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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

王敏 『中国人の愛国心 日本人とは違う5つの思考回路』

2006年02月07日 | 人文科学
 安全地帯で話す奴隷の言葉など三文の価値もない。もちろん鐚一文払わぬ。この本は図書館で借りた。

参考。
 →2005年12月14日、田端光永/田端佐和子訳『天雲山伝奇 中国告発小説集』
 →2005年02月23日、王敏『ほんとうは日本に憧れる中国人  「反日感情」の深層分析』

(PHP研究所 2005年10月)

三浦展 『下流社会 新たな階層社会の出現』

2006年02月07日 | 社会科学
 “中の下”までを“下流”に含めて大変だ大変だと囃し立てる誰の目にも瞭らかな詭弁(注)以前に、階層固定化がなぜ問題なのかを説明できていないから、議論として全く無意味である。

(光文社 2005年6月6刷)

 注。「バスに乗り遅れるな」式の扇動。もしくは「売らんかな」式の逞しき商魂。


今週のコメントしない本

2006年02月04日 | 
 まだ仕事中です。時鳥厠半ばに出かねたり(夏目漱石)。

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  レオン・ゴールデンソーン著 ロバート・ジェラトリー編 小林等ほか訳 『ニュルンベルク・インタビュー』 上下 (河出書房新社 2005年11月)

  劉傑 『日中戦争下の外交』 (吉川弘文館 1995年2月) 

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  後藤道夫編 『日本の時代史』 28 「岐路に立つ日本」 (吉川弘文館 2004年9月)

  佐藤優 『国家の自縛』 (産経新聞出版 2005年9月) 

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  浦沢直樹 『20世紀少年』 8・10・11・12 (小学館 2002年4月ほか)

  西村ミツル原作 かわすみひろし漫画 『大使閣下の料理人』 8-14 (講談社 2001年1月ほか)

  和田誠 『お楽しみはこれからだ』 PART 7 (文藝春秋 1997年4月)

  サミー・デイヴィス・ジュニア著 清水俊二訳 『ハリウッドをカバンにつめて』 (早川書房 1982年3月再版)

④つまらなさすぎて感想も出てこない本
  該当作なし

⑤出来が粗末で感想の持ちようがない本
  該当作なし

⑥余りに愚劣でわざわざ感想を書くのは時間の無駄と思ってしまう本
  該当作なし
  
⑦本人にも分からない何かの理由で感想を書く気にならない本 
  該当作なし

 個条書き風に付けたりを。

 1.②の『日本の時代史』(全30巻)も、残すところあと2巻となりました。
 2.③の『20世紀少年』の第9巻が抜けているのは、あたり一帯の古本屋になかったからです。
 3.同じく③の『ハリウッドをカバンにつめて』の装填を担当しているのは、つまり表紙を一杯に飾るハリウッドスター達の似顔画を描いているのは、もちろん和田誠氏です。

崔紅一著 大村益夫訳 『新しい中国文学』 3 「都市の困惑」

2006年02月03日 | 文学
 著者は朝鮮族。作品言語も朝鮮語。これで耳がぴくりとした貴方、決して失望しないことをお約束します。

(早稲田大学出版部 1993年6月)

▲「Sankei Web」2006年2月3日、「安全管理のずさんさ指摘 危険部位除去、確認できず」
 →http://www.sankei.co.jp/news/060203/kei032.htm

“米農務省内の行政監視機関である監察官事務所は2日、牛海綿状脳症(BSE)対策で義務付けられている特定危険部位の除去が、食肉処理施設で適切に行われているか確認できないとする報告書を公表した”

 ふーん。やはりね。

▲「池田信夫 blog」2006年2月2日、「東横イン」
 →http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/d/20060202

“東横イン(のような障害者対策をしないホテル)は、「罰金」を政府に支払う代わりに対策の義務を免除してもらい、政府はその罰金をプールしてバリアフリーのホテルに補助金として支給すればいいのだ。これは地球温暖化対策として提案されている「排出権取引」と同じメカニズムで、いわば「バリアフリー拒否権取引」である”

 これは良案かも。王安石の新法のような、乾いた合理性の上に立つ社会正義の実現。

▲「共同通信」2005年2月2日、「『盗っ人たけだけしい』 横浜市長がヒューザー批判」で伝えられた、中田宏・横浜市長の罵倒の言葉。

 「コペルニクス的ばか者だ」

 上には上がいる。

辻達也編 『日本の近世』 2 「天皇と将軍」

2006年02月02日 | 日本史
 昨年8月に第1巻を読んで以来、やっと全巻通読に取りかかる。
 辻達也「伝統的権威の警鐘と下克上の論理」よりメモ。

★日本における「天道」概念とは。
 ・人間の運命を司る絶対者、宇宙の支配者。
 ・天道とは、つまるところ因果応報の法則であるが、“それがいつ、どこで、いかなる形で発現するのか、人知では予測できないところに、人間にとっての恐ろしさがあり、常に天道の前には身を慎まねばならなかった”。
(本書48-49頁)

 言い忘れるところだった。滅法面白い。

(中央公論社 1991年4月)

司馬遼太郎 『歴史と風土』

2006年02月01日 | 日本史
 再読。
 このところ頭が昨今の中国経済のように過熱気味なので、ちょっと休ませたい。
 私の好きな司馬作品の主人公ベスト3。

  第1位 黒田官兵衛/如水 (『播磨灘物語』)
  第2位 伊勢新九郎/(北条)早雲 (『箱根の坂』)
  第3位 河井継之助 (『峠』)
 
 昔からこの顔ぶれで、順番だけが変わる。二十代の第1位は河井継之助、三十代は伊勢新九郎/(北条)早雲だった。
 今でも2位と3位は、よく入れ替わる。 

(文藝春秋 1998年10月)