幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

褒められ方の違い

2023-01-31 23:38:06 | 音楽
 日曜日のボーカルの発表会の動画を親しい人たちに見てもらいました。感想をいろいろと貰いましたが、もちろん全員褒めてくれます。そりゃまあ誰も批判したりケチをつけたりしないのはわかっています。大人の良識というかマナーですから褒めるに決まっているのですが、受け取る側としてはその褒められ具合で、実際のところどう思ったのかなと推し測っている部分はあります。

 これまでサックスやピアノの動画に対する反応で多かったのは(1)姿勢を褒める、つまり「頑張った」「楽しそう」「努力が伝わった」などの言葉で、具体的なことには触れない もしくは(2)一部分を褒める、つまり「音が良くなった」「サビが盛り上がった」「難しいフレーズがちゃんと演奏できていた」など、良かったところだけに触れる、という2つのパターンです。どちらも大抵自分で「ちょっと失敗したな」と感じている場合が多いので、褒めるのに苦労させてしまって申し訳ないと反省します。

 まあまあ良かったかなと思っている時は、もう少し素直に褒めてもらえる場合が多く、「上達した」「素敵」「聴きごたえがあった」「安定感があった」などと言ってもらえます。トータルに上出来な部類だったんだなとわかります。「次も楽しみにしています」「生で聴きたい」などと言われると、これはかなり高評価な時が多く、自分でもそこそこ上手くできたなと感じている時なので、さらにモチベーションが上がります。

 そして今回はサックスやピアノではあまりなかった絶賛の言葉をもらうことが多いです。いちいちここに書き連ねるのは気恥ずかしいのでやめておきますが、褒め言葉の熱量がこれまでになく高く、本気で褒めてくれている人が多いなと感じました。まあ中にはきっと下手だろうと思って聴いたら意外に歌えていたのでギャップに驚いたという人もいるので、単にハードルが低かっただけということもありますが、おおむねこちらが照れるほどの絶賛です。

 もちろん盛大に褒めてもらえて嬉しいのですが、そうなるとやっぱりサックスやピアノはそこそこの評価だったんだなぁと改めてわかってしまったところもあります。サックス13年、ピアノ11年に対してボーカルはわずか1年ですから、レッスン歴の長さを考えるといかに楽器演奏が難しく上達に時間がかかるのか、改めて痛感したりもしています。もっともボーカルの評価も大半は「声が良い」ということなので、技術ではなく持って生まれた部分です。親のお陰だとも言えますから、今後はもっと技術を磨いてレベルアップしたいと思います。どんな言葉でも褒めてもらえるのはやっぱり嬉しいし。

 
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服をまとめ買い

2023-01-30 23:39:18 | 日記
 今日は娘に誘われて買い物に行きました。娘が誘ってくる時は僕の財布を狙っていることは明白なのですが、娘と一緒に行けば服を買いやすいので誘いに乗ることにしました。服を買うと言ってもハイブランドのショップに行くわけではなく、ユニクロとGUと無印良品です。ショッピングモールに入っているので簡単に回ることができて便利ですし、何より安いので定年後再雇用の身分としては助かります。

 コロナになってからは出社をしていないのでビジネス用の服を買う必要がなくなりました。ごく稀に出社をしてもカジュアルなままで行くので、スーツにもネクタイにも無縁に過ごしています。それ自体は長年在籍した制作部門にいた頃と変わりませんが、当時は気張ってポールスミスとかコムデギャルソンとか着ていた時もありましたが、もう今はユニクロ万歳です。

 ちょうど春物が入荷している時期ですから、冬物はセール価格になっています。春と言っても桜が咲くころまでは寒いので、まだまだ冬物の出番は続きます。今日はまずGUから攻めてみました。センタープレスストレートパンツが1990円だったのでまず1本。そしてシェフパンツが値下げしていて990円だったので2本買おうかと思いましたが、それよりもスウェットパーカーが990円だったのでパンツを1本にしてパーカーも1着購入。ついでにボクサーパンツも490円だったので2枚。さらにユニクロに移動して値下げしていた前開きのパーカー1290円と、50色ソックス4足まとめ買いで990円を購入しました。

 ここまでトータル12品で7230円。いやぁ、安いです。アウトレットのブランド店で買えばパーカー1着の値段です。柄物はひとつもなく全てベーシックなデザインの無地ですが、カラーはキレイで春っぽい色も多いので、これからの季節に十分に使えます。最後に無印良品でバケットハットを買おうかどうしようか迷ってやめました。3000円は決して高くはないはずですが、ここまでの買い物があまりにも安かったので金銭感覚がバグりました。まあ定番商品なのでまた改めて検討して買いにいきます。
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楽しくて気持ち良い発表会

2023-01-29 23:59:11 | 音楽
 今日はボーカルの発表会。しかも僕の好きなライブハウスでバックバンドつき。ホールでピアノ伴奏だけの発表会は緊張しますが、ライブハウスでバンドがついている発表会は基本楽しいです。今回はピアノ、ベース、ドラムという最低限の構成ですが、それでもバックバンドがいるのはワクワクものです。できることならギターとサックスかトランペットが欲しかったですが、贅沢は言えません。

 今回は2曲歌いました。1曲目は去年サックスで吹いた「What a Wonderful World」を今年はボーカルで挑戦です。いろいろな人がカバーをしていますが、やはりお手本はルイ・アームストロング。もちろんあんな風には歌えませんが、繰り返しサッチモの歌唱を聴いて、サッチモ風に少しためて歌いました。ピアノ伴奏だけですが、スローバラードですからそれはそれで情感が出て良いかなと思いました。自分としては練習通りにほぼできたので自己採点は85点。ちょっと英語の発音が緊張で甘くなりました。

 2曲目は布施明の「君は薔薇より美しい」。懐メロではありますが、令和の今でも通用する名曲。星野源が「ニセ明」名義でカバーしています。この曲をバンドつきで歌ったのですが、ホーンがないのでピアノが頑張って盛り上げてくれました。1番と2番で似た歌詞が繰り返されるので間違えないかドキドキものでしたが、実際に歌ってみたらほど良い緊張感が良かったようで、スラスラと間違えずに歌詞が出てきました。YouTubeで布施明の歌唱映像を繰り返し見て勉強したので、ちょっと振りも真似してバッチリ歌いあげることができました。自己採点は90点。ピッチやリズムがちょっと崩れたのが残念です。

 ただ今回は本当に落ち着いて歌えたので楽しめたし気持ち良かったです。やはりライブハウスは相性が良いようです。歌い終わってから先生たちだけではなく、スタッフや生徒さんたちからもたくさん誉めてもらって、自己満足度が過去最高の発表会になりました。動画を見直してみたら、粗を探せばいくらでもあるのですが、発表会はコンクールではないので楽しむことができたらそれが一番。よしとします。
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寒空ナイン

2023-01-28 23:46:32 | テニス
 最近の寒さは「どこが温暖化やねん!」と突っ込みを入れたくなるほどです。久しぶりに朝、氷が張っているのを見ました。そう言えば最低気温が氷点下なんて、子どもの頃は珍しくも何ともなかったですから、だったらやっぱり最近は温暖化かぁ、と全然見かけなくなったミルクボーイのように呟いたりしています。

 そんな寒い時には屋内コートが最高なんですが、なんと先週火曜日の雪の時に屋根が一部破損してしまって今は使用できなくなってしまいました。今日テニス場に行ったらスタッフが本当に申し訳なさそうに僕のところまで来て「クリタさん、本当に申し訳ないんですが少なくとも2月10日までは使えません」と謝りにきました。屋内コート常連の僕はすにで水曜日と今日、予約していた屋内が使えなくなってガッカリだったのですが、さらにこの先もしばらくできないことになってかなり痛手です。

 しかも「少なくとも」なので、多かったらいつまで使えないのかと暗澹たる気持ちになります。この時期でなければ屋内がダメなら屋外コートでテニスするから大丈夫と言えますが、真冬はいけません。特に夜は凍えて死にそうになりますから無理です。何とも間が悪いです。頑張れば屋根の点検と修理くらいすぐできそうな気がするんですけど、そこは公営コート。お役所の規定通りにやると時間がかかるのかも知れません。

 そんなわけで今日の昼間は寒空の下、屋外でテニスしました。いつもこの時期は寒さで参加者が減ります。今日も9人と一桁になってしまいました。「寒空ナイン」です(「青空ナイン」という古い野球マンガがあったのです)。9人で2面なので1人ずつ休憩になりますが、せっかくテニスして少し温まっても、休んでいる間に身体の芯まで冷えてきます。特に日が陰ったり風が吹くとヤバいです。そうまでしてテニスしなくても良いのにと思うような日でしたが、コートに立っている間はやっぱり楽しいんですよ。

 
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坂本田中抜きの侍ジャパン

2023-01-27 23:59:40 | 野球
 WBCの日本代表メンバーが発表されました。メジャーリーガーが5人も参加するのは心強いです。今大会はアメリカはじめ各国代表に現役メジャーリーガーが揃う最強大会になると言われていますから、日本も国際経験が豊富で慣れている選手が多く出場するにこしたことはありません。ダルビッシュ有、大谷翔平、鈴木誠也はもちろんですが、ヌートバーには期待したいと思います。

 選手選考に相当栗山監督は頭を悩ませたことだろうと思います。特に出て欲しいとオファーしたのに断られた坂本勇人と、出たいと申し出たのに選ばなかった田中将大については辛い決断があったことでしょう。坂本はやはり近年の侍ジャパンの中心選手であり、コンディションが悪くてもチームをまとめるためにメンバーに加えたかったのだろうと思います。逆にマー君に関しては国際試合やメジャーでの経験も豊富で本人もやる気なのですから、いてくれれば精神的な支えになったかもと思いますが、球数制限があるWBCで調子の上がらない投手を加える余裕はなかったのでしょう。

 彼らはいわゆる「ハンカチ世代」ですが、当の斎藤佑樹がすでに引退しているようにベテランと呼ばれる年齢になり世代交代の時期にきています。坂本、田中だけではなく前田健太、柳田悠岐、秋山翔吾、大野雄大、澤村拓一、宮﨑敏郎、石川歩、會澤翼などがハンカチ世代ですが誰も今回選ばれていません。またこれまで侍ジャパンの常連だった菊池涼介、浅村栄斗、千賀滉大もいませんし、昨シーズン大活躍した青柳晃洋も入っていません。選ばなかったのか、断られたのか個々の事情まではわかりませんが、かなり若手を中心にしたリフレッシュされた侍ジャパンだなとは感じました。

 僕の考える打順は以下の通りです。1番二塁山田、2番DH大谷、3番右翼鈴木、4番三塁村上、5番左翼吉田、6番一塁山川、7番中堅ヌートバー、8番捕手甲斐、9番遊撃源田。悩むのはヌートバーです。向こうでは1番を打っているという話もあり足は速いようですが出塁率がわかりません。安心なのは山田ですが、ヌートバーの調子次第では山田と入れ替えて1番にもっていくこともありでしょうし、山田もヌートバーもいまいちなら1番大谷というのもありです。
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吹いて、弾いて、歌って

2023-01-26 23:26:59 | 音楽
 ボーカルのレッスンを受け始めて1年近く経ちました。この1年間はサックス、ピアノ、ボーカルの3種類のレッスンを受けています。それ以外にもちろんテニスもしていますから、日程のやりくりが忙しくて大変なんですが、とうとう今日はサックス、ピアノ、ボーカルの3つのレッスンを1日で受けるということを初めてしました。昨日まで仕事が繁忙期でとてもレッスンを受けている余裕がなかったので、今日に3つまとめてしまったわけです。

 3つ同日にレッスンというのは大変と言えば大変ですが、楽しいと言えばこれほど楽しいことはありません。「音を楽しむ」のが音楽ですから、一日ずっと楽しんできました。特にボーカルは今週日曜日に発表会を控えているので、今日が仕上げの最終レッスン。発表会で歌う2曲をリハーサルさながらに歌って最後の確認をしました。先生から最後にアドバイスされたのは「単語をはっきり」ということで、歌詞を伝えるにはキーとなる単語が伝わるように歌うことが大事だと言われてその通りだなと心に刻みました。

 最終仕上げを終えて山頂付近のボーカルに比べて、サックスは5月の発表会に向けて5合目の手前あたり、ピアノは6月が発表会ですから登り始めたばかりです。サックスはようやく景色が楽しめそうな高さまで登ってきましたが、ピアノはまだ麓の森の中をうろうろしているような感じです。それでも音楽は練習すればしただけ上達するのが良いところで、コツコツと歩みを進めて登っていくのみですし、その一歩一歩を楽しみたいと思っています。ヘリコプターで山頂までビューンと運んでもらっても、楽ですけど楽しくないですから。
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どこの国の家康?

2023-01-25 23:36:05 | テレビ・芸能
 『どうする家康』も3回目を終えました。演出も脚本も相変わらず大河ドラマらしい重厚さよりも、民放チックなライトな時代劇という感じで進んでいますが、まあそれは古沢良太を脚本に選んだ時点でそういう狙いなんだろうと思って見ていますから構いません。好みは分かれると思いますが、そこは割り切って見ています。

 問題はCGを多用した背景で、毎度のことながら「どこの国の話?」と不思議になる映像です。それほど癖の強いCGで、ファンタジー世界なのか映画『キングダム』なのかと思ってしまいます。たまにロケにも出ていますが、そうすると急に日本の田舎の風景に変わりますが、またCGに戻るとキングダムです。舞台は僕も良く知る岡崎や刈谷のはずなのに、そんな岩山なんてないよと。西三河も尾張も基本的に平坦な土地ばかりです。

 岡崎と言えば今や人気ユーチューバー東海オンエアの地元として有名ですが、彼らの動画を見ても山なんて結構車で走っていかないと近くにはないことがわかります。岡崎公園のあたりは矢作川と乙川が合流する近くで、よく東海オンエアが撮影をしていますが、ドラマで描かれている岡崎の城下とは全く雰囲気が異なります。まあ大河ドラマはあくまでも史実をベースにしたフィクションというのが建前ですから、目くじらを立てている訳ではないのですが、毎回見るたびに「どこだよ、ここ」とは感じます。

 ちなみに松本潤が番宣目的で出演した『鶴瓶の家族に乾杯』で岡崎にロケに行っていますが、途中から家康に関係なくなり東海オンエアと出会う番組に変わってしまっていました。あの東海オンエアがついに松本潤と共演するところまで成長するなんて驚きというか、昔から見ていて応援している者としては実に感慨深いものがありました。
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ドラマ『リバーサルオーケストラ』感想

2023-01-24 23:18:53 | テレビ・芸能
 最近ドラマは朝ドラと大河ドラマしか見ていなかったので、久しぶりに民放の連ドラを見始めました。日本テレビ水曜夜10時『リバーサルオーケストラ』。門脇麦、田中圭のコメディタッチの音楽ドラマです。脚本は『エール』の清水友佳子。オーケストラを立て直すというテーマで、あの朝ドラ『エール』の清水が脚本を書くということだったので興味を持って見始めました。

 ドラマはかなりほんわかとしたヒューマン系コメディです。元天才少女バイオリニストの門脇麦と、若手期待のマエストロ田中圭がポンコツ交響楽団を立て直すという話で、ちょっとオーケストラの雰囲気は『のだめカンタービレ』に似ています。あの「千秋さま」を彷彿とさせるツンデレのマエストロ田中圭がなかなかのはまり役で、彼に振り回される門脇は天才ながら「のだめ」とは全く別の引っ込み思案のキャラです。オーケストラのメンバーもそれぞれ個性的で、第2回ではその中のフルート奏者がメインになりましたが、今後も他の奏者がメインになる感じかも知れません。

 このドラマが僕の好みなのは、まず音楽が中心のドラマであること、そしてテンポが良く話がどんどん展開していくこと、さらに個性的なキャラクターが多くいますが、それで話が渋滞するほどではなく、さらっと描かれていること、何より基本的には明るくポジティブなストーリーで暗いイヤな気分にならないことなどが挙げられます。デフォルメされた描かれ方をしていますが、それでちょうど良いくらいの軽さが持ち味で、見ていて重くなりません。

 キャストも軽量級です。ベテランの生瀬勝久、原日出子、平田満、濱田マリあたりを配してはいますが、主役級は門脇麦と田中圭以外には永山絢斗くらいしかいません。それだけに話の中心がブレないのが良いところです。今のところ田中に振り回される門脇の活躍が中心ですが、もう少し門脇の天才らしさを出していってほしいと思います。やはり天才キャラクターが主役の場合は、その才能ですべてを黙らせてしまうカタルシスが欲しいです。

 明日の第3回ではティンパニが抜けて代わりを門脇が見つけに行く、という話らしいですが、そうやって少しずつオケのメンバーが集まっていくというのもこの手のドラマの王道です。楽しみたいと思います。
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国枝慎吾に国民栄誉賞を

2023-01-23 23:20:59 | テニス
 世界的な車いすテニスプレーヤーとしてレジェンドである国枝慎吾が引退を発表しました。世界ランキング1位のままの引退です。1位なのですからもちろんまだまだできると思いますが、本人にしてみれば完全にやり切ったということなのでしょう。そう思うに相応しいだけの実績も残しています。グランドスラムで何と単複合わせて50回の優勝という歴代男子の最多記録、生涯ゴールデンスラム達成、パラリンピックでシングルス3個、ダブルス1個の計4個の金メダルも獲得しています。

 国枝の凄さは車いすテニスのプレーレベルを一気に引き上げたことです。それまで車いすテニスではバックハンドはスライスでつなぐだけでしたが、国枝はトップスピンでダウンザラインを狙ってエースを奪いにいきました。攻撃的でスリリングなテニスへと車いすテニスが変貌したという革命を起こしたことが、その輝かしい実績だけではない国枝の功績です。これはフェデラーと似ています。フェデラーもそれまでのテニスをより一段と攻撃的でアグレッシブなものに変えました。テニスを面白くしたという点でも国枝とフェデラーは近いのです。

 国枝の引退発表でネットでは「国民栄誉賞を」という声が上がっています。恐らくそうはならないだろうとは思いますが、それに相応しいアスリートであることは確かです。僕は国民栄誉賞なんて時の政府の人気取りだと思ってはいますが、車いすプレーヤーが受賞するようなことがあれば、その意義は大きいでしょう。日本のパラスポーツの地位と認知の向上に国枝は大いに貢献しました。国枝が受賞することで、さらにパラスポーツが認められるようになるなら、国民栄誉賞の意味も十分にあるだろうと思います。
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緩いワイドへのサーブ

2023-01-22 22:47:07 | テニス
 今日の山本麻友美プロのレッスン会ではファーストサーブの組み立てをテーマに教えてもらいました。こんな僕でも大学生の頃はかなりの強肩で、下手なりにサーブのスピードだけは自信がありました。まあ元気で無知な若者あるあるです。ただ大人になるにつれてサービスキープの根本はファーストサーブの確率だということも理解するようになったので、逆に40代になる頃にはスピードでは勝負せずに、とにかくダブルフォルトせずに入れて後はストローク勝負という考えに変わりました。もう若者と張り合うには肩が衰え過ぎたと思っていました。

 しかし山本プロとテニスをするようになってからは、やはりサーブである程度は相手にプレッシャーを与えないとキープも難しいということを実感しました。相手のレベルが上がってくると、弱々しいサーブを打ったら叩き込まれて終わってしまうからです。そこで時間をかけてサーブをイチからやり直して数年。最近では確率を維持しながらも攻め込まれない程度のサーブを打てるようになってきました。そうなると、今度はもう少し組み立てを精緻にして、より相手に的を絞らせない、できたら裏をかいてエースを取れるようなサーブを打ちたくなってきます。

 サーブのコースはセンター、ワイド、ボディの3つあります。そして回転を変えることでフラット、スライス、スピンの3つ。掛け算をすれば9通りのサーブを打てるという計算になりますが、実際には有効なサーブというのはある程度限られてきます。デュースサイドからはセンターへのフラット、ワイドへのスライスが基本になりますし、アドサイドではセンターへのスライス、ワイドへのフラットかスピンということになります。僕はスピンは本物のスピンを打とうとすると腰が壊れるので、まがい物しか打てませんが、以上の数種類のサーブの精度を上げることを目標にしています。ちなみにボディはコントロールが甘いと打ち頃になるし、スピードがないと簡単に回り込まれるので狙いません、というか、狙わなくてもいってしまうことも多いので組み立てに入れる必要がありません。。

 今日はデュースサイドから打つワイドへのスライスサーブ、それも敢えてスピードを落として回転量を上げて浅いところに入って曲がるというサーブを中心に教えてもらいました。最初はコントロールが定まらずに苦労しましたが、いろいろ試しているうちにとりあえず狙ったあたりに入る確率が上がりました。ただ難点は入る時には曲がりが足りないことです。多分コントロールを重視するあまりスイングがちょっと遅くなっているような気がします。もっとラケットをしっかり振って、なおかつその力をスピードよりも回転に使うように打たないといけません。理屈はわかるので、あとはコツを掴むまでは練習あるのみです。
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