、なかなか目指す本質に辿り着けないのがもどかしいです。

 
 
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ピアノ弾き語りの悩み

2024-06-15 23:59:57 | 音楽
 ピアノで弾き語りをするというのは、もうオジサンにとっては「めっちゃカッコいい」わけで、僕もピアノを習い始めてから過去に3回発表会でチャレンジしました。最初は「TSUNAMI」、2度目は「栄光の架橋」、3度目は「JAM」です。「TSUNAMI」では緊張し過ぎて最初からピアノがわからなくなり、1番はずっと単なるボーカリストになってしまいましたが、「栄光の架橋」以降は少々ピアノは間違えたものの、何とか歌もピアノも完走することはできました。

 弾き語りの主役は歌で、ピアノはあくまでも伴奏なのですが、実際には注意力の9割はピアノ演奏になっていて、ついでに歌も歌っているくらいの感じです。それくらい素人にとってピアノは難しく、それはそのまま弾き語りの難しさに繋がっています。それもあって、もう数年間弾き語りは封印してピアノはピアノのレッスンに精を出し、歌は歌で2年以上ボーカルのレッスンに通っているのですが、そろそろ欲を出して弾き語りに挑戦したくなってきました。

 いま弾き語りの候補曲として考えているのが玉置浩二の「メロディー」です。単にボーカルの発表会で歌っても良いのですが、玉置浩二はキーも合うし、どうせなら歌うだけではなく弾き語りでやってみたくなりました。問題は「メロディー」のキーがGフラットというピアノで弾くと黒鍵6つ使う超絶訳がわからないキーなのです。これをこのまま原曲キーで弾くか、それとも弾きやすいGに半音上げて弾くかで少々悩んでいます。

 これまでも「栄光の架橋」の時にはキーを変えて弾きやすくしましたが、それは原曲キーが高過ぎて歌えないという真っ当な理由もありました。「メロディー」は原曲キーがちょうど歌いやすくて、半音上げてももちろん問題なく歌うことはできるのですから、弾きやすくするために上げれば良いんじゃないかと安易に考えましたが、それはそれで問題があることが判明しました。

 半音上げることで曲の雰囲気がガラッと変わってしまうのです。切ない歌が急に明るい歌になってしまうので、これは違うなという印象になることでしょう。自分のピアノの腕前を考えればキーを変えることが現実的な判断という気もしますが、趣味でやっているからこそ理想を押し通した方が良いのではないかという思いもあります。発表会で演奏するとしたら早くても1年後になりそうなので、時間はまだまだありますから、今のところ現実よりも理想を取りたい気分ではあります。
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サービスの悩みは続くよ

2024-06-12 23:59:37 | 音楽
 これだけ長くテニスをしていて、ずっとサービスの改良にも取り組んでいて、それでもサービスの悩みは尽きません。なぜ悩みが続くかと言えば、サービスは自分だけで完結する「クローズドスキル」だからです。相手ありきの「オープンスキル」である他のショットと比べて、いつまで経っても、あーでもない、こーでもない、と一人で悩んでいられるからです。

 最近は足を揃えないで打つフォームに改良したところ、スピードが上がりましたし、かなり本数を打っても腰が痛くならなくなりました。理屈はよくわかりませんが、恐らく自分の身体にフォームが合っているのだろうと思っています。ただデメリットもあって、コントロールが悪くダブルフォルトが増えたことです。以前はスピードよりもコントロール重視の打ち方をしていたので、ワイドとセンターとボディをある程度ちゃんと狙って打っていましたが、今はスピードに頼ってとにかくどこかに入ればいいやくらいの乱暴なファーストサービスを打っています。

 で、入らないと今度は回転をかけて、これまたどこかに入ればいいやという適当なセカンドサービスを打つわけですが、回転がうまくかからないとオーバーフォルトをしてしまいます。こうして書いていてもわかるように「乱暴」で「適当」になってしまうのは、明らかに改良途中で練習不足、技術不足なのですが、練習をたっぷりできるだけの環境にはないので、なかなか向上できません。毎日100球サービス練習ができる環境があったらどれほど上達できるかと思います。大谷クラスの金持ちになったら自宅にプールは要りませんが、自宅にテニスコートが欲しいです。

 最近ひとつだけコツを掴んだ気がするのがデュースサイドからのサービスです。なんと切れとスピードが両立したワイドへのスライスサービスが時々打てるようになりました。ただこれまで教えてもらったり、YouTubeで解説されているようなスライスサービスではなく、自己流で掴んだ打ち方なので、果たしてこのまま自分のものとして完全に使えるようになるのかどうかは、我ながら未知数です。過去に何回も同じように「掴んだ」と思ったことはありましたが、その都度忘れてしまっていますから、今回もまたできなくなってしまう可能性も大きいです。サービスの悩みは本当にいつまで経っても続きます。
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発表会の季節

2024-06-09 23:47:17 | 音楽
 先週ピアノの発表会が終わりましたが、来週はサックスの発表会です。2週間ズレているだけでも間が取れて助かります。いつもこの時期なので同日になったり2日連続になったりするとかなりしんどくなります。サックスは昨年末からコツコツと練習をしてきていましたが、伴奏の雰囲気がわかったのは先月末で、そこから前奏をどうするとか、リピートをどうするとか、間奏はどれくらいの長さだとか、締めをどうするとか、細かいところを打ち合わせしています。あと本番前のレッスン1回しかないですけど。

 吹き慣れているプロはリハでそのあたりを軽く打ち合わせすればできることでも、僕のレベルではかなり前からそういうこともちゃんと決めておいてもらわないと、焦ってしまって失敗の原因になります。特に最後のところを自分の好きな感じで伸ばして、バンドにサックスを上下に振って合図を送る、という仕草は、何回やっても緊張します。カッコ良く振りたいのですが、それを考えているだけで音を外しそうです。しかも今回は一度ではなく、2音続けて振らなければいけないので、ますますどれくらい伸ばすのかとか、うまく音をブレずに振れるのかとか悩ましい限りです。

 そしてサックスの発表会の4週間後にはボーカルの発表会です。1ヵ月半の間にピアノ、サックス、ボーカルの発表会が続くのは毎年のことながらキツイです。まだボーカルは先日のレッスンでやっと何を歌うか決めたばかりなので、これからどういうイメージで仕上げていくのかを1ヵ月で決めてやらなければなりません。サックスもボーカルも先生の僕に対する扱い方が良く言えば信頼されている、悪く言えば雑です。「こういう風にやろう」と言えばすぐに対応してできるだろうと思っているのかも知れませんが、全然そんなことはありませんから。

 ちなみにピアノの先生だけは僕の実力を良くわかっているからか、きめ細やかに指導してくれます。教室の生徒のメインが幼い子どもたちなので、つい60代のジジイも幼稚園の年長さんと同じように扱われているのかもという気もしますが、ピアノはサックスやボーカルほど適当に「こんな感じ」ではプレイできないのも事実です。先生の出自がジャズなのかクラシックなのかによっても違うのかも知れませんが、それぞれに良さはあるので、頑張ってついていこうと思っています。
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サックスのスワブ詰まり

2024-06-06 23:59:45 | 音楽
  昨日の夕方、サックスを練習して手入れしていた時に、ネックにスワブが詰まって動かなくなりました。スワブというのは管楽器の水気を取るために通す専用の布のことです。サックスのスワブが詰まるというのは「あるある」のひとつらしいのですが、僕はこの15年間で一度もそんな事態になったことはないので、つい油断していたのがいけなかったのでしょう。「絶対に動かないぞ」という強いスワブの意志を感じるほどにガッチリとしていて動きませんでした。少々力を入れて引き抜こうとしても何ともならない感じです。それにこれ以上無理して力ずくで引き抜こうとしたら細いサックスのネックなんて壊れてしまいそうでした。昨年夏に購入した高価な楽器を壊すわけにはいきませんし、何より来週日曜日には年に一度の発表会です。楽器が修理中では悲しすぎます。

 仕方ないので今朝馴染みの楽器店のスタッフに電話してリペアの予約をしました。仕事が終わるとすぐに車を飛ばして持ち込みます。リペアのスタッフは難しい顔をして「このスワブは切っても良いですか?」と言うので、もちろん切っても燃やしても良いからサックスのネックを救ってくれと頼みました。ところが1分も経たないくらいで「抜けましたよ」と持ってきてくれました。スワブも無事です。どうやって?と聞いたら「いや、普通に少し押してみただけですけど」と言うので、昨日の頑強な抵抗ぶりが嘘のような話です。リペアスタッフは「恐らくスワブが乾いたからでしょうね」とのこと。確かに布は乾けば摩擦抵抗が減ります。今日になって自分でやってみても抜けたかも知れません。もう怖くて触る気にもなれませんでしたけど。

 そんなわけで、もし今後またスワブが詰まったら、まずスワブが乾くまで待って再トライすることにします。ただ何より詰まらせないことの方が大事で、入れる前に皺を伸ばしてから使う、抵抗を感じたら無理しないで逆方向に戻す、そしてそもそも慣れた作業で雑にやるからこういうことになるわけで、毎回丁寧に手入れをするということです。ひとつ勉強になりました。
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