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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「罰金で私腹肥やす監督・管理者 食品安全問題 根絶できない理由」 から

2011年05月01日 | 抜き書き
▲「msn 産経ニュース」2011.5.1 09:30 、上海支局。
 〈http://sankei.jp.msn.com/world/news/110501/chn11050109340002-n1.htm〉 

 「問題が発生するとメーカーばかりが突き上げを受け、監督管理部門の責任は不問という現状は是正しなければならない」と専門家たちは口をそろえる。2/2ページ

 たしかにそのとおりであるだろう。しかし日本の記者あるいはウォッチャーなら、中国人がそこまで(技術的原因)しか言えないその先を継いで、さらなる理由を指摘すべきではないだろうか。どうして監督管理部門の責任が不問であるのか、さらにいえば、監督管理部門がどうして監督も管理もしないのか。それらをはっきりさせないと、果てしなく屋上屋を重ねることになってなおかつ問題であるところの弊は取り除かれないということになりかねない。

「日本総領事館の脱北者残り3人、中国が出国許可」 から

2011年05月01日 | 抜き書き
▲「YOMIURI ONLINE(読売新聞)」2011年5月1日00時54分、瀋陽=比嘉清太。
 〈http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110430-OYT1T00600.htm〉 

 中国遼寧省瀋陽の日本総領事館で2年以上、保護されていた北朝鮮からの脱北者の男女3人が、5月上旬頃にも中国当局から出国を許可され、日本に入国できる見通しとなった。

 瀋陽の日本総領事館といえば、瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件を思い出す。当時私は領事館側も武装警察側も両方けしからんと思ったが、あらためていま思い返せば、あれは隣国故の微妙な関係やさらにはほかの周辺国家との関係をも踏まえた双方あうんの呼吸のひとつだったのかとも思う。

吉野作造 「再び支那人の形式主義」(明治39・1906年) から

2011年05月01日 | 抜き書き
 もと『新人』明治三十九年九月号掲載。引用は松尾尊編『中国・朝鮮論』(平凡社、1970年4月)から。同書18頁。

 支那に於ける不平党ないし革命党の大多数は、現制度そのものに疑問を有する純粋の主義の団体でなくして、ただ官吏の私利横暴に対する憎悪嫉妬の野党である。

 この一句に限らず、この一文全体、じつに卓説である。三民主義をかかげる孫文の一派はまあ別として、清末の革命派のほとんどはこの類であった。それに満洲族への民族的憎悪が加わり、すべてを満洲人と清朝のせいにして、とにかく奴等を倒せばすべて良くなるという一種の思考停止の状態にあった。その後、新文化運動や共産革命は、それを自覚して、そうでない、文化の再鋳造をめざしていたはずなのだが、何時の間にか今日は中華の伝統肯定・礼賛、元の木阿弥になってしまったようである。今から見れば、1989年の天安門運動でさえ、すでに“現制度そのものに疑問を有する純粋の主義の団体でなくして、ただ官吏の私利横暴に対する憎悪嫉妬の野党”である面が強くなっていた。
 つまるところ、中国は1世紀をひとまわりして、21世紀になると20世紀初めの地点へともどったのではないか。もちろんまったく同じ場所ではなく、螺旋をかいてではある。しかし基本的な、二次元の座標は重なっている。だから吉野作造の指摘が再び当てはまるようになってきたのではなかろうか。吉野作造だけでなく、橘樸や内藤湖南など、19世紀末からせいぜい20世紀前半までの中国研究者の中国観もまた。
 それとも、表面からある程度の深みまでは風が立ち波は逆巻いたが、奥底、深部はまったく変わらなかったのだろうか。それは、それを見て取れなかった観察者の側の責任であろうか。

「シルク、“実年齢”バラした先輩に激怒」 から

2011年05月01日 | 抜き書き
▲「msn 産経ニュース」4.30 19:38、サンケイスポーツ。(部分)
 〈http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110430/ent11043019390018-n1.htm

 「あれ、間違ってますからね!」と声を大にしたのは、今月13日に〔オール〕阪神が会見で暴露したシルクの年齢。「ボクの一つ下。調べたら分かるねん」と明かしていた。

 この人、大学の先輩なんだよね。面識はなかったけれど、シルクさんとミヤコさんのふたりは当時から有名だった。いま「ウィキペディア」で調べてみると「非常階段」は1984年11月結成となっている。もうすこし前にその名を聞いたような覚えもあるのだが、記憶違いか。