幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

紅白が正常化

2023-12-31 23:59:26 | テレビ・芸能
 大晦日恒例の紅白雑感ですが、何といっても旧ジャニーズがいない紅白ということで、雰囲気が変わりました。ジャニーズ忖度がないので演出がスッキリしていて、落ち着いて歌を聴くことができるようになったのが一番の良いところでした。それぞれのアーティストの持ち時間も長かったのではないかと思いますが、紅白特有の短い尺ではなく、フルに近い尺だったり、メドレーにしても十分に時間を取られていたという印象でした。

 前半は韓国系とアニメ主題歌が多くて、ちょっと世代ではない身としては馴染めない感はありましたが、今の10代20代の好む音楽の傾向がわかって、それなりに面白く見ていました。Stray Kids、ano、Mrs. GREEN APPLE、10-FEETが良かったです。ディズニースペシャルが終わってからはターゲットが中年以上になったので、どれも見応え聴き応えもありました。椎名林檎、クィーン、伊藤蘭、エレファントカシマシ、あいみょん、さだまさし、藤井フミヤが良かったです。

 NHKならではの贅沢な演出も多く、特にYOASOBIの「アイドル」の時に、今回出演しているアイドル勢が揃ってダンスに参加していたのは圧巻でした。あれだけ多くの売れっ子たちを長時間拘束してリハーサルをしたのかと考えると、紅白歌合戦の持っているパワーというものを改めて実感させられました。

 今回演歌は6人。坂本冬美と石川さゆり以外の4人は歌を聴かせるというよりも企画で見せるという形でしたが、それでも瞬間視聴率は上がったかどうか。今や高齢者と言っても60代70代はフォークロック世代でもう演歌を聴く人は少ないのですから、80代以上は諦めて中途半端に演歌は出さなくても良いのではと思います。僕の88歳の母も、もう紅白は見ないでテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」を見ると言っていました。

 初司会の有吉弘之は特に可もなく不可もなくというか、有吉を使った意味があまり感じられませんでした。もう少し攻めた発言をさせないと有吉がもったいないです。浜辺美波は悪くありませんでしたが、やはり橋本環奈の堂々とした貫禄さえ感じさせる余裕ある進行には感心しました。昨年初めての時にも素晴らしいと思いましたが、今年の司会ぶりを見たら、もう今後10年橋本環奈で良いくらいです。

 最後にとってつけたように紅白の勝利を決める投票がありましたが、圧倒的な差で紅組が勝ちました。これまでずっと白組が強かったのはジャニーズファンの力だろうと思っていましたが、まさにそれが証明されました。ジャニーズ抜きになって久しぶりに紅白が正常化しました。来年はどうなるかわかりませんが、もし出すとしても、本当に売れている1組か2組までにして欲しいです。
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