幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

ガウディとサグラダ・ファミリア

2024-02-16 23:54:48 | 旅行
 いま名古屋市美術館で開催されている『ガウディとサグラダ・ファミリア展』を見に行ってきました。さすがの人気企画だけに平日にしてはかなりの人出で、改めてガウディの魅力を再確認させられました。展示内容は知っていることも多かったのですが、実際に模型や彫刻を見られるのはやはり企画展ならではの良さで堪能してきました。1800円という映画一本分の入場料なりの価値はありました。

 僕がサグラダ・ファミリアを見に行ったのは今から38年前、1986年10月のことです。新婚旅行で行きましたが、そもそもの発端がバルセロナにサグラダ・ファミリアを見に行きたくて、そのための旅費と休暇を確保するための手段として新婚旅行を企画したというのが本音です。そうでもしないとバルセロナなんて行けそうもありませんでした。もちろんそんなことは親にも周りにも言いませんでしたが。

 なので旅行はバルセロナを含む格安ツアーを探して決めました。当時の新婚旅行は沖縄かグアムあたりが定番で、少し贅沢するとハワイ、オーストラリアかアメリカ西海岸。ヨーロッパはまだ少数派でしたが、行くならパリかローマでした。僕が選んだのはブリュッセルとバルセロナとミラノという、ヨーロッパ4回目くらいの旅行好きが行くような通好みのツアーでしたから、新婚カップルよりも普通の旅好きのツアー客の方が多かったです。

 サグラダ・ファミリアは前年に世界遺産に登録されていましたが、まだ日本での知名度は今に比べればかなり低く、ガウディもサントリーのCMで取り上げられたので名前だけは知っているという人が大半でした。バルセロナという都市も今のようにサッカー好きが多いわけではないので知っている人も少なかったし、全てが今よりマイナーでした。サグラダ・ファミリアに外尾悦郎が彫刻家として関わっていることなんて全く知られていませんでしたが、僕が見に行った時はちょうど彼の真新しい彫刻が取り付けられた頃で、「日本人が作った」と聞いて感動したのを今でも鮮明に覚えています。

 1986年の段階ではサグラダ・ファミリアはもちろん今ほど完成はしておらず、あと200年はかかると言われている頃でした。内部も工事中だらけでしたが教会内に入って尖塔を上ることができました。安全対策もかなりいい加減で、塔の階段を上りながら「落ちたら死ぬね」とツアー客同士で言い合いながら上がったのもよく覚えています。全然未完成で雑然としていたサグラダ・ファミリアよりはグエル公園の方がずっとフォトジェニックで、写真もたくさん撮ったし、はしゃいでいたものです。

 あれから38年。完成まで200年かかるはずだったサグラダ・ファミリアはあと2年程度で完成するとも言われています。完成したら見に行ってみたいとは思いますが、この円安で年金生活予定者に海外旅行など贅沢過ぎて無理ですし、どうせヨーロッパに行くならまだ行っていないところを訪れてみたいですから、多分もうバルセロナに行くことはないでしょう。今日の展示で堪能してきたのでよしとします。
 
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ジブリパークのチケット

2023-12-01 23:26:46 | 旅行
 来年3月16日に「魔女の谷」がオープンし、予定されていた5つのエリアが完成するジブリパーク。それに合わせて新しいチケットの種類と料金が発表されました。うちの娘はジブリ大好き人間なので、すでに何回もジブリパークに足を運んでいますが、このチケットの発表を聞いて激怒しています。まあ一番高いチケットは7800円だとかは僕も知っていましたが、県営施設なのに高いなと思っていただけでした。内容を見てなるほど怒るわけだと納得しました。

 僕はジブリパークがある「愛・地球博記念公園」にテニスをするために通っていますが、ジブリパークができるかなり前に「サツキとメイの家」を見に行ったことがあるだけで、オープンしてからはジブリパークには近づいたこともありません。発表された新しいチケットは「さんぽ券」2000円、「大さんぽ券」4000円、「大さんぽ券プレミアム」7800円(全て大人休日料金)の3種類。問題はその内容でした。

 一番安価な「さんぽ券」は4つの屋外エリアのみ有効で、目玉の「ジブリの大倉庫」はもちろん「地球屋」(青春の丘) 、「サツキとメイの家」(どんどこ森) 、「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」(魔女の谷) の内部にも入れません。本当に屋外を散歩するだけのためのチケットです。真ん中の4000円の「大さんぽ券」は「ジブリの大倉庫」に入るためのチケットで、それ以外の屋内施設には「さんぽ券」と同じく入れず、屋外を回って「映え」写真を撮るくらいしかできません。

 7800円の「大さんぽ券プレミアム」は5つの全てのエリア、全ての施設の中に入ることができます。当然1回で全てを回りたい人はこのチケットを買い求めるわけです。ただジブリパークの営業時間は平日10~17時、休日9~17時。恐らく時間的に全部は回り切れないで終わります。ジブリパークのキャッチフレーズ「ゆっくりきて下さい」に反して大急ぎで走って回らなければなりません。ジブリパークは森の中にエリアが点在していてかなり歩きます。ゆっくり回りたいなら1泊して2日に分けて回る方が良いと思います。

 ただ問題は屋内施設が多い新エリア「魔女の谷」と「ジブリの大倉庫」を2日間に分けて入りたいと考えても、少なくともどちらか1日は7800円の「大さんぽ券プレミアム」が必要になることです。本来「ジブリの大倉庫」に入るための「大さんぽ券」Aがあるなら、「魔女の谷」のための「大さんぽ券」Bも用意すべきでしょう。そうすれば4000円×2で8000円で済みます。もちろん娘のようなヘビーユーザーも新しい「魔女の谷」だけに行きたいのに「大さんぽ券プレミアム」購入が必須となります。それだけのために7800円はいかにも高価です。

 そんなことで娘は激怒しているのですが、マニアはいくら腹が立っても結局は割高な料金を払って行くものです。それがわかっているからこそのジブリ商法なのでしょう。もっともあくまでも愛知県営の公園内の施設なのに、あまりにもディズニーのような割高な価格設定で商売をするのはちょっといかがなものかという気はします。ショバ代は我々愛知県民負担です。「愛知県民デー」に優先予約できるそうですが、全く割引がないのはちょっと納得がいきません。
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安曇野ファン

2022-11-26 23:58:13 | 旅行
 今日の「ブラタモリ」は安曇野でした。大王わさび農場から穂高神社まで安曇野の各地を回って、安曇野の歴史文化地質地形など、いつものブラタモリらしく探訪していました。ちょっと全体としてのまとまりはありませんでしたが、それを「安曇野はファン多し」という無理くりなお題で通していました。まあそういう回もあることでしょう。

 かくいう僕も安曇野のファンです。若い頃から本当によく訪れています。名古屋から車で2時間強で着きますから、1泊か2泊のドライブ旅行としては手頃な距離です。さすがに冬は寒いので行きませんが、春から秋までそれぞれに魅力的な土地で、見どころも多く自然と文化の両方に触れられるのも良いところです。

 また安曇野に泊まって少し足を伸ばせば松本にも大町や白馬にも行けます。黒部に行くもよし、上高地に向かうもよし、北アルプスを越えて奥飛騨に向かうのもよしです。温泉もありますし、美術館も多いです。特に昔からお気に入りは碌山美術館です。日本の近代彫刻の祖とされ「東洋のロダン」として知られる萩原碌山の個人美術館ですが、まず建物が美しくて魅力的です。

 お気に入りの土地ですが、若い頃に繰り返し訪れていたせいもあって、近年は信州に向かっても善光寺、軽井沢、もしくは八ヶ岳方面などに行っていたので安曇野はご無沙汰しています。またどこかで機会を見つけてドライブに行きたいとブラタモリを見ながら安曇野ファンとして思いました。
 
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ジブリパークは遊園地ではない

2022-11-02 23:52:34 | 旅行
 いよいよ今月から愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内にジブリパークがオープンしました。日本のみならず世界中のジブリファンが期待に満ちて来場することでしょう。ただ愛知県民、特に僕のように愛・地球博記念公園でいつもテニスをしているような地元の人間は不安でいっぱいです。ジブリパークが「面白くない」「地味」「しょぼい」と言われるのではないかと心配でなりません。レゴランドの二の舞になるのではないかと慄いています。

 公式サイトにもちゃんと記載されていることですが、ジブリパークはTDRやUSJのような大型テーマパークとは違います。アトラクションはありませんしライドもショーもパレードもありません。キャラクターの着ぐるみは歩いていないし、「ジブリ飯」が食べられたりしないし、コスプレも楽しめないし、もちろんオフィシャルホテルとかもありません。自然が豊かな広い公園の中に展示棟がいくつか建っているだけです。遊園地ではなく、あくまでも公園なのです。

 ジブリキャラクターたちが総出で出迎えてくれるアメリカナイズされたテーマパークを想像して来場したら必ずやガッカリすることでしょう。そんなキャッキャッした派手な場所ではなく、豊かな自然の中を歩きながら、ジブリの世界を覗き見る落ち着いたところです。だからジブリの作品を事前にしっかり鑑賞して、そして同じ世界観の空気を吸いに行くのだと思って来場することをお勧めします。

 と、偉そうに解説めいたことを書いていますが、僕は開場してすぐに訪問したわけでも何でもありません。ただ資料を見て映像を見て、さらに工事が始まる前からオープン直前までの現地にかなり多く足を運んだだけです。それだけですが、あらかじめしっかり言っておかないと、本来のコンセプトも理解せずにジブリパークや愛知県の悪口をSNSで広めるような奴が必ず出てきそうで心配です。

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1979年の竹富島

2022-01-29 22:50:43 | 旅行
 今日の「ブラタモリ」は竹富島でした。ご存知の方も多いかと思いますが、沖縄の八重山諸島、石垣島と西表島の間にあるサンゴ礁でできた小さな島です。350人ほどの人が住んでいるそうですが、年間の観光客は50万人という有名な観光地です。ブラタモリでも紹介していましたが、古い沖縄の風景が色濃く残っている島です。

 僕が竹富島に初めて行ったのは大学1年の夏休みですから1979年7月。もう43年近く前のことになります。高校からの友人の親戚が沖縄本島の北谷にいるので、そこに泊めてもらえば良いからと誘われて男3人で沖縄旅行に行きました。生まれて初めて飛行機に乗っての旅行でした。まだ沖縄が返還されてから7年。アメリカ領だった痕跡がいたるところに残っていた時代で、コザの街に行くと英語の看板やネオンサインばかり並んでいて「日本じゃない!」とショックを受けました。

 その旅行中に沖縄本島をくまなく回っただけでは飽き足らず、2泊3日で石垣島に行き、さらに石垣から船に乗って竹富島まで足を延ばしました。当時は竹富島の知名度はかなり低く、星砂のビーチがあるということで辛うじて認識されているくらいでした。実際、僕も星砂の入ったカプセルをお土産で買って帰ってきました。ただ星砂よりも感動したのは、白い道、赤い瓦屋根、そして美しいコンドイビーチでした。

 観光シーズンの7月半ばでしたが、石垣島やましてや竹富島まで行く観光客は少なく、コンドイビーチも人影はまばら。あの美しいビーチを悠々と独占していたのですから「ここまさに南の楽園だ」と大感動。その後、旅行と言えば沖縄、グアム、サイパン、パタヤ、プーケット、ケアンズ、ハワイと南の島ばかり巡るようになってしまいましたが、未だにコンドイビーチを超える感動を味わったことはありません。この時、石垣島の底地ビーチにも行きやはり感動して、八重山諸島の海が世界で一番美しいと未だに思っています。

 40年以上の時が経ち、今では竹富島も星野リゾートが開発したりしてすっかり観光地と化していますが、まだ素朴な離島だった時代に訪れることができたことは本当に幸運だったと思います。ブラタモリを見ながら、また行きたいという思いもよぎりますが、1979年の夏の竹富島の思い出だけで十分という気もまたしています。
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全都道府県制覇に向けて

2020-10-17 23:44:00 | 旅行
 日本の47都道府県全てを訪れてみたいという小さな野望があります。まだまだ前途は遠く、残っているのは東北6県(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)と高知県、そして九州3県(大分、熊本、鹿児島)の10県です。ポツンと離れている高知県が最後になりそうな予感がしますが、九州は一度は無理でも二度に分ければいけそう、東北は何回かかるかなという感じです。

 来年2月末で定年になった時には人並みにちょっと旅行でもと考えていますが、なにせ海外はコロナ禍できっと難しそうな気がしますから、東北か九州のどちらかに行こうかといま目論んでいます。季節的には3月上旬ならまだ寒い東北よりは九州かなという気分です。

 プランとしては大分の別府、由布院と熊本の黒川の温泉巡りがA案、鹿児島の霧島、指宿温泉と桜島観光がB案です。どちらも魅力的で、一気に両方巡ることも考えたのですが、ゆっくりしたいので日数的にあまり長くなるのは犬を預けることを考えると難しいかなと思って、やはりどちらかだけにしようと考えています。

 どちらも温泉巡りがメインですが、B案の鹿児島の方が歴史好きとしては尋ねるべきところが多いので今のところ少し心を惹かれています。大河ドラマ「西郷どん」「篤姫」を見ていたので、そのロケ地やゆかりの地とか見て回りたいですし、霧島神宮や知覧にも行ってみたいと思っています。ただ未踏県を制覇することを考えると、大分と熊本が一気に踏破できるA案も捨てがたいところです。

 旅行はプランを練っているうちが楽しいので、もうしばらくは情報を集めながらあれこれ考えてみたいと思っています。

 
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開園当初のディズニーランド

2020-04-24 23:38:23 | 旅行
 今日の「ヒルナンデス」で「おうちで東京ディズニーランドを楽しもう!」という企画を放送していました。陣内智則とディズニーファンの風間俊介、浅倉大介の3人でディズニーランドの中を周りながら、37年の歴史を振り返って、開園当初のチケット、ガイドブック、包装紙、グッズなどを紹介していました。陣内も視聴者の大半も「へー、そうだったんだ」と思いながら見ていたことでしょうが、僕はちょっと違います。

 まったくディズニーファンではないので実は過去に3回しか行ったことがないのですが、行ったのが1983年4月、1987年6月、1995年10月の3回。最後に行ってから25年近くもご無沙汰しているわけですから、むしろ知っているのは開園当初のディズニーランドだけで、最近の「東京ディズニーリゾート」については全然知らないのです。

 そのために番組内で紹介されていた開園当初のチケットやらグッズやら包装紙やらは馴染みがあるのですが、逆に「今はそうじゃないんだ」という感じで見ていました。オープン時は舞浜駅がなかったと言われても、当時はいつも車で行ってたから気にもしてませんでした。初めて行った1983年4月はオープン直後。初回の印象がなにより強烈なので、思い出が上書きされていないのです。

 なぜ25年も行っていないかというと、最後に行った時が娘の2歳の誕生日記念だったのですが、そこで娘が着ぐるみのキャラクターたちが怖くて「もう行きたくない」と言い出したからです。そのせいで娘が成長するまで全く行くことはありませんでした。娘は「なぜあんなこと言ってしまったのか」と悔やんでいますが、こちらとしてはお金もかかるし時間もかかるので、むしろ助かったと思っています。

 今は孫娘を連れて遊びに行こうかという話が出ています。多分これは付き合わざるを得ないので、開園40周年くらいの時に行くことになりそうです。コロナもさすがに3年後には収まっていることでしょうし。
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巨大仏の魔力

2020-04-01 23:33:23 | 旅行
 巨大仏というものがあります。大仏と言えば奈良や鎌倉が有名ですが、これらをはるかに超える昭和以降に作られた巨大な仏像のことです。僕は奈良の大仏も鎌倉の大仏ももちろん見に行っていますし、「三大大仏」の候補である高岡大仏も見に行きました。ちなみに「三大大仏」は奈良と鎌倉は決定ですが、3番目は高岡や岐阜などいくつか名乗りを上げている候補があるらしいです。

 三大大仏は比較的名古屋から近いところに揃っているので観光にも行きやすいのですが、50mを超えるような巨大仏は町おこしを狙って作られたものが多いせいか不便なところに建てられていて、なかなかそこまで足が伸ばせません。一番有名でかつ一番巨大なのは牛久大仏(120m)。茨城県に観光なんて、国内で他に行くところがいくらでもあるのですが、牛久大仏だけはいつか見てみたいと思っています。

 2位は仙台大観音(100m)。残念ながら東北地方に足を踏み入れたことがないので未見なのですが、仙台は生きている間に一度は行きたい街なので、きっと仙台大観音も見ることができるでしょう。なにせ巨大仏の良さは遠く離れたところからでも見られるところにあります。

 2位タイは淡路島の世界平和大観音像(100m)。淡路島に遊びに行った時に道路を走っていたらいきなり出てきて度肝を抜かれました。何にもない田舎の風景に縮尺を間違えたかのように登場する巨大仏の違和感。これこそが巨大仏の最大の魅力です。内部なんて興味がありません。巨大仏のある風景が見たいのです。残念なことにこの世界平和大観音像は2006年から閉鎖されていて、このたび取り壊しが決まったそうです。

 4位の北海道大観音(88m)は見たことがありませんが、5位の加賀大観音(73m)は何回か見ています。加賀温泉駅の目の前にあって違和感たっぷり。初めてみた巨大仏がこの加賀大観音でした。以降、巨大仏になぜか心惹かれるようになってしまったのです。

 ちなみに巨大仏ではありませんが、大仏なら愛知県内にもいくつかあります。布袋の大仏(18m)や、聚楽園大仏(18.8m)は名鉄電車の側に立っているので電車の中から見ることができます。桃厳寺の名古屋大仏(15m)も我が家からクルマならほど近いのでお馴染みさんです。そして僕の散歩コースである八事興正寺にも新しい大仏があります。こちらは高さ7mと小さめですが、もっとも身近な大仏です。

 特に歴史や由緒があるわけでもなく、それほどありがたい感じもしませんが、何か心惹かれるものがある巨大仏。コロナ禍が収まったらまた見に行きたいものです。
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浜松市楽器博物館

2020-03-08 23:37:12 | 旅行
 前にも書いたように今度の金曜日で手放すことになる今のクルマの走行距離が77777kmに近づいています。何とかそこまで達成しておきたいと考えて家族3人で日帰りドライブに行くことにしました。残り220kmですから片道100km余りの場所。新型コロナの感染にあまり関係なさそうなところで、雨の予報なので屋内施設。という条件に当てはまったのが浜松の楽器博物館でした。

 片道100kmと言えば浜松以外にも長野方面なら妻籠とか飯田、岐阜方面なら郡上八幡、三重方面なら鳥羽、関西方面なら琵琶湖とかが候補に上がります。ほとんどどこでも行ったことがあるのですが、まだ行っていなくて行きたいところとなると浜松市楽器博物館でした。楽器の所蔵点数3000点を超える日本でトップの楽器博物館。さすが楽器の街、浜松。ピアノのMちゃん先生も1年ほど前に行ったという話は聞いていて、以前から行ってみたかったし、娘は僕より楽器好きなのでもちろん大賛成です。

 思っていた以上の激しい雨の中を東名高速で1時間。浜松西インターから浜松駅前のアクトシティ浜松の駐車場に入れると、雨に濡れずに博物館までたどり着けます。中には世界中の楽器が地域別に陳列されています。基本的には触ることはできませんが、日曜日には説明会も開催されていて、ちょうど着いたら始まったので、モンゴルの馬頭琴、ミャンマーの竪琴(ビルマの竪琴)、インドネシアのジュゴック(ガムラン)の説明がありました。それぞれに有名な楽器ですが見るのも音を生で聴くのも初めてでした。

 西洋の楽器も昔のものが揃っていて、初期のピアノをはじめ、バイオリン、ギター、トランペットなどと並んでアドルフ・サックスが作ったサックスもありました。体験コーナーには実際にハンドベルや馬頭琴、スティールパンなどを演奏することができます。1時間弱くらいのつもりがついつい長居して2時間。それくらい充実していて建物も豪華なのに、料金は大人800円という安さも魅力でした。

 日が暮れてきたので慌てて名古屋に戻ってきましたが、家の駐車場に着いたところで見事に77777kmに。完璧に計算通りとはさすがにいかず、近所を2kmほど遠回りして帰りましたが、ほぼ計算通りでした。雨中の高速道路ドライブは少し疲れましたが、コロナの影響か道路も博物館も日曜日にしては随分と空いていましたから満足のいく休日でした。強いて残念だった点を言えば「さわやか」のハンバーグがタイミングが合わずに食べられなかったことくらいです。
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観光地はガラ空きらしい

2020-02-22 23:14:37 | 旅行
 新型コロナウィルスの感染拡大によって中国をはじめ世界から日本にやってくる観光客が減っています。それだけではなく日本人も外出や移動を控えはじめているので、日本の観光地はどこも打撃を被っていることでしょう。このまま長引いていけば倒産するホテル、土産物店、飲食店などが出てくる可能性も十分に考えられます。

 だからと言って重症化しやすい年配者に「自粛していたら経済が回らないですよ」と勧めるわけにもいきませんが、体力のある20代から40代の現役世代なら、この空いている時期に観光地に出かけるのは悪いアイデアではないかも知れません。もちろん十分に感染には気をつけなければならないですが、みんなが家に閉じこもってばかりでは何ともなりません。

 この3連休はさすがにあまり遊びに出かけている人は少ないかも知れませんが、来月も3連休がありますし、学校は春休みにもなります。それが終われば花見の季節で、その後はゴールデンウィークです。いつもなら外国人でイヤになるほど混んでいる京都とか、九州、沖縄、そして東北や北海道もどんどん良い季節になってきます。行ける人はいま行っておくと観光地の人たちも助かると思います。

 我が家も車を買い替えたらそれでドライブ旅行に行こうかと検討しています。近場なら信州、高山、もしくは京都か奈良。少し足を伸ばすなら伊豆や湘南、瀬戸内海。さすがに九州や東北までドライブするのはしんどいですが、せっかく車が新しくなったなら、どこかでロングドライブもしてみたいものです。
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