書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

今週のコメントしない本

2006年02月04日 | 
 まだ仕事中です。時鳥厠半ばに出かねたり(夏目漱石)。

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  レオン・ゴールデンソーン著 ロバート・ジェラトリー編 小林等ほか訳 『ニュルンベルク・インタビュー』 上下 (河出書房新社 2005年11月)

  劉傑 『日中戦争下の外交』 (吉川弘文館 1995年2月) 

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  後藤道夫編 『日本の時代史』 28 「岐路に立つ日本」 (吉川弘文館 2004年9月)

  佐藤優 『国家の自縛』 (産経新聞出版 2005年9月) 

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  浦沢直樹 『20世紀少年』 8・10・11・12 (小学館 2002年4月ほか)

  西村ミツル原作 かわすみひろし漫画 『大使閣下の料理人』 8-14 (講談社 2001年1月ほか)

  和田誠 『お楽しみはこれからだ』 PART 7 (文藝春秋 1997年4月)

  サミー・デイヴィス・ジュニア著 清水俊二訳 『ハリウッドをカバンにつめて』 (早川書房 1982年3月再版)

④つまらなさすぎて感想も出てこない本
  該当作なし

⑤出来が粗末で感想の持ちようがない本
  該当作なし

⑥余りに愚劣でわざわざ感想を書くのは時間の無駄と思ってしまう本
  該当作なし
  
⑦本人にも分からない何かの理由で感想を書く気にならない本 
  該当作なし

 個条書き風に付けたりを。

 1.②の『日本の時代史』(全30巻)も、残すところあと2巻となりました。
 2.③の『20世紀少年』の第9巻が抜けているのは、あたり一帯の古本屋になかったからです。
 3.同じく③の『ハリウッドをカバンにつめて』の装填を担当しているのは、つまり表紙を一杯に飾るハリウッドスター達の似顔画を描いているのは、もちろん和田誠氏です。